JPS6146127B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は肉、野菜等を短時間に切削、撹拌する
調理器に関するもので、容器から切削された材料
を容易に取り出したり、又、容器を本体に固定し
たまま種類が異なる切削物を分離したりと云つ
た、調理を可能にし、使い勝手を大巾に向上させ
たものである。

以下本発明の一実施例を添付図面とともに説明
する。図において１は電動機で、シヤーシ２にビ
ス３で取付られ、シヤーシ２は本体４にビス５に
より取付られている。６は電動機１の軸で、その
軸に小プーリー７が取付られている。小プーリー
７はベルト８を介して大プーリー９を駆動する。
大プーリー９は主軸１０に取付けられている。主
軸１０はオイルレスベアリング１１を介してシヤ
ーシ２に取付られている。オイルレスベアリング
１１はゴムカツプリング１２を介して本体４に位
置決めされている。主軸１０の先端部には、コネ
クター１３が取付られている。コネクター１３に
カツター取付台１４が着脱自在でかつコネクター
１３の上部突起がカツター取付台１４内に設けた
溝に嵌合して電動機１の力が伝達されるようにな
つている。カツター取付台１４には、一部に切刃
１５′を形成した円盤上のカツター１５が取付ら
れている。１６は容器１７の下部に設けた鉤形の
突起で、本体４に設けた突起１８に回転結合し本
体４に容器１７がバヨネツト結合される。１９は
容器中央部に設けた円筒状の中空部で、コネクタ
ー１３及びカツター取付台１４が容易に通れる形
状になつている。２０は容器１７の段部１７′に
着脱自在な仕切板で、中空部１９が挿入される中
央孔部ａと、容器１７の内周と嵌合する外周部ｂ
を上方に突出形成し、容器１７内を○イ，○ロの２部
屋に分離している。２１は容器蓋で、その下部に
設けた鉤形の突部２２が容器１７上部に設けた突
部２３に回転結合し、容器蓋２１は容器１７にバ
ヨネツト結合される。２４は容器蓋２１の一部に
設けた突起で、容器蓋２１と容器１７をバヨネツ
ト結合させた場合、その先端が本体４に取付けた
ピン２５を押しスイツチ２６の接点が閉じ、電動
機１へ電力が供給されるようになつている。２７
は容器蓋２１の一部に設けた投入口、２８は投入
口２７より投入した材料を下方へ押し込む押し込
み棒、２９は本体４の上部に取付けたスイツチ機
構を覆う蓋、３０は本体４下方を覆う裏板、３１
は脚である。

次に上記調理器の操作及び作動について説明す
る。本体４に容器１７をバヨネツト結合させ、仕
切板２０を容器１７に嵌合させる。次にカツター
１５を取付けたカツター取付台１４をコネクター
１３に嵌合させる。次に容器蓋２１を容器１７に
バヨネツト結合させる。すると突起２４がピン２
５を介してスイツチ２６を押し電動機１に電力が
供給され、ベルト８を介して主軸１０に電動機１
の動力が伝達される。主軸１０に伝えられた動力
は、それと嵌合しているカツター取付台１４に伝
えられ、カツター１５が回転する。そこで容器蓋
投入口２７より被切削物を投入し、押し込み棒２
８で下方へ押し込むと、被切削物がカツター１５
により切削される。

ここで、仕切板２０がなかつた場合は、切削物
が少量であれば、容器１７底面が開口面より深い
位置にあるため、容器１７を本体４にセツトした
まま取り出しにくく、その都度容器１７を本体４
から取り外し、容器１７開口面を下方に向けて取
り出さなければならない。

ところが、容器１７に仕切板２０を設けると、
仕切板２０底面が容器１７開口面より浅い位置に
あるため、容器１７を本体４にセツトしたまま切
削物を容器１７から取り出すことが出来る。又、
異種類の被切削物を切削するために容器１７を洗
浄する場合、容器１７が本体４の強固にバヨネツ
ト結合していたため、非常な外力を加えて容器１
７を本体４から取り外す必要があり、取り外す回
数が多い場合には大変面倒であり、しかも取り外
す回数が多くなるとバヨネツト結合部が摩耗し容
器１７がガタツキが発生したりする。しかし仕切
板２０は容器１７と上下嵌合であり、嵌合強度も
仕切板２０の周り止め程度であるので、容易に仕
切板２０の取り外しが出来、仕切板２０を簡単に
洗浄することが出来る。又第３図のように仕切板
２０，２０′を複数個装着出来る形状にしておく
と、切削物の物離を容器１７内で簡単に行うこと
が出来る。

又、仕切板２０の中央孔部ａ、外周部ｂを上方
向に突出させると、切削物が大根おろしの様な微
細な水分の多いものでも、仕切板２０に貯えるこ
とが出来る。更に第４図Ａ，Ｂに示すように中央
孔部ａの全周、又は一部を容器１７中央に設けた
円筒状中空部１９の上面より下位の位置に設定し
ておくと、おろし物等が仕切板２０の中央孔部ａ
の上面からあふれ出しても容器中空部１９の内部
に侵入するのを防止することが出来る。

又、第５図Ａ，Ｂのように仕切板２０底面に単
数又は複数の孔ｃを設けると、水分の多い被切削
物の場合、切削と同時に水切りが出来たり、容器
１７でマヨネーズ等を調合する場合、投入口２７
からサラダ油等を一度に大量注入しても、仕切板
に設けた孔ｃで仕切板下面に滴下する量が自動的
に調節されるため、調合性能を高めることができ
る。

さらに、第６図に示すように、仕切板２０の中
央孔部ａと中空部１９、外周部ｂと容器１７の内
周とのすくなくとも、一方に、凹凸嵌合部Ａを設
けて、仕切板２０の回り止めとすれば、仕切板２
０の位置決めができ、使い勝手が向上する。

以上のように、本発明は容器内に仕切板を設け
ることによりきわめて大なる効果を発揮するもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における断面図、第２
図は仕切板と容器の関係を示す分解斜視図、第３
図は仕切板と容器との関係を示す他の実施例の断
面図、第４図Ａ，Ｂはそれぞれ仕切板の中央嵌合
部と容器の中空部との関係を示す異なる実施例の
斜視図、第５図Ａ，Ｂはそれぞれ仕切板の異なる
実施例を示す斜視図、第６図は仕切板と容器との
関係の実施例を示す平面図である。 １……電動機、１５……カツター、１７……容
器、１９……中空部、２０……仕切板、２１……
容器蓋、ａ……中央孔部、ｂ……外周部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 電動機を内蔵する本体と、本体上に載置され
   る容器と、容器内で電動機により駆動されるカツ
   ターと、容器の中央部に前記電動機の回転軸を挿
   入するように設けた中空部と、容器開口部を覆う
   容器蓋と、カツター下方で容器内部を上下に分離
   する着脱自在な仕切板とを備え、容器の中空部が
   挿入される仕切板の中央孔部は、少なくともその
   一部を容器の中空部上端より下方に位置させてな
   る調理器。 ２ 仕切板は底面に単数又は複数の孔を有するこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の調理
   器。 ３ 仕切板は、容器の内周と容器の中空部外周と
   の少なくとも一方で回り止めをしたことを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の調理器。