JPH0677169B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0677169B2
JPH0677169B2 JP60275127A JP27512785A JPH0677169B2 JP H0677169 B2 JPH0677169 B2 JP H0677169B2 JP 60275127 A JP60275127 A JP 60275127A JP 27512785 A JP27512785 A JP 27512785A JP H0677169 B2 JPH0677169 B2 JP H0677169B2
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【発明の詳細な説明】 (1)発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は静電複写機、同プリンタなど静電転写プロセ
スを利用する画像形成装置に関するものである。
(従来技術と解決すべき課題) 走行する像担持体表面に帯電したトナーによるトナー像
を形成し、これに、紙を主とするシート状の転写材を接
触させ、該転写材にトナーとは反対極性の電荷をあたえ
てトナー像を転写材に転写するように構成した周知の画
像形成装置においては、転写時の電荷によって像担持体
に吸着する転写済みの転写材を像担持体から分離させる
のに、転写時とは反対極性の電荷を転写材に付与して、
転写時に転写材が得た電荷を中和して転写材の像担持体
への吸着力を消徐し、転写材自体の自重、弾性を利用し
て像担持体から転写材を分離させるようにした分離装置
がすでに提案され、ひろく実用されている。この種の分
離手段としては、シールドケース内に放電ワイヤを配し
た帯電器が汎用されており、このような帯電器を像担持
体、転写材の走行方向にみて転写帯電器の下流側に配す
るのが普通である。
このような構成となっているので、像担持体と分離帯電
器の間をとおる転写材先端が分離後該帯電器内に侵入し
てジャムを発生したり、帯電器を損傷したりするおそれ
があった。
このような欠点を回避するために分離帯電器の上面開放
部に案内部材を配して転写材の侵入を阻止するように構
成したものが提案されている。
第3図はこのような帯電器を示す要部の斜面図であっ
て、断面ほぼコ字状に形成されたシールドケース40aの
内部に放電ワイヤ40bが配されており、その上部開放部
が不図示の像担持体に対向しているものとする。
この開放部に適数の桟状部40d、・・・(図には2個の
みが示してある)をそなえた案内部材40cが装着してあ
り、これによって転写材の帯電器内への侵入を阻止して
いる。
ところが、このように構成すると、いっぱんに前記案内
部材はポリプロピレン、ABS樹脂など大きい抵抗値を有
する物質からなっているのが普通であるので、帯電器の
放電ワイヤによる放電々流のためにこの案内部材に電荷
が貯留して電位が高まり、トナーが反発飛散して画像を
乱すような不都合を生じた。
このことを第4Aないし第4D図によって略述する。
これらの図は像担持体10と、これに近接配置されて案内
部材40Cをそなえた分離帯電器40との関係配置を示す概
略側面図であって、これら両者の間隙部分を一点鎖線で
示すシート状転写材が走行するものとする。
図示のように、 トナー極性 像担持体現像部電位 第4A図、 − +500V 第4B図、 + + 50V 第4C図、 − − 50V 第4D図、 + −500V を示す場合を考える。
上記の場合、分離帯電器の放電々流の極性は上から順に
−、+、−、+となる。
前述のように、案内部材40Cは高抵抗物質で形成してあ
るので、分離帯電器のコロナ電流によってチャージアッ
プし、その電位は夫々 −200V +100V −100V +200V に達する。
この結果、上記各図から直ちにわかるように、像担持体
と案内部材との間に形成される電界内において、帯電ト
ナーはすべて転写材から離れて像担持体の方向に飛んで
ゆく傾向となり、画面に白スジが表われ画質の劣化を来
たすのである。この現像は低湿の場合にとくに顕著であ
る。
本発明は以上のような事態に対処すべくなされたもので
あって、転写材案内部材の電位の高まりを阻止し、環境
の如何にかかわらず常に良質の画像が得られるような帯
電器を提供することを目的とするものである。
(2)発明の構成 (課題を解決する技術手段、その作用) 上記の目的を達成するため、本発明は、像担持体上に形
成されたトナー像を転写材に転写する転写手段と、前記
像担持体から転写材を分離するために転写材を徐電する
分離帯電器とを有する画像形成装置において、前記分離
帯電器は転写材を案内する導電性案内部材をそなえ、前
記像担持体の画像部から前記案内部材へトナーを引きつ
ける方向の電界を形成するように前記案内部材に電圧を
印加することを特徴とするものである。
これによって、いったん転写材に付着したトナーが、像
