JPH0818248B2 - ジヤイロ研磨方法および機械 - Google Patents

ジヤイロ研磨方法および機械

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JPH0818248B2
JPH0818248B2 JP61011254A JP1125486A JPH0818248B2 JP H0818248 B2 JPH0818248 B2 JP H0818248B2 JP 61011254 A JP61011254 A JP 61011254A JP 1125486 A JP1125486 A JP 1125486A JP H0818248 B2 JPH0818248 B2 JP H0818248B2
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JP
Japan
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polishing
gyro
workpiece
shaft
fixed
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JP61011254A
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JPS62228366A (ja
Inventor
久峰 小林
忠義 加藤
Original Assignee
株式会社チツプトン
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、ジャイロ研磨方法および機械に関するも
ので、ジャイロ研磨関係の産業分野に属する。
(従来の技術) 従来知られていたジャイロ研磨機は、工作物軸が研磨
材層に対し垂直に設けられて自転していた。
(発明により解決すべき問題点) 前記従来のジャイロ研磨機は、工作物軸が自転してい
たけれども、研磨槽の中心線に対して平行な支持軸に支
持されている為に、自転させても均等研磨できない場合
があった。
例えば偏心部を有するカムシャフトのような工作物又
はリング状工作物を研磨する際には、工作物の隅部に研
磨材が当りにくく、不均等研磨になり易い問題点があっ
た。
(問題点を解決する為の手段) 然るにこの発明は、研磨槽の中心線に対して、工作物
支持軸を斜に保持すると共に、工作物を公転および自転
させるようにして前記従来の問題点を解決したのであ
る。
即ちこの発明は工作物を研磨槽の中心線に対して斜に
保持したまま旋回させると共に、回転(自転)させて研
磨するようにしたのである。前記における研磨槽の中心
線と支持軸との角度は5度〜45度とする。また工作物の
旋回方向は、研磨槽の回転方向と逆とし、その回転比率
は1:1乃至1:7とする。但し同方向に回転しても研磨は可
能である。
またこの発明の研磨機は、機枠に設置した支持台上へ
円柱軸受けを回転自在に縦に架設し、前記円柱軸受けに
工作物の支持軸を斜に挿通して回転自在に支持し、前記
支持軸の下端部に工作物把持具を設けると共に、上端部
に原動機又は固定歯車との回転連動装置を設け、前記円
柱軸受けに原動機との回転連動装置を設け、前記支持台
の下方へジャイロ研磨機の研磨槽を設置して構成したも
のである。
前記において支持台は機枠へ昇降自在に設置してあ
り、その昇降については、例えば流体圧シリンダーを使
用している。また支持軸および円柱軸受けは独立した原
動機又は固定歯車に連動して所定の回転方向および回転
数で回転させるようにしている。尚、回転数の変更は公
知のインバーターを使用する。
また原動機はモーターとし、モーターは支持台の上板
に固定し、又は円柱軸受け上に設けたプーリーのブラケ
ットに固定してある。
(発明の作用) 即ちこの発明によれば、工作物を斜に保持したまま公
転させると共に自転させるので、偏心した工作物の隅部
などにも研磨石が均等に接触することになる。また支持
台上に円柱軸受けを回転自在に縦に架設し、この円柱軸
受けに工作物の支持軸を斜に挿通して回転自在に支持し
たので、工作物の支持軸は、任意の回転速度で自転と公
転を行うことができる。また支持台を昇降自在にしたの
で、工作物は自転公転中に支障なく昇降させることもで
きる。
(実施例1) 次にこの発明の実施例を添付の図面、第1図乃至第3
図に基づいて説明する。
機枠1へ昇降可能に設置した支持台2上へ、外軸受け
4を固定し、該外軸受け4の内側へ円柱軸受け3を回転
