JPS6352220B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6352220B2 JPS6352220B2 JP56055198A JP5519881A JPS6352220B2 JP S6352220 B2 JPS6352220 B2 JP S6352220B2 JP 56055198 A JP56055198 A JP 56055198A JP 5519881 A JP5519881 A JP 5519881A JP S6352220 B2 JPS6352220 B2 JP S6352220B2
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- JP
- Japan
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- exhaust
- combustion chamber
- gas
- valve
- passage
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 59
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 17
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 17
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 17
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 2
- 230000002776 aggregation Effects 0.000 claims 1
- 238000004220 aggregation Methods 0.000 claims 1
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 2
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- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L13/00—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations
- F01L13/06—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for braking
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は多気筒4行程サイクル内燃機関の制動
装置に関する。
装置に関する。
従来からトラツク・バス等の大型自動車や船舶
に塔載されるデイーゼルエンジンにおいては、エ
ンジンの制動装置として排気通路に制御手段であ
るバタフライ弁を設け、同弁を作動させることに
より同通路の気体排出作用を制御し、機関のポン
プ損失を増大せしめ機関を制動せしめるものや、
機関行程位相が圧縮行程上死点近傍にある気筒の
燃焼室より気体を放出して圧力として畜えられた
エネルギを放散して機関を制動せしめるものが、
存在していたが、人命尊重が叫ばれる一方で貨客
の大量輸送が叫ばれ車両や船舶の大型化および塔
載エンジンの高出力化が促進されつつある現在、
その安全確保をより推進するためには制動能力の
さらに高い制動装置の出現が切望されていた。
に塔載されるデイーゼルエンジンにおいては、エ
ンジンの制動装置として排気通路に制御手段であ
るバタフライ弁を設け、同弁を作動させることに
より同通路の気体排出作用を制御し、機関のポン
プ損失を増大せしめ機関を制動せしめるものや、
機関行程位相が圧縮行程上死点近傍にある気筒の
燃焼室より気体を放出して圧力として畜えられた
エネルギを放散して機関を制動せしめるものが、
存在していたが、人命尊重が叫ばれる一方で貨客
の大量輸送が叫ばれ車両や船舶の大型化および塔
載エンジンの高出力化が促進されつつある現在、
その安全確保をより推進するためには制動能力の
さらに高い制動装置の出現が切望されていた。
本発明は上記に鑑み提案されたもであつて、そ
の第1の発明は、各燃焼室に連通する各分岐通路
が集合して形成され、同各燃焼室内の気体を排気
弁を介して外気に排出する排気通路、上記排気弁
下流側の上記排気通路に配設され同通路の気体排
出作用を制御せしめる制御手段、上記各燃焼室と
上記制御手段配設位置上流側の排気通路との間の
上記各燃焼室に設けられ、行程位相が圧縮行程上
死点近傍にある燃焼室より気体を上記上流側の排
気通路に導通する第3弁で形成された第1の気体
導通手段、および一の上記燃焼室を形成する同第
1の気体導通手段開成時に上記上流側の排気通路
内に生じた圧力液または内圧により上記上流側の
排気通路より気体を行程位相が吸気行程下死点近
傍にある他の燃焼室を形成する上記排気弁または
上記第1の気体導通手段を開成して導通する第2
の気体導通手段を備えたことを特徴とする多気筒
4行程サイクル内燃機関の制動装置を要旨とし、
またその第2の発明は、各燃焼室に連通する各分
岐通路が集合して形成され、同各燃焼室内の気体
を排気弁を介して外気に排出する排気通路、上記
排気弁下流側の上記排気通路に配設され同通路の
