JPH081237Y2 - 塑性帯状材料の巻取り用ライナー - Google Patents

塑性帯状材料の巻取り用ライナー

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JPH081237Y2
JPH081237Y2 JP1989147705U JP14770589U JPH081237Y2 JP H081237 Y2 JPH081237 Y2 JP H081237Y2 JP 1989147705 U JP1989147705 U JP 1989147705U JP 14770589 U JP14770589 U JP 14770589U JP H081237 Y2 JPH081237 Y2 JP H081237Y2
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JP
Japan
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liner
winding
plastic strip
strip material
width direction
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JP1989147705U
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雅博 黒澤
義孝 羽藤
純人 堀
和夫 宮坂
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、塑性帯状材料の巻取り用ライナーに係わ
り、更に詳しくは未加硫ゴムシート等の塑性帯状材料を
巻取る際、その形状を保持して精度良く巻取ることが出
来る塑性帯状材料の巻取り用ライナーに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、未加硫ゴム材料等の塑性帯状材料(アッシー材
や押出材)を巻取る際に使用されるライナーは、薄いポ
リエチレンシートや、布等が一般的に使用されている
が、近年、高精度のタイヤを生産するために、その素材
となる幅方向に厚み差のある未加硫ゴム材料をライナー
を介在させながら巻取る方法が行われている。
然しながら、未加硫ゴム材料の巻取り時に、未加硫ゴ
ム材料が変形したり、巻不良が発生するため、従来から
かかる不具合を防止して精度良く巻取る技術が要望され
ていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、従来の未加硫ゴム材料を巻取る場合に使用
されているライナーは、薄いポリエチレンシートや、布
等で構成された一層のライナーを使用していたため、幅
方向で径に差が生じ、未加硫ゴム材料が変形したり、ま
た長尺巻きすると、自重により圧縮されて潰れて変形し
てしまい、精度を保つことが出来ないと言う問題があっ
た。
そこで、かかる問題を解決するため、例えば特開昭63
-139858号公報に開示されているように、クッション性
を高めるために、スポンジ等の軟質発泡体の芯材の間に
伸縮性のない補強布を介在させ、外側の面には伸縮性の
ある布材を接着して5層構造にした巻材が提案されてい
る。
然しながら、この5層構造にした巻材の場合には、段
差の大きい帯状材料を巻取る場合には適しているが、中
心に伸縮性のない補強布を介在させてあるため、微妙な
変動が吸収できず、蛇行して巻き不良が発生すると言う
問題があり、また構造が複雑であるため、製造工程が多
く、コストアップとなる問題があり、更に異材質の接着
面が多いことから剥離等が生じて耐久性に劣ると言う問
題があった。
〔考案の目的〕
この考案は、かかる従来の課題に着目して案出された
もので、幅方向に厚み差のある塑性帯状材料を巻取る
際、形状を保持した状態で精度良く巻取ることが出来、
また構造が簡単であるため製造が容易で、安価に製作出
来ると共に、剥離等も防止出来て、耐久性を向上させる
ことが出来る塑性帯状材料の巻取り用ライナーを提供す
ることを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は上記目的を達成するため、ライナーを、塑
性帯状材料の厚い部分と、薄い部分とに対応させて、複
数枚のライナーを積層させて構成したことを要旨とする
もので、前記布製のライナーの場合には、複数枚の布を
縫い合わせ又は貼り合わせにより幅方向の厚さを変えて
構成し、また樹脂フィルム製のライナーの場合には、複
数枚のフィルム材を溶着により貼り合わせ、または圧
延,押出により幅方向の厚さを変えて構成したものであ
る。
〔考案の作用〕
この考案は上記のように構成され、塑性帯状材料の厚
い部分と、薄い部分とに対応させて、ライナーの表面の
幅方向の厚さを変化させることで、クッション性を付与
することが出来ると共に、幅方向に厚み差の有する塑性
帯状材料を巻取る際にも形状保持した状態で精度良く巻
取ることが出来るものである。
〔考案の実施例〕
以下、添付図面に基づき、この考案の実施例を説明す
る。
第1図は、積層させた未加硫ゴム材料(カーカス)等
