JPS63149679A - 転写材分離装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）発明の目的 （産業上の利用分野） この発明は、静電複写機、同プリンタなど、静電記録プ
ロセスを利用する画像形成装置、とくにその転写材分離
装置に関するものである。

（従来技術と解決すべき課題） 像担持体表面に形成したトナー像を、紙を主とするシー
ト状の転写材に静電的に転写する工程をくり返す周知の
画像形成装置においては、転写時に転写材が像担持体に
静電気力によって吸着される傾向となるので、これを積
極的に分離する必要がある。

このための分離手段としては従来からすでに幾多の提案
がなされているが、近来１画像形成装置　。

が次第に小型化する傾向にあり、これにともなって、通
常回転円筒状に形成された像担持体も次第に小径化して
きているので、転写のさいに、転写材が像担持体に沿っ
て強く彎曲される状態となるため、転写材自体の弾性に
よる反発力、自重を利用して分離させる、いわゆる曲率
分離法が提案されている。

このような分離手段は、分離帯電器など、特段の機構、
これにともなう電源などの付帯装置を要せず、省スペー
スの点からも好都合であるが、反面、薄肉で腰の弱い転
写材を使用する場合、低湿環境下で、転写材と像担持体
との吸着力が強い場合などには分離不良、これにもとす
くジャムの発生などの欠点を免かれない。

このような欠点を回避するため、転写材の走行方向にみ
て、転写帯電器の下流側に、これに隣接して、針状部材
、先端を鋸歯状に形成した板体などからなる除電針を配
し、これに転写帯電器と反対極性成分を有するバイアス
を印加して転写材を除電し、転写材が分離しやすいよう
に構成したものがよく知られている。

しかし、このような構成をとったとしても、高湿低抵抗
化した転写材に大きい除電バイアスをかけると、転写電
流が除電針側にリークして転写抜けを生ずるおそれがあ
るので、除電針近傍に吸湿によって抵抗値が変化する、
たとえば紙などからなる吸湿電極を配し、これに除電針
と同極性成分を有するバイアスを印加し、高湿環境下で
は、該吸湿電極の帯電によって除電電極と転写材間の集
中電界の形成を妨げて、転写電荷の除電電極へのリーク
を抑制し、低湿環境下では、吸湿電極を高抵抗状態に維
持して、除電電極と転写材間の放電をよく遂行させるこ
とによって分離機能を発揮させるようなものが提案され
ている。

しかしながら、このような手段をとっても、低湿環境下
においても２該吸湿物質に長い間連続的にバイアスを印
加し続けると、その時定数に従って次第に電位が上昇し
、ついには除電電極の放電を妨げる程度に達し、正常な
分離を行なわれなくなるおそれのあることが判明した。

本発明はこのようなＩ￥態に対処すべくなされたもので
あって、環境、とくに湿度の如何にかかわらず常に良好
な分離が行なわれるような転写材分離装置を提供するこ
とを目的とするものである。

（２）発明の構成 （課題を解決する技術手段、その作用）上記の目的を達
成するため、本発明は、像担持体上のトナー像を、転写
帯電器によって転写材に転写するように構成した画像形
成装置であって。

該転写帯電器近傍に、除電電極と、吸湿部材からなる吸
湿電極を配し１両者に転写帯電器とは逆極性成分をふく
む電圧を印加する転写材分離装置において、転写材が通
過中は、少なくとも、該吸湿電極の電圧を切るように構
成したことを特徴とするものである。

このように構成することによって、低湿環境下において
も、吸湿電極の電位が過大なまでに上昇することを阻旧
し、安定した分離作用が得られる。

（実施例の説明） 第１図は本発明を、回転円筒状の感光体をそなえた複写
機に適用した実施例を示す要部側面図であって、矢印Ａ
方向に走行する感光体ｌの表面に形成されたトナー像が
、転写帯電器３を配した転写部位に到達すると、搬送路
２に案内され、前記トナー像とタイミングを合せて転写
部位に持ち来たされる転写材（不図示）にトナー像が転
写される。

転写帯電器３の、転写材の走行方向゛にみて下流側には
、これに隣接して、絶縁部材４ａ、４ｂと、これに挟持
された除電電極５とからなる分離装置４が配設しである
。

除電電極５は高圧電源７に接続されていて、これによっ
て、通過する転写材に転写時とは反対極性の電荷を付与
して除電し、転写材自体による分離機能を助長するもの
とする。

さらに、図示の装置においては、絶縁部材４ｂの、除電
電極の先端近傍部分に、湿度によって抵抗値が変化する
、たとえば紙などからなる吸湿電極６が配設してあり、
高圧電源８によって、前記除電電極と同極性のバイアス
が印加されている。

前述のように、転写部位を通過してトナー像を受容した
転写材は、ついで分離装Ｍ５を通過し。

このとき、転写時とは反対極性のコロナ放電によって転
写材の電荷は除電され、感光体から分離して次の工程に
送給されるものとする。

第１図、第２図から判るように、吸湿電極に接続された
高圧電源８には、同期信号発生回路９が接続してあり、
これによって、転写材が分離装置４の上方を通過する間
のみ、吸湿電極６にバイアスを印加し、連続コピーの場
合にも、画像と画像の間の持点では吸湿電極へのバイア
ス印加を停止するように構成するものとする。

このように構成したから、とくに低湿時、長時間連続運
転しても、吸湿電極の電位が上昇することを阻止するこ
とができ、除電電極の放電を妨げるようなことがなく、
安定した分離作用が得られる。

第３図は分離装置の他の実施例を示すもので、このもの
においては、分離装置４の上方に転写材が存在しないと
きには、除電電極５を付勢しておく必要はなく、また、
これと吸湿電極へのバイアスは同極性であるので、バイ
アス印加電源を、除電電極用の電源１０と共用するよう
に構成してあり、これを、同期信号発生回路９によって
同時に制御するようにしである。

このようなものが前述のものと同様の作用を奏すること
は直ちに理解できるところであろう。

吸湿電極を形成する部材としては、紙以外に、合成繊維
、セラミックなど種々な物質を利用することができ、ま
た、適宜の吸湿性物質を塗布して構成することも可能で
ある。

また以上本発明を複写機に適用した場合について示した
が、本発明がこれに限定されるものではなく、他の画像
形成装置にも適用できるものであることは勿論である。

（３）発明の効果 本発明は、以上説明したように、画像形成装置における
、除電電極と吸湿電極とをそなえた分離装置において、
少なくとも吸湿電極に印加するバイアスを、分離装置の
近傍に転写材が存在しないときには滅勢するように構成
したから、環境、とくに湿度の高低にかかわらず、常時
安定して転写材の分離を行なうことができる効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を複写機に適用した実施例を示す要部側
面図、 第２図は同上分！ａ装置部分の構成を示す拡大側面図、 第３図は本発明の他の実施例を示す側面図である。 ｌ＠拳・感光体、３・・轡転写帯電器、４・・・・分離
装置、５φ・・除電電極、６・・・吸湿電極、７．８・
Ｑ・高圧電源、９・番令同期信号発生回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 像担持体に形成されたトナー像を、静電的に転写材に転
   写する画像形成装置であって、転写時に転写材に印加さ
   れた電荷を、これと逆極性の成分を有する電荷によって
   除電する除電電極と、該除電電極と同極性成分のバイア
   スを印加する吸湿電極とを具備する分離装置において、 該分離装置の位置する分離部位に、転写材が存在しない
   ときには、少なくとも前記吸湿電極のバイアスを滅勢す
   ることを特徴とする転写材分離装置。