気体排出作用を制御せしめる制御手段、上記排気
弁を駆動するカムに主リフト部および副リフト部
を形成し、通常運転時上記排気弁は上記主リフト
部の揚程により開成され排気ブレーキ作動時行程
位相が圧縮行程上死点近傍にある燃焼室の上記副
リフト部の揚程により開成されて、一の上記燃焼
室より気体を上記上流側の排気通路に導通する第
1の気体導通手段、および上記一の燃焼室を形成
する同第1の気体導通手段が上記副リフト部の揚
程により開成したとき、上記上流側の排気通路内
に生じた圧力波または内圧により上記上流側の排
気通路より気体を行程位相が吸気行程下死点近傍
にある他の燃焼室を形成する上記排気弁を開成し
て導通する第2の気体導通手段を備えたことを特
徴とする多気筒4行程サイクル内燃機関の制動装
置を要旨とするものである。
の第1の発明は、各燃焼室に連通する各分岐通路
が集合して形成され、同各燃焼室内の気体を排気
弁を介して外気に排出する排気通路、上記排気弁
下流側の上記排気通路に配設され同通路の気体排
出作用を制御せしめる制御手段、上記各燃焼室と
上記制御手段配設位置上流側の排気通路との間の
上記各燃焼室に設けられ、行程位相が圧縮行程上
死点近傍にある燃焼室より気体を上記上流側の排
気通路に導通する第3弁で形成された第1の気体
導通手段、および一の上記燃焼室を形成する同第
1の気体導通手段開成時に上記上流側の排気通路
内に生じた圧力液または内圧により上記上流側の
排気通路より気体を行程位相が吸気行程下死点近
傍にある他の燃焼室を形成する上記排気弁または
上記第1の気体導通手段を開成して導通する第2
の気体導通手段を備えたことを特徴とする多気筒
4行程サイクル内燃機関の制動装置を要旨とし、
またその第2の発明は、各燃焼室に連通する各分
岐通路が集合して形成され、同各燃焼室内の気体
を排気弁を介して外気に排出する排気通路、上記
排気弁下流側の上記排気通路に配設され同通路の
気体排出作用を制御せしめる制御手段、上記排気
弁を駆動するカムに主リフト部および副リフト部
を形成し、通常運転時上記排気弁は上記主リフト
部の揚程により開成され排気ブレーキ作動時行程
位相が圧縮行程上死点近傍にある燃焼室の上記副
リフト部の揚程により開成されて、一の上記燃焼
室より気体を上記上流側の排気通路に導通する第
1の気体導通手段、および上記一の燃焼室を形成
する同第1の気体導通手段が上記副リフト部の揚
程により開成したとき、上記上流側の排気通路内
に生じた圧力波または内圧により上記上流側の排
気通路より気体を行程位相が吸気行程下死点近傍
にある他の燃焼室を形成する上記排気弁を開成し
て導通する第2の気体導通手段を備えたことを特
徴とする多気筒4行程サイクル内燃機関の制動装
置を要旨とするものである。
本発明の制動装置は前述した従来の制動装置を
有機的に結合し、特に吸気行程下死点もしくはそ
の近傍にある燃焼室に排気通路内の正圧気体が導
通されるようにして、同燃焼室内を過給状態にし
た上で圧縮行程上死点近傍において同室内の気体
を放出するように構成したので、前述した従来装
置の個々の制動能力を加えたものよりさらに優れ
た制動能力を備えているものである。
有機的に結合し、特に吸気行程下死点もしくはそ
の近傍にある燃焼室に排気通路内の正圧気体が導
通されるようにして、同燃焼室内を過給状態にし
た上で圧縮行程上死点近傍において同室内の気体
を放出するように構成したので、前述した従来装
置の個々の制動能力を加えたものよりさらに優れ
た制動能力を備えているものである。
以下第1の発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図において、2は大型トラツクに塔載され
た4気筒4行程サイクル内燃機関の本体、4は同
本体2の一側に取付けられた排気多岐管、6は同
排気多岐管の集合部と図示しないマフラとを結ぶ
排気管であつて、同排気管6の途中には管内の気
体排出作用を制御するバタフライ弁8が介装され
ている。そしてこのバタフライ弁8はエアタンク
10よりエア通路12を介し圧縮空気が供給され
るエアシリンダ14により作動して排気管6を開
閉するようになつている。またエア通路12の途
中には電磁弁16が介装され、この電磁弁16は
図示しない運転席に設けられた手動スイツチ18
およびアクセルペダル連動スイツチ20の双方が
閉じるとエアタンク10の圧縮空気をエアシリン
ダ14に供給してバタフライ弁8を閉じるように
なつている。なお、アクセルペダル連動スイツチ
20はアクセルペダルを戻した状態のときに閉じ
るものである。ところで第2図に示すようにこの
機関本体2の4つの燃焼室22にはそれぞれ図示
しない吸気多岐管に連通する吸気ポート24、排
気多岐管4に連通する排気ポート26のほかに排
気多岐管4に連通する第3のポート28が開口し
ており、各開口には各々吸気弁30、排気弁3
2、第3弁34が配設されている。ところで4つ
の吸気弁30はそれぞれ各吸気弁スプリング36
により所定の初期荷重を与えられて閉方向に付勢
されるとともに上端を図示しないロツカシヤフト
に揺動自在に支持された各ロツカアーム38に当
接され、この各ロツカアーム38が各プツシユロ
ツド40、各タペツト42を介し機関により機関
回転数の1/2の回転数が駆動されるカム軸44に
形成された各吸気カム46に接続しており、4つ
の排気弁32もそれぞれ排気弁スプリング48に
より設定された初期荷重を与えられて閉方向に付
