JPS63153741A - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体

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JPS63153741A
JPS63153741A JP61302275A JP30227586A JPS63153741A JP S63153741 A JPS63153741 A JP S63153741A JP 61302275 A JP61302275 A JP 61302275A JP 30227586 A JP30227586 A JP 30227586A JP S63153741 A JPS63153741 A JP S63153741A
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oxide
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内山 謙治
Hideki Ishizaki
石崎 秀樹
Masaru Takayama
勝 高山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 工 発明の背景 技術分野 本発明は、レーザー光等の熱および光を用いて情報の記
録、再生を行う光磁気記録媒体等の光記録媒体に関する
先行技術とその問題点 光記録媒体の一つとして、光磁気メモリ用の媒体がある
光磁気メモリの記録媒体としては、 MnB1.MnAuGe、MnSb。
MnCuB1.GdFe、TbFe。
GdCo、PtCo、TbCo。
TbFeCo、GdFeCo。
TbFeO3、Gd1G、GdTbFe。
GdTbFeCoB1.CoFe204等の材料が知ら
れている。 これらは、真空蒸着法やスパッタリング法
等の方法で、プラスチックやガラス等の透明基板上に薄
膜として形成される。 これらの光磁気記録媒体に共通
している特性としては、 磁化容易軸が膜面に垂直方向にあり、 さらに、カー効果やファラデー効果が大きいという点を
あげることができる。
このような媒体に要求されることは、 第1に、キューリ一点が100〜200℃程度で、補償
点が室温付近であること、 第2に、ノイズとなる結晶粒界などの欠陥が比較的少な
いこと、 第3に、比較的大面積にわたって磁気的、機械的に均一
な膜が得られることがあげられる゛。
このような要求に答え、上記材料のなかで、近年、希土
類−遷移金属の非晶質垂直磁性薄膜が大きな注目を集め
ている。
しかし、このような希土類−遷移金属非晶質薄膜からな
る光磁気記録媒体において、磁性薄膜層は大気に接した
まま保存されると、大気中の酸素や水により希土類が選
択的に腐食あるいは酸化されてしまい、情報の記録、再
生が不可能となる。
そこで、一般には、前記磁性薄膜層の基板側ないし基板
反対側表面に保護層を設けた構成を有するものが多く研
究されている。
従来、このような防湿性等の耐食性付与のための保護層
としては、−酸化ケイ素、二酸化ケイ素、窒化アルミ、
窒化ケイ素、硫化亜鉛等の無機系の真空蒸着膜や樹脂膜
等を設ける試み(特開昭58−80142号等)が開示
されている。 しかし、これらは、いずれも未だ耐食性
あるいは膜と基板との密着性の点で満足できるものでは
ない。
また、一定の組成を有する無機ガラスを保護層に用いた
場合においても、媒体の耐久性、特に水分透過の防止、
接着性の向上環の改善がみられる旨の開示がなされてい
る(特開昭59−52443号公報、同第60−177
449号公報)。
しかしながら、光磁気記録媒体の耐久性および耐食性に
対する要求は厳しく、これらのものであっても、未だそ
の効果は十分とはいえず、さらにより一層の改善が望ま
れている。
なお、このような問題は、いわゆる相転移タイプの記録
層を有する光記録媒体でも同様である。
■ 発明の目的 本発明の目的は、記録層の劣化が防止され、耐食性、耐
久性に優れた光記録媒体を提供することにある。
■ 発明の開示 このような目的は、以下の本発明によって達成される。
すなわち、本発明は基板上に記録層を有し、この記録層
の上面および/または下面に、直接または中間層を介し
て保護層を有する光記録媒体において、 保護層が、酸化ケイ素と、酸化ホウ素と、酸化アルミニ
ウムと、アルカリ金属酸化物とを含有し、酸化ケイ素含
有量が、40〜60%、アルカリ金属酸化物含有量が0
