JPS63152963A - 耐久力増強用栄養補助食品 - Google Patents

耐久力増強用栄養補助食品

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JPS63152963A
JPS63152963A JP61298559A JP29855986A JPS63152963A JP S63152963 A JPS63152963 A JP S63152963A JP 61298559 A JP61298559 A JP 61298559A JP 29855986 A JP29855986 A JP 29855986A JP S63152963 A JPS63152963 A JP S63152963A
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nuclear protein
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Kenichi Tsukamoto
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、未利用資源である魚介類精巣を利用して耐久
力を増強するための栄養補助食品を提供せんとす、るも
のである。
「従来技術」 従来より、さけ、ます、にしん、たら、いか、はたてI
11等各種魚介類の精巣、いわゆる一般に白子と称され
ているものは、ごく一部が食用として供されている他は
、ミール原料として利用されている程度であり、その大
部分は廃棄処分にされていて、未利用の資源といっても
よい状態にある。
従来の魚介類精巣の利用技術をみると白子を食晶化する
加工技術として開発されているものはあるが、これらは
いずれも白子を栄養素のひとつとしての蛋白質であると
の考えに立脚しているものであり、その栄養学的な生理
効果を期待しているものではない、そのため、従来製品
は白子そのものを単に加工して、練製品化したり、粉末
化しただけのものにすぎず、生理効果だけを選択的に且
つ効率的に生じさせる栄養補助食品にはなり得なかった
また、この白子の生理効果を利用した技術としては特開
昭60−252421号公報と1本発明者等の発明に係
る特開昭61−40766号公報がある。前者は、さけ
白子成分が発揮する各種生理効果のうち、造血臓器機能
回復効果を利用したものであり、本発明の耐久力増強効
果とは根本的に異なるものである。
また、後者は耐久力及び生殖能力増強効果を利用したも
ので、−!A介類精巣より外皮を除去し、PH5〜6の
微酸性下において、分離することにより混入する血液な
らびに悪臭成分を除去した核蛋白を主成分とし、これを
ペースト状、粉末状、錠剤または顆粒などに成形し、体
重1kg当りの1日の投与量が8.5mg以上にした耐
久力及び生殖能力増強用栄養補助食品である。この従来
発明における耐久力増強効果は、核蛋白が有している作
用として筋肉中のATP及びグリコーゲン含量が増加す
ることにより生ずる効果であ2゜「発明が解決しようと
する問題点」 上記のように、魚介類精巣から抽出した核蛋白には、生
殖能力増強効果の他に、筋肉中のATP及びグリコーゲ
ン含量の増加による耐久力増強効果があることは確認さ
れている。しかし、耐久力増強効果に関しては、一般の
人は勿論特にスポーツ選手等の需要者はより速効的で具
体的にエネルギーを発生させるような利き目のある栄養
補助食品の開発がつよく望まれている。そこで、本発明
者等はこの期待とニーズに答えるため核蛋白の生理効果
について更に詳しく研究し、核蛋白を主成分とする強力
な耐久力増強効果を持った栄養補助食品の開発を進めた
結果、本発明を完成したものである。すなわち、本発明
は特開昭61−40766号公報記載の技術を基礎に改
良し、効能が向上した耐久力増強用栄養補助食品とした
ものである。
本発明の要旨は、魚介類精巣から抽出した核蛋白を主成
分とした栄養補助食品にビタミンを3種類配合すること
により、エネルギー産生系全体を活性化して、単に栄養
素として核蛋白を摂取したり、ビタミンを摂取したちの
以上に強力な耐久力増強効果を相乗的にもたらす耐久力
