JPS63151292A - テレビジヨン信号発生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、テレビジョン信号発生装置、特にＳＥＣＡＭ
方式のテレビジョン信号を発生する装置に関するもので
ある。

〔発明の概要〕

本発明は、ＳＥＣＡＭ方式テレビジョン信号発生装置に
おいて、色差信号デジタル・データのＦＭ変調（変換）
を基準サイン（Ｓｉｎ）波デジタル・データの読出し制
御によって行い、その他の必要な処理をすべてデジタル
的に行うことにより、完全なデジタル化を可能としたも
のである。

〔従来の技術〕

ＳＥＣＡＭ方式テレビジョン信号発生装置は、カラー・
シーケンスの複雑性と波形データ作成の困難性からデジ
タル化しにくく、そのため、色信号は従来すべてアナロ
グで構成されている。したがって、レベルの精度やエン
ファシス特性の精度などについて問題があるのが現状で
ある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ＳＥＣＡＭテレビジョン信号発生装置のデジタル化に当
たって問題となるのは、上記のようにカラー・シーケン
スの複雑性と波形データ作成の困難性である。カラー・
シーケンスについては、副搬送波の位相関係が１２フイ
ールド・シーケンス（３７５０ライン）となっているの
で、波形データの読出し制御が難しい。波形データ作成
については、色差信号でプリエンファシス、ＦＭ変調さ
れた信号でのエンファシス（ベル・フィルタ処理）、リ
ミッタ等の演算を行って最終的な色信号波形データを作
ることは非常に難しく、自由に波形を作れるというデジ
タル信号発生器の利点を活かすことができない。

したがって、本発明は、ＣＣＩＲに規定されているＳＥ
ＣＡＭテレビジョン信号の色信号を完全なデジタル・デ
ータで構成し、デジタル・アナログ（Ｄ／Ａ）変換器を
用いてテレビジョン信号を発生ずる装置を提供しようと
するものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、輝度信号と搬送色信号を別々にデジタル・デ
ータで構成し、これらをデジタル・データの段階で加算
して映像信号とするようにする。

色差信号ＦＭ変調を基ｊｌｓｉｎ波デジタル・データの
読出し制御によって実現し、ＦＭ変調された色差信号デ
ータに色差信号エンファシス・データを乗算する。また
、副搬送波の位相反転制御を行うため、色差信号ＦＭ変
調データを０／π制御する手段を設ける。

〔作用〕

基￥−５ｉｎ波をメモリに記憶する際にサンプルの順に
アドレスを割当てておき、読出し時にアドレス間隔を短
くするとメモリ出方Ｓｉｎ波データの周波数は下がり、
アドレス間隔を長くするとメモリ出力Ｓｉｎ波データの
周波数は上がるので、ＦＭ変調を実現できる。また、Ｓ
ｉｎ波データと色差信号エンファシス・データとの乗算
により、ＡＭ変調が行われる。デジタル・データにおけ
る位相反転制御は、比較的簡単である。

〔実施例〕

第１図は、本発明の実施例を示すブロック図である。同
図において、（１）は水平周波数ｆＨの整数（Ｍ）倍の
周波数ＭｆＨで発振する基準発振器である。この発振周
波数Ｍ　ｆ　Ｈは、輝度信号の要求する周波数帯域を充
分カバーでき（すなわち、ナイキストのサンプリング・
レートを満足し）、Ｄ／Ａ変換器（１２）の基準クロッ
クとなるように、Ｍの値を定める。（２）は、この基準
クロックを分周し、第１メモリ（３）及び第２メモリ（
４）へのメモリ・アクセス用アドレス・バス■にアドレ
ス・データを送出するカウンタである。第１メモリ（３
）には輝度信号デジタル・データが記憶され、第２メモ
リ（４）には色差信号ＤＲ，ＤＢのデジタル・データが
記憶されている。■は輝度信号パラレル波形データ・バ
ス、■は色差信号パラレル波形データ・バスである。（
５）は、通常のデジタル・フィルタにより、ベル・フィ
ルタ特性処理を含めブリ・エンファシス変換を行うエン
ファシス変換器である。なお、ここでリミッタ処理も行
われる。■は色差信号エンファシス変換パラレル波形デ
ータ・バスである。（６）は色差信号ＦＭ変調用コード
変換器（リミッタ処理を含む。）、■は色差信号ＦＭ変
変角用コード変換処理パラレル波形データバス、（７）
はＦＭ変調用アドレス発生回路、（７１）は加算器、（
７２）はレジスタ、■は色差信号ＦＭ変調用Ｓｉｎ波ア
ドレス・バス、（８）は基準Ｓｉｎ波デジタル・データ
を記憶する第３メモリ、（９）は位相反転制御のための
排他（Ｅｘｃｌｕｓｉｖｅ　）　ＯＲ回路、■は基準Ｆ
Ｍ変ｆＪｉｓｉｎ波パラレル・データ・バス、（１０）
は乗算器、■は搬送色信号パラレル波形データ・バス、
（１１）は加算器、■はＳＥＣＡＭ映像信号波形データ
・バス、（１２）はＤ／Ａ変換器、（１３）は低域通過
フィルタ（Ｌ　Ｐ　Ｆ）、（１４）はタイミング・コン
トロール用遅延しジスクである。

動作は、次のとおりである。カウンタ（２）は基準クロ
ックＭｆＨを分周して第１及び第２メモリ（３）。

（４）へのアドレスを作り、第１メモリ（３）より輝度
（Ｙ）信号デジタル・データを、第２メモリ（４）より
色差（ＤＲ，ＤＢ）信号デジタル・データを読出す。こ
こで、色差信号データの読出しクロ・７りは、輝度信号
と同じでなくとも整数関係が保たれていれば周波数を下
げてもよい。ブリ・エンファシス及びベル・フィルタ・
エンファシス変換された色差信号データは、ＦＭ変調用
コード変換器（６）と乗算器（１０）に送出される。Ｆ
Ｍ変調用コード変換器（６）は、データをＦＭ変調用ア
ドレス発生回路（７）が動作するようなデータに変換す
る。ここで、ＤＲ，Ｉ）Ｂ信号によりＦＭの副搬送周波
数が異なるので、ＤＲ，ＤＢ信号に応じて切換え制御を
する。ＦＭ変調用アドレス発生回路（７）は、第３メモ
リ（８）よりＦＭ変調されたデータが出力されるように
間隔が変化するアドレスを発生する（後述参照）。

ＦＭ変調された基準Ｓｉｎ波データは、５Ｅ（１：ＡＭ
方式にお４Ｊる副搬送波の位相反転（０−〇−π、π−
〇−π）に従い、排他ＯＲ回路（９）により位相がＯ／
π制御される。バス■に出力される色差信号データ（レ
ベル情報）とバス■に現われる基準Ｓｉｎ波データ（周
波数情報）とは、乗算器（１０）で乗算（ＡＭ変調）さ
れて加算器（１１）の一方の入力。

に加えられる。加算器（１１）の他方の入力にはバス■
より輝度信号データが加えられ、バス■に５ＥＣＡＦＩ
映像信号デジタル・データが出力される。

このＳＥＣＡＭ映像信号波形デジタル・データは、Ｄ／
Ａ変換器（１２）及びＬＰＦ（１３）を経てアナログＳ
ＥＣＡＭ映像信号として出力される。なお、搬送色信号
データは、種々の演算を行うため輝度信号データに対し
て遅延を免れない。したがって、輝度信号バス■にタイ
ミング・コントロール用遅延レジスタ（１４）を設け、
タイミングを合わせる必要がある。

第２図は、第１図のＦＭ変調用アドレス発生回路の詳細
を示すブロック図である。この図において、第１図と対
応する部分には同一の符号を付しである。第３メモリ（
８）には、基準Ｓｉｎ波データが約１．５波長程度記憶
されている。第３図は、記憶された基準Ｓｉｎ波形デー
タとアドレスとの関係を示す説明図である。同図におい
て、ＲＥＦはＳｉｎ波の１波長に対応するアドレス・デ
ータを表わす。

第４図は、第２図回路の動作説明用タイム・チャートで
ある。以下、第３及び第４図を参照して第２図回路の動
作を述べる。

いま、基準クロックがサイクルｎの時に、ＦＭ変調用コ
ード変換器（６）から（ＤＡＴＡｌ）ｎが出力され、こ
れが加算器（２１）のＡボート（端子）に加えられたと
する。この時、スイッチ（２２）の出力端ＳＯから（Ｄ
ＡＴＡ２　）ｎが出力され、これが加算器（２１）のＢ
ボートに加えられる。加算器（２１）の出力Ｘボートか
ら（ＤＡＴＡＩ　）ｎ　＋（ＤＡＴＡ２　）ｎの演算結
果である（ＤＡＴＡ３　）ｎが出力され、これが加算ラ
ッチ（２３）に入力される。加算ランチ・クロックによ
りデータ・バス上に（ＤＡＴＡ３　）ｎが出力され、こ
れが（ＤＡＴＡ４　）ｎとなる。（ＤＡＴＡ４　）ｎは
Ｓｉｎ波データ・メモリ３（８）のアドレスに入力され
、これはメモリ３用アドレス・ランチ・クロックにより
取込まれる。比較器（２４）は、（ＤＡＴＡ４　）ｎと
ＲＥＦ（Ｓｉｎ波データの１周期分のアドレス）とを比
較し、（ＤＡＴＡ４　）ｎ　＞　ＲＥ　Ｆのとき（Ａ＞
Ｂで表わす。）リセット・パルスを出力する。第３図の
状態にあるときは、リセット・パルスを出力しない。減
算器（２５）は、（ＤＡＴＡ４　）ｎからＲＥＦの値を
引き算しくＤＡＴＡ５　）ｎとして出力する。スイッチ
（２２）は、リセット・パルスが高レベルｒＨＪのとき
Ｘボートを選択し、低レベルｒＬＪのときＹボートを選
択する。よって、現時点では、（ＤＡＴＡ４　）ｎを（
ＤＡＴＡ２　）ｎ＋ｔとして加算器（２１）のＢポート
に加える。

基準クロックがサイクルｎ＋１の時も、（ＤＡＴＡ４　
）ｎ＋１がメモリ３（８）のアドレスに入力されるまで
は同様に動作する。この時点で、第３図に示すように（
ＤＡＴＡ４　）ｎ＋１＞　ＲＥ　Ｆとなるので、比較器
（２４）はりセント・パルスをｒＨＪとする。

スイッチ（２２）は、リセット・パルスがｒ　ＨＪであ
るためＸポートを選択し、（ＤＡＴ八５へｎ＋＋を（Ｄ
ＡＴＡ２　）ｎ＋２として出力する。これは、ＤＡＴＡ
４がアドレス最大値であるＲＥＦを超える場合に、その
超過分をスタート点からカウントさせるためである。

基準クロックがサイクルｎ＋２の時は、サイクルｎの時
と同し動作を行い、以後これらの動作を繰返す。

加算器（２１）において加算される（ＤＡＴＡＩ　）が
大きい程メモリ３（８）から出力されるＳｉｎ波データ
は周波数が上がり、（ＤＡＴＡＩ　＞が小さい程Ｓｉｎ
波データは周波数が下がる。こうして、上述の動作によ
り、エンファシス変換処理を行った色差信号データに対
応したＦＭ変ｇｓｉｎ波データが作られる。

なお、上述の実施例ではＹ信号及びＤＲ，ＤＢ信号のデ
ータをメモリに記憶しているが、これらのデータは他の
手段から直接得られるものでもよい。

〔発明の効果〕

本発明による効果は、次のとおりである。

■　ＳＥＣＡＭ方式の色差信号（ＤＲ，ＤＢ）デジタル
・データをそのまま使用し、デジタル・データの段階で
輝度信号デジタル・データと加算す１す るので、テレビジョン信号作成の自由度が増す。

■　完全にデジタル化されているので、要求される品質
に合せてデータ精度を決定すればよく、無駄がない。

■　色差信号のエンファシス処理、カラーシーケンスを
ハードウェアで行なうので、波形データの増加が防止さ
れ、必要なデータ量が従来のＮＴＳＣ方式並みで済む。

■　Ｄ／Ａ変換器を用いるデジタル信号発生機構である
ので、レベルの高精度、経時変化の減少、波形構成の容
易性などの利点を享受することができる。

■　ＰＡＬ方式映像信号のデジタル化と相俟ってＤＲ−
−１，９（Ｒ−Ｙ）　、ＤＢＢ１０５　　（Ｂ−Ｙ）と
いう単純なデジタル・データ演算により、ＰＡＬ方式か
らＳＥＣＡＭ方式の完全デジタル変換が可能になる。

【図面の簡単な説明】

第Ｆ図は本発明の実施例を示すブロック図、第２図は第
１図のＦＭ変調用アドレス発生回路の詳綱を示すブロッ
ク図、第３図は第１図のメモリ３のＳｉｎ波データとア
ドレスとの関係を示す説明図、第４図は第２図の回路の
動作を示すタイム・チャートである。 ■・・・輝度信号デジタル・データ・バス、■色差信号
デジタル・データ・バス、（５）・・・エンファシス変
換処理手段、（６）・・・ＦＭ変調用コード変換手段、
（７）・・・ＦＭ変調アドレス発生手段、（８）・・・
基準サイン波デジタル・データ・メモリ、（９）・・・
位相反転制御手段、（１０）・・・乗算手段、（工１）
・・・加算手段。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 色差信号デジタル・データをエンファシス変換処理する
   手段と、 該エンファシス変換処理手段の出力をＦＭ変調用コード
   に変換する手段と、 該コード変換手段の出力よりＦＭ変調用アドレスを発生
   する手段と、 基準サイン波デジタル・データを記憶し、これらのデー
   タが上記アドレス発生手段からのアドレスに従って読出
   されるメモリと、 該メモリの出力データの位相反転を制御する手段と、 該制御手段の出力を上記エンファシス変換処理手段の出
   力に乗算する手段と、 該乗算手段の出力及び輝度信号デジタル・データを加算
   する手段とを具えたテレビジョン信号発生装置。