.5〜10wt%であることを特徴とする光記録媒体で
ある。
■ 発明の具体的構成 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明する。
本発明の光記録媒体のうち、光磁気記録媒体の一実施例
が第1図に示されている。
第1図において、本発明の光磁気記録媒体1は、基板2
上に、記録層としての磁性薄膜層4を有し、この磁性薄
膜層4の下面および上面にはそれぞれガラス質からなる
保護層31.35が設けられる。
本発明においては、第1図に示される保護層31.35
のうち、少なくとも一方の保護層を設ければよいが、磁
性薄膜層4を完全に保護することを考えれば、第1図の
ごとく両方に設けることが好ましい。
このような本発明のガラス質からなる保護層31.35
は、酸化ケイ素か40〜60wL%含有される。
この値が60wt%を超えると耐食性の点で不利であり
、また40胃L%未満となると膜の安定性の点で不利で
ある。
このような酸化ケイ素は、保護層中に通常、5in2の
形で存在する。
さらに、本発明の保護層中には、アルカリ金属酸化物が
0.5〜10wt%含有される。
この値が10wt%を超えると磁性層に悪影習を与えて
しまう可能性があり、また、0.5wt%未満となると
耐久性の点で不充分となる。
なお、アルカリ金属酸化物の含有量の下限値としては1
.0wt%が好ましく、またその上限値としては7.0
wt%が好ましい。
用いるアルカリ金属酸化物としては、 Li2O,Na2O、に20、Rb2O、Cs2O、F
r2O等が挙げられるが、中でも特にLi2O,Na、
O,に20が好ましい。
これらは、1種類のみならず、2種類以上を併用しても
よい。 本発明の保護層中には、さらに酸化ホウ素と酸
化アルミニウムとの総和が30〜59.5wt%の範囲
で含有される。
酸化ホウ素および酸化アルミニウムは、保護層中に通常
それぞれB203 、 A It203の形で存在する
。 この含有量が59.5田し%をこえたり、あるいは
30wt%未満なると、前記酸化ケイ素の含有量ないし
アルカリ金属酸化物の含有量が所定の範囲外となり、本
発明の実効がなくなるからである。
なお、通常、酸化ホウ素の含有量は、保護層中に1.0
〜40wt%程度、また酸化アルミニウムのそれは3.
0〜45wt%程度である。
なお、本発明において、第1図に示すごとく磁性薄膜層
の上面および下面にそれぞれ保護層31.35を設ける
場合には、これらの保護層31と保護層35との組成は
同一であっても、また本発明の所定の範囲内でそれぞれ
異なりた組成としてもよい。
また、一方の保護層のみの組成を本発明内の所定の組成
とすることもできる。
このような保護層は、各種気相成膜法、例えば、スパッ
タ法、蒸着法、イオンブレーティング法、プラズマCV
D、光CVD、特に2種以上の異なる組成からなるター
ゲットを用いた多元スパッタ法あるいは酸素を用いる反
応性スパッタ法等によって形成される。
そして、このような保護層の厚さは、磁性薄膜層の上面
および下面に設けられるにかかわらず、それぞれ300
〜3000人、特に500〜2000人とすることが好
ましい。
この値が300λ未満であると、耐候性が悪く、また3
000人をこえると、感度が低下する。
なお、このような保護層31を基板2上に設・  け、
この上に後述する中間層を設ける場合には、保護層31
の厚さは30ON1000λ程度、中間層を500〜1
500人程度とすることが好ましい。
また、保護層中の不純物として、成膜雰囲気中に存在す
るAr、N2等が入ってもよい。
その他、Fe203、Cub、Cr2O3、MnO,、
Coo、N i O,As2O3等が全体の1.Owt
%程度以下含有されてもよい。
本発明において記録層として用いる磁性薄膜層4は、変
調された熱ビームあるいは変調された磁界により、情報
が磁気的に記録されるものであり、記録情報は磁気−光
変換して再生するものである。
このような磁性薄膜層4の材質としては、Gd、Tb等
の希土類金属と好ましくはFe、co等の遷移金属の合
金をスパッタ、蒸着法等により、非晶質膜として形成し
たものである。
この場合、FeとCoの総合有量は、65〜85at%
であることが好ましい。
そして、残部は実質的に希土類金属、特にGdおよび/
またはTbである。
そして、その好適例としては、TbFeCo、GdFe
Co、GdTbFeCo等がある。