の塑性帯状材料Wを巻取る際に使用するライナーRの側
面図を示し、上記塑性帯状材料Wは、幅方向の側縁部Wa
に二枚積層させたもので、中央部Wbが凹状になってい
る。
このような塑性帯状材料Wに使用するライナーRは、
布製またはポリエチレンまたはポリエステル等の合成樹
脂製フィルムのライナーが使用され、塑性帯状材料Wの
厚い部分、即ち幅方向の側縁部Waと、薄い部分、即ち中
央部Wbが凹状になっている部分に対応させて、複数枚の
布または樹脂製フィルムRxを積層させて構成するもので
ある。
即ち、ライナーRの表面の幅方向中央部Raに、前記塑
性帯状材料Wの中央部Wbの凹部1と嵌合するような厚さ
tとなるような布または樹脂製フィルムRxを積層させ、
またその両側には、前記塑性帯状材料Wの幅方向の側縁
部Waの二枚積層させた部分では一枚のライナーRを使用
するものである。
前記布製のライナーRを使用する場合には、複数枚の
布を縫い合わせ又は貼り合わせ及び製織により幅方向の
厚さを変えて構成する。
また樹脂フィルム製のライナーの場合には、複数枚の
フィルム材を溶着により貼り合わせ、または圧延,押出
により幅方向の厚さを変えて構成するものである。
また、第2図はこの考案の第2実施例を示し、この実
施例は、上記第1実施例とは逆に、塑性帯状材料Wは、
幅方向の側縁部Waに積層させず、中央部Wbのみを二枚積
層させたものである。
このような塑性帯状材料Wに使用するライナーRは、
塑性帯状材料Wの厚い分、即ち幅方向の中央部Wbと、薄
い部分、即ち該縁部Waとに対応させて、複数枚の布また
は樹脂製フィルムを積層させて構成するものである。
即ち、ライナーRの表面の幅方向中央部Raは、前記塑
性帯状材料Wの幅方向の中央部Wbの厚い部分と嵌合する
ような凹部1を形成し、また塑性帯状材料Wの幅方向の
薄い部分、即ち側縁部Waは、布または樹脂製フィルムRx
を積層させて形成するものである。
なお、その他の構成は、上記第1実施例と同様なので
説明は省略する。
この考案の実施例では、ライナーRを上記のように構
成して積層させた塑性帯状材料Wを巻取るので、幅方向
に厚み差があっても形状を保持した状態で容易に巻取る
ことが出来、巻取り時に塑性帯状材料Wを変形させるこ
となく容易に巻取ることが出来るものである。
〔考案の効果〕
この考案は、上記のように布製または樹脂フィルム製
のライナーを、塑性帯状材料の厚い部分と、薄い部分と
に対応させて、複数枚のライナーを積層させて構成した
ので、幅方向に厚み差のある塑性帯状材料を巻取る際、
形状を保持した状態で精度良く巻取ることが出来、また
構造が簡単であるため製造が容易で、安価に製作出来る
と共に、剥離等も防止出来て製品の安定化を図ることが
出来る上、耐久性を向上させることが出来る効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例を示す積層させた塑性帯
状材料とそのライナーとの側面図、第2図はこの考案の
第2実施例を示す積層させた塑性帯状材料とそのライナ
ーとの側面図である。 W……塑性帯状材料、R……ライナー、Rx……布又は樹
脂フィルムの積層部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】塑性帯状材料の巻取り時に、塑性帯状材料
    の間に布製または樹脂フィルム製のライナーを介在させ
    て巻取る塑性帯状材料の巻取り用ライナーにおいて、前
    記ライナーを、塑性帯状材料の厚い部分と、薄い部分と
    に対応させて、複数枚のライナーを積層させて構成した
    ことを特徴とする塑性帯状材料の巻取り用ライナー。
  2. 【請求項2】前記布製のライナーは、複数枚の布を縫い
    合わせ又は貼り合わせにより幅方向の厚さを変えて構成
    した請求項1に記載の塑性帯状材料の巻取り用ライナ
    ー。
  3. 【請求項3】樹脂フィルム製のライナーは、複数枚のフ
    ィルム材を溶着により貼り合わせ、または圧延,押出に
    より幅方向の厚さを変えて構成した請求項1に記載の塑
    性帯状材料の巻取り用ライナー。
JP1989147705U 1989-12-25 1989-12-25 塑性帯状材料の巻取り用ライナー Expired - Lifetime JPH081237Y2 (ja)

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JPH0389040U JPH0389040U (ja) 1991-09-11
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JPS6481002A (en) * 1987-09-24 1989-03-27 Toshiba Corp Automatic current generating device
JPH01297239A (ja) * 1988-05-26 1989-11-30 Bridgestone Corp 未加硫ゴム部材の巻き取りライナー

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