JPS5921716Y2 - 調理機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は調理機の材料投入筒に投入される材料を星形や花
形といった模様形状に切削できる調理機を提供するもの
である。

以下本案の一実施例を図面に基づいて説明する。

１は調理機基台で、該基台１の高い一半部内にはモータ
を収納し、低い他学部中央には駆動軸２を突出せしめて
いる。

該駆動軸２への回転力の伝達はモータ軸に装着した小プ
ーリーと駆動軸に装着した大プーリーとをベルトで連結
して行なわれる。

前記駆動軸２の突出部分には合成樹脂製のスリーブ３を
嵌着せしめている。

４は前記基台１の低い他生部上面にバヨネット結合で装
着される有底円筒状容器で、該容器４の中央には筒状部
５を突設しており、該突状部５内には前記駆動軸２が位
置する。

前記容器４の上部にはクランプ結合にて蓋体６を装着し
ている。

該蓋体６には材料を容器内に投入する投入ロアを形設し
ており、該投入ロアには材料投入筒８を着脱自在に装着
している。

９は前記スリーブ３を介して駆動軸２に互いに回転不能
に装着される調理装置で、該装置９のボス部１０は前記
スリーブ３に下部を嵌合すると共に、上部は前記蓋体６
近傍まで伸びている。

前記ボス部９の上端部には前記蓋体６に近接して回転す
る回転板１１を固定しており、該回転板１１には三日月
状の透孔を形設し、該透孔縁に臨ませてカッタ１２を固
定している。

よって前記透入筒８を介して投入ロアに投入された材料
は前記カッタ１２で薄く切削せしめられた後、前記透孔
より前記容器４の底に落下して溜まる。

前記投入ロアの周縁には立上り壁１３が形設されており
、該立上り壁１３に前記投入筒８あるいは後述する材料
型切り筒状固定刃１４を着脱自在に装着する。

該固定刃１４は前記投入ロアと投入筒８間に挟持される
。

前記固定刃１４は裾拡がりとな−たステンレス製の筒状
刃部１５と、該刃部１５の１縁にモールド成型された環
状取付部１６とよりなる。

該取付部１６の下面には環状溝１７を形設しており、該
溝１７でもって前記立上り壁１３に固定天１４をクラン
プ結合等の慣用手段により嵌合円節する。

前記刃部１５の側面には補助刃１８を放射４メに形設し
ている。

前記投入筒８の一端部１９内周「には環状段部２０を形
設しており、該段部２０を甫記補助刃１８の上縁端部に
嵌合せしめて前記投入筒８を固定刃１４に固定する。

この時前記投入筒Ｅ下縁と固定刃１４の取付部１６との
間には間隙２１を形設しており、前記刃部１５と補助刃
１８とで蝮削される余分な材料が刃部１５の拡がりに案
内されて、前記蓋体６の上面に排出される。

該蓋体６の上面周縁には立上り壁２２を形設しており、
蓋体Ｃの上面は余分な材料の受皿となっている。

前記投入筒８には材料を押し込むための押込棒２３を挿
入しており、該押込棒２３は筒状外押辺部２４と、該外
押辺部２４に挿入される円柱状内押辺部２５とよりなる
。

前記両押辺部２４．２４の上部には鍔部２６，２７を形
成しており、該内押辺部２５の鍔部２７は外押辺部２４
の上面に当接する。

前記外押辺部２４の鍔部２６は前記投入筒８の他端部２
８内周面に形設した環状段部２９に嵌合当接する。

前記投入筒８に押込棒２３を挿入せしめると、前記外押
辺部２４の下面は前記固定刃１４の刃先に近接して位置
し、前記内押辺部２５は前記刃部１５内に挿入されて前
記カッタ１２に近接して位置する。

前記他端部２８の環状段部２９の上端部内周面には環状
段部３０を形設しており、前記固定刃１４を投入ロアよ
り外し、前記投入筒８を反転して前記投入ロアに嵌合せ
しめた時前記段部３０が立上り壁１３に嵌合する。