増強用栄養補助食品を提供せんとするものである。
r問題点を解決するための手段」 本発明は、上記問題点を解決するための手段として、魚
介類精巣より抽出した核蛋白を主成分とし、これにビタ
ミンC、ビタミンB1.ビタミンB2を、該核蛋白1部
に対してビタミンCが0゜2〜0.5部、ビタミンB1
が0.002〜0゜02部、ビタミンB2が0.002
〜0.02部の割合で加え1、これをペースト状、粉末
状、錠剤または顆粒などに成形して耐久力増強用栄養補
助食品としたものである。
勿論、核蛋白の純度を高め、効果を可及的に高めるため
、耐久力増強用栄養補助食品を魚介類精巣より外皮を除
去し、PH5〜6の微酸性下において1分離することに
より混入する血液ならびに悪臭成分を除去した核蛋白を
主成分としてもよい。
また、耐久力増強用栄養補助食品の製品形態は、ペース
ト状、粉末状、錠剤または顆粒などがあるが、そのいず
れであってもよい、各実施例を述べると、次の通りであ
る。
(イ)ペースト状の白子核蛋白は、原料の冷凍さけ、ま
す、にしん、たら、いか、はたて貝等の白子を解凍、洗
冷した後、これを煮熟し、冷却したうえで裏ごしして造
る。それから白子特有の臭気を除去するため、酢酸、ク
エン酸、等の酸性物質でPH5〜6に調整し、その後遠
心脱水して。
白子核蛋白をペースト状として分離し、これに所定量の
ビタミンC,ビタミンB1、ビタミンB2を添加して混
合し、これをパン詰したうえ、凍結してペースト状耐久
力増強用栄養補助食品となす。
(ロ)粉末状の白子核蛋白は、原料の冷凍さけ、ます、
にしん、たら、いか、はたて貝等の白子を解凍洗浄しこ
れを磨砕する。
次にこの磨砕された白子に等量から5倍量の水でこれを
希釈した後、裏ごしを行ない酸性物質でPH5,0〜6
.0に調製した後、遠心脱水する。これを更にその半量
から3倍量の水を加え遠心脱水し核蛋白を分取する。こ
れを凍結乾燥して白子の凍結核蛋白を得る。これにビタ
ミンC,ビタミンBl、ビタミンB2を所定量添加混合
し。
粉末状の耐久力増強用栄養補助食品となす。
尚、上記のPH調製のため添加する酸性物質は、食用と
なるものならば良いが、有機酸であれば更に良い。
(ハ)また、(ロ)と同じように遠心脱水して得た核蛋
白を2Mの食塩水に溶解し、これを3倍〜lO倍1.)
の木に希釈してmai状の核蛋白を形成させ、水洗脱水
した後、凍結乾燥、粉砕し粉末状とした核蛋白に所定量
のビタミンC,ビタミンBI、ビタミンB2を添加混合
することによっても粉末状の耐久力増強用栄養補助食品
とすることができる。
なお、これらの粉末状核蛋白を更に良質なものとして得
るためには、乾燥による油やけ臭を防止するためアルコ
ール処理と脱アルコール処理を二度繰り返して乾燥させ
るようにしても良い。
(ニ)これら耐久力増強用栄養補助食品を商品化する場
合には、前記ペースト状、粉末状のままでも良いが1食
品として食べ易いように顆粒状や錠剤に加工してもよい
ことは勿論である。その場合には上記の方法で一旦粉末
核蛋白にしたうえ、これに結着剤等を添加して顆粒状に
したり、被覆剤等にて錠剤形状に被覆するなど既存の加
工力)、−j=によって加工すればよい。
上記耐久力増強用栄養補助食品に添加するビタミンC,
ビタミンB1、ビタミンB2の着が、核蛋白(純核蛋白
換算)重量1部に対して、ビタミンco、2〜0.5部
、ビタミンB+0.002〜0.02部、 ビタミンB
20.002〜0.02部の割合であれば耐久力増強効
果を増強させることができる。なお、使用するビタミン
は遊離型、塩型、誘導体のいずれでもビタミンとしての
生理作用を持つものであれば本発明に使用可能である。
また、これらの核蛋白にビタミンC,ビタミンB1、ビ
タミンB2を配合した耐久力増強用栄養補助食品を一般
の食品、例えば、ビスケット、パン、ハンバーグ、魚肉
練り製品等に添加したり。
牛乳、紅茶、コーヒー、ウーロン茶、ジュース、スポー
ツドリンク等の飲料に添加して、これら食品の栄養分の
他に耐久力増強効果を補強させることができるものであ
る。
に記のように、核蛋白にビタミンを配合した栄養補助食
品が人間に対して上記生理効果を顕著に生じさせるため
には、核蛋白1部に対して、ビタミンCが0.2〜0.
