JPS63151658A - セラミクス用焼結助剤 - Google Patents
セラミクス用焼結助剤Info
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- JPS63151658A JPS63151658A JP61300250A JP30025086A JPS63151658A JP S63151658 A JPS63151658 A JP S63151658A JP 61300250 A JP61300250 A JP 61300250A JP 30025086 A JP30025086 A JP 30025086A JP S63151658 A JPS63151658 A JP S63151658A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明はセラミクス用焼結助剤に関し、特に誘電体材
料の主成分に添加混合されるセラミクス用焼結助剤に関
する。
料の主成分に添加混合されるセラミクス用焼結助剤に関
する。
(従来技術)
たとえば、チタン酸バリウム(BaTiO:+) 、チ
タン酸ストロンチウム(SrTiOi) 、酸化チタン
、(TiO□)などを主体とする誘電体磁器は、通常1
゜300℃以上の温度で焼成される。
タン酸ストロンチウム(SrTiOi) 、酸化チタン
、(TiO□)などを主体とする誘電体磁器は、通常1
゜300℃以上の温度で焼成される。
(発明が解決しようとする問題点)
このような磁器組成物を用いてたとえば積層コンデンサ
を製造する場合には、各セラミック層の間に内部電極が
介在されるが、誘電体組成物は上述したように1.30
0℃以上の温度で焼成されるため、未焼成のセラミック
積層体には、内部電極として高融点の白金、パラジウム
などの貴金属のペーストが用いられる。しかしながら、
これらの貴金属は高価なため、積層コンデンサに占める
内部電極の材料費が30〜50%にものぼり、積層コン
デンサのコストダウンに対応できないことになる。
を製造する場合には、各セラミック層の間に内部電極が
介在されるが、誘電体組成物は上述したように1.30
0℃以上の温度で焼成されるため、未焼成のセラミック
積層体には、内部電極として高融点の白金、パラジウム
などの貴金属のペーストが用いられる。しかしながら、
これらの貴金属は高価なため、積層コンデンサに占める
内部電極の材料費が30〜50%にものぼり、積層コン
デンサのコストダウンに対応できないことになる。
また、焼成温度が1,300℃以上になれば、使用され
る焼成炉の損傷が激しいので、焼成炉の保守、管理コス
トが使用時間の経緯とともに高くなり、しかも、焼成温
度が高いため、磁器化に要するエネルギコストも膨大な
ものとなる。
る焼成炉の損傷が激しいので、焼成炉の保守、管理コス
トが使用時間の経緯とともに高くなり、しかも、焼成温
度が高いため、磁器化に要するエネルギコストも膨大な
ものとなる。
このため、最近では、低温焼結用の材料として鉛系のコ
ンデンサ材料、内部電極に安価なニッケルを用いた非還
元性のコンデンサ材料、さらには、内部電極として鉛、
鉛−錫合金を用い、あらかじめ積層体に内部電極が形成
される領域に空隙層を形成しておき、この空隙層に溶融
した鉛、鉛−錫合金を注入し、冷却、固化することによ
り、積層コンデンサとしたものがある。
ンデンサ材料、内部電極に安価なニッケルを用いた非還
元性のコンデンサ材料、さらには、内部電極として鉛、
鉛−錫合金を用い、あらかじめ積層体に内部電極が形成
される領域に空隙層を形成しておき、この空隙層に溶融
した鉛、鉛−錫合金を注入し、冷却、固化することによ
り、積層コンデンサとしたものがある。
しかしながら、従来よりすでに存在する誘電体材料につ
いて、そのものが有する特性が使用要求レベルに十分に
応えられるものである以上、この特性を損なわずに低温
で焼成できれば、それに越したことはない。
いて、そのものが有する特性が使用要求レベルに十分に
応えられるものである以上、この特性を損なわずに低温
で焼成できれば、それに越したことはない。
それゆえに、この発明の主たる目的は、たとえばコンデ
ンサ材料などの誘電体材料の焼成温度を下げることがで
きる、セラミクス用焼結助剤を提供することである。
ンサ材料などの誘電体材料の焼成温度を下げることがで
きる、セラミクス用焼結助剤を提供することである。
(問題点を解決するための手段)
この発明は、LizOが2〜45モル%、ZnO、Sn
OおよびMnOの合計が0〜40モル%(ただし、Zn
O、SnOおよびMnOのうち少なくとも1種)、RO
(ただし、RはBa、 Sr、 CaおよびMgのうち
少なくとも1種)が5〜40モル%、および(Ti、