勢されるとともに上端を上記ロツカシヤフトに揺
動自在に支持された各ロツカアーム50に当接さ
れ、この各ロツカアーム50が各プツシユロツド
52、各タペツト54を介しカム軸44に形成さ
れた各排気カム56に接続している。一方吸気弁
30や排気弁32に比べ小型且つ軽量に形成され
る4つの第3弁34はそれぞれ各スプリング57
により設定された初期荷重を与えられて常閉弁と
なり、その上端には各ピストン58が形成され、
この各ピストン58は、前記ロツカシヤフトを軸
支する軸受部材60内に形成された各シリンダ部
62に摺動自在に嵌挿されている。そして各シリ
ンダ部62と各ピストン58とで形成される4つ
の油室64は、第3図および第4図に示すよう
に、各油路66を介し軸受部材60内に形成され
た4つの油溜68にそれぞれ連通しており、この
4つの油溜68は各油路70を介し、図示しない
オイルポンプより低圧の油が供給される共通のリ
リーフ室72に連通し、また同4つの油溜68は
各油路74を介し各排気カム56の側方のクラン
クケースに装着された4つのシリンダ部材76内
にそれぞれ連通している。また4つの油路70の
油溜68側開口にはそれぞれソレノイド弁装置7
8の常開弁80が介装されており、同装置78の
ソレノイドは前記手動スイツチ18およびアクセ
ルペダル連動スイツチ20の双方が閉じると常開
弁80を閉じるようになつている。一方各シリン
ダ部材76には球形の頭部82を有するピストン
84がそれぞれ摺動自在に嵌挿されており、同ピ
ストン84は、シリンダ部材76内のスプリング
86により上記頭部を排気カム56に当接せしめ
られている。この際カム軸44を中心としたピス
トン84と対応するタペツト54との位相差は、
対応する気筒の行程位相が圧縮行程上死点近傍に
あるときにピストン84が排気カム56の揚程に
より第3図右方へ最も多く移動するように設定さ
れている。
た4気筒4行程サイクル内燃機関の本体、4は同
本体2の一側に取付けられた排気多岐管、6は同
排気多岐管の集合部と図示しないマフラとを結ぶ
排気管であつて、同排気管6の途中には管内の気
体排出作用を制御するバタフライ弁8が介装され
ている。そしてこのバタフライ弁8はエアタンク
10よりエア通路12を介し圧縮空気が供給され
るエアシリンダ14により作動して排気管6を開
閉するようになつている。またエア通路12の途
中には電磁弁16が介装され、この電磁弁16は
図示しない運転席に設けられた手動スイツチ18
およびアクセルペダル連動スイツチ20の双方が
閉じるとエアタンク10の圧縮空気をエアシリン
ダ14に供給してバタフライ弁8を閉じるように
なつている。なお、アクセルペダル連動スイツチ
20はアクセルペダルを戻した状態のときに閉じ
るものである。ところで第2図に示すようにこの
機関本体2の4つの燃焼室22にはそれぞれ図示
しない吸気多岐管に連通する吸気ポート24、排
気多岐管4に連通する排気ポート26のほかに排
気多岐管4に連通する第3のポート28が開口し
ており、各開口には各々吸気弁30、排気弁3
2、第3弁34が配設されている。ところで4つ
の吸気弁30はそれぞれ各吸気弁スプリング36
により所定の初期荷重を与えられて閉方向に付勢
されるとともに上端を図示しないロツカシヤフト
に揺動自在に支持された各ロツカアーム38に当
接され、この各ロツカアーム38が各プツシユロ
ツド40、各タペツト42を介し機関により機関
回転数の1/2の回転数が駆動されるカム軸44に
形成された各吸気カム46に接続しており、4つ
の排気弁32もそれぞれ排気弁スプリング48に
より設定された初期荷重を与えられて閉方向に付
勢されるとともに上端を上記ロツカシヤフトに揺
動自在に支持された各ロツカアーム50に当接さ
れ、この各ロツカアーム50が各プツシユロツド
52、各タペツト54を介しカム軸44に形成さ
れた各排気カム56に接続している。一方吸気弁
30や排気弁32に比べ小型且つ軽量に形成され
る4つの第3弁34はそれぞれ各スプリング57
により設定された初期荷重を与えられて常閉弁と
なり、その上端には各ピストン58が形成され、
この各ピストン58は、前記ロツカシヤフトを軸
支する軸受部材60内に形成された各シリンダ部
62に摺動自在に嵌挿されている。そして各シリ
ンダ部62と各ピストン58とで形成される4つ
の油室64は、第3図および第4図に示すよう
に、各油路66を介し軸受部材60内に形成され
た4つの油溜68にそれぞれ連通しており、この
4つの油溜68は各油路70を介し、図示しない
オイルポンプより低圧の油が供給される共通のリ
リーフ室72に連通し、また同4つの油溜68は
各油路74を介し各排気カム56の側方のクラン
クケースに装着された4つのシリンダ部材76内
にそれぞれ連通している。また4つの油路70の
油溜68側開口にはそれぞれソレノイド弁装置7
8の常開弁80が介装されており、同装置78の
ソレノイドは前記手動スイツチ18およびアクセ
ルペダル連動スイツチ20の双方が閉じると常開
弁80を閉じるようになつている。一方各シリン
ダ部材76には球形の頭部82を有するピストン
84がそれぞれ摺動自在に嵌挿されており、同ピ
ストン84は、シリンダ部材76内のスプリング
86により上記頭部を排気カム56に当接せしめ
られている。この際カム軸44を中心としたピス
トン84と対応するタペツト54との位相差は、
