JPS6314732B2 - - Google Patents
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- JPS6314732B2 JPS6314732B2 JP15501682A JP15501682A JPS6314732B2 JP S6314732 B2 JPS6314732 B2 JP S6314732B2 JP 15501682 A JP15501682 A JP 15501682A JP 15501682 A JP15501682 A JP 15501682A JP S6314732 B2 JPS6314732 B2 JP S6314732B2
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Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Description
本発明はクラツチフエーシング、ブレーキライ
ニング等の摩擦材に使用される摩擦材用基材（以
下ヤーンという）の改良に関する。 摩擦材、特にクラツチフエーシングは、摩擦係
数、耐摩耗性の他に発進時の摩擦振動に関する耐
ジヤダー性、エンジンの高速化による高回転破壊
強度、車の長期保管時の発錆による耐貼付性等多
くの特性が要求されている。 上記の条件を満足させるために従来は、基材と
してアスベストを用いて検討を行なつてきたが、
最近は作業環境の整備、原料の安定入手などから
脱アスベスト化が進められている。 アスベストに代わる材料としてガラス繊維、シ
ユレーテツドスチールワイヤ等の金属繊維又はス
フ、天然綿、芳香族ポリアミド繊維等の耐熱性の
よい有機繊維が検討されているが特性と価格の点
からガラス繊維が用いられるようになつてきた。
従来はガラス繊維としてロービングを使用してい
た。しかしながらロービングを使用した摩擦材
は、表面硬度が大で、加工性が悪く摩擦係数が低
い、摩耗量が大きい、耐ジヤダー性に劣る等の欠
点があり、さらに成形したとき、ガラス繊維が樹
脂に良く固定されないため表面研磨、孔加工等の
機械加工をするとけばたつ問題がある。 本発明は上記の欠点のない摩擦材を得るための
ヤーンを提供することを目的とするものである。 本発明はガラスチヨツプドストランド20〜50重
量％、有機質繊維20〜50重量％、摩擦特性向上材
５〜25重量％および金属線１〜20重量％からなる
ヤーンに関する。 なお本発明において有機質繊維としては、ス
フ、天然綿、芳香族ポリアミド繊維等が用いら
れ、また摩擦特性向上材としては、カシユー殻油
熱硬化物又はグラフアイト、Sb2S3，MoS2，PbS
等の固体潤滑剤を核とし、その表面をカシユー殻
油熱硬化物でおおつた物質を使用することが好ま
しいが、本発明では上記のものに制限されず、前
記の固体潤滑剤とAl2O3，SiO2、ジルコンサンド
等の摩擦係数向上材との混合物を核としてその表
面をカシユー殻油熱硬化物でおおつた物質も使用
できる。固体潤滑剤とカシユー殻油熱硬化物との
物質を使用する場合、カシユー殻油熱硬化物との
比は摩擦材の特性上50：50（重量比）であること
が好ましい。 金属線としては、しんちゆう線、亜鉛線、銅
線、Al線、Mg線等が用いられ、これらは併用し
て使用しても差し支えない。 本発明になるヤーンの配合割合は、ガラスチヨ
プドストランド20〜50重量％、有機質繊維20〜50
重量％、摩擦特性向上材５〜25重量％および金属
線１〜20重量％の範囲内であることが必要であ
り、ガラスチヨツプドストランドの量が20重量％
未満のときは耐摩耗性が悪く、50重量％を超える
と耐ジヤダー性が悪くなる。有機質繊維の量が20
重量％未満のときは耐ジヤダー性が悪く、50重量
％を超えると耐摩耗性が悪くなる。摩擦特性向上
材の量が５重量％未満のときは摩擦特性および耐
ジヤダー性が悪く、25重量％を超えると錆が発生
し易く、また摩擦特性が悪くなる。金属線の量が
１重量％未満のときは耐ジヤダー性に対する効果
がなく、20重量％を超えると耐ジヤダー性が悪く
なる。 以下実施例により本発明を説明する。 実施例 １ 長さ50mmのガラスチヨツプドストランド40重量
％とスフ60重量％とを均一に混綿し、これをカー
デイングマシンにかけウエブとした。次にこのウ
エブをコンデンサーにかける前に摩擦特性向上材
散布装置によりカシユー殻油熱硬化物（東北化工
