JPS6315527Y2 - - Google Patents

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JPS6315527Y2
JPS6315527Y2 JP1981014496U JP1449681U JPS6315527Y2 JP S6315527 Y2 JPS6315527 Y2 JP S6315527Y2 JP 1981014496 U JP1981014496 U JP 1981014496U JP 1449681 U JP1449681 U JP 1449681U JP S6315527 Y2 JPS6315527 Y2 JP S6315527Y2
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JP
Japan
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control valve
engine
valve
cylinder
crank chamber
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JP1981014496U
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JPS57127827U (ja
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は気筒数制御エンジンに関するもので、
詳しくは、2サイクルエンジンを使用し、かつ消
煙装置を備えた気筒数制御エンジンに関するもの
である。
多気筒エンジンには、運転気筒数を運転状態に
応じて増減し、たとえば3気筒のエンジンにあつ
ては、アイドリングや軽負荷のときは1気筒だけ
で運転し、40Km/h程度の中負荷では2気筒で運
転し、それ以上の負荷では3気筒全部で運転する
などして、常に最適な給気比を維持し、もつて燃
費の向上等を図つている気筒数制御エンジンがあ
る。このような気筒数制御エンジンでは、上記技
術思想を達成するため、一般に、吸入多岐管の一
部または全部の吸気管に制御弁を配設し、該弁を
絞弁(スロツトルバルブ)の開度に対応させて開
弁させるようにしている。ところが、2サイクル
エンジンを使用した上記気筒数制御エンジンで
は、運転休止状態にある気筒には混合気の流れが
ないため、オイルがクランク室底部に溜り、これ
が休止気筒の運転開始に当り、急激に燃焼室内に
流入し、排気白煙の原因となる。そこで、このよ
うな欠点を解消するには、クランク室底部に溜つ
たオイルを抜取る装置(消煙装置)を付設すれば
よい。この装置はクランク室の圧力変化を利用
し、クランク室底部に溜つたオイルを燃料タンク
へ返送するものである。しかし、このような装置
を作動させ、クランク室のオイルを常時抜き取つ
てしまうと、特に休止気筒の始動に際し、空燃比
が低下する虞れがあり、運転中においては出力お
よび燃費上不利となる。
本考案はこのような問題を解消した気筒数制御
エンジンを提供するもので、その特徴とするとこ
ろは、一つの絞弁から吸入多岐管を介して各気筒
に混合気を供給する2サイクル多気筒エンジンの
上記多岐筒のうちの少なくとも一つの吸気管に常
閉の制御弁を配設し、該制御弁を、上記絞弁が一
定開度以上となつたときに開成させるようにする
とともに、上記エンジンのクランク室にオイルポ
ンプによつて直接オイルを供給するようにした気
筒数制御エンジンにおいて、上記制御弁を備えた
気筒のクランク室に、該クランク室の底部に溜ま
るオイルの抜取装置を配設するとともに、該抜取
装置を、上記制御弁が閉成しているとき駆動し、
上記制御弁が開成しているとき停止させる連動機
構を配設したことにある。
以下図面に示した実施例を参照しながら本考案
を説明する。実施例では、気筒数制御エンジンの
制御弁を備えた一気筒のみを示している。図にお
いて、1は気筒、2はピストン、3はクランク
室、4はリードバルブ、5は吸気管、6は絞弁で
ある。制御弁7は吸気管5に配設され、ロツド8
を介して負圧アクチユエータ9に連結されてい
る。負圧アクチユエータ9は、その圧力室10を
管路11を介して電磁切換弁12の出口12aに
接続し、一方切換弁12の入口12bは、吸気管
5における制御弁7の下流側に接続している。こ
の切換弁12は、上記した各口12a,12bの
他に大気口12cを備え、通常状態において入口
12bを閉止し、かつ出口12aと大気口12c
とを連通しており、絞弁6が一定開度となつたと
き、その信号によつて作動され、入口12bと出
口12aとを連通し、かつ大気口12cを閉成す
る。上記切換弁12の作動機構は、絞弁6と一体
に回動するカム13によつてスイツチ14を作動
させ、それによつて切換弁12を励磁させて弁体
12dを作動させるようにしている。なお、図に
おいて、13aはカム面の谷部、13bはカム面
の山部、15はカム面に当接させたローラ、16
は該ローラを支持しているレバー、17は該レバ
ーに突設したスイツチ作動用押送片、18はスロ
ツトルレバーである。さらに実施例では、レバー
19をハウジングの適宜個所に配設するととも
に、該レバーの一端をアクチユエータ9のロツド
8に突設したピン20に係合させ、レバー19の
他端をロツド21を介してカム13に連繋させて
いる。
本考案は、このような2サイクルエンジンを使
用した気筒数制御エンジンにおいて、制御弁7を
備えた気筒1のクランク室3にオイルの抜取装置
(消煙装置)を付設し、この抜取装置を制御弁7
が閉成している間のみ作動させるようにしたもの
である。オイルの抜取装置は、クランク室3の底
部に開口する管路22を燃料タンク23に接続
し、該管路のクランク室3側端にチエツクバルブ
24を配設し、さらに管路22の中間にはダイヤ
フラムポンプ25が介装されている。このダイヤ
フラムポンプ25には、該ポンプの圧力室とクラ
ンク室3とを連通する管路26が配設されてお
り、該管路を介してクランク室3の脈動圧力を圧
力室に伝達させ、もつて管路22中の流体を燃料
タンク23へ圧送させている。本考案では、さら
に管路26に開閉弁27を介装している。この開
閉弁27はロツド28を介して負圧アクチユエー
タ29に連結されており、該アクチユエータの圧
力室30は管路31を介して管路11に連通して
いる。すなわち、管路31および負圧アクチユー