5i)0□が30〜70モル%(ただし、(Ti、 S
i) 0□のうちSiO□成分が15モル%以上)から
なる主成分に、100重量部の主成分に対して、A 1
203、 B2O2、CuO+ NbzOs 1Ta2
051 Gaz’Q、、 + Ge0z+ YzOs
+ Zr01 l WO* 1 MoO3+ FezO
3+ Coo l NiO、PbOおよびBizO+の
うち少なくとも1種を0〜20重量部(ただし、YtO
s 、 Zr0z l W(h 、 M。
OおよびMnOの合計が0〜40モル%(ただし、Zn
O、SnOおよびMnOのうち少なくとも1種)、RO
(ただし、RはBa、 Sr、 CaおよびMgのうち
少なくとも1種)が5〜40モル%、および(Ti、
5i)0□が30〜70モル%(ただし、(Ti、 S
i) 0□のうちSiO□成分が15モル%以上)から
なる主成分に、100重量部の主成分に対して、A 1
203、 B2O2、CuO+ NbzOs 1Ta2
051 Gaz’Q、、 + Ge0z+ YzOs
+ Zr01 l WO* 1 MoO3+ FezO
3+ Coo l NiO、PbOおよびBizO+の
うち少なくとも1種を0〜20重量部(ただし、YtO
s 、 Zr0z l W(h 、 M。
031FezO* + CoO+ NtO+ PbOお
よびBit(hについては10重量部以下)添加した、
セラミクス用焼結助剤である。
よびBit(hについては10重量部以下)添加した、
セラミクス用焼結助剤である。
この発明のセラミクス用焼結助剤を上述のような組成範
囲に限定したのは次の理由による。
囲に限定したのは次の理由による。
つまり、Li、0が2モル%未満では焼成温度が1.3
00℃を超えてしまい、この発明の目的が達成できなく
なるからである。一方、LizOが45モル%を超える
と、焼結助剤そのものの溶融温度が800℃未満となり
、その焼結助剤を誘電体材料に配合して成形体とし、焼
成プロセスにもたらされる場合、焼結が完了する前に成
形体が軟化変形するため、焼結助剤としての役割を果た
さないからである。それと同時に、一旦ガラス化する際
に、焼結助剤そのものが溶融固化してしまい、200メ
ツシユの篩を通過する粉末が得られないからである。
00℃を超えてしまい、この発明の目的が達成できなく
なるからである。一方、LizOが45モル%を超える
と、焼結助剤そのものの溶融温度が800℃未満となり
、その焼結助剤を誘電体材料に配合して成形体とし、焼
成プロセスにもたらされる場合、焼結が完了する前に成
形体が軟化変形するため、焼結助剤としての役割を果た
さないからである。それと同時に、一旦ガラス化する際
に、焼結助剤そのものが溶融固化してしまい、200メ
ツシユの篩を通過する粉末が得られないからである。
また、ZnO、SnOおよびMnOの合計が40モル%
を超える場合には、焼成温度が1.300℃を超えてし
まうからである。
を超える場合には、焼成温度が1.300℃を超えてし
まうからである。
ROが5モル%未満あるいは40モル%を超えても、焼
成温度が1.300℃を超えてしまうからである。
成温度が1.300℃を超えてしまうからである。
さらに、(Ti、 Si) O□が30モル%未満ある
いは70モル%を超えると、焼成温度が1,300℃を
超えてしまい、この発明の目的が達成できなくなってし
まうからである。(Ti、 Si) Oxのうち、5i
02が15モル%未満あるいはTie、が含有されない
場合にも、焼成温度の低減化が実現されないがらである
。
いは70モル%を超えると、焼成温度が1,300℃を
超えてしまい、この発明の目的が達成できなくなってし
まうからである。(Ti、 Si) Oxのうち、5i
02が15モル%未満あるいはTie、が含有されない
場合にも、焼成温度の低減化が実現されないがらである
。
また、LizOlROおよび(Ti、 St) O,な
どからなる主成分に、100重量部の主成分に対して、
Al zOs + BzO+ + Cu01 NbzO
s + Taxes + Ga2O3+Ge0z +
YzOi * Zr0g l WOz * Mo0i
+ FezOz + C。
どからなる主成分に、100重量部の主成分に対して、
Al zOs + BzO+ + Cu01 NbzO
s + Taxes + Ga2O3+Ge0z +
YzOi * Zr0g l WOz * Mo0i
+ FezOz + C。
O、NiO、PbOおよびBi2O,のうち少なくとも
1種を20重量部(Yz02 、 Zr0z l WO
z + Mo0z 、 FetOx + Coo +
NtO+ PbOおよび旧20.については10重量部
)を超えた範囲で添加した場合にも、焼成温度の低減化
が実現されないからである。