製、商品名FF1600）をヤーン全組成物中に15重
量％含有するように散布し、その後コンデンサー
にかけてスライバーとした。 このスライバーに、リング精紡機により撚りを
加え直径1.5mmの単糸を製造し、さらにこの単糸
３本に対し直径0.2mmの亜鉛線１本と直径0.16mm
のしんちゆう線１本とを加えリング精紡機により
撚りを加えヤーンＡを製造した。このヤーンＡ中
のガラス繊維の含有量は29.6重量％、スフの含有
量は44.4重量％および亜鉛線としんちゆう線との
含有量は11重量％であつた。 次に前記のヤーンA80重量％にメラミン樹脂ワ
ニス〔（日立化成製、商品名VU−571N）比重
1.054の原液ワニス〕を20重量％含浸して付着さ
せ塗工ヤーンを得た。 この塗工ヤーンを５本平行に予備成形機で巻き
とり、ついで冷間プレスを行ない外径199mm、内
径131mm、厚さ10mmのタブレツトに予備成形し、
これを温度が155±５℃、加圧力が300Kg／cm2で密
度が1.5±0.05ｇ／cm3になるように８分間加圧、
加熱成形を行ないクラツチフエーシング用の素材
とした。加工加熱成形後の素材は外径200mm、内
径130mm、厚さ4.5mmであつた。 次に前記のクラツチフエーシング用の素材を厚
さが3.7mmになるよう両端面をグラインダーで研
磨し、その後温度180℃で４時間熱処理した後硬
化させ、所定の形状のクラツチフエーシングとし
た。 実施例 ２ 長さ50mmのガラスチヨツプドストランド36重量
％、スフ54重量％および５mm繊維長の芳香族ポリ
アミド繊維10重量％を均一に混綿し、これをカー
デイングマシンにかける前に摩擦特性向上材散布
装置によりグラフアイトを核とし、その表面にカ
シユー殻油熱硬化物（東北化工製、商品名
FF1350K）でおおつた物質（グラフアイトとカ
シユー殻油熱硬化物の比…重量比で50：50）をヤ
ーン全組成物中に20重量％含有するように散布
し、その後コンデンサーにかけてスライバーとし
た。 このスライバーに、リング精紡機により撚りを
加え直径1.5mmの単糸を製造し、さらにこの単糸
３本に対し直径0.19mmの亜鉛線１本および直径
0.16mmのしんちゆう線１本とをリング精紡機によ
り撚合せヤーンＢを製造した。このヤーンＢ中の
ガラス繊維の含有量は24.8重量％、スフの含有量
は37.3重量％、芳香族ポリアミド繊維の含有量は
6.9重量％および亜鉛線としんちゆう線の含有量
は11重量％であつた。 次に前記のヤーン(B)85重量％に、水溶性のゴム
ラテツクス（日本合成ゴム製、商品名JSR691）
30重量％とメラミン樹脂ワニス70重量％との混合
物を樹脂固形分が15重量％となるように含浸して
付着させ塗工ヤーンを得た。 以下この塗工ヤーンを実施例１と同様の工程を
経てクラツチフエーシングを製造した。 比較例 １ ガラスロービング40重量％とスフ60重量％とを
均一に混綿し、これをカーデイングマシンにかけ
ウエブとした。次にこのウエブをコンデンサーに
かけスライバーとし、さらにリング精紡機により
撚りを加え直径1.5mmの単糸を製造した後、この
単糸３本に対し直径0.2mmの亜鉛線１本と直径
0.16mmのしんちゆう線１本とを加えリング精紡機
により撚りを加えヤーンＣを製造した。このヤー
ンＣ中のガラス繊維の含有量は35.6重量％、スフ
の含有量は53.4重量％および亜鉛線としんちゆう
線との含有量は11重量％であつた。 次に前記のヤーン(C)80重量％に実施例１と同じ
メラミン樹脂ワニスを20重量％含浸して付着させ
塗工ヤーンを得た。 以下この塗工ヤーンを実施例１と同様の工程を
経てクラツチフエーシングを製造した。 実施例１、実施例２および比較例１で得られた
クラツチフエーシングについて各種試験を行なつ
た。その結果を第１表に示す。
ニング等の摩擦材に使用される摩擦材用基材（以
下ヤーンという）の改良に関する。 摩擦材、特にクラツチフエーシングは、摩擦係
数、耐摩耗性の他に発進時の摩擦振動に関する耐
ジヤダー性、エンジンの高速化による高回転破壊
強度、車の長期保管時の発錆による耐貼付性等多
くの特性が要求されている。 上記の条件を満足させるために従来は、基材と
してアスベストを用いて検討を行なつてきたが、
最近は作業環境の整備、原料の安定入手などから
脱アスベスト化が進められている。 アスベストに代わる材料としてガラス繊維、シ
ユレーテツドスチールワイヤ等の金属繊維又はス
フ、天然綿、芳香族ポリアミド繊維等の耐熱性の