自在に縦に架設し、前記円柱軸受け3に工作物5の支持
軸6を斜に挿通して回転自在に支持する。前記支持軸6
は、外軸7の内側へ内軸8が軸方向摺動自在に嵌挿され
ており、外軸7の上端外側にプーリー9が設けられ、下
端内側は先開きのテーパー状部10が形成されている。前
記内軸8の上端にはフランジ11を形成し、フランジ11
と、外軸7の上端面との間の内軸8にスプリング12が遊
嵌してある。またテーパー状部10の内側にはコレットチ
ャック13が設けてある。前記支持台2の上部には支柱14
を介して上板2aが支持台2と平行に固定され、該上板2a
に流体圧シリンダー15のピストンロッド16端が縦に固定
されている。前記流体圧シリンダー15は機枠1の上枠17
に直立固定されており、支持台2には案内用の昇降軸18
が直立設置され、昇降軸18の上部は前記上枠17を貫通し
ている。前記円柱軸受け3の上端には、プーリー31が固
定され、該プーリー31にはブラケット38を介して支持軸
6を回転させる為のモーター19が支持軸6と平行して設
置され、モーター19の軸にプーリー20が固定され、前記
プーリー9とベルト37によって連結されている。また前
記内軸8の上端面の上方に流体圧シリンダー21が上板2a
に下向で斜に固定され、そのロッド22は内軸8と同一中
心線上にあって、ロッド22の端は内軸8のフランジ11と
向き合っている。
前記支持台2の下方に研磨槽23がフレーム24上へ回転
自在に支持されており、フレーム24は機枠1の基台25上
へ固定され、フレーム24の一側に研磨槽回転用のモータ
ー26が設置してある。
前記実施例において、支持台2へブラケット27を介し
て縦設したモーター28(減速機内蔵)を始動すると、そ
のプーリー29、ベルト30を経て円柱軸受け3に固定され
ているプーリー31を回転させるので、円柱軸受け3は支
持軸6、およびモーター19と共に回転する。従って工作
物5は円柱軸受け3の中心線32との距離lを半径として
公転する。一方前記モーター19を始動すると、プーリー
20、9を介して外軸7が回転し、それにより支持軸6が
回転するので、工作物5は自転することになる。
従って公知のジャイロ研磨機の研磨材中で、工作物は
自転しつつ公転し、確実に研磨される。
尚、流体圧シリンダー21に加圧油を給送すると、ロッ
ド22が矢示33(第3図)のように突出し、内軸8を矢示
34の方向へ摺動させるので、内軸8の下端に取付けられ
たコレットチャック13も同方向へ移動し工作物5を放
す。従って工作物5を取り換えることができる。
また前記実施例では、支持軸16が1本の場合を示した
が、これを複数軸とすれば同時に複数個の工作物を加工
する事もできる。
(実施例2) 次に第4図の実施例について説明する。即ち前記実施
例1では、支持軸6の回転数及び回転方向はモーター19
により制御されるようになっているが、この実施例では
第4図に示す様に、上板2aにブラケット36を介して固定
歯車35を設置し、該固定歯車35と外軸7の上端部に設け
た歯車39とを噛み合せたものである。従ってモーター28
を始動すると、支持軸6は固定歯車35の回りを公転する
と共に、固定歯車35と歯車39との噛合により自転するも
のである。このような構造にすれば、モーター28を1個
使用するのみで工作物支持軸6を自公転させることがで
きる。
(実施例3) 第5図に示す実施例は、前記実施例1において、モー
ター19の固定場所を変えたものであって、実施例2のギ
ヤー35を強制回転できるようにしたものに相当するの
で、モーター19およびこれに連動する部分以外は前記各
実施例と同一である。
機枠1へ昇降可能に設置した支持台2上へ、外軸受け
4を固定し、該外軸受け4の内側へ円柱軸受け3を回転
自在に縦に架設し、前記円柱軸受け3に工作物5の支持
軸6を斜に挿通して回転自在に支持する。前記支持軸6
は、外軸7の内側へ内軸8が軸方向摺動自在に嵌挿され
ており、外軸7の上端外側に歯車39が設けられ、下端部
内側には先開きのテーパー状部10が形成されている。前
記内軸8の上端にはフランジ11を形成し、フランジ11
と、外軸7の上端面との間の内軸8にスプリング12が遊
嵌してある。また前記外軸7の下部に設けたテーパー状
部10の内側にはコレットチャック13が設けてある。前記
支持台2の上部には支柱14を介して上板2aが支持台2と
平行に固定され、該上板2aに流体圧シリンダー15のピス
トンロッド16端が縦に固定されている。前記流体圧シリ
