JPS63152587A - パネル式水槽の単位パネル及びその製造方法 - Google Patents
パネル式水槽の単位パネル及びその製造方法Info
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- JPS63152587A JPS63152587A JP61289710A JP28971086A JPS63152587A JP S63152587 A JPS63152587 A JP S63152587A JP 61289710 A JP61289710 A JP 61289710A JP 28971086 A JP28971086 A JP 28971086A JP S63152587 A JPS63152587 A JP S63152587A
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Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[発 明 の 目 的コ
(産業上の利用分野)
本発明は、主として半導体の製造工場で大量に使用され
る洗浄用水としての純水や超純水等を貯蔵するパネル式
水槽の単位パネル及びその製造方、法に関するものであ
る。
る洗浄用水としての純水や超純水等を貯蔵するパネル式
水槽の単位パネル及びその製造方、法に関するものであ
る。
(従来の技術)
通常、パネル式水槽の単位パネルは、繊維強化プラスチ
ック(以下FRPという)、鋼板、ステンレス等で成形
されており、其の内FRP製の単位パネルが圧倒的に多
く、使用目的も飲料水用が主であった。
ック(以下FRPという)、鋼板、ステンレス等で成形
されており、其の内FRP製の単位パネルが圧倒的に多
く、使用目的も飲料水用が主であった。
従来、純水・超純水の液体槽、高耐食性の液体槽、高耐
熱性の液体槽等の製造方法としては、鋼板やプラスチッ
ク等の円筒形や角筒形等の水槽に、厚さが2aI!乃至
3al程度のフッ素樹脂シートを常温で接着し、このシ
ートの継ぎ目を溶接したものや、フッ素樹脂系塗料の塗
装や数10μのシートをラミネートしたもの等が提案さ
れていた。
熱性の液体槽等の製造方法としては、鋼板やプラスチッ
ク等の円筒形や角筒形等の水槽に、厚さが2aI!乃至
3al程度のフッ素樹脂シートを常温で接着し、このシ
ートの継ぎ目を溶接したものや、フッ素樹脂系塗料の塗
装や数10μのシートをラミネートしたもの等が提案さ
れていた。
(発明が解決しようとする問題点)
〈従来の技術の問題点〉
FRPtJの単位パネルは、熱プレス方式で、成形性が
良く、比較的耐食性もあり、且つ略80度位までの耐熱
性もあるため、貯湯槽や゛飲料用の貯水槽等に適してい
るが、高耐食性が要求される液体や略100度以上の高
耐熱性が要求される液体等を貯蔵する液体槽には不向き
とされていた。しかし、単位パネルのFRPそのものは
、液体が直接接触する部分は耐熱性が劣るが、熱変形度
は高く、引張強度等が著しく強かった。
良く、比較的耐食性もあり、且つ略80度位までの耐熱
性もあるため、貯湯槽や゛飲料用の貯水槽等に適してい
るが、高耐食性が要求される液体や略100度以上の高
耐熱性が要求される液体等を貯蔵する液体槽には不向き
とされていた。しかし、単位パネルのFRPそのものは
、液体が直接接触する部分は耐熱性が劣るが、熱変形度
は高く、引張強度等が著しく強かった。
従来の前者の製造方法は、水槽にフッ素樹脂シートを接
着した後、このシートの継ぎ目を溶接するか、シートの
フッ素樹脂そのものはこのような接着や溶接がしにくい
ことと、手加工では熱圧着が困難であることとが相俟っ
て、シートが剥がれ易(、使用状態が不安定で極めて危
1険であった。
着した後、このシートの継ぎ目を溶接するか、シートの
フッ素樹脂そのものはこのような接着や溶接がしにくい
ことと、手加工では熱圧着が困難であることとが相俟っ
て、シートが剥がれ易(、使用状態が不安定で極めて危
1険であった。
また、従来の後者の製造方法は、ラミネートされた塗装
やシートの厚さが著しく薄いため、耐熱性が劣り、損傷
