JPS63154224A - 薄板板金加工用の寸法可変金型 - Google Patents

薄板板金加工用の寸法可変金型

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Publication number
JPS63154224A
JPS63154224A JP61299592A JP29959286A JPS63154224A JP S63154224 A JPS63154224 A JP S63154224A JP 61299592 A JP61299592 A JP 61299592A JP 29959286 A JP29959286 A JP 29959286A JP S63154224 A JPS63154224 A JP S63154224A
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JP
Japan
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die
punch
plate
corner
metal panel
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Pending
Application number
JP61299592A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Saito
健一 斉藤
Masaji Ajiki
味木 正司
Saburo Haraguchi
原口 三郎
Sadaichi Hayashi
林 貞一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Kawatetsu Metal Industry Co Ltd
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Kawatetsu Metal Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明器ヨ、方形の平板部とその四辺で前記平板部か
ら屈折された縁部とを有する金属パネルを成形するため
の薄板板金加工用の寸法可変金型に関する。
〔従来の技術〕
従来の、方形の平板部とその四辺で前記平板部から屈折
された縁部とを有する、言わば弁当箱形の金属パネルを
成形するための技術としては、次のようなものがある。
即ち、まず方形の原板の四隅を90度に切欠した後に、
この切欠部の一辺の長さを幅として原板の縁をプレスに
より折り曲げて平板部と縁部とを形成し、次いで隣接す
る縁部の接合端部を溶接したうえ、溶接部の研削仕上げ
をしていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記プレスは、形成する金属パネルの平
板部の寸法に適合した金型を備えていたものであるため
、相違する金属パネルを成形する場合には、その都度金
型を交換する必要があった。
このため、従来のプレスでは寸法の相違する各種の金型
を準備しておかなければならないという問題点がある。
また、前記従来技術によれば、原板の四隅の切欠や縁部
間の溶接等の工程があって加工工数が多く、しかも後工
程にほうろう仕上げがある場合には、前記溶接部に泡や
チッピング等の欠陥が発生する場合があるなど、工数や
品質における問題点もあった。
この発明は、金型の寸法を可変にするとともに金属パネ
ルの四隅には絞り加工を施すことによって、前記従来技
術の問題点を解決することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、方形の平板部とその四辺で前記平板部から
屈折された縁部とを有する金属パネルを成形するプレス
用金型において、平板部の四隅に相当する位置にそれぞ
れ配置される絞り加工ユニットを有する。ここで、各絞
り加工ユニットは、平板部のコーナーを下から支持する
パンチと、パンチに隣接して前記コーナーの縁部を下か
ら支持する仮押さえと、仮押さえの上方から下降して前
記コーナーの縁部を絞るダイとから構成されるが、前記
パンチ及び仮押さえと前記ダイとの位置及び向きを上下
逆にしてもよい。そして、前記絞り加工ユニットどうし
の相対位置を可変にした。
〔作用〕
パンチと板押さえとを下側とし、ダイを上側とした場合
