JPS63149346A - 耐マイグレ−シヨン性に優れた高導電性端子、コネクタ−材料 - Google Patents

耐マイグレ−シヨン性に優れた高導電性端子、コネクタ−材料

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JPS63149346A
JPS63149346A JP29547086A JP29547086A JPS63149346A JP S63149346 A JPS63149346 A JP S63149346A JP 29547086 A JP29547086 A JP 29547086A JP 29547086 A JP29547086 A JP 29547086A JP S63149346 A JPS63149346 A JP S63149346A
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JP
Japan
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electrical conductivity
resistance
migration resistance
connector material
terminal
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Pending
Application number
JP29547086A
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English (en)
Inventor
Motohisa Miyato
宮藤 元久
Takeo Yuji
湯地 建夫
Riichi Tsuno
津野 理一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は端子、コネクター用銅合金に関するものであり
、さらに詳しくは、導電率が50%IACS以上の耐マ
イグレーション性にすぐれた端子。
コネクター用銅合金に関するものである。
[従来技術] 一般に端子材料としては、黄銅が主として使用されてお
り、又高級コネクター材料には、りん青銅が使用されて
きた。黄銅は成型加工性が良好であるという長所をもっ
ているが2応力緩和特性および耐応力腐食割れ性かりん
青銅より劣るため、その信頼性の面からその用途が見直
されてきており、最近では黄銅よりはりん青銅が使用さ
れる傾向になってきた。さらに次の理由が挙げられる。
昨今の電気、電子部品は軽薄短小化のニーズに伴ない、
急速に小型化、高密度実装化および大電流容量化が進む
中で、端子、コネクターにも高導電性および高強度の材
料が求められており、りん青銅1種の強度を備え、かつ
導電率が50%IACS以上の要求が出されている。さ
らに、端子・コネクターにおいては小型化とその電極数
の増加に伴ない、電極間のピッチも1/lOインチ(2
,54II11)から、1/20インチ(1,27mm
)、 1/40インチ(0,835m曽)へと小さくな
って来た。
しかも、純銅およびりん/1′銅は電似、電子部品の電
極間ピッチが小さくなり、湿気の結露や水分の侵入によ
って電極間に水分が付着すると銅イオンが溶出して、極
間に銅が移行し、マイグレーシゴン電気回路に短絡等の
不具合を起こすということがあり得る。また、りん青銅
は日本工業規格(J I S)に示されている様に、3
.0wt5以上のSnが含有されており、導電率が22
%IACS以下で低いばかりか、錫自体が高価であるた
め、りん青銅も高価となる。このように軽薄短小化およ
び電流容量の増加のニーズには、従来のりん青銅は耐熱
性あるいは温度上昇時の応力緩和特性の面で対応できず
、新たな合金の開発ニーズが生じて来た。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記に説明した従来技術に鑑みなされたもので
あり、本発明者の鋭意研究の結果、耐マイグレーション
性に優れ、かつ、導電率が50%IACS以上、ばね性
、耐熱性、めっきされたSnおよびはんだの耐剥離性お
よび耐応力腐食割れ性に優れ、さらに日本工業規格に示
されている3、0wt5以上のSnを含むりん青銅より
少ないSn含有量である為、りん青銅に比べ安価となる
高導電性、端子、コネクター材を開発したちのである。
[聞届を解決するための手段] 本発明に係る高導電性端子、コネクター材はFe二O,
35〜1.0wtXP:0.05〜0.35wtX5 
n : 0.05 1.Ovt$   Z n : 1
.0〜5.Owt$を含有し、残部実質的にCuよりな
り、導電率50%IACS以上の耐マイグレーション性
に優れることを特徴とする。
本発明に係る高導電性端子、コネクター材について以下
詳細に説明する。
先ず、本発明に係る高導電性の端子、コネクター材の含
有成分および成分割合について説明する。
FeはPと共存して含有されることによって。
