JPS5921714Y2 - 食品カツタ−装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、大根９人参、きゅうり等食品の長く連続し
たつま切りの、短い千切りとを行う際、カッターにおお
い食品を案内する蓋のみの交換で用途に応じた使い分け
かできるようにした食品カッター装置に関するもので以
下図面により詳細に説明する。

第１図はこの考案の一実施例を示すつま切りを行う場合
の縦断面図、第２図は同じく第１図の分解斜視図、第３
図は同じく千切りを行う場合の縦断面図、第４図は第３
図の分解斜視図、第５図はカッタ一部分の平面図、第６
図ａは第５図■部の拡大平面図、第６図す、Ｃは第６図
ａ（７）Ａ−Ａ線およびＢ−Ｂ線による断面図、第７図
は第５図のＣ−Ｃ線による拡大断面図である。

これらの図において、１は本体ユニットで、電動機２が
内蔵され、上面には出力カップリング３を突出配設して
なり、底板４には脚５が設けられ定置されるようになっ
ている。

本体ユニット１の上面には出力カップリング３と同心で
円形の凹部６が設けられ、ここにボウル７の底部８がは
め込まれている。

ボウル７の底部８の外周と本体ユニット１の凹部６の外
周にはボウル７を係合し固定するための係合片９とこの
係合片９が入る凹溝１０、アンダーカット部１１が設け
られている。

ボウル７の中央には、軸１２が貫通しており、ボウル７
に固着された軸受１３，１４によって回動できるように
保持されている。

軸１２の下端には出力カップリング３と係合するカップ
リング１５が固着されるとともに上端にはカッター１６
が着脱自在にはめ込まれ、軸１２とともに回動するよう
になっている。

カッター１６の上面には、食品を載置する円板１７が形
成され、第５図に示す矢印の方向に回転する。

円盤１７の中央には突起１８がある。そして、突起１８
にはこのつけ根に接して円板１７の外周部に向かった縦
切り刃１９が円板１７に埋設されている。

縦切り刃１９は凹溝２０に薄板で作られ、等間隔で山形
、に切り起された刃２１を有し、補強材２２で補強さ、
れている。

縦切り刃１９の回転方向の後方には縦切り刃１９と所定
角度をへだてて円板１７の開口部２３があり、この開口
部２３には横切り刃２４が所定の高さに突出してねじ２
５によって固定されている。

ボウル７の上端には、つま切り用の蓋２６が着脱自在に
はめ込まれ、つま切り用の蓋２２には食品を収容する収
容部２７を有し、収容部２７の上面には楕円穴２８の中
心がカッター１６の回転中心部と一致する位置に設けら
れている。

楕円穴２８には、下面に食品の回り止め用の突起２９を
有する楕円柱状のピストン３０が着脱自在にはめ込まれ
ている。

従って、ピストン３０の中心とカッター１６の中心とは
同心となる。

また、ボウル７の上端には第３図に示すように千切り用
の蓋３１が着脱自在にはめ込まれ、千切り用の蓋３１に
は食品を収容する収容部３２を有し、カッター１６の中
心部を含まない位置に上記ピストン３０が着脱自在には
め込まれている。

そして、つま切り用の蓋２６あるいは千切り用の蓋３１
のいずれかを用途によって選択してはめ込めるようにな
っている。

ボウル７とつま切り用の蓋２６、千切り用の蓋３１には
、固定用にそれぞれ保合片３３゜３４．３５が設けられ
ている。

この考案はこのように構成されているので、つま切りを
行うときは電動機２の停止時にカッター１６の上面につ
ま切り用の蓋２６の収容部２７の大きさに輪切りされた
大根９人参、きゅうり等の食品をカッター１６と同心に
なるように載置し、つま切り用の蓋２６をしてピストン
３０を押しながら電動機２を運転すると、縦切り刃１９
で垂直に縦切り目が入れられ、横切り刃２４によって水
平に切り離なされて長く連続したつまが開口部２３から
落下してボウル７内に貯溜される。

千切りを行うときは、千切り用の蓋３１をボウル７に固
定し、食品収容部３２から食品を入れピストン３０で押
せば、縦切り刃１９と横切り刃２４とによって切られ、
開口部２３から千切りが落下してボウル７内に貯溜され
る。

このときの食品の投入は電動機２の停止、運転を問わず
にいつでも行うことができる。

以上説明したようにこの考案は、食品を載置し、かつ縦
切り刃と横切り刃とを設けた円板を電動機により駆動す
る食品カッター装置において、っま切りのときはカッタ
ーの回転中心部と一致する位置に食品を押えるピストン
を有するつま切り用の蓋を装着し、千切りのときはカッ
ターの回転中心部をはずした位置に食品を押えるピスト
ンを有する千切り用の蓋を装着すればよいので、１台の
機械で用途に応じた使い分けができる利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例を示すつま切りを行う場合
の縦断面図、第２図は同じく第１図の分解斜視図、第３
図は同じく千切りを行う場合の縦断面図、第４図は第３
図の分解斜視図、第５図はカッタ一部分の平面図、第６
図ａは第５図■部の拡大平面図、第６図す、Ｃは第６図
ａのＡ−Ａ線およびＢ−Ｂ線による断面図、第７図は第
５図のＣＣ線による拡大断面図である。 図中、１は本体ユニット、２は電動機、７はボウル、１
２は軸、１６はカッター、１７は円板、１８は突起、１
９は縦切り刃、２０は凹溝、２１は刃、２２は補強材、
２３は開口部、２４は横切り刃、２５はねじ、２６はつ
ま切り用の蓋、２７は収容部、２８は楕円穴、２９は突
起、３０はピストン、３１は千切り用の蓋、３２は収容
部である。 なお、図中の同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 縦切り刃と横切り刃を備えた円板をボウル内で電動機に
   より回動させこの円板上に載置した食品を切断するカッ
   ターと、前記カッターの回転中心部と一致する位置に前
   記食品を押えるピストンを有するつま切り用の蓋と、前
   記カッターの回転中心部をはずした位置に前記食品を押
   えるピストンを有する千切り用の蓋とからなることを特
   徴とする食品カッター装置。