なお、これら磁性薄膜層中には10at%以下の範囲で
Cr、AJZ、Ti、Pt、Si、Mo、Mn%V、N
i、Cu、Zn、Ge。
Au等か含有されてもよい。
また、希土類元素として10at%以下の範囲でSc、
Y%La%Ce、Pr、Nd、Pm。
Sm、Eu、Dy、Ho、Er%Tm、Yb。
Lu等を含有してもよい。
このような磁性薄膜層の厚さは、通常、100〜100
00λ程度である。
この他記録層の材質としては、いわゆる相転移タイプの
ものとして、例えば、 Te−3e、Te−3e−3n、Te −Ge、Te−
Tn、Te−5n%Te−Ge−5b−S、Te−Ge
−As−3i、Te −Si、Te−Ge−5i−Sb
、Te−Ge−B1.Te−Ge−In−Ga、Te−
3i −Bi−T1%Te−Ge−B1−In−3゜T
e−As−Ge−5b%Te−Ge−5e−S、Te−
Ge−3e、Te−As−Ge −Ga、Te−Ge−
5−In% 5e−Ge −Tffi、 5e−Te−
As%5e−Ge−Tj2−3b、5e−Ge−Bi、
5e−3(以上、特公昭54−41902号、特許第1
004835号など) TeaX (特開昭58−54338号、特許第974
257号記載のTe酸化物中に分散されたTe)、 TeaX+PbO,(特許第974258号)、 TeaX+VO,(特許第974257号)、その他、
Te−Tit、Te−TJ2−3i、5e−Zn−Sb
、Te−5e−Ga。
TeNX等のTe、Seを主体とするカルコゲン系 Ge−3n、5i−3n等の非晶質−結晶質転移を生じ
る合金 Ag−Zn、Ag−Aj!−Cu、Cu−Al1等の結
晶構造変化によって色変化を生じる合金、In−3b等
の結晶粒径の変化を生じる合金などがある。
このような記録層は、蒸着法、スパッタ法、イオンブレ
ーティング法等のドライコーティング方式等を用いて設
層すればよい。 そしてその設層厚さは20nm〜1−
程度とされる。
基板2は、ガラスないし樹脂製であり、好ましい樹脂材
質としては、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、エ
ポキシ樹脂、ポリメチルペンテン樹脂などがあげられる
これらの樹脂のうち、耐久性、特にソリなどに対する耐
性等の点でポリカーボネート樹脂が好ましい。
この場合のポリカーボネート樹脂としては、脂肪族ポリ
カーボネート、芳香族−脂肪族ポリカーボネート、芳香
族ポリカーボネートのいずれであってもよいが、特に芳
香族ポリカーボネート樹脂であることが好ましい。 こ
れらのうちでは融点、結晶性、とり扱い等の点でビスフ
ェノールからのポリカーボネート樹脂が好ましい。 中
でもビスフェノールAタイプのポリカーボネート樹脂は
最も好ましく用いられる。
また、ポリカーボネート樹脂の数平均分子量は、to、
ooo〜15,000程度であることが好ましい。
このような基板2の830 nmの屈折率は通常1.5
5〜1.5e程度である。
なお、記録は基板2をとおして行うので、書き込みない
し読み出し光に対する透過率は86%以上とする。
このようなディスク状基板の磁性薄膜層形成面には、ト
ラッキング用の溝が形成されてもよい。
溝の深さは、え/ 8 n程度、特にλ/ 6 n〜λ
/ 12 n (ここに、nは基板の屈折率である)と
される。 また、溝の巾は、0.4〜2.0−程度とさ
れる。
また、アドレス用のビットが形成されていてもよい。
そして、通常、この溝の凹部に位置する磁性薄膜層を記
録トラック部として、書き込み光および読み出し光を基
板裏面側から照射することが好ましい。
このように構成することにより、書き込み感度と読み出
しのC/N比が向上し、しかもトラッキングの制御信号
は大きくなる。
また、その他の基板の形状として、テープ、ドラム等と
してもよい。
なお、前述した本発明の保護層は、第1図に示されるよ
うに磁性層としての磁性薄膜層4の上面および/または
下面に直接設層してもよいし、また磁性薄膜層と中間層
を介して接するように設けてもよい。
中間層を設ける場合には、通常、第1図に示される基板
側の保護層31と磁性薄膜層4との間に設けることが特
に好ましい。
このような中間層としては、酸素、炭素、窒素、硫黄等
を含む化合物、例えば5in2、S i OX%AIN
、An□O,、Si3N4、ZnS、BN、TiO2、
TiN等の各種誘電体物質またはその他の無機ないし有
機膜が挙げられる。