りん化鉄を形成し、強度を向上し、高温での優れた応力
緩和特性を保有させる効果があり、Fe含有量が0.3
5wt%未満ではPが0.05〜0.35wt%含有さ
れていても強度を向上させる効果は少ない、また、1.
0wt%を越えて含有されるとPが0.05〜0.35
wt%含有″されてもFeは母相中に固溶し導電率を低
下する。
よってFe含有量は0.35〜1.0wt%とする。P
は含有量が0.05wt%未満ではFeと共存含有され
ていても1強度の向上と、応力緩和特性の改善は望めず
、また、0.35wt%を越えて含有されると、Fe含
有量の0.35〜1.0wt%とで、りん化鉄を形成し
きれないPが母相中に残存し、導電率を低下させる。よ
ってP含有量は0.05〜0.35wt%とする。また
、FeとPとの好ましい含有量はwt%の比率でFe対
Pが3対1の比率に近い割合で、それぞれ含有されてい
ることが望ましく、この割合から大きく外れた場合は導
電率が低下し50%IACS以上を確保できない。
SnはCu中に固溶することによって、強度およびばね
限界値を向上させる元素であり、含有量が0.05wt
%未満では、FeとPとが共存して含まれていても強度
とばね限界値の向上が期待できず、また1 、0wt%
を越えて含有される゛と、熱間加工性が低下し、さらに
、導電率を低下させて、50%IACS以下になる。よ
ってSn含有量は0.05〜1.0wt%とする。
Znは本発明の特徴とする耐マイグレーション性の改善
に必須の元素である。電圧が印加されたCu−Fe−P
−Sn系合金の電極間に水が結露おるいは侵入した場合
のCuのマイグレーションの進行を抑え、漏洩電流を抑
制するための必須元素であるとともに、めっきされたS
nおよびはんだの耐剥離性を著しく、改善する元素であ
る。含有量が1.0wt5未満では、マイグレーション
抑制効果が少なく、また5 、0wt%を越えて含有さ
れると、マイグレーションの進行を抑え、漏洩電流を抑
制するという効果はあるが、はんだ付は性が劣化したり
、応力腐食割れを生じやすくなり、また導電率が低下す
る等好ましくない特性が現れる。よって、Zn含有量は
1.0〜5.0wt%とする。
[実施例] 本発明に係る高導電性端子、コネクター材の実施例を説
明する。
実施例 第1表に示す含有成分および成分割合の銅合金をクリプ
トル炉を使用し木炭被覆下において大気中で溶解し、ブ
ック会モールドタイプの鋳鉄金型を用いて、寸法45m
mtX80mmwX200mm!;Lの鋳塊を鋳造した
後この鋳塊の表裏両面を2.5mmずつ面前後、冷間圧
延あるいは熱間圧延した材料15mmtを加熱後あるい
は熱間圧延終了後600℃以上の温度から30℃/秒の
速度で水冷後、酸洗にてスケールを除去し、0.5mm
tまで冷間圧延した後、450〜475℃の温度で24
0分間の焼鈍を行ない、その後冷間圧延して0.25m
mtの板材を得、さらに275℃の温度で120分間の
焼鈍を行なった。
No、9.No、10の比較例ば板厚0.25m m 
tの市阪品のりん青銅1種および7/3黄銅を使用した
これらの試料の試験結果を第1表に示す。
試験方法は以下に説明する通りである。
(1)引張試験は圧延方向に切出したJIS13号B試
験片を用い、また硬度はマイクロビッカース硬度計にて
測定した。
(2)耐熱性は硝石炉および塩浴炉を用い各温度で5分
間加熱した後の硬さを測定し、加熱前の硬さの80%に
なる温度として求めた。
(3)耐応力腐食割れ性は試片寸法0.25mmt X
 12.7mmwX150m+nJlを、ループ状に曲
げ、銅線で結んだ状態で、14%アンモニア水(液温4
0℃、一定)を入れたデシケータ−内の飽和水蒸気中で
8日間曝露した後1割れの有無を判定した。
(4)はんだの耐剥離性は弱活性フラックスを用い、2
30℃の温度の5n60−P640のはんだ浴ではんだ
付けした試料を、150℃の温度で500時間保持した
後、90°曲げを行ない、はんだの密着性を調べた。
(5)導電率は10mmw300mmMの試片を用いダ
ブルブリッジにより測定した。
(6)ばね限界値試験は圧延方向に平行に切出した幅1
0mmの試験片を用いJISH3130に定めるモーメ
ント式試験にて行なった。
(7)耐マイグレーション性については、0.3mm 
t X 3 、 Ommwx 80 mmMの試験片を
2枚1組として調整して試験片を作製し、12Vの直流
電圧を印加した時の最大漏洩電流値を測定して、判断基
準とした。
以下にその詳細を述べる。
試験片は図面に示すような板条の試験片2,2を2枚用
いた。2枚の試験片2.2の間に1mm厚のABS樹脂
4を介在させその両端に押え板6.6を設け、その上か
らクリップ8にて試験片2.2を抑圧固定した。また、
試験片2.2のそれぞれに、その端において電線lOを
電気的に接続した。この電線10はバッテリー12に接
続されている。
上記の状態におかれた試験片2.2に、14Vの直流電
圧を印加しつつ水道水に10分間浸漬した後、10分間
乾燥するという乾湿試験を行ない、50サイクルに至る