1種を20重量部(Yz02 、 Zr0z l WO
z + Mo0z 、 FetOx + Coo +
NtO+ PbOおよび旧20.については10重量部
)を超えた範囲で添加した場合にも、焼成温度の低減化
が実現されないからである。
(発明の効果)
この発明によれば、誘電体材料の焼成温度を下げること
ができる。しかも、この場合、焼結された誘電体磁器は
その誘電損失に悪影響が与えられない。
ができる。しかも、この場合、焼結された誘電体磁器は
その誘電損失に悪影響が与えられない。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点
は、以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう
。
は、以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう
。
(実施例)
この発明のセラミクス用焼結助剤は、主体となる誘電体
材料を焼結する際に、あらかじめ所定の割合で誘電体材
料の主成分に添加混合された後成形体とされ、その後焼
成プロセスにもたらされる。
材料を焼結する際に、あらかじめ所定の割合で誘電体材
料の主成分に添加混合された後成形体とされ、その後焼
成プロセスにもたらされる。
この場合、セラミクス用焼結助剤は誘電体材料の主成分
に対して、個々に添加してもよいが、あらかじめセラミ
クス用焼結助剤を配合しておき、これを熱処理して溶融
し、その後ガラス化して粉砕したものを、誘電体材料の
主成分に添加混合してもよい。
に対して、個々に添加してもよいが、あらかじめセラミ
クス用焼結助剤を配合しておき、これを熱処理して溶融
し、その後ガラス化して粉砕したものを、誘電体材料の
主成分に添加混合してもよい。
なお、この発明のセラミクス用焼結助剤を誘電体材料の
主成分に添加する割合は、誘電体材料の主成分によって
異なるが、全体の0.05〜25.0重量%の範囲であ
る。これは、セラミクス用焼結助剤の添加する割合が0
.05重量%未満では焼成温度の低減化が実現されず、
一方、25゜0重量%を超えると誘電体特性が著しく損
なわれるからである。
主成分に添加する割合は、誘電体材料の主成分によって
異なるが、全体の0.05〜25.0重量%の範囲であ
る。これは、セラミクス用焼結助剤の添加する割合が0
.05重量%未満では焼成温度の低減化が実現されず、
一方、25゜0重量%を超えると誘電体特性が著しく損
なわれるからである。
スILL
まず、別表1に示した組成の焼結助剤が得られるように
、各成分の酸化物、炭酸塩あるいは水酸化物を調合した
。これらをアルミナボールを玉石としてポリポットミル
で16時時間式混合、粉砕した後蒸発乾燥して、粉末を
得た。得られた粉末をジルコニア質の匣に入れて800
℃の温度で2時間焼成した後、200メツシユの篩を通
過するように粗粉砕して、焼結助剤を準備した。
、各成分の酸化物、炭酸塩あるいは水酸化物を調合した
。これらをアルミナボールを玉石としてポリポットミル
で16時時間式混合、粉砕した後蒸発乾燥して、粉末を
得た。得られた粉末をジルコニア質の匣に入れて800
℃の温度で2時間焼成した後、200メツシユの篩を通
過するように粗粉砕して、焼結助剤を準備した。
一方、セラミック原料として、84BaTiO3−10
CaSnOs−6CaZrOs (モル比)の主成分に
MnOが1重量%添加された組成物が得られるように、
各原料の酸化物または炭酸塩を調合した。これらをアル
ミナボールを玉石としてポリポットミルで16時時間式
混合、粉砕した後蒸発乾燥して、粉末を得た。得られた
粉末をジルコニア質の匣にいれて1.100℃の温度で
2時間焼成した後、200メツシユの篩を通過するよう
に粗粉砕して、誘電体粉末を準備した。
CaSnOs−6CaZrOs (モル比)の主成分に
MnOが1重量%添加された組成物が得られるように、
各原料の酸化物または炭酸塩を調合した。これらをアル
ミナボールを玉石としてポリポットミルで16時時間式
混合、粉砕した後蒸発乾燥して、粉末を得た。得られた
粉末をジルコニア質の匣にいれて1.100℃の温度で
2時間焼成した後、200メツシユの篩を通過するよう
に粗粉砕して、誘電体粉末を準備した。
次に、準備した誘電体粉末に焼結助剤を別表1に示す割
合で添加し、これにポリビニルアルコール系のバインダ
を加えてポリポットミルで16時時間式混合した。これ
を蒸発乾燥し、造粒した後、1.000kg/−の圧力
で加圧して直径10鶴。
合で添加し、これにポリビニルアルコール系のバインダ
を加えてポリポットミルで16時時間式混合した。これ
を蒸発乾燥し、造粒した後、1.000kg/−の圧力
で加圧して直径10鶴。
厚み1mの円板に成形して成形体を得た。この成形体を