ンダー15は機枠1の上枠17に直立固定されており、支持
台2には案内用の昇降軸18が直立設置され、昇降軸18の
上部は前記上枠17を貫通している。前記円柱軸受け3の
上端には、プーリー31が固定され、該プーリー31と、支
持台2のブラケット27に固定したモーター28のプーリー
29との間にベルト30が装着してある。また支持軸6の上
端部の歯車39は、上板2aへ、ブラケット42によって固定
したモーター41の回転軸に固定した歯車40と咬み合せて
ある。また前記内軸8の上端面の上方に流体圧シリンダ
ー21が上板2aに下向で斜に固定され、そのロッド22は内
軸8と同一中心線上にあって、ロッド22の端は内軸8の
フランジ11と向き合っている。
前記支持台2の下方に研磨槽23がフレーム24上へ回転
自在に支持されており、フレーム24は機枠1の基台25上
へ固定されている。
前記実施例の作動については、モーター41の歯車40が
任意の回転速度で回転する点以外は、実施例2と同一作
動となるので、その説明を省略した。
(発明の効果) 即ちこの発明によれば、研磨槽の中心線に対し、工作
物を斜に支持すると共に、工作物を研磨材中で自転およ
び公転させるので、偏心した工作物であっても均等研磨
できる効果がある。また工作物は支持軸に固定し、支持
軸は円柱軸受けへ斜に支持させてあり、支持軸と円柱軸
受けは別々に原動機と連動させてあるので、工作物を任
意の速度で自転および公転させ得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の正面図、第2図は同じく側
面図、第3図は同じく一部を切断した拡大正面図、第4
図は自転モーターを省略した実施例の一部を切断した拡
大正面図、第5図は同じく他の実施例の一部を切断した
拡大正面図である。 1……機枠、2……支持台 3……円柱軸受け、5……工作物 6……支持軸、13……コレットチャック 23……研磨槽、15……流体圧シリンダー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作物を研磨槽の中心線に対して斜に保持
    したまま公転させると共に自転させ、工作物の公転方向
    は研磨槽の回転方向と逆とし、工作物の公転と研磨槽の
    回転との回転比率を1:1乃至1:7として研磨することを特
    徴としたジャイロ研磨方法。
  2. 【請求項2】研磨槽の中心線と、工作物支持軸の角度は
    5度〜45度とした特許請求の範囲第1項記載のジャイロ
    研磨方法。
  3. 【請求項3】機枠に設置した支持台上へ円柱軸受けを回
    転自在に縦に架設し、前記円柱軸受けに工作物の支持軸
    を斜に挿通して回転自在に支持し、前記支持軸の下端部
    に工作物把持具を設けると共に、上端部に原動機との回
    転連動装置を設け、前記円柱軸受けに原動機との回転連
    動装置を設け、前記支持台の下方へジャイロ研磨機用の
    研磨槽を正逆回転できると共に回転数可変に設置したこ
    とを特徴とするジャイロ研磨機。
  4. 【請求項4】支持台は機枠へ昇降自在に設置した特許請
    求の範囲第3項記載のジャイロ研磨機。
  5. 【請求項5】支持軸は、回転力を付与される外軸内へ工
    作物を把持する内軸を摺動可能に挿通した特許請求の範
    囲第3項記載のジャイロ研磨機。
  6. 【請求項6】支持台は流体圧シリンダーのロッドによっ
    て機枠に昇降可能に吊下された特許請求の範囲第3項記
    載のジャイロ研磨機。
  7. 【請求項7】原動機はモーターとし、モーターを円柱軸
    受けのプーリーに固定したブラケット又は上板に固定し
    た特許請求の範囲第3項記載のジャイロ研磨機。
  8. 【請求項8】原動機は、上板から下方へ突設したブラケ
    ットの下端部に固定した固定歯車とした特許請求の範囲
    第3項記載のジャイロ研磨機。
JP61011254A 1985-12-09 1986-01-22 ジヤイロ研磨方法および機械 Expired - Lifetime JPH0818248B2 (ja)

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JP60-276437 1985-12-09
JP27643785 1985-12-09
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