、亀裂、透水等の虞れがあり、使用状態が不安定で極め
て雇険であった。
やシートの厚さが著しく薄いため、耐熱性が劣り、損傷
、亀裂、透水等の虞れがあり、使用状態が不安定で極め
て雇険であった。
〈技術的課題〉
そこで、本発明は、叙上にょうな問題点に鑑みて創出さ
れたもので、FRPの利点である強度が強いことを充分
生かしつつ、フッ素樹脂の利点である耐熱性や耐食性が
優れていることを完全に生かして、略100度以上の高
耐熱性の液体槽、高耐食性の液体槽、純水・超純水の液
体槽等に最も適するようにすると共に、シートの剥離や
1、損傷、亀裂、透水等を確実に防止して、使用状態が
安定的で極めて安全ならしめるようなパネル式水槽の単
位パネル及びその製造方法を提供するものである。
れたもので、FRPの利点である強度が強いことを充分
生かしつつ、フッ素樹脂の利点である耐熱性や耐食性が
優れていることを完全に生かして、略100度以上の高
耐熱性の液体槽、高耐食性の液体槽、純水・超純水の液
体槽等に最も適するようにすると共に、シートの剥離や
1、損傷、亀裂、透水等を確実に防止して、使用状態が
安定的で極めて安全ならしめるようなパネル式水槽の単
位パネル及びその製造方法を提供するものである。
[発 明 の 構 成]
(問題点を解決するための手段)
本発明の一つは、従来の問題点を解決するために、四角
形状のパネル主板の周端縁に水槽組立用の接合片が裏面
側へ夫々折設された熱硬化性のFRP製のパネル本体を
形成し、このパネル本体のパネル主板及び各接合片の表
面に、厚さが略0,3鱈以上で熱可塑性のフッ素樹脂製
のシートを接着するような技術的手段を講じた。本発明
のもう一つは、従来の問題点を解決するために、所定形
状に成形された熱硬化性のFRP製のパネル本体に必要
最小限の空気吸引孔を穿設する工程と、このパネル本体
の裏面側と略同形状の成形型に必要最小限の空気吸引孔
を穿設する工程と、この成形型上に前記パネル本体の裏
面側を載置する工程と、このパネル本体の表面に接着剤
を塗布する工程と、厚さが略0.3履以上で熱可塑性の
フッ素樹脂製のシートの接着面に繊維片、繊維布、不織
布、粉体、粒状固形物、フッ素樹脂とFRPとの親和性
のある他の樹脂材等の媒体を熱圧着する物理的処理、又
は化学処理する工程と、前記パネル本体の表面に、所定
温度に加熱して軟化させた前記シートの接着面を、接着
剤等を全面又は部分的に介して重ね合せた後、成形型の
下方から各空気吸引孔を介してバキュームして接着する
工程と、この成形品を離型してトリミングする工程とか
ら製造するような技術的手段を講じた。
形状のパネル主板の周端縁に水槽組立用の接合片が裏面
側へ夫々折設された熱硬化性のFRP製のパネル本体を
形成し、このパネル本体のパネル主板及び各接合片の表
面に、厚さが略0,3鱈以上で熱可塑性のフッ素樹脂製
のシートを接着するような技術的手段を講じた。本発明
のもう一つは、従来の問題点を解決するために、所定形
状に成形された熱硬化性のFRP製のパネル本体に必要
最小限の空気吸引孔を穿設する工程と、このパネル本体
の裏面側と略同形状の成形型に必要最小限の空気吸引孔
を穿設する工程と、この成形型上に前記パネル本体の裏
面側を載置する工程と、このパネル本体の表面に接着剤
を塗布する工程と、厚さが略0.3履以上で熱可塑性の
フッ素樹脂製のシートの接着面に繊維片、繊維布、不織
布、粉体、粒状固形物、フッ素樹脂とFRPとの親和性
のある他の樹脂材等の媒体を熱圧着する物理的処理、又
は化学処理する工程と、前記パネル本体の表面に、所定
温度に加熱して軟化させた前記シートの接着面を、接着
剤等を全面又は部分的に介して重ね合せた後、成形型の
下方から各空気吸引孔を介してバキュームして接着する
工程と、この成形品を離型してトリミングする工程とか
ら製造するような技術的手段を講じた。
(作用)
本発明は、叙上のような技術的手段により、パネル本体
のFRPの利点である強度が強いことを充分生かして、
水槽容器としての強度を゛パネル本体で持たし、且つシ
ートのフッ素樹脂の利点である耐熱性や耐食性が優れて
いることを完全に生がんで、水槽組立時に各単位パネル
の接合片の相互間にフッ素樹脂製のパツキンを挟んで接
合した際に各単位パネルの内面をシートで被覆′できる
ようにする。
のFRPの利点である強度が強いことを充分生かして、
水槽容器としての強度を゛パネル本体で持たし、且つシ
ートのフッ素樹脂の利点である耐熱性や耐食性が優れて
いることを完全に生がんで、水槽組立時に各単位パネル
の接合片の相互間にフッ素樹脂製のパツキンを挟んで接
合した際に各単位パネルの内面をシートで被覆′できる
ようにする。
(実施例)
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
本発明に係る単位パネルAは、第1図乃至第4図に示す
ように、正方形状や長方形状等の四角形状のパネル主板
1の周端縁に水槽組立用の接合片2が裏面側(図中は下
側)へ直角に夫々折設された熱硬化性のFRP製のパネ
ル本体3を形成し、このパネル本体3のパネル主板1の
表面(図中は上面)、及び各接合片2の表面(図中は外
面)に、厚さが略0.3am以上で熱可塑性のフッ素樹
脂製のシート4を接着したものである。
ように、正方形状や長方形状等の四角形状のパネル主板
1の周端縁に水槽組立用の接合片2が裏面側(図中は下
側)へ直角に夫々折設された熱硬化性のFRP製のパネ
ル本体3を形成し、このパネル本体3のパネル主板1の
表面(図中は上面)、及び各接合片2の表面(図中は外
面)に、厚さが略0.3am以上で熱可塑性のフッ素樹
脂製のシート4を接着したものである。
而して、この単位パネルAは、パネル本体3のパネル主
板1の周縁部を若干除いた中心部分に補強部5を、表面
側へ若干膨出されるように設け、この上にシート4を接
着するように第1図に示されているが、これに何等限定
されることなく、第2図に示すようにパネル本体3のパ
ネル主板1の周縁部を若干除いた中心部分に補強部5を
、裏面側へ若干膨出されるように設けても良い。また、
第3図に示すようにパネル本体3のパネル主板1の補強
部5を、相対向する側端縁から中央部へ行くに従って漸
次表面側へ突出されるように設け、この上にシート4を
接着するようにしても良い。
板1の周縁部を若干除いた中心部分に補強部5を、表面
側へ若干膨出されるように設け、この上にシート4を接
着するように第1図に示されているが、これに何等限定
されることなく、第2図に示すようにパネル本体3のパ
ネル主板1の周縁部を若干除いた中心部分に補強部5を
、裏面側へ若干膨出されるように設けても良い。また、
第3図に示すようにパネル本体3のパネル主板1の補強
部5を、相対向する側端縁から中央部へ行くに従って漸
次表面側へ突出されるように設け、この上にシート4を
接着するようにしても良い。
それに、この補強部5は必ずしも必要ではなく、第4図
に示すように強い強度が要求されなければ、設ける必要
はない。更に、パネル本体3及びシート4の各接合片2
には水槽組立時に順次接合するための数個のボルト挿入
孔6が適宜間隔に穿設されている。
に示すように強い強度が要求されなければ、設ける必要
はない。更に、パネル本体3及びシート4の各接合片2
には水槽組立時に順次接合するための数個のボルト挿入
孔6が適宜間隔に穿設されている。
一方、本発明に係る単位パネルAの一製造方法を説明す
ると、先ず、第5図に示すように四角形状のパネル主板
1の周端縁に接合片2が裏面側へ直角に夫々折設され、
且つパネル主板1の周縁部を若干除いた中心部分に補強
部5が表面側へ膨設されるよう、熱硬化性のFRPIの
パネル本体3を所定形状に成形し、このパネル本体3の
パネル主板1の適所に必要最小限の略0.51111程
度の空気吸引孔7を適宜間隔に穿設する。次に、第6図
に示すように上面が前記パネル本体3の裏面側と略同形
状に形成された成形型8の下面中心部に四部9を設け、
且つ成形型8の前記パネル本体3の各空気吸引孔7と対
応する位置に必要最小限の略0.5履程度の空気吸引孔
10を夫々穿設する。その後、第7図に示すように前記
成形型8上に前記パネル本体3の裏面側を載置し、この
パネル本体3のパネル主板1及び接合片2の表面に接着