5部、ビタミンンB+が0.002〜0.02部、ビタ
ミン820.002〜0.02部添加して、純核蛋白と
して大人の4部均体屯を60Kgとした場合1日0.5
g以上投与するとよい。即ち人の体m l k g ’
4りの1日没!i−賃が8.3mg以北となるように続
けて食べさせることが望ましいことが判明した。
次に上記のようにしてビタミンC,ビタミンB1、ビタ
ミンB2を配合して得られたペースト状または粉末状の
耐久力増強用栄養補助食品の組成は表1の通りである。
く表 l〉耐久力増強用栄養補助食品の組成添加するビ
タミンC,ビタミンB1、ビタミンB2の配合割合をつ
ぎの通りとした場合の例である。
核蛋白        1部 ビタミンCO,2部 ビタミンB+   0.002部 ビタミン82 0.002部 「作 用」 核蛋白のIjl造法に関しては特に以下の工程について
注意を怠ると製造中や保存中に製品が魚臭、渋味、褐変
等の官能的な悪食を起こし、喫食しにくくなるばかりで
なく、油焼けにより生成された物質が核蛋白の生理効果
にマイナス作用することになる。
即ち、その工程は第1に、精のうである白子の外皮を裏
ごし等により除去することである。外皮は他の部位より
変色し易い脂質が多く、これを除去しないものは製造中
や保存中に脂質の変化をきたし、上記のような悪食を惹
起する。
第2は、白子の核蛋白豪遠心分離する際、裏ごし処理さ
れた磨砕物を酸性物質でPH5〜6に調製することによ
り白子特有の魚臭を除去することである。
この魚臭の成分は塩基性物質であるため酸性側で遠心分
離することによって、魚臭除去が容易になる。又、粉末
状の耐久力増強用栄養補助食品を製造する場合にはペー
スト状の耐久力増強用栄養補助食品の製造の場合と異な
り、加熱工程がないので、このPu1l製は上記悪食を
引き起す一原因の白子の血液を除去するのに有効となる
即ち、白子の血液はPH5以上では凝固しないが、それ
以下では凝固し易くなり遠心分離する際血液が核蛋白の
沈澱に移行し分離し難くなる。
一方白子核蛋白はPH6以下では、それ以上より沈澱し
易くなる。つまり、PH5〜6に調製することにより血
液の除去と白子の核蛋白の容易な分離が可能となったの
である。
また、白子の外皮を裏ごし等により除去した後、プロテ
アーゼを作用させ遠心分離することによっても上記の方
法により調製された核蛋白と同様のものが得られる。
即ち、プロテアーゼにより來雑蛋白が分解され、核蛋白
との分離性が良くなることと、核蛋白が主成分である血
液がプロテアーゼにより分解され、容易に核蛋白と分離
されることによる。また、このプロテアーゼ処理と、処
理後にPHを5〜6に調製する操作によってより純度の
高い核蛋白を得ることができる。尚、血液を除去しない
製品は、保存中に血液がIIFlftの酸化の触媒とな
り、油焼けによる悪食を起こすため、この血液除去工程
は大きな意味を持つものである。
以上のような方法により魚臭成分、血液成分が除去除去
された核蛋白は、その生理効果が充分に発揮され得る製
品である。
このようにして魚介類精巣より得られた白子核蛋白は、
DNAと強塩基性蛋白(アルギニンを多酸に含む、)と
からなり、それ自体で耐久力増強及び生殖能力の増強と
いう生理効果を有する食品である0本発明者等は核蛋白
が筋肉中のATP及びグリコーゲン含量を増加する作用
があり、これによって耐久力増強効果が生ずる点に着目
し、このエネルギーの源ともいうべき増えたグリコーゲ
ンを効率良くエネルギーに替える方法、すなわち、エネ
ルギー産生系全体を活性化する方法について研究を進め
た。第6図はエネルギー産生経路を示すものであるが、
この経路の代謝活性化を起すものとしてビタミンが存在
するとの知見に基ずき、グリコーゲンを増加させる核蛋
白にビタミンC、ビタミンBl、  ビタミンB2を配
合することにより、両者が相乗的に作用して、エネルギ
