JPS63151918A

JPS63151918A - 内視鏡

Info

Publication number: JPS63151918A
Application number: JP61297728A
Authority: JP
Inventors: Yoshio Tashiro; 田代　芳夫
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1986-12-16
Filing date: 1986-12-16
Publication date: 1988-06-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は特に細径の内視鏡に関する。

一般に内視鏡の挿入部先端には、体腔内を照明するため
の照明光を伝達するライトガイドファイバとこれの出射
先端に対向して設けられる照明レンズと、体腔内の像を
結像する対物レンズと、この対物レンズで結像された像
を伝達するイメージガイドファイバが設けられている。

通常、この内視鏡におけるライトガイドファイバの出射
端の形状は円形であり、これに対応して照明光を拡散す
るための凹レンズも円形に構成される。

しかし、血管内に挿入されるような極細の内視鏡では、
その挿入部の外径が極小に制限されるためライトガイド
ファイバの出射端の形状を円形にすることは難かしい。

そこで、より明るい照明光を得、かつ外径を細くするた
めにライトガイドファイバの出射端を対物レンズのまわ
りを取り囲むようなドーナツ状に構成することが知られ
ている。

この場合、照明レンズもドーナツ状に構成する必要があ
る。しかるに、ドーナツ状にレンズを形成することは技
術的にも難かしく、コスト的にも非常に高くなる。

ところで、極細径の内視鏡が必要とされる観察部位は一
般に狭い管腔が主である。したがって照明光を拡散する
為のレンズ効果はあまり必要とされない。そこで、ドー
ナツ状のライトガイドファイバのガラス端面を直接外部
に露出させる方式がある。ところが、近年内視鏡の消毒
減菌の必要性が特に重視される。１／Ｉ内視鏡を消毒薬
液中に、浸漬することが常識となっている。しかるに、
消毒薬液の中には、ガラスに対するる色性、浸蝕性の強
いものかあり、累積浸漬時間が増すにつれ徐々にライト
ガイドファイバの出射端面が浸され、劣化して光瓜が低
下して、しまう現象が起きていた。

上記問題に着目して実開昭６１−１４３１２０号公報の
ものではライトガイドファイバの出射端面に、たとえば
エポキシ系樹脂製の接着剤を塗付し、ライトガイドファ
イバのガラス端面を薬液から保護していた。

［発明か解決しようとする問題点］しかしながら、この実開昭６１−１４３１２０号公報の
ものはライトガイドファイバ端面より、対物レンズ面を
突出させるとともにその段差を埋めるように樹脂を凸面
上に盛り上げた構造であるため、樹脂層が厚くなってし
まう欠点があった。

しかも、周知の如くエポキシ系樹脂やアクリル系樹脂の
中には透明度の比較的高いものもあるものの一般に樹脂
層が厚くなると、これにより光は低下は著しくなる。こ
れはライトガイドファイバ本数の少ない極細内視鏡では
、致命的欠点となっていた。さらに、エポキシ、アクリ
ル、シリコン系樹脂のようなものは、完全に硬化するま
でに流動性があり、しかも、硬化前後で体積が変わるも
のでは、上記実願昭６１−１４３１２０号公報で示され
るような照明光拡散効果のある凸レンズ形状に成形する
ことは非常に困難であった。また同構成では樹脂層が外
部に突出しているため、傷付き易く、また、他の外部物
に当りやすく、直接に衝撃を受けて破損しやすいととも
に、また、最悪の状態では脱落する危険もあった。

本発明は上記問題点に着目してなされたもので、その目
的とするところはライトガイドファイバの端面に対して
均一な厚さで透明な樹脂層を容易に設けることができる
とともに、その樹脂層の損傷、破損、脱落がしにくい′
強度的に安定した状態で取り付けられる構造とした内視
鏡を提供することにある。

［問題点を解決する手段および作用］本発明は上記問題点を解決するために、内視鏡挿入部の
外皮先端面と対物レンズ先端面をほぼ同一面とし、この
而よりライトガイドファイバの先端面を引き込ませるこ
とによって生じる四部に透明な樹脂層を設けたものであ
る。

しかして、透明な樹脂層は凹部内に設けられるため、外
部からの衝撃を受けに＜＜、強度的に安定した状態で取
り付けられる。また、樹脂層を均一な厚さで設けること
ができる。

