JPS63149244A - ロツク装置付きシ−ソ機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は自動車のスライドドアの開閉動に連動してステ
ップ部材を出退勤させる装置において、その連動機構と
して開発されたものである（従来の技術） 従来、自動車のスライドドアの開閉動に連動してステッ
プ部材を出退勤させる装置において、スライドドアの開
閉動とステップ部材の出退勤とを確実に連動させること
ができる連動機構が望まれている。

本発明者はこのような現状に鑑み、スライドドアの開閉
動によりスライドドアの開閉方向に傾動させられる揺動
可能なシーソ体を用いた連動機構について研究を行った
。これは、シーソ体がスライドドアの開扉方向に移動す
る際、シーソ体が前記開扉方向に傾動した傾動位置に傾
動するのに伴い、ステップ部材をステップ位置に進出さ
せ、シーソ体がスライドドアの閉扉方向に移動する際、
シーソ体が前記閉扉方向に傾動した傾動位置にＷ４！ｌ
Ｊするのに伴い、ステップ部材を前記ステップ位置から
格納位置に退入させることができるものである。

（発明が解決しようとする問題点） ところがシーソ体を両傾動位置間で単に揺動可能に配設
するのみでは、夫々の傾動位置においてシーソ体を安定
した状態に保持することができないという問題がある。

本発明は上記問題に鑑み、移動体の移動に連動して、シ
ーソ体を確実に所定傾動位置に傾動させることができる
と共に、シーソ体を移動体の移動方向に傾動した傾動位
置にロックすることができるロック装置付きシーソ機構
を堤供することを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記目的を達成するため、移動体の往復移動路
に沿って、逆へ字状のシーソ体を一方向に傾動した傾動
位置と他方向に傾動した傾動位置との間で揺動可能に配
設すると共に、移動体がシーソ体に沿って移動するとき
前記シーソ体に当接してこれを移動体の移動方向に傾動
させる押動部を前記移動体に設ける一方、シーソ体の近
傍位置に、ロック部とロック解除片とロック移行片とを
備えた回動体を、シーソ体に前記ロック部が係合してこ
れを一方の傾動位置にロックするロック位置とロック部
の前記係合が外れたロック解除位置との間で回動可能に
配設すると共に、移り１体に回動体の前記ロック解除片
及び前記ロック移行片に当接する係合部を設け、且つ移
動体がシーソ体の端部に進入するとき、前記係合部がロ
ック解除片に当接して回、動体をロック解除位置に回動
させ、移動体がシーソ体の前記端部から退出するとき、
前記係合部がロック移行片に当接して回動体をロック位
置に回動させるように構成したことを特徴とする。

（作用） 上記構成によれば、移動体がシーソ体に沿って移動する
とき、移動体の押動部が逆へ字状の前記シーソ体に当接
して、これを移動体の移動方向に傾動させることができ
る。そして移動体の往復動に、ｊ；ってシーソ体を揺動
させることができる。

前記移動体がシーソ体の端部に進入するとき、ロック部
がシーソ体に係合するロック位置にある回動体のロック
解除片に移動体の係合部が当接し、同方向に移動するこ
とにより、回動体をロック位置からロック解除位置に回
動させることができる。これによりシーソ体の前記傾動
位置でのロックが解除されるので、移動体の同方向の移
動によって、シーソ体は移動体の押動部に押されて逆方
向に回動し、移動体の移動方向に傾動する。

他方、移動体がシーソ体の前記端部から退出するとき、
上述のようにロック解除位置にある回動体のロック移行
片に、移動体の係合部が当接し、この回動体をロック解
除位置からロック位置に回動させる。このときシーソ体
は、移動体の押動部により、移動体の移動方向に傾動さ
せられている。従って、シーソ体は前記傾動位置にロッ
クされる。

この結果、移動体の移動に連動して、シーソ体を確実に
傾動させることができると共に、移動体の前記シーソ体
の端部への進入勤に連動してこのシーソ体を揺動可能に
し、移動体のシーソ体の前記端部からの退出動に連動し
て、このシーソ体を移動体の移動方向に傾動した傾動位
置にロックすることができる。

（実施例） 本発明を自動車のスライドドアの開閉動に連動してステ
ップ部材を出退勤させる装置に適用した実施例を、第１
図ないし第７図に基き説明する。

全体配胛を示す第７図において、■は自動車の車体、２
は車体１の側面に形成された乗降口である。乗降口２は
、スライドドア（移動体）３により開閉可能に構成され
ている。このスライドドア３は乗降口２の上方に設けた
アッパーレール４、乗降口２の下方に設けたロアレール
５及び車体１の後部側面に設けたセンタレール６により
開閉動可能に案内支持されている。

スライドドア３は開扉する際に第３図仮想線の閉扉位置
から、先ず後方（図の右方）に移動しつつ外側方（図の
下方）に向って移動し、次に後方に移動して第３図実線
の開扉位置に到る。又スライドドア３は閉扉する際に前
方（図の左方）に移動した後、閉扉位置の少し前から内
側方（図の上方）に移動しつつ前方に移動して閉扉位置
に到る。

第１図に示すように乗降口２のフロアパネル７の下方に
、前記ロアレール５を設けている。

このロアレール５は、スライドドア３の下部における往
復移動路を形成する。ロアレール５は、スライドドア３
に固定された下部ブラケット８の支持ローラ（押動部＞
　３ａを支持するローラ支持面５ａを備えている。又ロ
アレール５の上縁部と前記フロアパネル７の側縁部とは
、前記下部ブラケント８のガイドローラ９を案内するガ
イドレール部１０を形成している。

ロアレール５の前記ローラ支持面５ａの略中央部分は断
絶部４０となっており、この断絶部４０に、逆へ字状の
シーソ体１１がその凹面側を上方に向は揺動可能に配設
されている。第２図に詳しく示すように、シーソ体１１
は車体１に取付けた支持ブラケット１２に、支持軸１３
を介し揺動可能に支持されている。シーソ体１１は、後
部側ローラ支持面１１ｒが水平姿勢に、前部側ローラ支
持面１１ｆが斜め起立姿勢にあるスライドドア開扉時の
１引動位置（第５図）と、両ローラ支持面１１ｒ、ｌｌ
ｆが逆の姿勢にあるスライドドア閉扉時の傾動位置（第
６図）との間で揺動する。これら各傾動位置において、
水平姿勢にある側のローラ支持面１１ｒ　、　ＬＨは、
前記ロアレール５のローラ支持面５ａに面一となってい
る。

シーソ体１１に前記支持軸１３を介し、回動レバー１４
を連結し、両者が一体回動するように構成している。回
動レバー１４の先端部１４ａは、鉤状に屈曲形成した揺
動リンク１５の屈曲端部に開設された係合孔１５ａと遊
びを持って係合している。この揺動リンク１５はその屈
曲部において、車体１側に固定された枢軸３０に揺動自
在に支持されると共に、その下端部においてステップ部
材１６のフレームパイプ１６ａにビン結合されている、
前記揺動リンク１５の枢軸３０と、前記回動レバー１４
を枢支する支持軸１３とは、互いに直交する方向に配設
されている。シーソ体１１の揺動に従い回動レバー１４
がＭ　−Ｎ方向に回動すると、揺動リンク１５はＰ　−
Ｑ方向に回動し、ステップ部材１６をステップ位置と格
納位置との間で出退勤させる。

尚、ステップ部材１６は第１図に示すように形成された
フレームパイプ１６ａ上に、ステップボード１６ｂを備
えた構造となっている。ロアレール５の下面のステップ
部材１６の両端部上方箇所には夫々、帛持用ブラケッＨ
７，１７を固定している。そしてこれら吊持用ブラケッ
ト１７．１７の夫々には内外１対のリンク１８ａ　、１
８ｂが振子動可能に枢支され、これらリンクの下端にス
テップ部材１６がピン結合されて支持されている。

ロアレール５の前記シーソ体１１の各ｍ　部１１　ｃ、
１１ｃと対向する側壁部分に、ロック装置Ｒ１Ｆを取付
けている。両口ツク装置Ｒ，Ｆは左右対称形状に形成さ
れ、基板２０にロック位置とロック解除位置との間で回
動可能に支持された回動体１９を有している。この回動
体１９は、第２図に示すようにロック位置に回動されて
シーソ体１１の水平姿勢側のローラ支持面１１ｒ又はＩ
ｌｆの端部１１ｃ上に係合しその上方への回動を規制す
る第１作動片（ロック部、ロック解除片）１９ａと、第
１作動片１９ａに対し９０°ずれた位置に設けられた第
２作動片（ロック移行片）１９ｂとを備えている。この
回動体１９は前記基ｉ２０との間に介装されたターンオ
ーバばね２１により、ロック位置とロック解除位置との
２位置に夫々付勢される。又回動体１９は基板２０の上
縁に設けた１対のストツパ片２０ａ　、２０ｂに前記第
１作動片１９ａ又は前記第２作動片１９ｂが当接するこ
とにより、その回動が規制される。