この時の固定は、前記固定刃１４の投入ロアへの固定と
同一手段にて行なわれる。

また前記固定刃１４を外して投入ロアに直接投入筒８を
装着しても前記他端部２８の環状段部２９が前記固定刃
１４の寸法を補うので押込棒２３の挿入深さは一定とな
る。

次に作用を説明する。

前記投入ロアに固定刃１４を取り付け、該固定刃１４に
投入筒８を取り付ける。

前記固定刃１４は第３図に示すような適宜必要形状のも
のと交換使用でき、その交換も容易にできるものである
。

前記投入筒８に投入された材料は前記押込棒２３にて押
し込まれる。

押し込まれた材料は固定刃１４の刃部１５にて一定形状
の切り込みを入れられた後、前記カッタ１２により薄く
切削される。

前記刃部１５の外側に添って押し込まれる環状の余分な
材料は補助刃１８にて縦方向の切り込み）が入れられ、
前記蓋体６上面にスムーズに排出される。

よって容器４内に溜まった切削された材料は余分な材料
と混ざっていないので、切削後必要形状の材料のみを分
けるといった手間がいらない。

また余分な材料も一個所に溜まるので、他の料理への材
料として使用するといった次への手順に移行しやすいも
のである。

さらに刃部１５にて切られた材料は内押込棒２５にて最
後まで勿ツタ１２に押し付けて切削でき、無駄なく材料
を使用できるものである。

また材料の型切りを必要としない場合は投入筒８を外し
て反転した後、前記固定刃１４を外した投入ロアに取り
付けるだけでよく、簡単な操作で通常の切削に移行する
ことができる。

以上の如く本案は、材料投入筒の内面下部に裾拡がりの
役人材料型切り筒状固定刃を形設し、該固定刃の裾部が
当接する材料投入筒側面に排出開口を形設したものなの
で、材料の型切りされない余分な材料は容器外へ排出す
ることができ、必要な型切りされた材料のみを容器内に
溜めることができ使用勝手がよい等、実用的効果大なる
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は固定刃を装着した状態と装着しない状態とを示
す一部断面正面図、第２図は固定刃を装着した状態を示
す要部分解斜視図、第３図ａ、ｌ）は固定刃を示す斜視
図、第４図は通常の使用状態を示す要部分解斜視図であ
る。 １・・・・・・基台、２・・・・・・駆動軸、４・・・
・・・容器、６・・・・・・蓋体、８・・・・・・材料
投入筒、２３・・・・・・材料押込棒、１２・・・・・
・薄切りカッタ、１４・・・・・・固定刃、２１・・・
・・・間隙（排出開口）、７・・・・・・投入口、２４
・・・・・・筒状外押辺部、２５・・・・・・円柱状内
押辺部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. １．駆動軸を突出せしめた基台と、該基台上面に装着さ
   れた有底円筒状容器と、材料押込棒を挿入する材料投入
   筒を形設した蓋体と、前記駆動軸に装着されて前記蓋体
   に近接して回転する薄切りカッタとを備え、前記材料投
   入筒内の下部に裾部がりの役人材料型切り筒状固定刃を
   形設し１．該固定刃の裾部が当接する材料投入筒側面に
   排出開口を形設してなる調理機。 ２、前記材料投入筒を蓋体に形設した材料投入団二着脱
   自在に形設し、該投入口と前記投入筒との間に裾部がり
   の固定刃を挟持せしめ、該固定刃と投入筒との間隙を排
   出開口としてなる実用新案登録請求の範囲第１項記載の
   調理機。 ３、前記材料押込棒を、前記固定刃の刃先に近接する位
   置まで挿入される筒状外押辺部と、該朴押込部に対して
   挿入されて前記薄切りカッタに近接する位置まで挿入さ
   れる円柱状内押辺部とより形設してなる実用新案登録請
   求の範囲第１項および第２項記載の調理機。