担持体と案内部材との間に形成される電界に影響される
ことがなく、安定した状態で次の工程に送給されること
になる。
(実施例の説明) 第1図は本発明による分離帯電器を、回転円筒状の像担
持体(以下感光体という)10を有する複写機に適用した
実施例を示す要部の概略側面図である。
感光体10の表面に形成されたトナー像は、感光体の矢印
方向の回転にともなって転写帯電器3を配した転写部位
に至り、搬送路2ら供給される転写材(不図示)とタイ
ミングを合せて転写部位において、転写コロナの作用で
転写が行なわれる。
ついで転写材はさらに進行して分離帯電器4の位置に至
り、その除電作用で感光体から分離し、搬送路5によっ
て不図示の定着部位に搬送されるものとする。
なお、よく知られているように、感光体の周辺には一次
帯電、画像信号書込手段、現像器、クリーニング器、残
留トナー、電荷除去手段などが配されていることは勿論
であるが、それらは本発明には直接関係がないので、そ
れらについての説明は省略する。
このようなものにおいて、分離帯電器4は第2図に示す
ように、シールドケース6と、これに装着されており、
アルミニューム、ステンレス材などの導電性材料からな
る案内部材7とからなっており、その形状は基本的に第
3図に示したものと同様とする。
前記シールドケースと案内部材とは、絶縁材料からなる
スペーサ9a、9bによって電気的に遮断されている。
さらに、前記案内部材7には直流バイアスを印加する電
源11が接続してある。
このような構成の帯電器において、前記直流電源11に種
々なバイアスをかけた結果を下表に示す。
これから判るように、第4A図に相当する場合には、バイ
アス電圧を感光体現像部電位+500V以上に設定すれば白
スジの発生はなかった。バイアス電圧を+500V以下にす
ると低湿の場合白スジが発生した。
同様に、第4B図の場合には、バイアス電圧を+50V以下
に、第4C図の場合には、バイアス電圧を−50V以上に、
また第4D図の場合には、バイアス電圧を−500V以下に夫
々設定することによって、環境に関係なく白スジの発生
を阻止することができた。
第4A図〜第4D図に示すように、感光体の画像部から案内
部材へトナーを引きつける方向の電界を形成することに
よって白スジの発生を確実に阻止することが可能となっ
た。
以上案内部材に導電性材料を用いた場合について述べた
が、適宜の材料で製した案内部材の表面に、たとえば導
電性塗料ドータイト(商品名、藤倉化成社製)を塗布し
たものを用いても同様の作用が得られたが、低湿環境下
で50万枚通紙で塗料が剥離して性能が低下した。このよ
うなものでも、低ボリュームの装置には充分実用に耐え
る。
なお、以上本発明を複写機について説明したが、これに
限定されるものではなく、他の画像形成装置にも適用で
きるものであることは勿論である。また、トナーは一成
分系、二成分系、液状のものいずれでもよく、転写、分
離コロナの極性、直流、交流の別などには関係ないこと
は云うまでもない。
(3)発明の効果 本発明は以上説明したように、帯電器の転写材案内部材
に適切なバイアスを印加することによって、トナーの飛
散を生じないような電界を形成し、これによって白スジ
などの発生のない良質の画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図本発明を適用した複写機の実施例を示す要部の概
略側面図、 第2図は本発明による分離帯電器の側面図、 第3図は公知の帯電器の一部の斜面図、 第4A図ないし第4D図は、像担持体と案内部材との間に形
成される電界におけるトナーの振舞いを示す摸式図であ
る。 3……転写帯電器、4……分離帯電器、 7……案内部材、9a、9b……スペーサ、 11……バイアス電源。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上に形成されたトナー像を転写材
    に転写する転写手段と、前記像担持体から転写材を分離
    するために転写材を除電する分離帯電器とを有する画像
    形成装置において、 前記分離帯電器は転写材を案内する導電性案内部材をそ
    なえ、前記像担持体の画像部から前記案内部材へトナー
    を引きつける方向の電界を形成するように前記案内部材
    に電圧を印加することを特徴とする画像形成装置。
JP60275127A 1985-12-09 1985-12-09 画像形成装置 Expired - Fee Related JPH0677169B2 (ja)

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JPS5941367U (ja) * 1982-09-06 1984-03-16 コニカ株式会社 複写機の記録紙案内装置

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