［実施例］第１図、第２図および第３図は本発明の第１の実施例を
示すものである。

同図中１は極細内視鏡、たとえば血管内視鏡の挿入部で
あり、２はその挿入部１の外皮である。

この外皮２の先端外周縁はなめらかなアール形状に加工
されている。また、挿入部１の先端部において外皮２内
中央には鏡筒３が設けられており、この鏡筒３の先端は
外皮２の先端とほぼ同じ而Ａにある。鏡筒３の端部内に
は対物レンズ群４が組み込まれ、この対物レンズ群４の
最先端のレンズ面は上記面Ａとほぼ一致している。外皮
２内に挿通されるイメージガイドファイバ５の先端部は
その鏡筒３の後端部に嵌合して取着されている。そして
、対物レンズ群４によって観察視野をイメージガイドフ
ァイバ５の先端面に結像させるようになっている。

また、外皮２の内側において上記対物レンズ群４の鏡筒
３を取り囲むようにライトガイドファイバ６が密に配設
されている。そして、このライトガイドファイバ６の先
端７は挿入部１の長軸に対して垂直であり、また、前方
から見ていわゆるドーナツ状の形状をなす。また、この
先端７は上記面Ａよりも後方へΔｇたけ引き込まれた而
Ｂの位置にある。しかして、外皮２、鏡筒３および先端
７とによりドーナツ状の四部８が形成される。そして、
この四部８内にはたとえばエポキシ系の接着剤（たとえ
ば商品名スタイキャスト１２６６）などからなる透明な
樹脂層９が充填され、この樹脂１ｉ４９の先端部１０は
に足面Ａとほぼ一致する平らな面に形成されている。

しかして、ライトガイドファイバ６を通じて伝送されて
きた照明光はその透明な樹脂層９を透過して前方の観察
部位に向けて出射するようになっている。

次に、上記透明な樹脂層９を形成する方法について説明
する。

まず、上記鏡筒３には、あらかじめ対物レンズ群４およ
びイメージガイドファイバ５が接着により取り付は固定
されている。ライトガイドファイバ５の先端部は、その
中心部分に鏡筒３が挿入されるべく、ドーナツ状に成形
されている。また、ライトガイドファイバ６内に挿入さ
れた鏡筒３は、その先端面が上記ライトガイドファイバ
６の先端７の面より６ｇだけ突出する位置に固着される
。

ついで、ライトガイドファイバ６は挿入部の外皮２内に
挿入され、鏡筒３の先端面が挿入部１の外皮２の先端面
と略同−面−にに並ぶよう固着する。

しかして、外皮２、鏡筒３およびライトガイドファイバ
６の先端７によってドーナツ状凹部８が形成される。そ
して、この四部８には第３図で示すように軟化状態にあ
る。たとえば、エポキシ系樹脂の接石剤９ａを流し込み
、その厚さｔをΔΩにほぼ等しくする。

第４図および第５図は本発明の第２の実施例を示すもの
である。この実施例は挿入部１内にチャンネル１１を設
ける極細内視鏡である。すなわち、ライトガイドファイ
バ５は、外皮２内に配設されるが、このライトガイドフ
ァイバ６には鏡筒３およびチャンネル用チューブ１２が
挿入されるべく、その先端部付近において、その長軸に
沿って２本の孔１３．１４を成形しである。すなわち、
長軸に対して垂直な断面に大小２つの孔１３．１４を有
して成形されている。チャンネル用チューブ１２の先端
面は、鏡筒３および挿入部１の外皮２の各先端面とほぼ
同一の而Ａを（＆成する。すなわち、上記外皮２の内面
、鏡筒３およびチャンネル用チューブ１２の外周、さら
に、ライトガイドファイバ６の先端７の而とにより四部
８を形成し、この凹部８内に透明な樹脂層９を密に充填
してなる。なお、この実施例の構成によればチャンネル
用チューブ１２の先端面がライトガイドファイバ５の先
端７面より突出しているため、樹脂層９を流し込む際、
そのチャンネル１１内に流れ込んでしまう心配がない。

第６図および第７図は本発明の第３の実施例で、この実
施例は樹脂層９を成形する方法を示すものである。すな
わち、先端部がドーナツ状に形成されたライトガイドフ
ァイバ６をテフロン製成形枠２０に挿入し、この成形枠
２０の先端部より６ｇたけ引き込ませ係＋ｌ−させる。

ライトガイドファイハロの中心穴には、同じくテフロン
製の芯型２１を挿入する。そこで、第６図で示すごとく
、ライトガイドファイバ６の先端部に樹脂２２を流し込
み、成形枠２０の先端面とほぼ同一面もしくは突出する
まで流し込んだ時点で硬化させる。この樹脂２２が硬化
した後芯型２１を抜去し、成形枠２０の先端面を０１磨
する。樹脂２２の先端面が平滑になった時点て研１若を
やめ成形２０からライトガイドファイバ６を抜く。第７
図は、このようにして成形した樹脂層９を示す。鏡筒３
および挿入部１の外皮２の先端面はこの樹脂層９の先端
７面とほぼ同一面を構成するよう接着固定される。その
後、ライトガイドファイバ６の中心穴に先端に対物レン
ズ群４を設けたイメージガイドファイバ５を挿入し固定
した後、外皮（チューブ）２を波頂して内視鏡挿入部が
構成される。

