JPS6315407Y2 - - Google Patents

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JPS6315407Y2
JPS6315407Y2 JP1981170254U JP17025481U JPS6315407Y2 JP S6315407 Y2 JPS6315407 Y2 JP S6315407Y2 JP 1981170254 U JP1981170254 U JP 1981170254U JP 17025481 U JP17025481 U JP 17025481U JP S6315407 Y2 JPS6315407 Y2 JP S6315407Y2
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JP
Japan
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center
truck frame
center joint
annular
spindle
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JP1981170254U
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JPS5876658U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はクレーン、油圧シヨベル等全旋回式機
械の旋回中心部の防水装置に関する。
第1図を参照して従来技術について説明する。
第1図は従来の旋回中心部に備えられた防水装置
の構成を説明するための断面図である。クレー
ン、油圧シヨベル等のトラツクフレーム1には圧
油を導通させるための中心継手2の本体2aが固
定されている。中心継手本体2a内にはスピンド
ル2bが回転自在に挿入されている。スピンドル
2bは固定部材10によつて旋回体3に連結され
ている。スピンドル2bは旋回体3に対しては回
転を制限され、旋回体3とともに中心継手本体2
aに対して回転しながら、圧油をトラツクフレー
ム1側と旋回体3側との間に導通させている。ト
ラツクフレーム1と旋回体3の間には旋回体3を
回転自在に支承する旋回ベアリング4が備えられ
ている。旋回ベアリング4は、旋回体3に装着さ
れた外輪4aと、トラツクフレーム1に装着され
た内輪4bとを有している。内輪4bの環状内側
面にはギヤ4cが備えられ、旋回体3上に取付け
られた旋回装置8で回転されるピニオン9がギア
4cに噛み合つて、トラツクフレーム1に対して
旋回体3が回転駆動される。ギヤ室7はトラツク
フレーム1上に設けた環状の隔壁5によつて画定
され、環状の隔壁5の上端部には旋回体3の下面
に係合する環状のシール部材6が備えられてい
る。また、内輪4bと外輪4aの間にも図示のよ
うに旋回輪シール部材4dが備えられている。環
状のシール部材6及び旋回輪シール部材4dはギ
ヤ室7内に外部から雨水等が浸入するのを阻止す
るためのものである。ギヤ室7内にはグリース等
の潤滑剤が封入されている。
上述した如き構成で成る従来技術においては、
環状のシール部材6の直径が大きなものとならざ
るを得ないので必然的に大なる摺動抵抗をもたら
してしまい、また直径が大であることからしてシ
ール機能を完全に満足させることが困難であつて
旋回体3の下面にまわり込んだ雨水がギヤ室7内
に浸入してしまう惧れがあり、シール部材6の耐
久性を十分なものとすることがむずかしく、製造
コストも高く、またシール部材6の交換が極めて
困難であるといつた多くの問題があつたのであ
る。本考案は従来技術のかような問題を解決した
もので、環状のシール部材6を廃止し、非接触式
の雨水等の浸入防止装置を提供し、摺動抵抗の低
減と耐久性の向上と、原価低減とをもたらすこと
を目的とするものである。
この目的を達成するため、本考案においては、
トラツクフレーム上に固定された流体を導通させ
るための中心継手本体と、該中心継手本体内に回
転自在に挿入され且つ旋回体に対して回転が制限
されるように取付けられた該中心継手のスピンド
ルと、該トラツクフレームと該旋回体との間に配
置された該旋回体を回転自在に支承する旋回ベア
リングと、該トラツクフレーム上に備えられ該旋
回ベアリングとの間にギヤ室を画成する環状の隔
壁とを備えた建設機械の旋回中心部の防水装置に
おいて、上記旋回体上に上記中心継手本体を囲む
ように取付けられ且つ雨水が内側に浸入しない高
さを有する環状の衝立壁と、上記中心継手本体又
は上記スピンドルに取付けられ且つ上記衝立壁の
上部及び側部の上方部を間隙を有しておおう覆い
とを設ける。
以下第2乃至第5図に従つて本考案の実施例に
ついて説明する。第2図は本考案の第1実施例の
構成を示す断面図、第3図は本考案の第2実施例
の構成を示す部分断面図、第4図は本考案の第3
実施例の構成を示す断面図、第5図は本考案の第
4実施例の構成を示す部分断面図である。第1図
の符号と同じ符号はいずれも第1図のものと同じ
又は相当部分を示している。
第2図に示された本考案の第1実施例において
は、トラツクフレーム1上に取付けられて旋回ベ
アリング4との間にギヤ室7を画成する環状の隔
壁11の上部には、第1図のものと相違して、シ
ール部材は備えられていない。この環状の隔壁1
1はギヤ室7の潤滑剤の流出を阻止する役目を果
しているだけであつて、雨水の浸入を阻止する役
目はしていない。旋回体3の上面には中心継手本
体2aを囲むように環状の衝立壁12aが備えら
れており、衝立壁12aは雨水が内側に浸入しな
い高さを有する。また、中心継手本体2aには環
状の衝立壁12aの上部及び側部の上方部を間隙
を有しておおうように覆い13aが取付けられて
いる。環状の衝立壁12aは旋回体3の上面にた
まつた雨水が内側に浸入しないようにする役目を
果し、覆い13aは雨水が上方から環状の衝立壁
12aの内側に浸入するのを阻止する役目を果し
ている。かように構成することによつて、環状の
シール部材を不要とし、前述したごとき従来技術
における問題を克服することができる。
第3図に示した第2実施例においては、環状の
衝立壁12bの上端縁が外方に曲げられている。
また覆い13bの外周縁が大きく下方に曲げられ
ている。このように構成するならば、衝立壁12
bの外方に曲げられた端縁部分と、覆い13bの
大きく曲げられた外周縁部分とが大きな範囲に亘
