JPS63153688A - 文字枠決定回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば光学式文字読取装置（ＯＣＲ）におい
て、背景と文字パターンとを２直化し、各文字ごとに文
字枠を決定するための文字枠決定回路に関する。なお、
文字枠を正確に決定することは、以後の文字認識を容易
にする上からも必要でらゐ＠ 〔従来の技術〕 第４図は文字枠決定方式の従来例を説明するための説明
図である。これは、例えばＯＣＲ装置を介して得られる
文字パターン１１を、Ｘ軸およびｙ軸上に投影してその
ヒストグラム１２．１３をとシ、Ｘ軸方向の右ｊ）ｆ！
ＩＲと左端りおよびｙ軸方向の上端Ｕと下端りをそれぞ
れ検出し、着目文字１１の文字枠を決定するものである
。なお、同図の符号１４は背景、１５はノイズ等の不安
定部分を示す。つｔｂ、従来のＯＣＲ装置では汚れやし
みまたは地肌等がきめ細かに管理された紙上に記された
文字を対象としておυ、このような状況下では文字を背
景に対して安定に切シ分けることが可能である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、その適用範囲が広がって紙質や文字パタ
ーン等を問わなくなると、文字と背景を安定に切シ分け
ることが困難となる。例えば第４図に符号１５で示す如
き不安定パターンがあると、本来の文字枠とは大幅に異
なった枠１６ができてしまう。また、Ｘ＋Ｙ軸に対する
ヒストグラムに対し、これが所定の頻度（Ｌｘ　、Ｌｙ
　）に達したところをＲ，Ｌ、Ｕ、Ｄ点として文字枠を
決定する方法もあるが、第４図の例えば部分りでは、前
記同様不安定となる。

したがって、本発明はＯＣＲ装置等において、文字パタ
ーンが管理の不十分な背景におかれた場合、または背景
と文字パターンの明暗差が小さい場合でも、本来の文字
枠により近い文字枠を決定することが可能な文字枠決定
回路を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

文字パターン列を撮像し画素毎に２喧化して得られる画
像データを記憶するメモリと、着目する１文字の領域に
つき主走査および副走査を上、下と凪右の４方向から実
行すべく該メモリの内容をそれぞれ読み出すメモリ読出
し手段と、該読出し手段にて読み出される方向別のデー
タについて着目文字パターンの有意画素数を累積する計
数手段と、該累積値が所定値に達したことを検出する検
出手段とを設け、該検出手段を介して得られる方向別の
データから着目文字パターンの文字枠を決定する。

〔作用〕

１文字ごとに切シ分けられた文字パターンに対し、Ｙ軸
の右端方向と左端方向およびＹ軸の上端方向と下端方向
の４方向よシ走査を実行して文字有意画素の累積頻度を
算出し、これが所定の直に達したとき各々の端とし、文
字枠を決定することにより、ノイズ等に影響されない正
確な文字枠を決定できるようにする。

〔発明の実施例〕

第１図は本発明の実施例を示す構成図、第２図は本発明
を含む装置全体を示す全体構成図である。

まず、第２図から説明する。同図において、１は入力で
あシ、例えば紙に記入された文字パターン列である。２
は入力１を光電変換によシミ気信号に変換する、テレビ
カメラ等のスキャナーでおる。３はスキャナー２からの
出力に対し種々の操作を加え、背景と文字パターンをデ
ィジタル的に″０”と１１”に変換する２喧化回路であ
る。４は２喧化回路３からの出力を、入力イメージ１に
従って記憶するメモリである。こメでは、１ペ一ジ分記
憶するので、ページメモリと呼ぶことにする。５はペー
ジメモリ４に記憶されている文字パターン列中よシ、１
文字分のパターン領域を繰り返しスキャンし、着目文字
パターンを読出す１文字読出し回路である。なお、１文
字領域の決定法に関しては、本発明には直接関係がない
ので、説明を省略する。６はページメモリ４からの文字
パターン信号と、１文字読出し回路５からのスキャンア
ドレスとによシ、よシ正しい文字枠を決定する文字枠決
定回路である。正しい文字枠とは、着目文字パターンの
外接枠を云う。７は決定された文字枠にしたがって繰シ
返しメモリ４の内容を読み出し、着目文字の文字枠に依
存するところの各種の形状特徴直１位相特徴直を抽出す
る特徴抽出回路である。これも良く知られているので、
詳細は省略する。８は特徴抽出回路７の結果に従い着目
文字を識別するところであり、９は識別結果を編集して
出力するところである。

こ−で、第１図に戻シ、１文字読出し回路および文字枠
決定回路につき、詳細に説明する。

１文字読出し回路５は、次の（ａ）〜（ｄ）に示すよう
な種々の読み出しアドレスを発生できるようＫなってい
る。

（ａ）　　主走査としてはＸが犬なる方向に走査し、副
走査としてはｙが大なる方向に走査する（モード１）。

（ｂ）　　主走査としてはＸが大なる方向に走査し、副
走査としてはｙが小なる方向に走査する（モード２）。

（ｃｌ　　主走査としてはｙが犬なる方向に走査し、副
走査としてはＸが大なる方向に走査する（モード６）。

（ｄ）　　主走査としてはｙが大なる方向に走査し、副
走査としてはＸが小なる方向に走査する（モード４）。

つｔｂ、１文字読出し回路５は、このような４つのモー
ドを順次切シ替えて実行する。

一方、文字枠決定回路６は６１〜６４から構成されてい
る。６１はカウンタであシ、１文字読出し回路５がメモ
リ４をスキャンする開始時にリセットされ、文字パター
ンの有意画素数をカウントする。すなわち、カウンタ６
１には成るスキャンモードにおける１文字パターンの累
積頻度が算出される。６２は比較器であシ、カウント値
が設定器６３に設定された所定値に到達したか否かを判
定する。６４は枠記憶回路でｓｂ、比較器６２からの到
達信号と、１文字読出し回路５からのアドレス信号およ
びモード信号によシ着目端点を記憶する。か＼る操作を
４つのモードすべてＫつき行ない、４つの端点を決定す
る。

これらのようすを第３図に示す。１文字読出し回路５に
よる４つのスキャンモードによシ、各累積頻度曲線１７
．１８．１９．２０を算出し、Ｒ；Ｌ　／、　ｕ　／　
、　Ｄ　／の各点を検出するもので、Ｕ′はモード１．
Ｄ′はモード２．Ｌ′はモード３．Ｒ′はモード４でそ
れぞれ検出される。表お、各モードのスキャンは各端点
検出後直ちに停止することによシ、高速に４点を検出す
ることができる。なお、第３図中Ｏ８は設定器６３に設
定される値を示す。また、１６′が本発明に従って決定
された文字枠である。

〔発明の効果〕

本発明によれば、文字パターンを４方向から走査し、そ
の有意画素の累積値から文字枠を決定するようにしたの
で、背景の地肌が荒れていたシ、文字パターンと背景の
明暗差が小さいこと等に起因するディジタル化文字パタ
ーンの不安定性が取シ除かれる結果、安定な文字枠が得
られる利点がもたらされる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す構成図、第２図は本発明
を含む装置全体を示す全体構成図、第６図は第１図の動
作を説明するための説明図、第４図は文字枠決定方式の
従来例を説明するための説明図である。 符号説明 １・・・・・・入力、２・・・・・・スキャナー、３・
・曲２１Ｉ！化回路、４・・・・・・ページメモリ、５
・・・・・・１文字読出し回路、６・・・・・・文字枠
決定回路、７・・・・・・Ｉ！＃微抽出回路、９・・・
・・・編集回路、１１・・曲文字パターン、１２・・・
・・・Ｘ軸ヒストグラム、１３・・・・・・ｙ軸ヒスト
グラム、１４・・・・・・背景、１５・曲・不安定パタ
ーン、１６　、１６　’・・・・・・文字枠、１７，１
８，１９，２□０・・・・・・累積値、６１・・・・・
・カウンタ、６２・・曲比較器、６３・・・・・・設定
器、６４・・曲枠記憶回路。 代理人　弁理士　並　木　昭　夫 代理人　弁理士　松　崎　　　　清 １図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 文字パターン列を撮像し画素毎に２値化して得られる画
   像データを記憶するメモリと、 着目する１文字領域につき主走査および副走査を上下と
   左右の４方向から実行すべく前記メモリの内容をそれぞ
   れ読み出すメモリ読出し手段と、該読み出される方向別
   の各データ毎に着目文字パターンの有意画素数を累積す
   る計数手段と、該累積値が所定値に達したことを検出す
   る検出手段と、 を備え、該累積値が所定値に達したときの位置から着目
   文字パターンの文字枠を決定することを特徴とする文字
   枠決定回路。