対応する気筒の行程位相が圧縮行程上死点近傍に
あるときにピストン84が排気カム56の揚程に
より第3図右方へ最も多く移動するように設定さ
れている。
上記構成によれば、運転者が手動スイツチ18
をオフにしておくと、バタフライ弁8は開状態に
あり、一方常開弁80は開放状態にあつて、各排
気カム56の揚程に応じた各ピストン84の第3
図右方への変位によつて移動せしめられる各油路
74内の油は各油路70を介しリリーフ室72に
導かれるので、各第3弁34が開くことがなく、
各燃焼室22内の気体は排気行程時に各排気ポー
ト26、排気多岐管4を介し排気管6に至り、同
管内をスムーズに流れマフラに導かれ、即ち制動
装置は非作動状態となつている。
をオフにしておくと、バタフライ弁8は開状態に
あり、一方常開弁80は開放状態にあつて、各排
気カム56の揚程に応じた各ピストン84の第3
図右方への変位によつて移動せしめられる各油路
74内の油は各油路70を介しリリーフ室72に
導かれるので、各第3弁34が開くことがなく、
各燃焼室22内の気体は排気行程時に各排気ポー
ト26、排気多岐管4を介し排気管6に至り、同
管内をスムーズに流れマフラに導かれ、即ち制動
装置は非作動状態となつている。
これに対し、運転者がアクセルペダルから足を
離し、手動スイツチ18をオンせしめると、バタ
フライ弁8が閉状態となり、一方各常開弁80は
閉状態となり、油路74および66は密封状態と
なる。従つてこの状態においては、各燃焼室22
より排気通路6へ導かれる排気マフラ側への移動
が制御されており、バタフライ弁8介装位置上流
側の排気通路では排気が詰つた状態となつて機関
のポンプ損失増大状態が発生せしめられるととも
に、行程位相が圧縮行程上死点近傍にある燃焼室
22において対応するカム56の揚程に応じて油
路74および66内の油圧を介して第3弁34が
第3のポート28を小量だけ開成し、同燃焼室2
2内の高圧気体が勢いよくポート28を介し排気
多気管4内に噴出して同燃焼室22における圧縮
仕事が排されることにより、機関に大きな制動作
用が加えられることになる。ところでこの際行程
位相が圧縮行程上死点近傍にある燃焼室より排気
多気管4内に噴出した高圧気体はバタフライ弁8
介装位置上流側排気管6、排気多気管4、各排気
ポート26および各ポート28で構成される一種
のアキユムレータ内で圧力波を生じせしめ、この
高圧気体の一部は行程位相が吸気行程下死点近傍
にあつて、内圧の比較的小さい他の燃焼室に、同
燃焼室の閉塞中の排気弁32を押し開けて流れ込
み、同燃焼室内の圧力を高めつつ同室内の気体の
充填量を増大せしめるように作用する。するとこ
の燃焼室が圧縮行程となつて同室内の気体が圧縮
される際の仕事量が増大し、即ち同燃焼室の行程
位相が圧縮行程上死点にあるときに同燃焼室内に
畜えられる圧力エネルギが増大することになり、
この圧力エネルギが同燃焼室に設けられる第3弁
34の開放により放散されることになるので、機
関の制動能力の極めて高い装置が得られるもので
ある。
離し、手動スイツチ18をオンせしめると、バタ
フライ弁8が閉状態となり、一方各常開弁80は
閉状態となり、油路74および66は密封状態と
なる。従つてこの状態においては、各燃焼室22
より排気通路6へ導かれる排気マフラ側への移動
が制御されており、バタフライ弁8介装位置上流
側の排気通路では排気が詰つた状態となつて機関
のポンプ損失増大状態が発生せしめられるととも
に、行程位相が圧縮行程上死点近傍にある燃焼室
22において対応するカム56の揚程に応じて油
路74および66内の油圧を介して第3弁34が
第3のポート28を小量だけ開成し、同燃焼室2
2内の高圧気体が勢いよくポート28を介し排気
多気管4内に噴出して同燃焼室22における圧縮
仕事が排されることにより、機関に大きな制動作
用が加えられることになる。ところでこの際行程
位相が圧縮行程上死点近傍にある燃焼室より排気
多気管4内に噴出した高圧気体はバタフライ弁8
介装位置上流側排気管6、排気多気管4、各排気
ポート26および各ポート28で構成される一種
のアキユムレータ内で圧力波を生じせしめ、この
高圧気体の一部は行程位相が吸気行程下死点近傍
にあつて、内圧の比較的小さい他の燃焼室に、同
燃焼室の閉塞中の排気弁32を押し開けて流れ込
み、同燃焼室内の圧力を高めつつ同室内の気体の
充填量を増大せしめるように作用する。するとこ
の燃焼室が圧縮行程となつて同室内の気体が圧縮
される際の仕事量が増大し、即ち同燃焼室の行程
位相が圧縮行程上死点にあるときに同燃焼室内に
畜えられる圧力エネルギが増大することになり、
この圧力エネルギが同燃焼室に設けられる第3弁
34の開放により放散されることになるので、機
関の制動能力の極めて高い装置が得られるもので
ある。
上記実施例では、排気通路6にバタフライ弁8
を設けて制御手段を構成し、燃焼室22に排気多
気管に通じるポート28を形成して、同ポート2
8に第3弁34を介装し、同弁を排気カム56の
揚程を利用して圧縮上死点近傍で開成するように
して第1の気体導通手段を構成し、上記第3弁3
4のリフト量を他の弁30,32に比べ少量と
し、燃焼室22内の高圧気体が勢いよく排気多岐
管側へ噴出され同多岐管等で形成されるアキユム
レータ内で気体の圧力波が生じるようにして、吸
気行程下死点近傍にある低圧の燃焼室に同アキユ
ムレータ内の気体が送り込まれるようにして第2