スライドドア３の前記支持ローラ３ａを回転自在に支持
するローラ支持軸３ｂの先端部（係合部）　３ｃは車体
１の内側方に突出している。この先端部３ｃは、スライ
ドドア３の開閉時に前記回動体１９の第１作動片１９ａ
又は第２作動片１９ｂに当接し、前記回動体１９を回動
させる。すなわち回動体１９がロック位置にあるとき、
前記先端部３ｃは第１作動片１９ａに当接して前記回動
体１９をロック解除位置に回動させる。回動体１９がロ
ック゛解除位置にあるときは、第２作動片１９ｂに当接
して前記回動体１９をロック位置に回動させる。

シーソ体１１の両端部１１ｃ　、　ｌｌｃには、前記第
２作動片１９ｂとの干渉を避けるための切欠き１１ｄ　
、ｌｉｄを形成している。後側（図の右側）のロック装
ａＲがロック位置にあるとき、その回動体１９の第１作
動片１９ａはシーソ体１１の後部側ローラ支持面１１ｒ
上に係合する。これによりシーソ体１１は後部側ローラ
支持面１１ｒが水平姿勢となる位置でロックされる。こ
のとき、前側（、図の左側）のロック装置Ｆはロック解
除位置にあり、その回動体１９の第１作動片１９ａは上
方に退避している。逆に前側のロック装置Ｆがロック位
置にあるとき、後側のロック装置Ｒはロック解除位置に
ある。

以上のように構成した自動車のスライドドア連動ステッ
プ装置の作用説明を行う。

スライドドア３が開扉位置にあるとき、第５図に示すよ
うにシーソ体１１は後方（図の右方）に傾動した位置で
、後側（図の右側）の口・ツク装置Ｒによりロックされ
ている。一方、前側（図の左側）の１ドツク装置Ｆはロ
ック解除位置にある。

スライドドア３が閉扉方向に移動すると、そのローラ支
持軸３ｂの先端部３ｃは、支持ローラ３ａがシーソ体１
１の後部側ローラ支持面１１ｒ上に移行した後、前記ロ
ック装置Ｒの第１作動片１９ａに当接しつつ回動体１９
をロック位置からロック解除位置に時計方向に回動させ
る。これにより、後側のロック装置Ｒのロックは解除さ
れる。

支持ローラ３ａがシーソ体１１の前記後部側ローラ支持
面１１ｒから前部側ローラ支持面１１ｆに移行するのに
伴い、シーソ体１１は後方に傾動した位置（第５図）か
ら前方に傾動した位置（第６図）に回動させられ、前記
前部側ローラ支持面１１ｆが水平姿勢をとる。

シーソ体１１の前記回動に伴い、第２図に示すように回
動レバー１４がＮ方向に回動し、揺動リンク１５を枢軸
３０を中心にＱ方向に回動させる。

これによりステップ部材をステップ位置から格納位置に
退入させることができる。

スライドドア３が更に閉扉方向に移動すると、前記先端
部３ｃが前側（図の左側）のロック装置Ｆの第２作動片
１９ｂに当接しつつその回動体１９をロック解除位置か
らロック位置に時計方向に回動させる。これによりシー
ソ体１１は前方に傾動した位５！（第６図）でロックさ
れるので、支持ローラ３ａがシーソ体１１の前記前部側
ローラ支持面ＩＲからロアレール５のローラ支持面５ａ
に移行し、スライドドア３の閉扉が完了した後も、前記
ステップ部材１６を格納位置に保持することができる。

一方、スライドドア３が開扉方向に移動する際は、支持
ローラ３ａがシーソ体１１の前部側ローラ支持面１１ｆ
上に移行し、前記先端部３ｃが前側のロック装置Ｆのロ
ックを解除した後、シーソ体１１の前記前部側ローラ支
持面１１ｆから後部側ローラ支持面１１ｒに移行する。

支持ローラ３ａの前記移行に伴い、シーソ体１１は前方
に傾動した位置（第６図）から後方に傾動した位置（第
５図）に回動させられるので、回動レバー１４がＭ方向
に回動し、揺動リンク１５を枢軸３０を中心にＰ方向に
回動させる。これによりステップ部材１６を格納位置か
らステップ位置に進出させることができる。

スライドドア３が更に開扉方向に移動すると、前記先端
部３ｃが後側のロック装置Ｒの第２作動片１９ｂに当接
しつつ、回動体１９をロック解除位置からロック位置に
反時計方向に回動させる。

これによりシーソ体１１は後方に傾動した位置（第５図
）でロックされるので、支持ローラ３ａがシーソ体１１
の後部側ローラ支持面１１ｒからロアレール５のローラ
支持面５ａに移行し、スライドドア３の開扉が完了した
後も、前記ステップ部材１６をステップ位置に保持する
ことができる。

本発明は上記実施例に示す外、種々の態様に構成するこ
とができる。例えば上記実施例ではシーソ体をその凹面
側を上方に向けて配設することにより、前記シーソ体の
傾動にスライドドア（移動体）の自重を利用できるよう
にしているが、シーソ体を側方に向けて配設することが
できると共に、シーソ体やロック装置の形状は上記実施
例に示すものに限定されない。又上記実施例ではシーソ
体の両端部にロック装置を配設しているが、シーソ体が
一方の傾動位置に向って十分に付勢され、シーソ体を前
記傾動位置にロックする必要がない場合、又はシーソ体
の一方の端部が、シーソ体を含む移動体の往復移動路の
終端部に該当する場合、ロック装置をシーソ体の他方の
端部のみに配設してもよい。上記実施例ではロック部と
ロック解除片とを、第１作動片１９ａで兼用しているが
、別設することもできる。又上記実施例では押動部（支
持ローラ３ａ）と係合部（先端部３ｃ）とを別設してい
るが、これらの内の一方に他方を兼用させることもでき
る。本発明のロック装置付きシーソ機構は、上記自動車
のスライドドアの開閉動に連動してステップ部材を出退
勤させる装置における連動殿構の外、種々の連動機構に
用いることができるのは勿論である。

（発明の効果） 本発明は上記構成、作用を有するので、移動体の移動に
連動して、シーソ体を確実に傾動させることができると
共に、移動体の前記シーソ、体の端部への進入動に連動
してこのシーソ体を揺動可能にし、移動体のシーソ体の
前記端部からの退出動に連動してこのシーソ体を移動体
の移動方向に傾動した傾動位置にロックすることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の斜視図、第２図はその要部の
斜視図、第３図はその平面図、第４図は第３図の■−■
線断面図、第５図はそのスライドドアの開扉時の作用を
示す正面図、第６図はそのスライドドアの閉扉時の作用
を示す正面図、第７図はその全体配置を示す斜視図であ
る。 ３・−−−一−・・・・−・−−−−−−−−−・・・
・・・−・−移動体３ａ−・・・−−−−−−一−・・
−・・−一−−−−−−−−・・−・−押動部３ｃｍ・
−・・・−−一−−−・・〜・・−・−・・・・−一−
−−係合部１１・・・・・・−・−−−−一−−・・−
・−・・−−−−−一・−・＝−シーソ体１１ｃ　−−
・−・−・・・・・・−−−−一・・・・・一端部１９
−一・・・−−−−−一・・−−−−−−一・−・−同
動体１９ａ−−−−−−・・−・−−−−−ｍ−−・−
−一−−−ロツク部、ロック解除片１９ｂ−−−−−一
・−−−−−−−・−・−〜−−−・−ロック移行片第
５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）移動体の往復移動路に沿って、逆へ字状のシーソ
   体を一方向に傾動した傾動位置と他方向に傾動した傾動
   位置との間で揺動可能に配設すると共に、移動体がシー
   ソ体に沿って移動するとき前記シーソ体に当接してこれ
   を移動体の移動方向に傾動させる押動部を前記移動体に
   設ける一方、シーソ体の近傍位置に、ロック部とロック
   解除片とロック移行片とを備えた回動体を、シーソ体に
   前記ロック部が係合してこれを一方の傾動位置にロック
   するロック位置とロック部の前記係合が外れたロック解
   除位置との間で回動可能に配設すると共に、移動体に回
   動体の前記ロック解除片及び前記ロック移行片に当接す
   る係合部を設け、且つ移動体がシーソ体の端部に進入す
   るとき、前記係合部がロック解除片に当接して回動体を
   ロック解除位置に回動させ、移動体がシーソ体の前記端
   部から退出するとき、前記係合部がロック移行片に当接
   して回動体をロック位置に回動させるように構成したこ
   とを特徴とするロック装置付きシーソ機構。