なお、各種誘電体物質は2種以上用いてもよい。
また、通常、磁性薄膜層上(基板2と反対側)に設けら
れる保護層35の上には、有機保護コート層5が設けら
れる。
有機保護コート層5の材質としては、通常、公知の種々
の有機系の物質を用いればよい。
より好ましくは、放射線硬化型化合物を電子線、紫外線
等の放射線で硬化させたものを用いるのがよい。
用いる放射線硬化型化合物としては、イオン化エネルギ
ーに感応し、ラジカル重合性を示す不飽和二重結合を有
すアクリル酸、メタクリル酸、あるいはそれらのエステ
ル化合物のようなアクリル系二重結合、ジアリルフタレ
ートのようなアリル系二重結合、マレイン酸、マレイン
酸誘導体等の不飽和二重結合等の放射線照射による架橋
あるいは重合乾燥する基を分子中に含有または導入した
千ツマ−、オリゴマーおよびポリマー等を挙げることが
できる。
放射線硬化型子ツマ−としては、分子量2000未満の
化合物が、オリゴマーとしては分子量2000〜100
00のものが用いられる。
これらはスチレン、エチルアクリレート、エチレングリ
コールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリ
レート、ジエチレングリコールジアクリレート、ジエチ
レングリコールメタクリレート、1.6−ヘキサングリ
コールジアクリレート、1.6−ヘキサングリコールジ
アクリレート等も挙げられるが、特に好ましいものとし
ては、ペンタエリスリトールテトラアクリレート(メタ
クリレート)、ペンタエリスリトールアクリレート(メ
タクリレート)、トリメチロールプロパントリアクリレ
ート(メタクリレート)、トリメチロールプロパンジア
クリレート(メタクリレート)、多官能オリゴエステル
アクリレート(アロエックスM− 7100、M−5400、M−5500、M−5700
、M−6250、M−6500、M−8030、M−8
060、M−8100等、東亜合成)、ウレタンエラス
トマーにツボラン4040)のアクリル変性体、あるい
はこれらのものにC0OH等の官能基が導入されたもの
、フェノールエチレンオキシド付加物のアクリレート(
メタクリレート)、下記一般式で示されるペンタエリス
リトール縮合環にアクリル基(メタクリル基)またはε
−カプロラクトン−アクリル基のついた化合物、 1)  (CH2=CHCOOCH2)3−CCH20
H(特殊アクリレートA) 2)   (CH2=CHCOOCH2):s −CC
H2CH3(特殊アクリレートB) 3)   (CH2=CHCO(OC3H6)1−OC
H2)3−CCH2CH3(特殊アクリレートC) (特殊アクリレートD) (特殊アクリレートE) (特殊アクリレートF) 式中、m=1、a=2、b=4の化合物(以下、特殊ペ
ンタエリスリトール縮合物Aという)、 m=1.a=3、b=3の化合物(以下、特殊ペンタエ
リスリトール縮合物Bという)、m=1、a=6、b=
oの化合物(以下、特殊ペンタエリスリトール縮合物C
という)、m=2、a=6、b=oの化合物(以下、特
殊ペンタエリスリトール縮合物りという)、および下記
式一般式で示される特殊アクリレート類等が挙げられる
8)  CH2=CHCOO(CH2CH20) 4−
CCH20H2(特殊アクリレ−)4() (特殊アクリレート■) (特殊アクリレートJ) Aニアクリル酸、   X:多価アルコールY:多塩基
酸     (特殊アクリレートK)12)   A(
−M−N+−M−A Aニアクリル酸、   M:2価アルコールN:2塩基
酸     (特殊アクリレートし)また、放射線硬化
型オリゴマーとしては、下記一般式で示される多官能オ
リゴエステルアクリレートやウレタンエラストマーのア
クリル変性体、あるいはこれらのものにC0OH等の官
能基が導入されたもの等が挙げられる。
(式中R1、R2,アルキル、n:整数)また、熱可塑
性樹脂を放射線感応変性することによって得られる放射
線硬化型化合物を用いてもよい。
このような放射線硬化性樹脂の具体例としては、ラジカ
ル重合性を有する不飽和二重結合を示すアクリル酸、メ
タクリル酸、あるいはそれらのエステル化合物のような
アクリル系二重結合、ジアリルフタレートのようなアリ
ル系二重結合、マレイン酸、マレイン酸誘導体等の不飽
和結合等の、放射線照射による架橋あるいは重合する基
を熱可塑性樹脂の分子中に含有、または導入した樹脂で
ある。
放射線硬化性樹脂に変性できる熱可塑性樹脂の例として