の気体導通手段を構成したが、これら各手段の実
施態様はこの限りではなく、制御手段としては、
例えば第5図に示すように排気通路中に吸気過給
用のタービン100が介装される場合、同タービ
ン翼列102の入口側排気通路103にノズル翼
列104を配設し、同ノズル翼列の各ノズル翼
を、それぞれタービンケーシング106に軸支さ
れる軸108に取付け、この軸108を係合部材
110を介し上記タービンケーシング106に対
しタービン軸を中心として回動可能に支持される
アクチエータリング112に係合せしめ、同アク
チエータリング112を前記エアシリンダ14等
により回動せしめることにより、ノズル翼列10
4を第6図a,bのように作動させて、前記入口
側排気通路103の開閉を行ない、排気通路の気
体排出作用が制御されるようにして構成してもよ
いものである。なお、第5図において、114は
マフラに至るタービン出口側排気通路である。と
ころで上記制御手段による制御作用は排気通路を
完全に閉じるようなものであつてもよいし、同通
路を絞るようなものであつてもよく、通路を完全
に閉じた場合は吸・排気弁のオーバラツプ時の気
体の吸気側への吹きぬけ等によりポンプ損失を増
大せしめればよい。
を設けて制御手段を構成し、燃焼室22に排気多
気管に通じるポート28を形成して、同ポート2
8に第3弁34を介装し、同弁を排気カム56の
揚程を利用して圧縮上死点近傍で開成するように
して第1の気体導通手段を構成し、上記第3弁3
4のリフト量を他の弁30,32に比べ少量と
し、燃焼室22内の高圧気体が勢いよく排気多岐
管側へ噴出され同多岐管等で形成されるアキユム
レータ内で気体の圧力波が生じるようにして、吸
気行程下死点近傍にある低圧の燃焼室に同アキユ
ムレータ内の気体が送り込まれるようにして第2
の気体導通手段を構成したが、これら各手段の実
施態様はこの限りではなく、制御手段としては、
例えば第5図に示すように排気通路中に吸気過給
用のタービン100が介装される場合、同タービ
ン翼列102の入口側排気通路103にノズル翼
列104を配設し、同ノズル翼列の各ノズル翼
を、それぞれタービンケーシング106に軸支さ
れる軸108に取付け、この軸108を係合部材
110を介し上記タービンケーシング106に対
しタービン軸を中心として回動可能に支持される
アクチエータリング112に係合せしめ、同アク
チエータリング112を前記エアシリンダ14等
により回動せしめることにより、ノズル翼列10
4を第6図a,bのように作動させて、前記入口
側排気通路103の開閉を行ない、排気通路の気
体排出作用が制御されるようにして構成してもよ
いものである。なお、第5図において、114は
マフラに至るタービン出口側排気通路である。と
ころで上記制御手段による制御作用は排気通路を
完全に閉じるようなものであつてもよいし、同通
路を絞るようなものであつてもよく、通路を完全
に閉じた場合は吸・排気弁のオーバラツプ時の気
体の吸気側への吹きぬけ等によりポンプ損失を増
大せしめればよい。
また、第1の気体導通手段を4つの第3弁34
を用いて構成する場合は、第7図〜第8図に示す
ようにカム軸44に4つの第3弁専用のカム20
0を設け、同各カム200の揚程が各油圧タペツ
ト202各プツシユロツド204および各ロツカ
アーム206を介し各第3弁34に伝達されるよ
うにしてもよい。そしてこの際油圧タペツト20
2は、例えば第9図に示すように、カム200に
当接し且つ外周面に同方向に延びる溝208を備
えた外筒部材210内にプツシユロツド204に
接続するピストン部材212を配設して油室21
4が形成され、同油室214と上記溝208とが
連通孔216を介し連通せしめられ、上記油室2
14内にクランクケースの油路218より圧油が
供給されるように構成し、前記手動スイツチ18
およびアクセルペダル連動スイツチ20により作
動せしめられるソレノイド弁220が閉塞状態と
なつて油路218上流側の逆止弁222と協力し
て油室214を密閉状態にすると、カム200の
揚程がこの油圧タペツト202を介し第3弁34
に伝達されるようにすればよい。なお、第9図に
おいて、224は圧油供給通路、226は油戻り
通路である。
を用いて構成する場合は、第7図〜第8図に示す
ようにカム軸44に4つの第3弁専用のカム20
0を設け、同各カム200の揚程が各油圧タペツ
ト202各プツシユロツド204および各ロツカ
アーム206を介し各第3弁34に伝達されるよ
うにしてもよい。そしてこの際油圧タペツト20
2は、例えば第9図に示すように、カム200に
当接し且つ外周面に同方向に延びる溝208を備
えた外筒部材210内にプツシユロツド204に
接続するピストン部材212を配設して油室21
4が形成され、同油室214と上記溝208とが
連通孔216を介し連通せしめられ、上記油室2
14内にクランクケースの油路218より圧油が
供給されるように構成し、前記手動スイツチ18
およびアクセルペダル連動スイツチ20により作
動せしめられるソレノイド弁220が閉塞状態と
なつて油路218上流側の逆止弁222と協力し
て油室214を密閉状態にすると、カム200の
揚程がこの油圧タペツト202を介し第3弁34
に伝達されるようにすればよい。なお、第9図に
おいて、224は圧油供給通路、226は油戻り
通路である。
つぎに第2の発明を第10図に示す実施例に基
づいて説明する。上記第1の発明の実施例と構成
上相違する点は、第1の気体導通手段のみであ
り、その他の構成は同第1の発明に係る実施例と
同一である。すなわち、第3弁34を設けずに、
各燃焼室の排気弁32を用いて構成してもよいも
のである。即ち、第10図に示すように、各排気
カム56に主リフト区間aのほかに揚程量の少な
い副リフト区間bを形成する一方、各排気弁用タ
ペツト54′を油圧タペツトで構成し、外筒部材
300の内面に段付部302を形成しその大径部
側にピストン部材304を嵌挿し、外筒部材30
0とピストン部材304とで形成される油室30
6をクランクケース側の油路308に連通せし
め、手動スイツチ18およびアクセルベダル連動
スイツチ20によりソレノイド弁310が作動し
て油戻り通路312開口が閉じられているときは
油室306が圧力室となつて排気カム56′の主
リフト区間a、副リフト区間bの双方の揚程が外
筒部材300とピストン部材304を介してプツ
シユロツド52に伝達され、排気弁32が排気行
程時および圧縮行程上死点近傍で開成し、上記ソ
レノイド弁310が非作動となつて油戻り通路3
12開口が開かれると、油室306の圧力室状態
は解除され、排気カム56′の副リフト区間bの
揚程はクリアランス1によつて吸収され主リフト
区間の揚程のみが排気弁32に伝達されるように
すればよいものである。なお、314はピストン
部材304を上方に付勢するスプリング、316
は圧油供給通路、318は同通路316と油路3
08との接続部に設けられた逆止弁である。また
第2の気体導通手段を構成するとき、排気カム5
6に主リフト区間aおよび副リフト区間bのほか
にさらに第2の副リフト区間に形成し、ソレノイ
ド弁310の非作動時は排気弁が排気行程時に開
成し、ソレノイド弁310の作動時に排気弁が排
気行程、圧縮行程上死点近傍および吸気行程下死
点近傍において開成するように構成してもよい。
このため本第2の発明の実施例装置の場合も上記
第1の発明と同様の作用効果を有する。
づいて説明する。上記第1の発明の実施例と構成
上相違する点は、第1の気体導通手段のみであ
り、その他の構成は同第1の発明に係る実施例と
同一である。すなわち、第3弁34を設けずに、
各燃焼室の排気弁32を用いて構成してもよいも
のである。即ち、第10図に示すように、各排気
カム56に主リフト区間aのほかに揚程量の少な
い副リフト区間bを形成する一方、各排気弁用タ
ペツト54′を油圧タペツトで構成し、外筒部材
300の内面に段付部302を形成しその大径部
側にピストン部材304を嵌挿し、外筒部材30
0とピストン部材304とで形成される油室30
6をクランクケース側の油路308に連通せし
め、手動スイツチ18およびアクセルベダル連動
スイツチ20によりソレノイド弁310が作動し
て油戻り通路312開口が閉じられているときは
油室306が圧力室となつて排気カム56′の主
リフト区間a、副リフト区間bの双方の揚程が外
筒部材300とピストン部材304を介してプツ
シユロツド52に伝達され、排気弁32が排気行
程時および圧縮行程上死点近傍で開成し、上記ソ
レノイド弁310が非作動となつて油戻り通路3
12開口が開かれると、油室306の圧力室状態
は解除され、排気カム56′の副リフト区間bの
揚程はクリアランス1によつて吸収され主リフト
区間の揚程のみが排気弁32に伝達されるように
すればよいものである。なお、314はピストン
部材304を上方に付勢するスプリング、316
は圧油供給通路、318は同通路316と油路3
08との接続部に設けられた逆止弁である。また
第2の気体導通手段を構成するとき、排気カム5
6に主リフト区間aおよび副リフト区間bのほか
にさらに第2の副リフト区間に形成し、ソレノイ
ド弁310の非作動時は排気弁が排気行程時に開
成し、ソレノイド弁310の作動時に排気弁が排
気行程、圧縮行程上死点近傍および吸気行程下死
点近傍において開成するように構成してもよい。
このため本第2の発明の実施例装置の場合も上記
第1の発明と同様の作用効果を有する。
一方、再び第1の発明について説明するが、同
第1の発明の実施例における第2の気体導通手段
はこれを構成するにあたつては、排気多岐管等で
形成されるアキユムレータ内で圧力波を生じせし
めずとも、一般に上記アキユムレータ内即ち制御
手段を作動させた際の同手段配設位置の上流側排
気通路内は3〜4Kg/cm2にも達するので、この内
圧と吸気行程下死点近傍にある燃焼室内の圧力
(負圧)との圧力差を利用して、排気弁を閉方向
に付勢する排気弁スプリングの初期荷重およびば
ね定数を適切に選定し、同弁が吸気行程下死点近
傍で開成するようにして行なつてもよいものであ
る。係る変形例は上記第2の発明にも適用するこ
ともできる。なお、第1図〜第4図に示す第1実
施例および第7図〜第9図に示す第3実施例にお
いては、アキユムレータ内の圧力波や上記圧力差
を利用して開成する弁は第3弁34であつてもよ
いものである。
第1の発明の実施例における第2の気体導通手段
はこれを構成するにあたつては、排気多岐管等で
形成されるアキユムレータ内で圧力波を生じせし
めずとも、一般に上記アキユムレータ内即ち制御
手段を作動させた際の同手段配設位置の上流側排
気通路内は3〜4Kg/cm2にも達するので、この内
圧と吸気行程下死点近傍にある燃焼室内の圧力
(負圧)との圧力差を利用して、排気弁を閉方向
に付勢する排気弁スプリングの初期荷重およびば
ね定数を適切に選定し、同弁が吸気行程下死点近
傍で開成するようにして行なつてもよいものであ
る。係る変形例は上記第2の発明にも適用するこ
ともできる。なお、第1図〜第4図に示す第1実
施例および第7図〜第9図に示す第3実施例にお
いては、アキユムレータ内の圧力波や上記圧力差
を利用して開成する弁は第3弁34であつてもよ
いものである。
さらに第2の気体導通手段を構成する際には、
吸気行程下死点近傍にある燃焼室の排気弁もしく
は第3弁を機械的に開成せしめてもよいものであ
る。即ち、第7図〜第9図に示す第3実施例にお
いて、カム200に2点鎖線で示す新たなリフト
区間を追加して2つのリフト区間を形成し、ソレ
ノイド弁220作動時に第3弁34を圧縮行程上
死点近傍および吸気行程下死点近傍で開成させた
り、あるいは同実施例において、排気弁用タペツ
ト56を第10図に示す如く油圧化する一方、排
気カム56に排気行程時に排気弁32を開成せし
める主リフト区間のほかに吸気行程下死点近傍で
同弁32を開成せしめる副リフト区間cを形成し
て、ソレノイド弁作動時に排気弁32が排気行程
時および吸気行程下死点近傍において開成するよ
うにすればよい。また、第10図に示す第4実施
例においては、排気カム56′に主リフト区間a
および副リフト区間bのほかにさらに第2の副リ
フト区間に形成し、ソレノイド弁310の非作動
時は排気弁が排気行程時に開成し、ソレノイド弁
310の作動時に排気弁が排気行程、圧縮行程上
死点近傍および吸気行程下死点近傍において開成
するようにすればよいものである。
吸気行程下死点近傍にある燃焼室の排気弁もしく
は第3弁を機械的に開成せしめてもよいものであ
る。即ち、第7図〜第9図に示す第3実施例にお
いて、カム200に2点鎖線で示す新たなリフト
区間を追加して2つのリフト区間を形成し、ソレ
ノイド弁220作動時に第3弁34を圧縮行程上
死点近傍および吸気行程下死点近傍で開成させた
り、あるいは同実施例において、排気弁用タペツ
ト56を第10図に示す如く油圧化する一方、排
気カム56に排気行程時に排気弁32を開成せし
める主リフト区間のほかに吸気行程下死点近傍で
同弁32を開成せしめる副リフト区間cを形成し
て、ソレノイド弁作動時に排気弁32が排気行程
時および吸気行程下死点近傍において開成するよ
うにすればよい。また、第10図に示す第4実施
例においては、排気カム56′に主リフト区間a
および副リフト区間bのほかにさらに第2の副リ
フト区間に形成し、ソレノイド弁310の非作動
時は排気弁が排気行程時に開成し、ソレノイド弁
310の作動時に排気弁が排気行程、圧縮行程上
死点近傍および吸気行程下死点近傍において開成
するようにすればよいものである。
上記各実施例では4気筒内燃機関について説明
したが、本第1、第2の両発明において気筒の数
は任意である。
したが、本第1、第2の両発明において気筒の数
は任意である。
第1図は本第1の発明の第1実施例を示す概略
説明図、第2図は第1図の部拡大断面図、第3
図は第2図の―線に沿う矢視断面図、第4図
は第3図の部拡大図、第5図は本発明の第2実
施例を示す要部説明図、第6図は同第2実施例の
作動説明図、第7図は本発明の第3実施例を示す
要部断面図、第8図は第7図の―線に沿う矢
視断面図、第9図は第8図の部拡大図、第10
図は本第2の発明の実施例を示す要部断面図であ
る。 4…排気多岐管、6排気管、8…バタフライ
弁、22…燃焼室、26…排気ポート、28…ポ
ート、32…排気弁、34…第3弁、104…ノ
ズル翼列。
説明図、第2図は第1図の部拡大断面図、第3
図は第2図の―線に沿う矢視断面図、第4図
は第3図の部拡大図、第5図は本発明の第2実
施例を示す要部説明図、第6図は同第2実施例の
作動説明図、第7図は本発明の第3実施例を示す
要部断面図、第8図は第7図の―線に沿う矢
視断面図、第9図は第8図の部拡大図、第10
図は本第2の発明の実施例を示す要部断面図であ
る。 4…排気多岐管、6排気管、8…バタフライ
弁、22…燃焼室、26…排気ポート、28…ポ
ート、32…排気弁、34…第3弁、104…ノ
ズル翼列。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 各燃焼室に連通する各分岐通路が集合して形
成され、同各燃焼室内の気体を排気弁を介して外
気に排出する排気通路、上記排気弁下流側の上記
排気通路に配設され同通路の気体排出作用を制御
せしめる制御手段、上記各燃焼室と上記制御手段
配設位置上流側の排気通路との間の上記各燃焼室
に設けられ、行程位相が圧縮行程上死点近傍にあ
る燃焼室より気体を上記上流側の排気通路に導通
する第3弁で形成された第1の気体導通手段、お
よび一の上記燃焼室を形成する同第1の気体導通
手段開成時に上記上流側の排気通路内に生じた圧
力波または内圧により上記上流側の排気通路より
気体を行程位相が吸気行程下死点近傍にある他の
燃焼室を形成する上記排気弁または上記第1の気
体導通手段を開成して導通する第2の気体導通手
段を備えたことを特徴とする多気筒4行程サイク
ル内燃機関の制動装置。 2 各燃焼室に連通する各分岐通路が集合して形
成され、同各燃焼室内の気体を排気弁を介して外
気に排出する排気通路、上記排気弁下流側の上記
排気通路に配設され同通路の気体排出作用を制御
せしめる制御手段、上記排気弁を駆動するカムに
主リフト部および副リフト部を形成し、通常運転
時上記排気弁は上記主リフト部の揚程により開成
され排気ブレーキ作動時行程位相が圧縮行程上死
点近傍にある燃焼室の上記副リフト部の揚程によ
り開成されて、一の上記燃焼室より気体を上記上
流側の排気通路に導通する第1の気体導通手段、
および上記一の燃焼室を形成する同第1の気体導
通手段が上記副リフト部の揚程により開成したと
き、上記上流側の排気通路内に生じた圧力波また
は内圧により上記上流側の排気通路より気体を行
程位相が吸気行程下死点近傍にある他の燃焼室を
形成する上記排気弁を開成して導通する第2の気
体導通手段を備えたことを特徴とする多気筒4行
程サイクル内燃機関の制動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5519881A JPS57171011A (en) | 1981-04-13 | 1981-04-13 | Braking device for multicylinder four stroke cycle internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5519881A JPS57171011A (en) | 1981-04-13 | 1981-04-13 | Braking device for multicylinder four stroke cycle internal combustion engine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57171011A JPS57171011A (en) | 1982-10-21 |
JPS6352220B2 true JPS6352220B2 (ja) | 1988-10-18 |
Family
ID=12991978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5519881A Granted JPS57171011A (en) | 1981-04-13 | 1981-04-13 | Braking device for multicylinder four stroke cycle internal combustion engine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57171011A (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59115828U (ja) * | 1983-01-26 | 1984-08-04 | 三菱自動車工業株式会社 | エンジンブレ−キ装置 |
JPS6036506U (ja) * | 1983-08-22 | 1985-03-13 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両のブレ−キ装置 |
US4812923A (en) * | 1984-11-21 | 1989-03-14 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Tape inspection apparatus |
US4686563A (en) * | 1984-11-21 | 1987-08-11 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Apparatus and method for locating dropouts |
SE451337B (sv) * | 1985-07-18 | 1987-09-28 | Volvo Ab | Forfarande for styrning av arbetsforloppet i en fyrtakts forbrenningskolvmotor |
AT404288B (de) * | 1986-10-30 | 1998-10-27 | Avl Verbrennungskraft Messtech | Motorbremse bei einer brennkraftmaschine für kraftfahrzeuge |
DE3839449A1 (de) * | 1988-11-23 | 1990-05-31 | Daimler Benz Ag | Viertakt-brennkraftmaschine |
DE3922884A1 (de) * | 1989-07-12 | 1991-01-24 | Man Nutzfahrzeuge Ag | Motorbremse fuer luftverdichtende brennkraftmaschinen |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5548757Y2 (ja) * | 1976-04-14 | 1980-11-14 |
-
1981
- 1981-04-13 JP JP5519881A patent/JPS57171011A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57171011A (en) | 1982-10-21 |
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