つて重なつて、雨水の浸入を完璧に阻止すること
ができる。
第4図に示した第3実施例においては、覆い1
3cがスピンドル2bに取付けられて、環状の衝
立壁12cの内側に雨水が浸入することを阻止す
るようになつている点が、第1、第2実施例と相
違する。かような構成によつても、第1、第2実
施例と同じ効果を奏し得ることは明らかであろ
う。覆い13cはスピンドル2bに取付けられて
いるために、旋回体3上に備えた環状の衝立壁1
2cとの間に相対的運動がない点が第3実施例の
利点である(たかだか、トラツクフレーム1と、
旋回体3と、旋回ベアリング4等の製造誤差によ
る芯振れがあり得る程度である)。従つて、環状
の衝立壁12cの上端と、覆い13cとの間隙を
極めて小さくして雨水の浸入を完全に阻止するこ
とができる。
第5図に示した第4実施例においては、環状の
衝立壁12dの上端縁が外方に曲げられ、スピン
ドル2bに固定された覆い13dの外周縁が大き
く下方に曲げられている。このように構成するな
らば、衝立壁12dの外方に曲げられた部分と、
覆い13dの下方に曲げられた部分とが大きな範
囲に亘つて重なつて、雨水の浸入を完璧に阻止す
ることができる。
本考案は以上のように構成して、従来技術にお
いて使用されていた環状のシール部材を除去した
ために、次のような作用効果を奏し得る。
1 シールの摩耗がなく防水効果は永久的であ
る。
2 シールの交換が不要で所謂メインテナンスフ
リーである。
3 構造が簡単で製造誤差によりシール性能が大
巾に変つてしまうという問題はなく、製造コス
トも安価である。
4 大きな環状シール部材による摺動抵抗がない
ので、旋回体の回転が円滑に行ない得る。特に
組立作業時などにおいて人力で旋回体を回転さ
せることができて便利である。
5 本考案の第3、第4実施例特有の効果とし
て、環状の衝立壁と覆いとの間の相対的な回転
運動がないために、両者間の隙間を極めて小と
なし得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の旋回中心部に備えられた防水装
置の構成を示す断面図、第2図は本考案の第1実
施例の構成を示す断面図、第3図は本考案の第2
実施例の構成を示す一部断面図、第4図は本考案
の第3実施例の構成を示す断面図、第5図は本考
案の第4実施例の構成を示す一部断面図である。 1……トラツクフレーム、2……中心継手、2
a……中心継手本体、2b……スピンドル、3…
…旋回体、4……旋回ベアリング、4a……外
輪、4b……内輪、4d……旋回輪シール部材、
5……環状の隔壁、6……環状のシール部材、7
……ギヤ室、8……旋回装置、9……ピニオン、
10……固定部材、11……環状の隔壁、12
a,12b,12c,12d……環状の衝立壁、
13a,13b,13c,13d……覆い。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トラツクフレーム上に固定された流体を導通さ
    せるための中心継手本体と、該中心継手本体内に
    回転自在に挿入され且つ旋回体に対して回転が制
    限されるように取付けられた該中心継手のスピン
    ドルと、該トラツクフレームと該旋回体との間に
    配置された該旋回体を回転自在に支承する旋回ベ
    アリングと、該トラツクフレーム上に備えられ該
    旋回ベアリングとの間にギア室を画成する環状の
    隔壁とを備えた建設機械の旋回中心部の防水装置
    において、上記旋回体上に上記中心継手本体を囲
    むように取付けられ且つ雨水が内側に浸入しない
    高さを有する環状の衝立壁と、上記中心継手本体
    又は上記スピンドルに取付けられ且つ上記衝立壁
    の上部及び側部の上方部を間隙を有しておおう覆
    いとを具備することを特徴とする旋回中心部の防
    水装置。
JP17025481U 1981-11-17 1981-11-17 旋回中心部の防水装置 Granted JPS5876658U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17025481U JPS5876658U (ja) 1981-11-17 1981-11-17 旋回中心部の防水装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17025481U JPS5876658U (ja) 1981-11-17 1981-11-17 旋回中心部の防水装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5876658U JPS5876658U (ja) 1983-05-24
JPS6315407Y2 true JPS6315407Y2 (ja) 1988-04-28

Family

ID=29962216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17025481U Granted JPS5876658U (ja) 1981-11-17 1981-11-17 旋回中心部の防水装置

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JP (1) JPS5876658U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5850162B2 (ja) * 1976-02-05 1983-11-09 日産自動車株式会社 段ボ−ル製内装材の製造法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5850162U (ja) * 1981-09-28 1983-04-05 株式会社神戸製鋼所 旋回式作業機械のグリ−スバスシ−ル装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5850162B2 (ja) * 1976-02-05 1983-11-09 日産自動車株式会社 段ボ−ル製内装材の製造法

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Publication number Publication date
JPS5876658U (ja) 1983-05-24

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