は、塩化ビニル系共重合体、飽和ポリニスルチル樹脂、
ポリビニルアルコール系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノ
キシ系樹脂、繊維素誘導体等を挙げることができる。
その他、放射線感応変性に用いることのできる樹脂とし
ては、多官能ポリエステル樹脂、ポリエーテルエステル
樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂および誘導体(pvp
オレフィン共重合体)、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹
脂、フェノール樹脂、スピロアセタール樹脂、水酸基を
含有するアクリルエステルおよびメタクリルエステルを
重合成分として少くとも一種含むアクリル系樹脂等も有
効である。
このような放射線硬化型化合物の有機保護コート層5の
膜厚は0.1〜30μm、より好ましくは1〜10μm
である。
この膜厚が0.1μm未満になると、一様な膜を形成で
きず、湿度が高い雰囲気中での防湿効果が十分でなく、
磁性薄膜層4の耐久性が向上しない。 また、30μm
をこえると、樹脂膜の硬化の際に伴う収縮により記録媒
体の反りや保護膜中のクラックが生じ、実用に耐えない
このような塗膜は、通常、スピンナーコート、グラビア
塗布、スプレーボート、ディッピング等、種々の公知の
方法を組み合わせて設層すればよい。 この時の塗膜の
設層条件は、塗膜組成の混合物の粘度、目的とする塗膜
厚さ等を考慮して適宜決定すればよい。
このような塗膜を硬化させて保護層とするには、電子線
、紫外線等の放射線を塗膜に照射すればよい。
電子線を用いる場合、放射線特性としては、加速電圧1
00〜750KV、好ましくは150〜300KVの放
射線加速器を用い、吸収線量を0.5〜20メガラツド
になるように照射するのが好都合である。
一方、紫外線を用いる場合には、前述したような放射線
硬化型化合物の中には、通常、光重合増感剤が加えられ
る。
この光重合増感剤としては、従来公知のものでよく、例
えばベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエー
テル、α−メチルベンゾイン、α−クロルデオキシベン
ゾイン等のベンゾイン系、ベンゾフェノン、アセトフェ
ノン、ビスジアルキルアミノベンゾフェノン等のケトン
類、アセドラキノン、フエナントラキノン等のキノン類
、ベンジルジスルフィド、テトラメチルチウラムモノス
ルフィド等のスルフィド類等を挙げることができる。 
光重合増感剤は樹脂固形分に対し、0.1〜10重量%
の範囲が望ましい。
そして、このような光重合増感剤と放射線硬化型化合物
を含有する塗膜を紫外線によって硬化させるには、公知
の種々の方法に従えばよい。
たとえば、キセノン放電管、水素放電管などの紫外線電
球等を用いればよい。
このような有機保護コート層5の上には、通常接着剤層
6を介して保護板7が設けられる。
すなわち、前記の基板2の裏面(磁性薄膜層4を設けて
いない側の面)側からのみ記録・再生を行う、いわゆる
片面記録の場合には、この保護板7を用いる。
このような保護板7の樹脂材質は特別に透明性等を要求
されることはなく、種々の樹脂、例えば、ポリエチレン
、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポ
リビニルアルコール、メタクリル樹脂、ポリアミド、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリカーボネート、ポリアセタール
、ふっ素樹脂等の各種熱可塑性樹脂、フェノール樹脂、
ユリア樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン、
アルキド樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ケイ素樹
脂等の各種熱可塑性樹脂等が使用可能である。
なお、ガラス、セラミック等の各種無機材質を保護板7
として用いてもよい。
このものの形状、寸法等は上記の基板2のそれとほぼ同
様とされる。
このような保護板7は、前述したように接着剤層6を介
して接着される。 接着剤層は、通常、ホットメルト樹
脂等の接着剤であって、この膜厚は1〜100μm程度
とされる。
他方、上記の保護板7を用いる代りに、上記の磁性薄膜
層4、保護層31,35、有機保護コート層5等を有す
る基板をさらに1セツト用いて、内磁性薄膜層を内側に
して対向させて、接着剤層6を用いて貼り合せて、両基
板の裏面側から書き込みを行なう、いわゆる両面記録タ
イプとしてもよい。 さらに、これらの基板2や保護板
7の裏面(磁性薄膜層4を設けていない側の面)には各
種保護膜としてのコーティングを行うことが好ましい。
コーティングの材質としては、前述した有機保護コート
層5の材質と同様なものとしてもよい。
■ 発明の効果 本発明の光記録媒体は、記録層、特に磁性薄膜層の上面
および/または下面に所定の組成からなる保護層を有す
る。
従って、本発明の媒体は、耐久性、耐食性にきわめて優
れた効果を有する。
■ 発明の具体的実施例 以下、本発明の実施例を挙げ、本発明をさらに詳細に説
明する。
[実施例1] 直径13cm、厚さ1.2mmのビスフェノールA系の
光デイスクグレードポリカーボネート樹脂からなる基板
2上に、下記表1に示される種々の組成の保護層31を
設層した。
なお、設層に際しては、スパッタリング法、場合により
多元スパッタ法を用いた。 膜厚は各サンプルにつき全
て800人とした。
このような保護層の上に21at%Tb、68at%F
e、7at%Co、4at%Cr合金薄膜を、スパッタ
リングによって厚さ800人に設層し、磁性薄膜層4と
した。
なお、ターゲットは、FeターゲットにTb・、C01
Crチツプをのせたものを用いた。
この磁性薄膜層4上に、さらに、種々の組成のガラス質
からなる保護層35を設層した。
この保護層35の組成および膜厚は、それぞれのサンプ
ルに用いた保護層31のそれらと同様のものとした。
この保護層35の上に、下記の放射線硬化型化合物を含
む塗布組成物を有機保護コート層5として、スピンナー
コートで設層した。
(塗布組成物) 多官能オリゴエステルアクリレート 100重量部 光増感剤            5重量部このような
塗布組成物を設層後、紫外線を15sec照射し架橋硬
化させ、硬化膜とした。
このようにして、下記表1に示されるような種々のサン
プルを作製した。
これについて下記の特性を測定した。
(1)耐久性 ヒートサイクルテスト−I E C−2−38(−10
℃〜+65℃、93%RH) 上記加速試験にてピットエラーレートが2倍となる時間
を測定した。 この条件の場合主に膜のハクリ、クラッ
ク等がピットエラーレートの増加に寄与していた。
(2)耐食性 高温高湿(60℃、90%RH)保存テスト上記加速試
験にてピットエラーレートが2倍となる時間を測定した
。 この条件の場合主に孔食(ピンホール)の発生がピ
ットエラーレートの増加に寄与していた。
結果を表1に示す。
[実施例2] 実施例1のサンプル101(表1)において、磁性薄膜
層の組成をTb21%、Fe72%、Co7%とし、磁
性薄膜層4と保護層31との間に、中間層としてZnS
のスパッタ膜(800人厚1を形成した以外は、サンプ
ル101の場合と同様にしてサンプル201を作製した
このサンプル201について、上記の耐久性、耐食性の
試験を行った。
この結果、サンプル201の耐久性、耐食性は、それぞ
れサンプル101のものとほぼ同等であることが確認さ
れた。
なお、このような効果は、相転移型のTe−Ge、Te
aX、Te−5e等の記録層でも同様に実現した。
以上の結果より本発明の効果は明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の1例を示す光磁気記録媒体の断面図
である。 符号の説明 1・−光磁気記録媒体、 2・・・基板31.35−保
護層、 4・・・磁性薄膜層、5・−有機保護コート層
、  6−接着剤層、7・−保護板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板上に記録層を有し、この記録層の上面および
    /または下面に、直接または中間層を介して保護層を有
    する光記録媒体において、保護層が、酸化ケイ素と、酸
    化ホウ素と、酸化アルミニウムと、アルカリ金属酸化物
    とを含有し、酸化ケイ素含有量が、40〜60%、アル
    カリ金属酸化物含有量が0.5〜10wt%であること
    を特徴とする光記録媒体。
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