JPS6315208Y2 - - Google Patents

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JPS6315208Y2
JPS6315208Y2 JP3414583U JP3414583U JPS6315208Y2 JP S6315208 Y2 JPS6315208 Y2 JP S6315208Y2 JP 3414583 U JP3414583 U JP 3414583U JP 3414583 U JP3414583 U JP 3414583U JP S6315208 Y2 JPS6315208 Y2 JP S6315208Y2
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JP
Japan
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belt
layer
protruding
roller
rigidity
Prior art date
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JP3414583U
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JPS59140206U (ja
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Publication of JPS6315208Y2 publication Critical patent/JPS6315208Y2/ja
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  • Belt Conveyors (AREA)
  • Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ベルトコンベヤの構造に関し、ベ
ルトの表面形状の悪化の防止とベルトの片寄りや
蛇行の防止を図つたベルトコンベヤに関するもの
である。
例えば、セメントペースト、合成樹脂などの硬
化性材料を押出成形法によつて未硬化の状態で口
金より連続的に押出して成形し、これを所定の長
さに切断し、必要に応じて更に養生硬化させて製
品としている。
この場合、押出し直後の成形体は可塑性を有し
ており、外力に対して強度が極めて弱く、簡単に
変形するために、押出される成形体をその押出速
度と同じ速度で移動するベルトコンベヤのベルト
上に受けて押出成形体に無理な力が加えられない
ようにしている。しかしながら、ベルトコンベヤ
の上部ベルトは片寄りを起したり蛇行し易いため
に、これらを未然に防止する手段としてサイド・
アイドラーまたは自動調心キヤリーという特殊な
ものを設けているが、上記せるように、未硬化の
成形体等はベルトの僅かの片寄りや蛇行も成形体
の形態に微妙に影響されるものであつて従来の片
寄りや蛇行防止機構では十分にその目的を達成す
ることができない実情にある。そこで、このよう
な問題を解決するための対策手段として第1図及
び第2図に示すようなベルトコンベヤが提案され
るに到つた。
第1図はベルトコンベヤの斜視図、第2図は第
1図のX−X′線における矢視図であつて、各図
には枠組、駆動機素などの付帯物は図示省略され
ている。
図において、1aはヘツドローラー、1bはテ
ールローラー、1c,1d,1eはフリーローラ
ーであつて、ヘツド及びテールローラーにゴム、
合成樹脂等で作られたベルトAが無端状に張設さ
れてベルトを運行させている。各ローラーのほぼ
中央部の円周上に溝B(図示はV字状溝を示す)
が溝設され、この溝と互いに嵌合される突起条C
がベルト全長にわたつて突設させてベルトの片寄
りや蛇行を防止させている。このように構成され
たベルトコンベヤにおいては、ベルトの片寄りや
蛇行は完全に防止される推奨すべき長所を有する
反面、次に述べるような短所を有している。
1 突起条が設けられる箇所のベルト肉厚はその
部分だけ肉厚となり、ベルトが運行するとき、
突起条が突設される部分と突起条が突設されな
い部分との間には伸び、剛性等が異なるため
に、ベルト外側面が盛り上り状に変形される。
その結果、未硬化の押出成形体を運行するその
ベルト上に乗せるとベルト外側面に生じた変形
がそのまま成形体の変形となり仕上り製品とし
ての価値を損ねるトラブルをもたらす。
2 特に、ヘツドローラーとテールローラーに張
架されたベルトが上記各ローラーを通過する際
に、ベルトに設けた突起条はそのローラーに溝
設される溝内で圧縮されて突起条を設けた部分
は外側に向けて第2図に示すように隆起条Dを
形成する。従つてこの隆起条の部分で柔な押出
材の下面が押し上げられて、その押出材の下面
部に凹溝状の窪みを生じせしめる。また押出材
の薄い場合は、押出材の表面部も盛り上げてし
まうなどして商品としての価値を損ねる。
この考案は、上記のような問題点を解消し、ベ
ルトの片寄りや蛇行を的確に防止すると共に、ベ
ルトの裏面に突設される突起条のベルト表面への
膨出やその突起条に起因するベルトの変形を抑え
て押出成形体の品質を保証することのできるベル
トコンベヤを提供する目的をもつて案出したもの
である。
この考案が従来のこの種ベルトコンベヤと構成
上において相違する点は、「ベルトの裏面部に設
けられる突起条が複層に形成され、ベルト側の層
が他の側の層及びベルトよりも低剛性の層とし
た」ことにある。
このように構成されたベルトを使用することに
よつて、ベルトの裏面に設けた突起条と各ローラ
ーに設けた溝部とは互いに嵌合されてベルトの片
寄りや蛇行が的確に防止されると共に、ヘツドロ
ーラー及びテールローラーに設けた溝部との嵌合
の際に生ずる圧縮力が突起条の内層を形成する低
剛性の層によつて吸収されるために、ベルト表面
への隆起やベルトの変形が避けられる。さらによ
いことには、ヘツドローラーとテールローラー及
びフリーローラーからの振動も低剛性の層部で吸
収されるので、振動による押出成形体の耳部の
“たれ現象”が防止されるなど、この考案特有の
効果をもたらす。
以下、この考案の構成を示す第3図に基づいて
説明する。同図はこの考案の主要部分を示す断面
図であつて、図示はヘツドローラー1aの部分の