しかして、この方法によれば、樹１指層９の先端部を研
磨できるため、これを特に平滑にすることかでき、より
安定した光量を得ることができる。

また、樹脂層９の成形に失敗しても、ライトガイドファ
イバ６のみの損失で済み、第１の実施例のように対物レ
ンズ群４、イメージガイドファイバ５を含む内視鏡挿入
部１全体の損失にｔ；らない。

したがって、製品としての歩留りか向トする。

第８図および第９図は本発明の第４の実１恒例を示すも
のである。この実施例は樹脂ｊＡ９を別に成形する方法
を示す。すなわち、テフロン製戎１杉砕３０には深さΔ
Ωのドーナツ状ｌｔ部３】か設けられている。この溝部
３１内に樹脂３２を流し込み、成形枠３０の先端面とほ
ぼ同−而もしくは突出するまで流し込み硬化させる。樹
脂３２が硬化した後に成形枠３０の先端面と略同−面と
なるまで樹脂３２を研磨する。ドーナツ状に形成された
樹脂層９は成形枠３０からはずされ、第９図に示すよう
に挿入部１の先端のライトガイドファイバ６の端面７に
接着され、凹部８内に固定される。なお、接着剤は樹脂
３２と同系統のものを使用する（例えばエポキシ樹脂な
らばエポキシの接着剤）。

しかして、この方法では、樹脂層９単体で成形研磨でき
るため、このときにライトガイドファイバ６の損失する
ことがない。

［発明の効果］以上説明したように本発明は、たとえばあらかじめ定ま
った深さの四部に樹脂を流し込むだけ樹脂層を形成でき
るので、作業者に高度の熟練を必要とせず、しかも、製
品毎に均一な厚さの樹脂層を容易に得ることができる。

また、上記四部の深さ６ｇを調節することにより光量低
下を招くことなく最適な厚さの樹脂層が簡単かつ正確に
得られる。さらに、樹脂層が外部に突出していないため
、傷付きにくく、しかも耐衝撃強度の高い安定した樹脂
層が得られる。

なお、樹脂−は必要最小限の厚さで、均一に設けるのが
望ましいが、単にライトガイドファイバ端面に塗付する
方法では製品毎に樹脂層の厚さがばらついてしまい、製
品毎の光量を安定させるためには作業者に高度の熟練を
要求とするが、本発明ではこれを解決できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１の実施例の挿入部先端付近の斜視図、第２
図は同じくその第１の実施例の挿入部先端付近の側断面
図、第３図は同じくその樹脂層を成形するときの状態を
示すその挿入部先端付近の側断面図、第４図は第２の実
施例の挿入部先端付近の斜視図、第５図は同じくその第
２の実施例の挿入部付近の側断面図、第６図は第３の実
施例の成形方法の説明図、第７図は同じく第３の実施例
の成形部の側面図、第８図は第４の実施例の成形方法の
説明メ、第９図は同じく第４の実施例の樹脂層の取り付
は方法の説明図である。１・・・挿入部、２・・・外皮、３・・・鏡筒、４・・
・対物レンズ群、５・・・イメージガイドファイバ、６
・・・ライトガイドファイバ、８・・・凹部、９・・・
樹脂層、２０・・・成形枠、２２・・・樹脂、３１・・
・溝、３２・・・樹脂出願人代理人　弁理士　坪　井　　４第５図　　　　第６図第７図第９図手続補正書６２・茫′１２昭和　　年　　　　　日特許庁長官　　黒　１）明　雄　殿１、事件の表示特願昭６１−２９７７２８号２、発明の名称内　　　視　　　鏡３、補正をする者事件との関係　　特許出願人（０３７）　　オリンパス光学工業株式会社４、代理人東京都千代田区霞が関３丁目７番２号　ＵＢＥビル７、
補正の内容明細書第１０頁第３行目の「先端７面」を［先′端面１
０Ｊに補正する。

Claims

【特許請求の範囲】

先端に結像用光学系を有する画像伝送用イメージガイド
ファイバと、観察視野を照明するための照明光伝送用ラ
イトガイドファイバと、これらを被覆する外皮とからな
る内視鏡の先端部において、ライトガイドファイバ前端
面に透明体よりなる樹脂層を設け、この樹脂層先端面と
、上記外皮の先端面とがほぼ同一面上に位置するように
構成したことを特徴とする内視鏡。