までの最大漏洩電流値をハイコーダーメモリー8802
 (日こ電機製)(図示せず)にて測定した。
ft51表に示すように、本発明の実施例による発明合
金No、1〜No、5はりん青銅1種と同等の強度を備
え、かつ、50%IACS以上の高い導電率を有してお
り、さらに、耐マイグレーション性、ばね性、はんだの
耐剥離性などを改善し、端子、コネクター材料としての
性俺はりん青銅1種より優れていることが判る。
次に比較例No、6〜No、10に比して以下に説明す
る通り改善されていることが判る。即ち本発明No、1
−No、5は比較例りん青銅18No、9.7/3黄銅
No、10より高い導電率であり、Snの添加によりば
ね限界値も大巾に改善され、かつ、Znを1.0〜5.
0wt%含有しているため、比較例No−6,No、7
゜No、9に比して耐マイグレーション性に優れている
ことが判る。
さらに、比較例N018、No、9.No。
10に比してはんだの剥離性ならびに耐応力腐食割れ性
が優れており、比較例No 、9、No。
10に比して耐熱性が優れていることが判る。
[発明の効果] 以上説明した様に本発明に係る高導電性端子、コネクタ
ー材は、上記の構成を有しているものであることから、
50%IACS以上の高い導電率を有し、かつ、耐マイ
グレーション性、ばね性、lit熱性、めっきされたS
nおよびはんだの耐剥離性等を総合して、いずれも、り
ん青銅1種より優れているもので、端子、コネクター材
料として今後大いに貢献しその工業上の寄与は多大であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、耐マイグレーション性を試験する
ための装鐙図を示す平面図及び側断面図である。 2・・試験片、4・・ABS樹脂、6・・押え板、81
10クリツプ、lO・・電線、12・・バッテリー、1
4・・放電穴(10mmφ)。 第1図 第2図 手糸売ネ甫正(を 昭和62年 6月26日 1、事件の表示 昭和61年特許願第295470号 2、発明の名称 耐マイグレーション性に優れた高導電性端子、コネクタ
ー材料 代表者  牧  冬 彦 4、代 理 人 〒160電話03 (35B) 88
40住  所 東京都新宿区本塩町 12 6、補正の内容 (1)明細書の第9頁第14行乃至第15行の「接続さ
れている。」の後に「14は10mmφの放電穴である
。」を挿入する。 (2)図面を別紙の通り補正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  Fe:0.35〜1.0wt%P:0.05〜0.3
    5wt%Sn:0.05〜1.0wt%Zn:1.0〜
    5.0wt%を含有し、残部実質的にCuよりなり、導
    電率50%IACS以上の耐マイグレーション性に優れ
    ることを特徴とする高導電性端子、コネクター用材料。
JP29547086A 1986-12-11 1986-12-11 耐マイグレ−シヨン性に優れた高導電性端子、コネクタ−材料 Pending JPS63149346A (ja)

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JP29547086A JPS63149346A (ja) 1986-12-11 1986-12-11 耐マイグレ−シヨン性に優れた高導電性端子、コネクタ−材料

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JPS63149346A true JPS63149346A (ja) 1988-06-22

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ID=17821011

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JP29547086A Pending JPS63149346A (ja) 1986-12-11 1986-12-11 耐マイグレ−シヨン性に優れた高導電性端子、コネクタ−材料

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JP (1) JPS63149346A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0481482U (ja) * 1990-11-27 1992-07-15
JP2007176465A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd 運搬車両

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JPH0481482U (ja) * 1990-11-27 1992-07-15
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