自然雰囲気中で1.000℃〜1.350℃の温度で2
時間焼成して、焼結体を得た。
自然雰囲気中で1.000℃〜1.350℃の温度で2
時間焼成して、焼結体を得た。
得られた焼結体について、ふくしん液に漬けて焼結度の
試験を行い、最適焼成温度を決定した。
試験を行い、最適焼成温度を決定した。
また、得られた焼結体の両面に電極となる銀ペーストを
印刷塗布し、銀ペーストを空気中で800℃の温度で3
0分分間−て、電極を形成して、コンデンサ(試料)を
得た。得られたコンデンサ(試料)について25℃の温
度におけるIKHz。
印刷塗布し、銀ペーストを空気中で800℃の温度で3
0分分間−て、電極を形成して、コンデンサ(試料)を
得た。得られたコンデンサ(試料)について25℃の温
度におけるIKHz。
I Vr、m、sでの誘電率(ε)、誘電損失(Tan
δ)および+20℃を基準にした一25〜+85℃の
温度範囲で誘電率の温度特性を測定した。この測定結果
を別表2に示した。
δ)および+20℃を基準にした一25〜+85℃の
温度範囲で誘電率の温度特性を測定した。この測定結果
を別表2に示した。
なお、別表1および別表2中、*印のものはこの発明範
囲外のものである。
囲外のものである。
また、別表2において、温度特性について、B、 C,
D、 EおよびFの各特性はJIS規格による温度特性
を意味し、各特性について詳細に説明すれば次のとおり
である。
D、 EおよびFの各特性はJIS規格による温度特性
を意味し、各特性について詳細に説明すれば次のとおり
である。
B特性:20℃における静電容量を基準として、−25
℃〜+85℃における容量変化 率が一10〜+10%を超えない。
℃〜+85℃における容量変化 率が一10〜+10%を超えない。
C特性=20℃における静電容量を基準として、−25
℃〜+85℃における容量変化 率が一20〜+20%を超えない。
℃〜+85℃における容量変化 率が一20〜+20%を超えない。
D特性:20℃における静電容量を基準として、−25
℃〜+85℃における容量変化 率が一30〜+20%を超えない。
℃〜+85℃における容量変化 率が一30〜+20%を超えない。
E特性:20℃における静電容量を基準として、−25
℃〜+85℃における容量変化 率が一55〜+20%を超えない。
℃〜+85℃における容量変化 率が一55〜+20%を超えない。
F特性=20℃における静電容量を基準として、−25
℃〜+85℃における容量変化 率が一80〜+30%を超えない。
℃〜+85℃における容量変化 率が一80〜+30%を超えない。
この実施例1においては、この発明の焼結助剤を誘電体
材料に添加して焼成することによって、焼結助剤を未添
加のものに比べて、焼結温度を低減できることがわかる
。また、焼結助剤の添加量を増加してい(と、室温にお
ける誘電率は低下するが、一方では、誘電率の温度特性
がB特性−B特性−り特性−C特性−B特性のように変
化し、その変化率を徐々に少なくでき、温度特性の改善
に効果がみられることがわかる。さらに、100重量%
の誘電体材料に対して0.05重重量の焼結助剤が添加
されているときには、誘電率の低下現象はみられないこ
とがわかる。また、室温における誘電損失は焼結助剤の
添加量にほとんど影響されないことがわかる。
材料に添加して焼成することによって、焼結助剤を未添
加のものに比べて、焼結温度を低減できることがわかる
。また、焼結助剤の添加量を増加してい(と、室温にお
ける誘電率は低下するが、一方では、誘電率の温度特性
がB特性−B特性−り特性−C特性−B特性のように変
化し、その変化率を徐々に少なくでき、温度特性の改善
に効果がみられることがわかる。さらに、100重量%
の誘電体材料に対して0.05重重量の焼結助剤が添加
されているときには、誘電率の低下現象はみられないこ
とがわかる。また、室温における誘電損失は焼結助剤の
添加量にほとんど影響されないことがわかる。
次新111
セラミック原料として、35SrTiOs−15PbT
iOs −17CaTiOs 7 Bi tO+ −
26TiOz (モル比)にWnoが0.1重量%添加
された組成の誘電体粉末を実施例1と同様に準備し、別
表3に示した組成の焼結助剤を添加して、実施例1と同
様に評価した。得られた結果を別表4に示した。なお、
別表3および別表4中、*印のものはこの発明範囲外の
ものである。
iOs −17CaTiOs 7 Bi tO+ −
26TiOz (モル比)にWnoが0.1重量%添加
された組成の誘電体粉末を実施例1と同様に準備し、別
表3に示した組成の焼結助剤を添加して、実施例1と同
様に評価した。得られた結果を別表4に示した。なお、
別表3および別表4中、*印のものはこの発明範囲外の