断面図を例示しているが、他のローラーにおける
断面図も同様にあらわれる。
同図が示すように、ヘツドローラー1aの中央
部円周に沿つて溝部2(図示は底部を平坦にした
V字状溝を示す)が溝設され、この溝部の断面形
状に見合う突起条3がベルト4の長手方向全長に
わたつて裏面部に設けられる。この突起条は複層
に形成され、ベルト側の層(内層と呼ぶ)3aが
外層3b及びベルト4よりも低剛性の層に構成さ
れている。
突起条3の内層3aを構成する材質は実用的に
は、例えばゴム(天然ゴム、合成ゴム)、ウレタ
ン(イソシアネート)等の発泡体が用いられ、外
層3bには適当な弾性を有し、内層3aよりも硬
度が大なる材質例えばゴム、プラスチツクなどが
使用される。
ベルト4はゴム、プラスチツク、布類などをも
つて作られ、このベルトの裏面のほぼ中央部に各
ローラーの円周に沿つて設けた溝部2の断面形状
に見合う形状とした上記二層3a,3bからなる
突起条3が上記溝部2と互いに嵌合するように設
けられてベルトが構成されて、ヘツドローラーと
テールローラーに無端状に張設される。
突起条3は内層3aの外端面に外層3bが接着
剤で接合し、更に内層3aの内端面をベルトの裏
面全長にわたつて接着剤をもつて接着することに
よつてベルトに設けられる。
突起条3を構成する内層3aの厚さはローラー
に溝設される溝部2の断面形状、大きさ及びその
層の剛性にもよるが突起条の全体の厚さの1/2〜
1/3の厚であれば十分に目的が達成し得る。また
図示のように二層に限られるものではなく、第4
図に示すように各層の厚みを考慮して低剛性の層
3aと剛性の高い層3bとを交互にサイドイツチ
状に重ね合せて突起条を構成して使用することが
できる。この場合には低剛性の各層を薄くするこ
とができるので、突起条の変形が少なくて且つ本
考案の効果を十分発揮しうる。
各ローラーに設けられる溝部2の形状は、ベル
ト4の裏面に設けた突起条3と密にかつ容易に嵌
合してベルトの片寄りや蛇行が的確に防止され得
る形状であればよい。
また、フリーローラーは、押出成形体に彎曲を
形成させたい場合には、3プリー型、5プリー型
のトラフ型アイドラーとして用い、中央に位置す
るアイドラーのほぼ中央部の円周に沿つて溝部を
設けて使用することも可能である。従つて、押出
成形体はこのアイドラーのベルト上に押出され
る。
この考案に係るベルトコンベヤに従えば、ベル
トの裏面に設けられた突起条は剛性を異にした複
層よりなるために、ベルト表面に突起条の突出が
防止されると共に、その突出に基づくベルトの変
形が防止される。更に低剛性の層によつてベルト
の運行に伴う振動が緩和されると共にベルトの片
寄りや蛇行が的確に防止されるなどによつて得ら
れる製品の品質が保証される利点をもたらすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のベルトコンベヤの構成例を示す
斜視図、第2図は第1図のX−X′線における矢
視図、第3図は本考案のベルトコンベヤのローラ
ー部分における断面図、第4図は剛性を異にした
層の繰り返しによつて突起条を形成した実施態様
の一例を示す断面図である。 符号の説明、1a〜1e……ローラー、2……
溝部、3……突起条、3a……低剛性層、3b…
…高剛性層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 裏面にベルトの長手方向全長にわたつて突起
    条を有する無端ベルトと該突起条の断面形状に
    見合う凹溝をローラー円周にわたつて溝設した
    回転ローラー群とからなるベルトコンベヤにお
    いて、該突起条は複層に形成され、ベルト側の
    層が他の側の層及びベルトよりも低剛性の層か
    らなるベルトコンベヤ。 2 実用新案登録請求の範囲第1項に記載のベル
    トコンベヤにおいて、突起条を低剛性の層と剛
    性の高い層との繰り返しによつて形成したも
    の。
JP3414583U 1983-03-11 1983-03-11 ベルトコンベヤ Granted JPS59140206U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3414583U JPS59140206U (ja) 1983-03-11 1983-03-11 ベルトコンベヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3414583U JPS59140206U (ja) 1983-03-11 1983-03-11 ベルトコンベヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59140206U JPS59140206U (ja) 1984-09-19
JPS6315208Y2 true JPS6315208Y2 (ja) 1988-04-28

Family

ID=30164917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3414583U Granted JPS59140206U (ja) 1983-03-11 1983-03-11 ベルトコンベヤ

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Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0711990Y2 (ja) * 1986-02-07 1995-03-22 サカセ化学工業株式会社 シ−ト送りトラクタ−のベルト蛇行防止機構
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JP2014076893A (ja) * 2012-10-12 2014-05-01 Yamato Scale Co Ltd 計量コンベヤ用プーリ及び計量装置

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Publication number Publication date
JPS59140206U (ja) 1984-09-19

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