剤を塗布する。また、厚さが略0,3mm以上で熱可塑
性のフッ素樹脂製のシート4の接着面にあらかじめ繊維
片、繊維布、不織布、粉体、粒状固形物、フッ素樹脂と
FRPとの親和性のある他の樹脂材等の媒体を熱圧着す
る物理的処理、又は化学処理する。
ると、先ず、第5図に示すように四角形状のパネル主板
1の周端縁に接合片2が裏面側へ直角に夫々折設され、
且つパネル主板1の周縁部を若干除いた中心部分に補強
部5が表面側へ膨設されるよう、熱硬化性のFRPIの
パネル本体3を所定形状に成形し、このパネル本体3の
パネル主板1の適所に必要最小限の略0.51111程
度の空気吸引孔7を適宜間隔に穿設する。次に、第6図
に示すように上面が前記パネル本体3の裏面側と略同形
状に形成された成形型8の下面中心部に四部9を設け、
且つ成形型8の前記パネル本体3の各空気吸引孔7と対
応する位置に必要最小限の略0.5履程度の空気吸引孔
10を夫々穿設する。その後、第7図に示すように前記
成形型8上に前記パネル本体3の裏面側を載置し、この
パネル本体3のパネル主板1及び接合片2の表面に接着
剤を塗布する。また、厚さが略0,3mm以上で熱可塑
性のフッ素樹脂製のシート4の接着面にあらかじめ繊維
片、繊維布、不織布、粉体、粒状固形物、フッ素樹脂と
FRPとの親和性のある他の樹脂材等の媒体を熱圧着す
る物理的処理、又は化学処理する。
続いて、第8図に示すように前記シート4を上型11で
挟んで放熱器12等にて上方から所定温度に加熱して軟
化させ、この軟化状態のシート4の接着面を前記パネル
本体3のパネル主板1及び接合片2の表面に、接着剤等
を全面又は部分的に介して重ね合せた後、成形型8の下
方から各空気吸引孔7.10を介してバキュームして接
着する。
挟んで放熱器12等にて上方から所定温度に加熱して軟
化させ、この軟化状態のシート4の接着面を前記パネル
本体3のパネル主板1及び接合片2の表面に、接着剤等
を全面又は部分的に介して重ね合せた後、成形型8の下
方から各空気吸引孔7.10を介してバキュームして接
着する。
そして、第9図に示すように前記パネル本体3の表面に
シート4の接着面が接着された成型品を所定時間自然冷
却した後、第10図に示すように成形品を成形型8から
外してシート4周縁部の不要部分の縁片13を切り取る
、所謂トリミングすることにより、第1図に示すような
単位パネルAが完成される。
シート4の接着面が接着された成型品を所定時間自然冷
却した後、第10図に示すように成形品を成形型8から
外してシート4周縁部の不要部分の縁片13を切り取る
、所謂トリミングすることにより、第1図に示すような
単位パネルAが完成される。
而して、本発明に係る単位パネルの一製造方法として、
パネル本体3のパネル主板1の周縁部を若干除いた中心
部分に補強部5が表面側へ膨設された単位パネルA(第
1図参照)が説明及び図示されているが、これに何等限
定されることなく、第2図乃至第4図に示すように補強
部5をパネル本体3の裏面側へ膨設させた単位パネルB
や、補強部5をパネル本体3の表面側へ突設させた単位
パネルCや、補強部5を設けない単位パネルD等でも、
成形型8の上面を前記各パネル本体3の裏面側と略同形
状に形成することによって、前述と同様に製造でき、且
つ同様の効果も得られるのは勿論である。
パネル本体3のパネル主板1の周縁部を若干除いた中心
部分に補強部5が表面側へ膨設された単位パネルA(第
1図参照)が説明及び図示されているが、これに何等限
定されることなく、第2図乃至第4図に示すように補強
部5をパネル本体3の裏面側へ膨設させた単位パネルB
や、補強部5をパネル本体3の表面側へ突設させた単位
パネルCや、補強部5を設けない単位パネルD等でも、
成形型8の上面を前記各パネル本体3の裏面側と略同形
状に形成することによって、前述と同様に製造でき、且
つ同様の効果も得られるのは勿論である。
また、前記各単位パネルA、B、C,Dの製造方法は、
成形型8上にパネル本体3の裏面側を載置し、このパネ
ル本体3の表面に軟化状態のシート4の接着面を接着剤
等を介して重ね合せて成形型8の下方からバキュームし
て接着する、所謂パネル本体3そのものを直接型として
使用するように説明及び図示されているが、これに限ら
ず、パネル本体3とシート4とを所定形状に別々に成形
し、このパネル本体3の表面にシート4の接着面を接着
剤等を介してプレス等にて圧着するようにしても良い。
成形型8上にパネル本体3の裏面側を載置し、このパネ
ル本体3の表面に軟化状態のシート4の接着面を接着剤
等を介して重ね合せて成形型8の下方からバキュームし
て接着する、所謂パネル本体3そのものを直接型として
使用するように説明及び図示されているが、これに限ら
ず、パネル本体3とシート4とを所定形状に別々に成形
し、このパネル本体3の表面にシート4の接着面を接着
剤等を介してプレス等にて圧着するようにしても良い。
[発 明 の 効 果]
本発明の単位パネルA、B、C,Dは、叙上のように熱
硬化性のFRP製のパネル本体3のパネル主板1及び各
接合片2の表面に、厚さが略0.3麿以上で熱可塑性の
フッ素樹脂製のシート4を接着するように構成したから
、パネル本体3のFRPの利点である強度が強いことを
充分生かして、水槽容器としての強度をパネル本体3で
持たし、且つシート4のフッ素樹脂の利点である耐熱性
や耐食性が優れていることを完全に生かして、水槽組立
時に各単位パネルA、B、C,Dの接合片2の相互間に
フッ素樹脂製のパツキンを挟んで各ボルト挿入孔6にボ
ルトを介して接合した際に各単位パネルA、B、C,D
の内面をフッ素樹脂製のシート4で被覆できるため、略
100度以上の高耐熱性の液体槽、高耐食性の液体槽、
純水・超純水の液体槽等に最適である。
硬化性のFRP製のパネル本体3のパネル主板1及び各
接合片2の表面に、厚さが略0.3麿以上で熱可塑性の
フッ素樹脂製のシート4を接着するように構成したから
、パネル本体3のFRPの利点である強度が強いことを
充分生かして、水槽容器としての強度をパネル本体3で
持たし、且つシート4のフッ素樹脂の利点である耐熱性
や耐食性が優れていることを完全に生かして、水槽組立
時に各単位パネルA、B、C,Dの接合片2の相互間に
フッ素樹脂製のパツキンを挟んで各ボルト挿入孔6にボ
ルトを介して接合した際に各単位パネルA、B、C,D
の内面をフッ素樹脂製のシート4で被覆できるため、略
100度以上の高耐熱性の液体槽、高耐食性の液体槽、
純水・超純水の液体槽等に最適である。
しかも、本発明の単位パネルA、B、C,Dの製造方法
は、所定形状に成形された熱硬化性のFRP製のパネル
本体3に必要最小限の空気吸引孔7穿設する工程と、こ
のパネル本体3の裏面側と略同形状の成形型8に必要最
小限の空気吸引孔10を穿設する工程と、この成形型8
上に前記パネル本体3の裏面側を載置する工程と、この
パネル本体3の表面に接着剤を塗布する工程と、厚さが
略0.3.以上で熱可塑性のフッ素樹脂製のシート4の
接着面に繊維片、繊維布、不織布、粒状固形物等の媒体
を熱圧着する物理的処理又は化学処理する工程と、前記
パネル本体3の表面に、所定温度に加熱して軟化させた
前記シート4の接着面を、接着剤等を全面又は部分的に
介して重ね合せた後、成形型8の下方から各空気吸引孔
7.10を介してバキュームして接着する工程と、この
成形品を離型してトリミングする工程とから製造するこ
とにより、従来のようにシートに継ぎ目の溶接部がない
ため、シート4の剥離を確実に防止できることと、フッ
素樹脂製のシート4の厚さも略0.3trtm以上のも
のを使用しているため、損傷、亀裂、透水等を確実に防
止できるため、使用状態が安定的で極めて安全である。
は、所定形状に成形された熱硬化性のFRP製のパネル
本体3に必要最小限の空気吸引孔7穿設する工程と、こ
のパネル本体3の裏面側と略同形状の成形型8に必要最
小限の空気吸引孔10を穿設する工程と、この成形型8
上に前記パネル本体3の裏面側を載置する工程と、この
パネル本体3の表面に接着剤を塗布する工程と、厚さが
略0.3.以上で熱可塑性のフッ素樹脂製のシート4の
接着面に繊維片、繊維布、不織布、粒状固形物等の媒体
を熱圧着する物理的処理又は化学処理する工程と、前記
パネル本体3の表面に、所定温度に加熱して軟化させた
前記シート4の接着面を、接着剤等を全面又は部分的に
介して重ね合せた後、成形型8の下方から各空気吸引孔
7.10を介してバキュームして接着する工程と、この
成形品を離型してトリミングする工程とから製造するこ
とにより、従来のようにシートに継ぎ目の溶接部がない
ため、シート4の剥離を確実に防止できることと、フッ
素樹脂製のシート4の厚さも略0.3trtm以上のも
のを使用しているため、損傷、亀裂、透水等を確実に防
止できるため、使用状態が安定的で極めて安全である。
この場合、前記パネル本体3のパネル主板1の適所に必
要最小限の略0.5#程度の空気吸引孔7が適宜間隔に
穿設されているが、シート4の厚さが充分あるため、液
漏れ等は回答心配することないし、更に、パネル本体3
の表面に、所定温度に加熱して軟化させたシート4の接
着面を、接着剤等を部分的に介して接着した場合は、パ
ネル本体3とシート4との層間の空気を抜く温度差調整
の役目も果している。
要最小限の略0.5#程度の空気吸引孔7が適宜間隔に
穿設されているが、シート4の厚さが充分あるため、液
漏れ等は回答心配することないし、更に、パネル本体3
の表面に、所定温度に加熱して軟化させたシート4の接
着面を、接着剤等を部分的に介して接着した場合は、パ
ネル本体3とシート4との層間の空気を抜く温度差調整
の役目も果している。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は本発明
に係る単体パネルの一部切欠き斜視図、第2図乃至第4
図は補強部の他の実施例を示す断面図で、第2図はパネ
ル本体の裏面側へ膨設させたもの、第3図はパネル本体
の表面側へ突設させたもの、第4図は補強部を設けない
もの、第5図乃至第10図は本発明に係る単位バ、ネル
の製造方法を示す断面図で、第5図はパネル本体に空気
吸引孔を穿設する工程、第6図は成形型に空気吸引孔を
穿設する工程、第7図は成形型にパネル本体を載置する
工程、第8図はパネル本体の表面にシ゛−トの接着面を
接着する工程、第9図は成形品を硬化する工程、第10
図は成形品を離型してトリミングする工程である。 A、B、C,D・・・単位パネル、 1・・・パネル主板、2・・・接合片、3・・・パネル
本体、4・・・シート、5・・・補強部、6・・・ボル
ト挿入孔、7・・・空気吸引孔、8・・・成形型、9・
・・凹部、10・・・空気吸引孔、11・・・上型、1
2・・・放熱器、13・・・縁片。 第1図 第2図 26 鳳
に係る単体パネルの一部切欠き斜視図、第2図乃至第4
図は補強部の他の実施例を示す断面図で、第2図はパネ
ル本体の裏面側へ膨設させたもの、第3図はパネル本体
の表面側へ突設させたもの、第4図は補強部を設けない
もの、第5図乃至第10図は本発明に係る単位バ、ネル
の製造方法を示す断面図で、第5図はパネル本体に空気
吸引孔を穿設する工程、第6図は成形型に空気吸引孔を
穿設する工程、第7図は成形型にパネル本体を載置する
工程、第8図はパネル本体の表面にシ゛−トの接着面を
接着する工程、第9図は成形品を硬化する工程、第10
図は成形品を離型してトリミングする工程である。 A、B、C,D・・・単位パネル、 1・・・パネル主板、2・・・接合片、3・・・パネル
本体、4・・・シート、5・・・補強部、6・・・ボル
ト挿入孔、7・・・空気吸引孔、8・・・成形型、9・
・・凹部、10・・・空気吸引孔、11・・・上型、1
2・・・放熱器、13・・・縁片。 第1図 第2図 26 鳳
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、四角形状のパネル主板の周端縁に水槽組立用の接合
片が裏面側へ夫々折設された熱硬化性のFRP製のパネ
ル本体を形成し、このパネル本体のパネル主板及び各接
合片の表面に、厚さが略0.3mm以上で熱可塑性のフ
ッ素樹脂製のシートを接着したことを特徴とするパネル
式水槽の単位パネル。 2、所定形状に成形された熱硬化性のFRP製のパネル
本体に必要最小限の空気吸引孔を穿設する工程と、この
パネル本体の裏面側と略同形状の成形型に必要最小限の
空気吸引孔を穿設する工程と、この成形型上に前記パネ
ル本体の裏面側を載置する工程と、このパネル本体の表
面に接着剤を塗布する工程と、厚さが略0.3mm以上
で熱可塑性のフッ素樹脂製のシートの接着面に繊維片、
繊維布、不織布、粉体、粒状固形物、フッ素樹脂とFR
Pとの親和性のある他の樹脂材等の媒体を熱圧着する物
理的処理、又は化学処理する工程と、前記パネル本体の
表面に、所定温度に加熱して軟化させた前記シートの接
着面を、接着剤等を全面又は部分的に介して重ね合せた
後、成形型の下方から各空気吸引孔を介してバキューム
して接着する工程と、この成形品を離型してトリミング
する工程とから製造することを特徴とするパネル式水槽
の単位パネルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61289710A JPS63152587A (ja) | 1986-12-04 | 1986-12-04 | パネル式水槽の単位パネル及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61289710A JPS63152587A (ja) | 1986-12-04 | 1986-12-04 | パネル式水槽の単位パネル及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63152587A true JPS63152587A (ja) | 1988-06-25 |
Family
ID=17746746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61289710A Pending JPS63152587A (ja) | 1986-12-04 | 1986-12-04 | パネル式水槽の単位パネル及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63152587A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011068967A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Nisshin Steel Co Ltd | ステンレス鋼製パネル溶接施工貯水槽 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57194979A (en) * | 1981-05-28 | 1982-11-30 | Bridgestone Tire Co Ltd | Panel for storage tank and its manufacture |
JPS598357B2 (ja) * | 1978-05-23 | 1984-02-24 | 本田技研工業株式会社 | 合成樹脂シ−トの成形装置 |
-
1986
- 1986-12-04 JP JP61289710A patent/JPS63152587A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS598357B2 (ja) * | 1978-05-23 | 1984-02-24 | 本田技研工業株式会社 | 合成樹脂シ−トの成形装置 |
JPS57194979A (en) * | 1981-05-28 | 1982-11-30 | Bridgestone Tire Co Ltd | Panel for storage tank and its manufacture |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011068967A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Nisshin Steel Co Ltd | ステンレス鋼製パネル溶接施工貯水槽 |
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