ものである。
この実施例2においても、実施例1と同様に、この発明
の焼結助剤を誘電体材料に添加して焼成することによっ
て、焼結助剤を未添加のものに比べて、焼結温度を低減
できることがわかる。また、焼結助剤の添加量を増加し
ていくと、室温における誘電率は低下するが、一方では
、誘電率の温度特性がC特性−B特性のように変化し、
その変化率を徐々に少なくでき、温度特性の改善に効果
がみられることがわかる。さらに、焼結助剤が0゜05
重量%添加されているときには、誘電率の低下現象はみ
られないことがわかる。また、室温における誘電損失は
焼結助剤の添加量にほとんど影響されないことがわかる
。
の焼結助剤を誘電体材料に添加して焼成することによっ
て、焼結助剤を未添加のものに比べて、焼結温度を低減
できることがわかる。また、焼結助剤の添加量を増加し
ていくと、室温における誘電率は低下するが、一方では
、誘電率の温度特性がC特性−B特性のように変化し、
その変化率を徐々に少なくでき、温度特性の改善に効果
がみられることがわかる。さらに、焼結助剤が0゜05
重量%添加されているときには、誘電率の低下現象はみ
られないことがわかる。また、室温における誘電損失は
焼結助剤の添加量にほとんど影響されないことがわかる
。
1隻■主
セラミック原料として、81.58aTiOs −8B
aZr0s−10CaZrOs 0.5Mg0 (モ
ル比)にMnOが0.3重量%添加された組成の誘電体
粉末を実施例1と同様に準備し、別表5に示した組成の
焼・結助剤を添加して実施例1と同様に評価した。ただ
し、この実施例3ではその焼成雰囲気として還元性雰囲
気(Hzを1%含むN2雰囲気)を用いて焼成した。得
られた結果を別表6に示した。なお、別表5および別表
6中、*印のものはこの発明範囲外のものである。
aZr0s−10CaZrOs 0.5Mg0 (モ
ル比)にMnOが0.3重量%添加された組成の誘電体
粉末を実施例1と同様に準備し、別表5に示した組成の
焼・結助剤を添加して実施例1と同様に評価した。ただ
し、この実施例3ではその焼成雰囲気として還元性雰囲
気(Hzを1%含むN2雰囲気)を用いて焼成した。得
られた結果を別表6に示した。なお、別表5および別表
6中、*印のものはこの発明範囲外のものである。
この実施例3のように、還元性雰囲気で焼成した場合で
も、他の実施例と同様に、この発明の焼結助剤を誘電体
材料に添加して焼成することによって、焼結助剤を未添
加のものに比べて、焼結温度を低減できることがわかる
。また、焼結助剤の添加量を増加していくと、室温にお
ける誘電率は低下するが、一方では、誘電率の温度特性
がB特性−B特性−り特性のように変化し、その変化率
を徐々に少なくでき、温度特性の改善に効果がみられる
ことがわかる。さらに、焼結助剤が0.1重量%のとき
には、誘電率の低下現象は認められないことがわかる。
も、他の実施例と同様に、この発明の焼結助剤を誘電体
材料に添加して焼成することによって、焼結助剤を未添
加のものに比べて、焼結温度を低減できることがわかる
。また、焼結助剤の添加量を増加していくと、室温にお
ける誘電率は低下するが、一方では、誘電率の温度特性
がB特性−B特性−り特性のように変化し、その変化率
を徐々に少なくでき、温度特性の改善に効果がみられる
ことがわかる。さらに、焼結助剤が0.1重量%のとき
には、誘電率の低下現象は認められないことがわかる。
また、室温における誘電損失は焼結助剤の添加量にほと
んど影響されないこともわかる。
んど影響されないこともわかる。
上述の各実施例から明らかなように、この発明の焼結助
剤を、Ti0zを主たる成分として含有する誘電体材料
に添加することによって、誘電体損失に悪影響を与えず
焼結温度の低減化を図ることができる。これは、焼結助
剤にも、Ti(hが含まれ、それと誘電体材料中のTi
0gとの焼結温度域における濡れ性がよくなり、緻密な
誘電体セラミクス焼結体が得られるように働くことによ
るものである。
剤を、Ti0zを主たる成分として含有する誘電体材料
に添加することによって、誘電体損失に悪影響を与えず
焼結温度の低減化を図ることができる。これは、焼結助
剤にも、Ti(hが含まれ、それと誘電体材料中のTi
0gとの焼結温度域における濡れ性がよくなり、緻密な
誘電体セラミクス焼結体が得られるように働くことによ
るものである。
特許出願人 株式会社 村田製作所
代理人 弁理士 岡 1) 全 啓
(ほか1名) ′
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 Li_2Oが2〜45モル%、 ZnO、SnOおよびMnOの合計が0〜40モル%(
ただし、ZnO、SnOおよびMnOのうち少なくとも