ー産生系の代謝活性を上昇させ、耐久力増強効果をもた
らすようにしたのが本発明である。
即ち、第6図に示したように、核蛋白は筋肉中のATP
及びグリコーゲン含量の増加によって耐久力増強をもた
らすが、この効果は解糖系、TCA(トリカルボン酸)
回路といったエネルギー産生経路の代謝活性の上昇によ
るものと考えられる。従って、核蛋白にビタミンC,ビ
タミンBl、ビタミンB2といった解糖系、TCA回路
回路品酵素の活性に必要なビタミンを添加したものは、
解凍系、TCA回路、といったエネルギー生産系の代謝
活性がさらに活性化し1本発明において行なった動物試
験の結果に示す通り、耐久力増強効果を上昇させること
ができるのである。
ここで、エネルギー生産系とビタミンの代謝活性につい
て更に詳しくのべる。
ビタミンCは、まず細胞内のcAMP(サイクリックア
デノシン−3”5′−リン酸)レベルを」〕昇させる。
このc A M Pはグリコーゲンホスホリラーゼを活
性型に変える酵素であるグリコーゲンホスホリラーゼキ
ナーゼを活性化する。これによって活性化したグリコー
ゲンホスホリラーゼによりグリコーゲンからグルコース
−1リン酸への反応を進め、以下の経路でエネルギー産
生が進む。
すなわちビタミンCのc A M Pレベル上昇作用に
よってエネルギー産生が活発化されることになる。
また、ビタミンB1及びビタミンB2は時にTCA回路
の酵素を活性化する作用があるため、エネルギー産生が
活発化される。たとえば、ビタミンB1は、ピルビン酸
からアセチルCoAの反応を活性化させ、またα−ケト
グルタル酸からスクシニルCoAへの反応を促進する作
用がある。また、ビタミンB2は、コハク酸から7マル
酸への反応を促進する効果があり、これによりエネルギ
ー産生が活発化される。
以上のように、ビタミンC,ビタミンB1、ビタミンB
2は解糖系、TCA回路回路品要な酵素を活性化し、そ
の結果エネルギー産生を円滑に行なわせることができる
。従って、ビタミンが充分に供給されていれば、ハード
な運動の場合においても、ある程度耐久力を発揮させる
ことができる。しかし、グリコーゲン等のエネルギー源
が少なければその効果も持続しない。
一方、白子核蛋白の生産効果としてエネルギー源である
筋肉中のグリコーゲン含量の増加があり、解糖系、TC
A回路を経てATPを多く作ることができる。しかし、
ビタミンが充分に供給されていなければ効率的にATP
産生を行なうことはできない、従って、核蛋白にビタミ
ンC,ビタミンB1、ビタミンB2を配合したものは、
その相乗的な作用を発揮して、エネルギーであるATP
を多く作ることができ耐久力増強効果をさらに向ヒさせ
ることができた。
「実施例」 サケ白子IKgをホモジナイザーで磨砕し、これに1リ
ツトルの水を加え、0.5ミリの金網で濾過して、外皮
、血管等を除去した。この液に10%クエン酸を加えP
Hを6.0に調整し、3゜00 RPMで10分間遠心
分離を行ない、150gの沈澱を分取し、これに300
 m lの水を加え纜拌し、再度遠心分離を行なった。
遠心分離により得られた沈澱120gを凍結乾燥して粉
砕すると63gの粉末核蛋白が得られた。この粉末核蛋
白は白色で無味、無臭であった。粉末核蛋白63gにビ
タミンc12g、ビタミ7g1o、12g、ビタミンB
 20 、12 g ヲFa加B合L、75.24gの
ビタミン配合核蛋白を得た(動物試験の核蛋白ビタミン
投与群1に使用)。
[動物試験」 次に、ビタミン配合核蛋白製品をラー7トに投与すると
いう動物試験を行なって、耐久力増強効果の向上を確認
した。以下、その試験例について説明する。尚、本試験
において使用した核蛋白はすケ白子より調製した粉末核
蛋白で、純核蛋白に換算して試験に供した。
(1)試験方法 ウィスター(Wistar)系の雄のラット(4週齢)
を一群10匹で無投与群(C)、ビタミン投与群(V)
、核蛋白投与群(N)、核蛋白、ビタミン投与群(NV
I)、核蛋白ビタミン投与群2 (NV2)の5群に分
けた。この5群の内容を表2に示した。
無段’1−JT(C)は表3に示した飼料で飼育したも
ので他の群の対照となるものである。ビタミン投tj一
群(V)は0群にビタミンを添加したもので、ビタミン
C,ビタミンB1、ビタミンB2の効果を見る試験群で
ある。
核蛋白ビタミン投与群1 (NVI)は0群に核蛋白と
ビタミンを添加したもので、その添加量は大々N群、V
J’Fと同じであり、核蛋白とビタミンの相乗効果を見
るための試験群である。核蛋白ビタミン役’)82(N
V2)は、NVlと同様、核蛋白とビタミンの相乗効果
を見るための試験群であり、NVlの核蛋白及・びビタ
ミンの量を変えたものである。尚、飼料は自由摂取とし
た。
く表3〉 配合飼料組成 カゼイン            15  %コーンオ
イル          5  %セルロース    
        5  %ミネラル         
    4  %ビタミンミックス       、0
.5%塩化コリン           0.1%ショ
糖・α−コーンスターチ  70.4%く注〉上記は無
投与群(C)の飼料組成であるが、他群は添加した核蛋
白、ビタミンC,ビタミンB1、ビタミンB2の量だけ
シヨ糖、α−コーンスターチ(1: l)の量を減じて
合計を100とした。また、ビタミンミックスは市販の
ビタミン製剤であるが、これは飼料を通常人間が食べる
食事と同等にするため添加するものである。従って、V
、NVI  、NY2f添加シタビタミンC。
ビタミンB1、ビタミンB2の添加量は、このビタミン
ミックス中のものを含まないものである。
A)耐久力試験: 飼育3ケ月目にラットをトレッドミルで走らせ。
限界の走行距離を測定した。
B)グリコーゲン、ATPの測定: 4ケ月飼Yr後に解剖し、筋力や持久力の元と考えられ
る筋肉中のグリコーゲンの含量を測定するとともにAT
P (アデノシン三すン醸)の含量を測定した。
(2)結果 a)飼ff 2 tiA月の体重増加量、摂食量は無投
与群(C)と比較して核蛋白投与群(N)、核蛋白ビタ
ミン投与群1(NVI)、核蛋白ビタミン投与群2 (
NV2)が有意に大きかった。特にNVIは、核蛋白の
添加り記がNと同じであるが、体重増加、摂食量が、N
と比較しても大きく核蛋白とビタミンC,ビタミンB1
.ビタミンB2の相乗効果が現われていた。(第1図、
第2図)b)解剖時の各蔵器診断は、肉眼的にも組繊細
胞学的にも全群で異常は認められなかった。
c)N群、NVI群、NY2群は0群と比較シテトレッ
ドミルの限界走行距離が、有意に長くなっている。特に
NVI、NV2はNと比較しても大きい値であり、前記
a)項同様核蛋白とビタミンの相乗効果が認められた。
すなわち、持久力増強効果の向上が認められた。また、
7群においても走行距離が長くなる傾向が認められた。
(第3図) d)大腿部筋肉のATP含量はN群、NVI群、NY2
群、において0群と比較して有意に高くなっていた。#
にNVIはNに比較しても高く、核蛋白とビタミンの相
乗効果が認められた(第4図)。
また、グリコーゲン含量もNVI群とNV2群において
0群と比較して有意に高くなっていた。
また、N群と7群のグリコーゲン含量は0群と比較して
高い傾向にあるが、統計的に有意差はない、従って、グ
リコーゲン含量においても核蛋白とビタミンの相乗効果
が認められた(第5図)。
(3)試験についての考察 これらの結果より、サケ白子核蛋白と、ビタミンC,ビ
タミンB1、ビタミンB2の相乗的な生理効果として次
の2点が挙げられる。
a)摂食量の増加による短期間での体重増加促進効果の
向上。
b)筋肉中のATP 、グリコーゲン含量増加等による
耐久力増強効果の向上。
以1−はサケ白子についての試験結果であるが。
ます、にしん、たら、いか、はたて貝等についても同様
の結果である。すなわち、サケ白子核蛋白にべζじてト
レッドミル試験を行なったところ、ビタミンC、ビタミ
ンBl、ビタミンB2との併用によって、耐久力増強効
果が向上することがわかった。
以l二の核蛋白とビタミンC,ビタミンB1、  ビタ
ミンB2の相乗効果による耐久力増強効果あ向」:は、
ラットにおける効果であるが、ラットの効果は人間に対
する効果と相応することが一般に認められており、核蛋
白とビタミンC,ビタミンBl、ビタミンB2の相乗効
果による耐久力増強効果の向上は人間に対する効果とし
ても良い、ただし、核蛋白にビタミンを配合した″P養
補助食品が人間に対してL記生理効果を優位に生じさせ
るためには、核蛋白1部に対して、ビタミンCが0゜2
〜0.5部、ビタミンB+が0.002〜0゜02部、
ビタミン820.002〜0.02部添加して、純核蛋
白として1日0.5g以上、即ち人の体重1kg当りの
1日投与峻が8.3mg以上となるように続けて食べさ
せると良いことも判明した。
「発明の効果」 本発明は叙上のように魚介類精巣より抽出した核蛋白を
主成分とし、これに核蛋白1部に対してビタミンCが0
.2〜0.5部、ビタミンB1が0.002〜0.02
部、ビタミンB2が0.002〜0.02部を配合した
栄養補助食品であって、これを人間に一定期間核蛋白と
して1日0゜5g以上、即ち、人の体重1kg当り1日
8.3mg以上つづけて食べさせると、核蛋白とビタミ
ンC、ビタミンB1、  ビタミンB2の相乗効果によ
って、それぞれ単独の場合よりもスタミナや筋力といっ
た耐久力の増強効果をさらに向上させることが出来る。
また、本発明は、この他に発育促進効果や生殖能力増強
効果も合せ持つため、健康体の値持増強に総合的に役立
つ食品であるが、特に耐久力増強効果に優れた食品を提
供することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は2ケ月の体重増加量を示すグラフ、第2図は摂
食量測定結果を示すグラフ、第3図はトレッドミルによ
る耐久力測定結果を示すグラフ、第4図は筋肉ATP含
駿測定結果を示すグラフ、第5図は筋肉グリコーゲン含
着測定結果を示すグラフであり、第6図は主要な関連代
謝経路とビタミンとの関係を示す説明図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)魚介類精巣より抽出した核蛋白を主成分とし、こ
    れにビタミンC、ビタミンB_1、ビタミンB_2を、
    核蛋白1部に対してビタミンCが0.2〜0.5部、ビ
    タミンB_1が0.002〜0.02部、ビタミンB_
    2が0.002〜0.02部の割合で加え、ペースト状
    、粉末状、錠剤または顆粒などに成形した耐久力増強用
    栄養補助食品。
  2. (2)魚介類精巣より外皮を除去し、PH5〜6の微酸
    性下において、分離することにより混入する血液ならび
    に悪臭成分を除去した核蛋白を主成分とし、これにビタ
    ミンC、ビタミンB_1、ビタミンB_2を核蛋白1部
    に対してビタミンCが0.2〜0.5部、ビタミンB_
    1が0.002〜0.02部、ビタミンB_2が0.0
    02〜0.02部の割合で加え、ペースト状、粉末状、
    錠剤または顆粒などに成形し、その核蛋白の1日の投与
    量が体重1kg当り8.3mg以上であるようにしたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の耐久力増強
    用栄養補助食品。
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Cited By (2)

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