タ29は、制御弁7の閉・開と、開閉弁27の
開・閉(抜取装置の駆動・停止)を連動させる連
動機構を構成している。
以下に上記実施例の作用を説明し、併せて構成
をより詳細に説明する。アクセルペダル(図示せ
ず)を踏込むと、絞弁6はスロツトルレバー18
を介して反時計方向に回動され、その開度を拡大
する。それに伴つてカム13も反時計方向に回動
し、カム13が一定角度まで回動すると、ローラ
15はカム13の山部13bに乗上げ、それによ
つて押送片17を押上げ、スイツチ14を投入す
る。スイツチ14が投入されると、切換弁12は
励磁され、弁体12dを作動させる。すると、該
切換弁の出口12aと入口12bが連通されるの
で、アクチユエータ9の圧力室10には吸気管5
における制御弁7の下流側の負圧が作用し、アク
チユエータ9は作動される。したがつて、このア
クチユエータ9の作動によつて制御弁7は開成さ
れる。一方、オイル抜取装置は、クランク室3内
の脈動圧力が管路26を介してダイヤフラムポン
プ25に作用し、それによつてクランク室3の底
部に溜つたオイルをチエツクバルブ24、管路2
2を経て燃料タンク23に圧送する。しかし、上
記制御弁7が作動される際、すなわち負圧アクチ
ユエータ9の圧力室10が吸気管5における制御
弁7の下流と連通した際には、負圧が管路11,
31を介してアクチユエータ29の圧力室30に
も作用し、開閉弁27を閉成する。したがつてポ
ンプ25にはクランク室3の脈動圧力が作用しな
くなり、ポンプ25は圧送動作を停止する。
なお、上記実施例では、管路26に配設した開
閉弁27の作動を負圧アクチユエータ29を使用
して行なつているが、これを電磁アクチユエータ
によつて行なわせてもよい。その場合には、該電
磁アクチユエータを直接スイツチ14に配線すれ
ばよい。また、実施例ではダイヤフラムポンプ2
5を使用してクランク室3内のオイルを積極的に
抜取つているが、該ポンプを使用しない場合で
も、クランク室3内の増圧を利用し、その圧力で
チエツクバルブ24を押開き、同時にクランク室
3内のオイルを燃料タンク23へ圧送することも
できる。このような構成を採用した場合には、上
記開閉弁27は管路22に介装させる。
上記したように本考案に係る気筒数制御エンジ
ンは、制御弁を備えた気筒のクランク室に、該ク
ランク室の底部に溜まるオイルの抜取装置を配設
し、該抜取装置を制御弁が閉成している間作動さ
せるようにしているので、その間オイルがクラン
ク室の底部に溜ることなく、したがつて制御弁の
開成に当つて排気白煙を生じる虞れがなく、また
休止気筒に対するオイルの供給量を減少させてい
ないので、ピストン等の潤滑が良好になされ、し
かも、制御弁の開成後は抜取装置の作動を停止さ
せるので、クランク室内の圧力および燃料が燃料
タンク側に逃げることなく、したがつて出力低
下、燃費のロスが生じない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る気筒数制御エンジンの概念
的な縦断面図である。 1……気筒、3……クランク室、5……吸気
管、6……絞弁、7……制御弁、9……負圧アク
チユエータ、12……電磁切換弁、13……カ
ム、14……スイツチ、18……スロツトルレバ
ー、22……管路、23……燃料タンク、24…
…チエツクバルブ、25……ダイヤフラムポン
プ、26……管路、27……開閉弁、29……負
圧アクチユエータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一つの絞弁から吸入多岐管を介して各気筒に混
    合気を供給する2サイクル多気筒エンジンの上記
    多岐筒のうちの少なくとも一つの吸気管に常閉の
    制御弁を配設し、該制御弁を、上記絞弁が一定開
    度以上となつたときに開成させるようにするとと
    もに、上記エンジンのクランク室にオイルポンプ
    によつて直接オイルを供給するようにした気筒数
    制御エンジンにおいて、上記制御弁を備えた気筒
    のクランク室に、該クランク室の底部に溜まるオ
    イルの抜取装置を配設するとともに、該抜取装置
    を、上記制御弁が閉成しているとき駆動し、上記
    制御弁が開成しているとき停止させる連動機構を
    配設したことを特徴とする気筒数制御エンジン。
JP1981014496U 1981-02-04 1981-02-04 Expired JPS6315527Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1981014496U JPS6315527Y2 (ja) 1981-02-04 1981-02-04

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JP1981014496U JPS6315527Y2 (ja) 1981-02-04 1981-02-04

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Publication Number Publication Date
JPS57127827U JPS57127827U (ja) 1982-08-09
JPS6315527Y2 true JPS6315527Y2 (ja) 1988-05-02

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ID=29812541

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61169609A (ja) * 1985-01-24 1986-07-31 Kawasaki Heavy Ind Ltd 小型舟艇におけるクランク室の水排出装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5316745B2 (ja) * 1973-10-30 1978-06-03

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5330603Y2 (ja) * 1973-12-28 1978-07-31
JPS5316745U (ja) * 1976-07-23 1978-02-13

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