1種)、 RO(ただし、RはBa、Sr、CaおよびMgのうち
少なくとも1種)が5〜40モル%、および (Ti、Si)O_2が30〜70モル%(ただし、(
Ti、Si)O_2のうちSiO_2成分が15モル%
以上)からなる主成分に、 100重量部の前記主成分に対して、Al_2O_3、
B_2O_3、CuO、Nb_2O_5、Ta_2O_
5、Ga_2O_3、GeO_2、Y_2O_3、Zr
O_2、WO_3、MoO_3、Fe_2O_3、Co
O、NiO、PbOおよびBi_2O_3のうち少なく
とも1種を0〜20重量部(ただし、Y_2O_3、Z
rO_2、WO_3、MoO_3、Fe_2O_3、C
oO、NiO、PbOおよびBi_2O_3については
10重量部以下)添加した、セラミクス用焼結助剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61300250A JP2666265B2 (ja) | 1986-12-16 | 1986-12-16 | TiO2を主たる成分とする誘電体セラミクスに用いられる焼結助剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61300250A JP2666265B2 (ja) | 1986-12-16 | 1986-12-16 | TiO2を主たる成分とする誘電体セラミクスに用いられる焼結助剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63151658A true JPS63151658A (ja) | 1988-06-24 |
JP2666265B2 JP2666265B2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=17882520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61300250A Expired - Lifetime JP2666265B2 (ja) | 1986-12-16 | 1986-12-16 | TiO2を主たる成分とする誘電体セラミクスに用いられる焼結助剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2666265B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05148005A (ja) * | 1991-11-29 | 1993-06-15 | Taiyo Yuden Co Ltd | 誘電体磁器組成物 |
JP2007284290A (ja) * | 2006-04-17 | 2007-11-01 | Yokowo Co Ltd | 高周波用誘電体材料 |
JP2011068510A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Nihon Yamamura Glass Co Ltd | ガラス組成物、及び、誘電体製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60119009A (ja) * | 1983-11-30 | 1985-06-26 | 太陽誘電株式会社 | 誘電体磁器組成物 |
-
1986
- 1986-12-16 JP JP61300250A patent/JP2666265B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60119009A (ja) * | 1983-11-30 | 1985-06-26 | 太陽誘電株式会社 | 誘電体磁器組成物 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05148005A (ja) * | 1991-11-29 | 1993-06-15 | Taiyo Yuden Co Ltd | 誘電体磁器組成物 |
JP2007284290A (ja) * | 2006-04-17 | 2007-11-01 | Yokowo Co Ltd | 高周波用誘電体材料 |
JP2011068510A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Nihon Yamamura Glass Co Ltd | ガラス組成物、及び、誘電体製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2666265B2 (ja) | 1997-10-22 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |