JPS6315007Y2 - - Google Patents

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JPS6315007Y2
JPS6315007Y2 JP1983194112U JP19411283U JPS6315007Y2 JP S6315007 Y2 JPS6315007 Y2 JP S6315007Y2 JP 1983194112 U JP1983194112 U JP 1983194112U JP 19411283 U JP19411283 U JP 19411283U JP S6315007 Y2 JPS6315007 Y2 JP S6315007Y2
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JP
Japan
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gear
surface plate
carrier
carrier gear
rotates
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JP1983194112U
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JPS60103648U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、高精度の両面ラツピング、特に厚
さの薄い水晶、セラミツク、フエライト等の加工
物における平行度、均整度等が高度に要求される
ラツピングに適する両面ラツピング装置に関す
る。
従来、この種の両面ラツピング装置として、太
陽歯車、内歯歯車及び両歯車とかみ合つて自転及
び公転する遊星歯車からなる遊星歯車機構を使用
し、上記遊星歯車を、歯車両面に貫通する加工物
保持孔を有するキヤリヤ歯車とし、該キヤリヤ歯
車の両面に琢磨粉を供給しつつ上、下定盤を当接
して該加工物の両面を琢磨する構成において、上
記上、下定盤を静止させたもの、及び上、下定盤
を互に反対方向に回転させたものが知られてい
る。しかし前者は、上、下定盤との摩擦抵抗に抗
してキヤリヤ歯車を自転及び公転させるため薄い
キヤリヤ歯車は使用できず、従つて薄もの加工
物、例えば厚さ40〜50ミクロンの水晶振動子等の
ラツピングは容易でなく、しかも太陽歯車及び内
歯歯車の歯の損傷がはなはだしい欠点があり、又
後者では、上、下定盤が回転するため両定盤のラ
ツピング面にわずかのうねりがあつてもキヤリヤ
歯車が波うち又は上、下動しつつ回転し、それに
より加工物の琢磨代にバラツキが生じ、平行度、
均整度が低下する難点があつた。
本案は従来の欠点を除いた両面ラツピング装置
を提供することを目的とするもので、その特徴
は、遊星歯車機構における上記キヤリヤ歯車の両
面に当接する上、下定盤のうち、下定盤を静止さ
せると共に上定盤を上記キヤリヤ歯車の公転と同
方向へ回転させるようにしたところにある。以下
図面を参照して本案の実施例について説明する。
第1,2図において、ボツクスF上に、中心部
に円筒状軸受部2を有する扁平円筒状琢磨粉受け
皿1を固定し、該軸受部2内に内歯歯車用支持枠
3の円筒状ボス4をベアリング5を介して回転自
在に支承し、該ボス4から斜め上方へ突出した複
数本のアーム6…上端に環状の支持枠3が固定さ
れ、該支持枠上に内歯歯車7がボルト8…により
水平に固定され、又上記ボス4内には下定盤用支
持枠9の円筒状軸受部10を挿入し、該軸受部1
0下端を上記受け皿1の軸受部2の底部にボルト
11…により固定すると共に上記支持枠3のボス
4との間にベアリング12,12を介在させ、こ
の軸受部10から上方へ突出したアーム13…の
上端に環状の支持枠9が固定され、該支持枠上に
環状円板からなる下定盤14を水平にのせると共
に支持枠9上面に突設されたホゾ15…を下定盤
14下面に凹設されたホゾ穴16…に係止して下
定盤14を回転不能に保持してある。上記軸受部
10内には太陽歯車支持用軸17をベアリング1
8,18を介して回転自在に支承し、該軸17の
上端部に太陽歯車19を固着すると共に、軸17
上端に、外周面に係止溝21,21を有する上定
盤用回し金20を固着してある。
上定盤22は下定盤14とほぼ同寸法の環状円
板で、該下定盤14上にキヤリヤ歯車23…をは
さんでのせてあり、その上面から下面に貫通する
琢磨粉供給孔24…を開設すると共に、各供給孔
24…の開口上端に、第1図示のように上記回し
金20上に設置した琢磨粉ホツパー25に接続さ
れた投入管26…の下端をのぞませて琢磨粉を投
入するようにし、又盤上面に突設したブラケツト
28,28に係止爪29,29を揺動自在に支持
し、該係止爪を上記回し金20の係止溝21,2
1に係脱自在に係止してある。
上記キヤリヤ歯車23は両面に貫通する孔から
なる材料保持孔30を本例では4個有し、上記内
歯歯車7と太陽歯車19とにかみ合つている。
各部の回転駆動機構は次のようである。モータ
及び減速機(図示略)の回転は、歯車31、受け
皿1の下面に軸32により支承された歯車33、
上記軸17の下端に固着した歯車34及び軸17
を経て太陽歯車19へ、又回し金20及び係止爪
29を経て上定盤22へそれぞれ伝達され、一
方、上記歯車33と固着された歯車35、上記ボ
ス4の下端に固着された歯車36、ボス4及び支
持枠3を経て内歯歯車7へ伝達される。この場
合、内歯歯車7と太陽歯車19とを一定の速度比
で互に反対方向に回転させ、それによりキヤリヤ
歯車23…を自転及び公転させ、又上定盤22を
キヤリヤ歯車23…の公転と同方向へ回転させ
る。本例では上記上定盤22をキヤリヤ歯車23
…の公転速度の2倍の速度で同方向へ回転させて
いる。
本装置の作用は次のようである。まず、加工物
の厚さ及び大きさに応じた厚さ及び保持孔30…
を有するキヤリヤ歯車23…を選択し、これを下
定盤14上にのせ、その各保持孔30…内に加工
物を入れ、その上に上定盤22をセツトする。こ
の状態でモータを始動すると、各キヤリヤ歯車2
3…が自転及び公転を行い、それにより加工物が
上、上定盤22,14によるラツピングを受け
る。ここで下定盤14が静止して各キヤリヤ歯車
23…を安定に支持しているので、各キヤリヤ歯
車の波うちや上下動はほとんどない。又、上定盤
22がキヤリヤ歯車23…の公転速度の2倍の速
度で同方向へ回転するので、キヤリヤ歯車23を
中心にしてみると、キヤリヤ歯車に対する下定盤
14の相対的公転速度と、キヤリヤ歯車に対する
上定盤22の相対的公転速度とが等しく且互に方
向反対で、互に相殺関係となり、それによりキヤ
リヤ歯車23に加わる上、下定盤からの負荷が大
巾に減少されることとなる。
本案においては、上定盤22のキヤリヤ歯車2
3の公転に対する速度比は上例の2倍に限定され
るものではなく、適宜の速度比で同方向の回転で
あればよい。
この考案の両面ラツピング装置によれば、下定
盤が静止してキヤリヤ歯車を支持するから、キヤ
リヤ歯車を波うちや上下動のほとんどない安定状
態で回転させることができ、それにより平行度、
均整度のすぐれたラツピングを行うことができる
ようになり、しかも下定盤が静止し、上定盤がキ
ヤリヤ歯車の公転方向と同方向に回転するから、
キヤリヤ歯車の回転に対する上、下定盤からの負
荷が従来装置よりも大巾に減少し、それによりキ
ヤリヤ歯車が軽快に回転することができるように
なり、それに伴い薄いキヤリヤ歯車の使用が可能
となつて薄もの加工物のラツピングも容易になる
と共に、太陽歯車及び内歯歯車の歯の損傷も減少
できる利点が得られるのである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は縦断
正面図、第2図はホツパーを除いた平面図であ
る。 7……内歯歯車、14……下定盤、19……太
陽歯車、22……上定盤、23……キヤリヤ歯
車、30……加工物保持孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 太陽歯車、内歯歯車及び両歯車とかみ合つて自
    転及び公転するキヤリヤ歯車(遊星歯車)からな
    る遊星歯車機構において、 上記キヤリヤ歯車にその両面に貫通する加工物
    保持孔を設け、該キヤリヤ歯車を静止状態の下定
    盤の上面にのせると共に、該キヤリヤ歯車の上面
    に環状円板形上定盤を上記太陽歯車と同心的に回
    転自在にのせ、 上記上定盤を上記キヤリヤ歯車の公転と同方向
    に回転させるようにした、 両面ラツピング装置。
JP1983194112U 1983-12-19 1983-12-19 両面ラツピング装置 Granted JPS60103648U (ja)

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JP1983194112U JPS60103648U (ja) 1983-12-19 1983-12-19 両面ラツピング装置

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JP1983194112U JPS60103648U (ja) 1983-12-19 1983-12-19 両面ラツピング装置

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JPS60103648U JPS60103648U (ja) 1985-07-15
JPS6315007Y2 true JPS6315007Y2 (ja) 1988-04-26

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JP1983194112U Granted JPS60103648U (ja) 1983-12-19 1983-12-19 両面ラツピング装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6527624B1 (en) * 1999-03-26 2003-03-04 Applied Materials, Inc. Carrier head for providing a polishing slurry

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4157637A (en) * 1977-08-30 1979-06-12 Moskovskoe Vysshee Tekhnicheskoe Uchilische Imeni N.E. Baumana Planetary-type lapping machine for lapping a group of workpieces

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US4157637A (en) * 1977-08-30 1979-06-12 Moskovskoe Vysshee Tekhnicheskoe Uchilische Imeni N.E. Baumana Planetary-type lapping machine for lapping a group of workpieces

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JPS60103648U (ja) 1985-07-15

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