には、成形予定の金属パネルにおける平板部の四隅に相
当する各位置に絞り加工ユニットを夫々配置し、これら
の絞り加工ユニットの各パンチ上に跨がって原板を置く
。ここでダイを下降させることにより、ダイと板押さえ
との間に原板のコーナーの縁部を挾み込んだ状態で扱き
ながら下降させて、この両者とパンチとによってコーナ
ーの縁部を絞り加工する。
平板部の四辺の各辺では、前記絞り加工ユニットとは別
の折り曲げ加工ユニットのパンチで原板を下側から支持
し、同ユニットのダイを下降させることによって平板部
に対して縁部を下方に折り曲げればよい。前記コーナー
と各辺との加工は同時に行うが、個別に行うようにして
もよい。
パンチ及び仮押さえとダイとの上下位置を逆にした場合
には、前記のダイの上に金属パネルを上向きのダイの上
に置き、パンチと仮押さえが下向きになって下降するよ
うになる。
かかる動作によって原板は、方形の平板部とその四辺で
前記平板部から屈折された縁部とを有し且つ隣合う縁部
間が一体をなす金属パネルが成形される。
ここで、成形する金属パネルの寸法を変化させる場合に
は、絞り加工ユニットの位置を変更することにより四隅
の位置を決定したうえ、その寸法に適合する折り曲げユ
ニットをセットする。
〔実施例〕
第1〜10図は、この発明の第1の実施例を示す図であ
る。第1図において1は基板であり、その上側に2つの
下部スライド板3が平行をなして設置される。基板1と
下部スライド板3との間には、第2図に示すように、基
板1上面に設置された相互に平行な凹溝レール5及び平
面レール7と、下部スライド板3下面に設置されて前記
凹溝レール5に摺接する凸状摺動部材9及び前記平面レ
ール7に摺接する平面摺動部材11とが介在して、これ
らによって2つの下部スライド板3は第1図において左
右方向に摺動可能になっている。
基板1の上面には、中央から一方を右ねじとし且つ他方
を左ねじとした螺杵13を、前記レール5.7と平行に
架設して、この螺杵13の一方のねじに一方の下部スラ
イド板3を螺合し、他方のねじに他方の下部スライド板
3を螺合して、螺杵13の回転によって2つの下部スラ
イド板3の距離を可変にしである。螺杵13の一端には
2軸直交型減速機15を介してサーボモータ17が連結
される。
基板l上面には、前記レール5,7と平行にT溝19を
設け、このT溝19を用いてポルト20により下部スラ
イド板3を基板1にクランプする。
また、各下部スライド板3の上面には、2つの上部スラ
イド板23が、第3図に示すように、前記凹溝レール5
と同様の凹溝レール25.前記平面レール7と同様の平
面レール27.前記凸状摺動部材9及び前記平面摺動部
材11と同様の凸状摺動部材29及び平面摺動部材31
によって、第1図において上下方向、即ちスライド仮3
の摺動方向とは直角方向に、摺動可能に設置される。ボ
ルト30とT溝39を用いて、上部スライド板23が下
部スライド板3にクランプされている点も、基板1と上
部スライド板3との関係と同じである。
上部スライド板23には、前記レール25.27と平行
に前記螺杵13と同様の螺杵33が配置され、これが、
前記2つの下部スライド板3と同様に2つの上部スライ
ド板23に螺合して、螺杵33の回転により同一の下部
スライド板3にある2つの上部スライド板23の距離が
可変になっている。
第1図において左側の上部スライド板23には、その螺
杵33に2軸直交型減速機35を介してサーボモータ3
7が連結され、前記減速機35にはさらにボールスプラ
イン41の基端が連結され、このボールスプライン41
の先端部にはブーI743が軸方向に移動可能に外嵌さ
れる。このプーリ43はベルト45を介して2軸直交型
減速機47に連結され、この減速機47は、第1図にお
ける右側のスライド板3の螺杵33に接続されていて、
サーボモータ37の回転により両左右の螺杵33が同一
の回転をなし、且つ左右のスライド板3の距離の変化を
、ボールスプライン41とプーリ43との相対移動によ
って吸収している。
各上部スライド板23の上面には、それぞれ絞り加エユ
ニッ)Aを構成するパンチ49と仮押さえ51とが配置
される。パンチ49は、金属パネルの平板のコーナーと
なる位置を、まだ成形する前の原板Pの状態のまま下か
ら支持するものであって、第4図に示すように上部スラ
イド仮23上面に固定されており、また板押さえ51は
、パンチ49に隣接して前記コーナーの縁部を下から支
持するものであって、上部スライド板23上面に固定さ
れた圧力調整用の油圧シリンダ53に支持されている。
而して、パンチ49と板押さえ51と油圧シリンダ53
との組は4組構成され、これらは各上部スライド板23
と一体に、前記螺杵13,33の回転によって、基板1
上面で相互の距離を調節することができる。
また前記パンチ49と板押さえ51との他に、上型の位
置をなす上方の昇降台55に固定され且つ板押さえ51
上方から下降して原板Pにおけるコーナーの縁部を絞る
ダイ57も、前記絞り加工ユニットAの構成要素である
。ダイ57とパンチ49との間にはクリアランスCが設
けられる。
昇降台55は、図示しない上方の昇降基板に設置され、
各上部スライド板23に対応している。
そして各昇降台55は図示しない前記昇降基板に対して
、前記のような前記基板1に対する上部スライド板23
と同一の構造によって水平方向における縦横の位置が可
変になっている。かかる昇降台55を含む上型は、図示
しない昇降基板に吊り下げられた形態をなすため、各部
品の摺動部に、各部品の荷重を支持し且つプレス時の圧
力に耐えるための構造を有しているものとする。
第4図に示す、パンチ49と板押さえ51とのクリアラ
ンスCは、金属パネルの成形性に重大な影響を及ぼすも
のであって、その精度はプレス作業において重要である
。例えば、原板Pとして板厚1.6 amの鋼板を成形
する場合について説明すると、クリアランスCの設定寸
法は板厚に0.2〜0゜3m1を加えた寸法であること
が望ましい。このような精度を得るためには、前記減速
機15,35゜47、螺杵13,33、ボールスプライ
ン41、ベルト45のバンクラッシを完全に除去するこ
とが必要である。このため、上部スライド板23の及び
昇降台55の位置変更による絞り加工ユニットA相互の
距離変更の都度、これらを一旦基準位置に移動し、そこ
で図示しない制御盤のゼロ点調整を行い、同時にその基
準位置から一方の方向に上部スライド板23と昇降台5
5を移動させることによりバックラッシを除去する。
このときに、基準位置を検出するための位置検出センサ
を、基板1と下部スライド板3との間、及び下部スライ
ド板3と上部スライド板23との間に設置する。センサ
は、最大寸法位置と最小寸法位置に取付けると、絞り加
エユニッ)Aの移動による寸法調整時に移動距離の少な
い方の基準位置を使用することができて、調整時間の短
縮を図ることかできる。
また、前記4つの絞り加エユニッl−A間には、折り曲
げ加工ユニットBが配置される。折り曲げ加工ユニツト
Bは、第7図に示すように、成形する金属パネルの方形
をなす平板部の辺に沿った端部を下から支持するパンチ
59と、パンチ59に隣接する位置に下降して縁部を屈
折させるダイ61とから構成される。
パンチ59は、両端が、絞り加工ユニットAのパンチ4
9に着脱可能に支持され、中央部が台63に着脱可能に
支持される。このパンチ59は、第6図に示すように、
長さの異なる複数のバンチ構成部材59a、59b、5
9c・・・から選択されたー又は複数の部材を一連に接
続して構成され、両端の前記バンチ49間の距離に対応
した長さとなっている。第6図に示すパンチ構成部材5
9aの両端近くには長穴60があって、組合わされる他
のパンチ構成部材59b、59Cの有無又は長さに応じ
てパンチ構成部材を59aをパンチ49及び台63に取
付ける位置を調整できるようにしである。台63は、2
つのスライド板3間にあっては基板1に、その溝65に
沿って移動可能に支持され、選択された位置にボルト6
2によってクランプされるようになっている。また、ス
ライド板3上にあってはスライド仮3に同様に支持され
る。
ダイ61は、両端が絞り加工ユニットAのダイ57に着
脱自在に支持され、且つ中央部が台67に着脱自在に支
持され、この台67は前記図示しない昇降基板またはこ
れに支持される昇降台55に、絞り加工ユニットへのダ
イ57と同時に昇降するように設置される。このダイ6
1も、第5図に示すように、前記パンチ59と同様に、
長さの異なる複数のダイ構成部材61a、61b、61
C・・・から選択されたー又は複数の部材を一連に接続
して構成され、両端のダイ57間の距離に対応した長さ
となっており、ダイ構成部材61aの長穴64も、前記
パンチ構成部材59aの長穴60と同様に作用する。
このように、パンチ59とダイ61とは、長さの相違す
る複数種類の構成部材を用意しておき、これらを組合せ
て前記絞り加工ユニットA間の距離に対応した長さのパ
ンチ59及びダイ61として選択使用する。ダイ61に
は、第8図に示すように、バンチ59上面に原板Pを押
さえる板押さえ69を弾支して、折り曲げ位置に近い平
面部の湾曲を防止することにより原板Pの折り曲げを所
定の角度とするように構成してもよい。
前記パンチ49.59とを示す第6図と、前記ダイ57
.61とを示す第5図とは、夫々斜視図によって上下に
対向した配置として理解しやすいように説明しである。
前記折り曲げ加工ユニットBのパンチ59とダイ61は
、前記絞り加工ユニットAのパンチ49どうし、及びダ
イ57どうしの間に、第1図及び第6図において示すよ
うに配置され、2種のパンチ49.59の上面と外側面
との角部、及び2種のダイ57.61の下面と内側面と
の角部において、成形目的物である金属パネルの方形を
なす平板部の輪郭を形成する。
次に、この第1の実施例における絞り加工と折り曲げ加
工とについて説明する。第9図は、最終形状の金属パネ
ル肝であり、この形状に成形するためには、金属パネル
MPのコーナー71に対応する位置をパンチ49の角部
に位置付けた状態で、パンチ49.59上に原板を置き
、ここで上型を降下させることによりダイ57.61を
降下させる。これによって、パンチ49.59の外側上
縁の形状に沿った平板部72と、その縁部73とが1回
のプレス動作によって成形される。74は、平板部72
の周縁をなす直辺部である。
この成形時に、コーナー71に近い部分においては絞り
加工ユニットAにより絞り加工が施される。この絞り加
工は、板押さえ51とダイ57との間に原板の縁を挟み
込んで降下させることにより、この挾まれた部分がダイ
57の降下に伴いバンチ49側に引きずり込まれて、扱
かれながらパンチ49の外側面に対応した形状に成形さ
れて行われる。この引きずり込まれる方向は、第10図
に矢印で示しである。このとき、コーナー71下側の縁
部73下端には、板押さえ51とダイ57とによって挟
まれた部分の残部75がついている。
そこで、後工程でこれを切断すれば、第9図に示される
ような金属パネル肝が完成する。なお、残部75は、予
め原板の段階でこれを予測して切欠しておけば、前記成
形終了時には存在しない。
また、前記絞り加工と同時に折り曲げ加工も施される。
この加工は折り曲げ加工ユニットBによって行われ、パ
ンチ59の上面外側に沿って直辺部74が形成され、こ
れより下側に縁部73が直角に折り曲げられる。かくし
て、金属パネルMPの成形がなされる。
次に、第11図以下に示す第2の実施例について説明す
る。この実施例は、前記第1の実施例が1動作で金属パ
ネル肝を成形するものと相違して、絞り加工工程と次の
折り曲げ加工工程とに分けて成形する実施例である。こ
の第2の実施例は、絞す加工ユニットAのパンチ49と
ダイ57の形状が後述するように第1の実施例と相違す
るものであり、また折り曲げ加工ユニットBは、図示し
ないが別の基板に設置されている。他の点においては前
記第1の実施例と同様の構成となっており、これと共通
する部分については、第1の実施例と同一の符号を付し
て説明の重複を避ける。従って、第11図は、前記第1
図に対応する図であるが、ここではパンチ49の形状が
相違し、且つ第1図のパンチ59が存在しない。
即ち、絞り加エユニッl−Aのパンチ49は、第13図
に示すように、成形しようとする金属パネルのコーナー
と同一形状の角部49aを有し、この角部49aから、
前記金属パネルの方形の辺を形成する稜部49bを延在
させている。稜部49b下側の側面49dの外側には、
上面から下面に向けて曲面により傾斜される傾斜面49
cが形成される。また、絞り加工ユニットAのダイ57
にはパンチ49に対して前記第4図と同じクリアランス
Cをもって側面49dに対向する側面57aと、前記斜
面49cに対応する斜面57bとが形成される。
次に、絞り加工と折り曲げ加工とについて説明する。第
1の実施例の説明に用いたように、第12図が最終形状
の金属パネル畦であり、この形状に成形するためには、
最初に金属パネル肝の四隅にあるコーナー71に相当す
る位置を、第17図に示すように絞り加工する。なお、
第9図において72は方形をなす平板部であり、この平
板部72外周で屈折された縁部73との間に、方形の平
板部72の各辺をなす稜線状の直辺部74が形成される
第17図には金属パネル肝を形成する前の原板Pが示さ
れ、この原板Pの、前記コーナー71に相当する位置を
、前記絞り加工ユニットAにより絞り加工する。
このとき、第9図における直辺部74に相当する部分は
平板のまま残す。ここで問題となるのは、絞り加工され
てコーナー71の近くで縁部73を形成した部分の端部
と、まだ縁部73が形成されないで平板のまま残されて
いる原板Pの端部との連続部分(第18図において長さ
Llで示される範囲の部分)である。この部分の長さL
lは、絞り加工前の長さをL2とすると、L2/cos
 θで表される部分だけ長くなっている。これは、原板
Pが伸びることによってカバーされるが、この伸びが局
部に集中して一定値を超えると、次の工程で折り曲げ加
工したときに縁部73に波打ちを起こして形状不良とな
る。この発明者らは、種々の実験の結果、θ=約30度
以下であるとき、すなわち長さL2を絞り深さHの約2
倍以上とすれば、縁部73の波打ちを防止できることを
知見した。
また、絞り加工を施す部分の直辺部74方向の長さL3
は短ければ短いほど絞り加エユニッ)Aが小さくてすみ
、その結果、各絞り加工ユニットAの移動距離が大とな
って、板金加工金型の寸法可変範囲が拡がる。しかし、
絞り加工範囲、即ち前記板押さえ51とダイ57によっ
て押さえられた板がバンチ49側に引きずり込まれる長
さく第10図においてL4で示す長さ。引きずり込まれ
る方向は同図において矢印で示される。)に相当する寸
法骨は前記板押さえ51とダイ57とが必要である。仮
に、仮押さえ51とダイ57が寸法L4より短いと、原
板Pの前記引きずり込みが円滑でなくなり、この部分が
絞り加工途中で破断してしまって所要の深さ寸法Hを得
ることができない。発明者等はこの長さL4についても
種々の実験の結果、1.2Hであることを知見した。
そこで、前記各寸法を満足させた状態で絞り加工ユニッ
トAにより原板Pを絞り加工する。ここで、第18図に
示すように、仮に、パンチ49を長さL3の辺をもつ平
面正方形にし、仮押さえ51におけるパンチ49側の辺
(L型の内側の辺)の長さも同様にL3とすると、第1
4図に示すように、パンチ49から外れる直辺部の部分
74aの稜線が不規則に変形し、また第18図に示す長
さLlに相当する部分の伸びが局部的な不規則な伸びに
なる場合がある。これらを防止して、第15図に示す部
分D1の稜線を明瞭に表し、部分D2を完全な平面に維
持し、部分D3の伸びを局部に集中発生させないために
、この実施例においては、第12.13図に基づいて既
に説明をしたように、パンチ49には斜面49cを形成
し、これに対応してダイ57には斜面57bを形成して
いる。
かかる絞り加エユニッl−Aで成形された原板Pは、第
15.17図に示すように、コーナー71付近のみが絞
り加工された形状になる。ここで、コーナー71下側の
縁部73下端には、板押さえ51とダイ57とによって
挟まれた部分の残部75がついている。この残部75は
、次の折り曲げ加工工程により成形した後に切断する。
なお、縁部73に多少の波打ちが発生する場合には、こ
れを解消するために縁部73に、第16図に示すよって
エンボス加工フロを施せばよい。
絞り加工工程の次には、コーナ−71相互間の直辺部7
4を折り曲げ加工する。この加工は、図示しない別置の
折り曲げ加工ユニットのパンチの上に、第17図の状態
の原板Pを載置したうえダイを下降させることにより行
う。これによって、原板Pは第9図に示す金属パネル肝
に近い形状になるが、この段階ではまだ残部75が残っ
ているから、これを切断して、前記金属パネル肝が完成
する。
かくして完成した金属パネル肝は、建築物の外壁パネル
として、またその他の用途に供される。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明においては、金属パネル
の四隅は絞り加工によって成形するため溶接手段が不要
になるから、溶接に伴う各工程を省略することができて
、加工工数が低減するとともに、後工程にほうろう仕上
げがある場合でも四隅に泡やチフビング等の欠陥を生じ
ることがな(て、品質にも優れる金属パネルを製造する
ことができる。
また、平板部の四隅に相当する位置に個別に配置される
絞り加工ユニットは、金属パネルの辺の延在する方向に
沿って位置を可変にしであるから、各辺の長さの相違す
る多種類の金属パネルを、同一の絞り加工ユニットを使
用して成形することができる。このため1組の金型で足
りるから、プレス装置に取付ける金型を、金属パネルの
寸法に応じて交換する必要もない。成形の@準備として
の段取りの作業が容易になるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例を示す平面図、第2図
は基板と下部スライド板との関係を示す側面図、第3図
は下部スライド板と上部スライド板との関係を示す正面
図、第4図は絞り加工ユニットの正面図、第5図は絞り
加工ユニットのダイと折り曲げ加工ユニットのダイとの
下か・らの斜視図、第6図は絞り加工ユニットのパンチ
と折り曲げ加工ユニットのパンチとの上からの斜視図、
第7図は折り曲げ加工ユニットの正面図、第8図は折り
曲げ加工ユニットの別の例を示す正面図、第9図は金属
パネルの完成品の斜視図、第10図は絞り加工時の残部
を示す平面図、第11図〜第18図はこの発明の第2実
施例を示すものであり、第11図はその平面図、第12
図は絞り加工ユニットのダイの下からの斜視図、第13
図は同パンチの上からの斜視図、第14図は絞り加工ユ
ニットのパンチを平面正方形にした場合の成形状態を示
す斜視図、第15図は第2実施例におけるコーナーの成
形状態を示す斜視図、第16図はコーナー付近の縁部に
エンボス加工をした場合の斜視図、第17図は絞り加工
直後の原板の斜視図、第18図は第17図の要部正面図
である。 A・・・絞り加工ユニット、B・・・折り曲げ加工ユニ
ット、MP・・・金属パネル、P・・・原板、49・・
・パンチ、51・・・仮押さえ、57・・・ダイ、59
・・・パンチ、61・・・ダイ、71・・・コーナー、
72・・・平板部、73・・・縁部 特許出願人  川崎製鉄株式会社 川鉄金属工業株式会社 代理人 弁理士 森   哲 也 代理人 弁理士 内 藤 嘉 昭 代理人 弁理士 清 水   正 第8図 第10図 第17図 7j

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 方形の平板部とその四辺で前記平板部から屈折された縁
    部とを有する金属パネルを成形するプレス用金型におい
    て、平板部の四隅に相当する位置にそれぞれ配置される
    絞り加工ユニットを有し、各絞り加工ユニットは、平板
    部のコーナー内側に配置されるパンチと、パンチに隣接
    して前記コーナーの縁部に配置される板押さえと、板押
    さえに向けて移動し板押さえとの間に前記コーナーの縁
    部を挟んでこれを絞るダイとから構成され、前記絞り加
    工ユニットどうしの相対位置を可変にしたことを特徴と
    する薄板板金加工用の寸法可変金型。
JP61299592A 1986-12-16 1986-12-16 薄板板金加工用の寸法可変金型 Pending JPS63154224A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61299592A JPS63154224A (ja) 1986-12-16 1986-12-16 薄板板金加工用の寸法可変金型

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JP61299592A JPS63154224A (ja) 1986-12-16 1986-12-16 薄板板金加工用の寸法可変金型

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JPS63154224A true JPS63154224A (ja) 1988-06-27

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ID=17874629

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JP61299592A Pending JPS63154224A (ja) 1986-12-16 1986-12-16 薄板板金加工用の寸法可変金型

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