よい有機繊維が検討されているが特性と価格の点
からガラス繊維が用いられるようになつてきた。
従来はガラス繊維としてロービングを使用してい
た。しかしながらロービングを使用した摩擦材
は、表面硬度が大で、加工性が悪く摩擦係数が低
い、摩耗量が大きい、耐ジヤダー性に劣る等の欠
点があり、さらに成形したとき、ガラス繊維が樹
脂に良く固定されないため表面研磨、孔加工等の
機械加工をするとけばたつ問題がある。 本発明は上記の欠点のない摩擦材を得るための
ヤーンを提供することを目的とするものである。 本発明はガラスチヨツプドストランド20〜50重
量％、有機質繊維20〜50重量％、摩擦特性向上材
５〜25重量％および金属線１〜20重量％からなる
ヤーンに関する。 なお本発明において有機質繊維としては、ス
フ、天然綿、芳香族ポリアミド繊維等が用いら
れ、また摩擦特性向上材としては、カシユー殻油
熱硬化物又はグラフアイト、Sb2S3，MoS2，PbS
等の固体潤滑剤を核とし、その表面をカシユー殻
油熱硬化物でおおつた物質を使用することが好ま
しいが、本発明では上記のものに制限されず、前
記の固体潤滑剤とAl2O3，SiO2、ジルコンサンド
等の摩擦係数向上材との混合物を核としてその表
面をカシユー殻油熱硬化物でおおつた物質も使用
できる。固体潤滑剤とカシユー殻油熱硬化物との
物質を使用する場合、カシユー殻油熱硬化物との
比は摩擦材の特性上50：50（重量比）であること
が好ましい。 金属線としては、しんちゆう線、亜鉛線、銅
線、Al線、Mg線等が用いられ、これらは併用し
て使用しても差し支えない。 本発明になるヤーンの配合割合は、ガラスチヨ
プドストランド20〜50重量％、有機質繊維20〜50
重量％、摩擦特性向上材５〜25重量％および金属
線１〜20重量％の範囲内であることが必要であ
り、ガラスチヨツプドストランドの量が20重量％
未満のときは耐摩耗性が悪く、50重量％を超える
と耐ジヤダー性が悪くなる。有機質繊維の量が20
重量％未満のときは耐ジヤダー性が悪く、50重量
％を超えると耐摩耗性が悪くなる。摩擦特性向上
材の量が５重量％未満のときは摩擦特性および耐
ジヤダー性が悪く、25重量％を超えると錆が発生
し易く、また摩擦特性が悪くなる。金属線の量が
１重量％未満のときは耐ジヤダー性に対する効果
がなく、20重量％を超えると耐ジヤダー性が悪く
なる。 以下実施例により本発明を説明する。 実施例 １ 長さ50mmのガラスチヨツプドストランド40重量
％とスフ60重量％とを均一に混綿し、これをカー
デイングマシンにかけウエブとした。次にこのウ
エブをコンデンサーにかける前に摩擦特性向上材
散布装置によりカシユー殻油熱硬化物（東北化工
製、商品名FF1600）をヤーン全組成物中に15重
量％含有するように散布し、その後コンデンサー
にかけてスライバーとした。 このスライバーに、リング精紡機により撚りを
加え直径1.5mmの単糸を製造し、さらにこの単糸
３本に対し直径0.2mmの亜鉛線１本と直径0.16mm
のしんちゆう線１本とを加えリング精紡機により
撚りを加えヤーンＡを製造した。このヤーンＡ中
のガラス繊維の含有量は29.6重量％、スフの含有
量は44.4重量％および亜鉛線としんちゆう線との
含有量は11重量％であつた。 次に前記のヤーンA80重量％にメラミン樹脂ワ
ニス〔（日立化成製、商品名VU−571N）比重
1.054の原液ワニス〕を20重量％含浸して付着さ
せ塗工ヤーンを得た。 この塗工ヤーンを５本平行に予備成形機で巻き
とり、ついで冷間プレスを行ない外径199mm、内
径131mm、厚さ10mmのタブレツトに予備成形し、
これを温度が155±５℃、加圧力が300Kg／cm2で密
度が1.5±0.05ｇ／cm3になるように８分間加圧、
加熱成形を行ないクラツチフエーシング用の素材
とした。加工加熱成形後の素材は外径200mm、内
径130mm、厚さ4.5mmであつた。 次に前記のクラツチフエーシング用の素材を厚
さが3.7mmになるよう両端面をグラインダーで研
磨し、その後温度180℃で４時間熱処理した後硬
化させ、所定の形状のクラツチフエーシングとし
た。 実施例 ２ 長さ50mmのガラスチヨツプドストランド36重量
％、スフ54重量％および５mm繊維長の芳香族ポリ
アミド繊維10重量％を均一に混綿し、これをカー
デイングマシンにかける前に摩擦特性向上材散布
装置によりグラフアイトを核とし、その表面にカ
シユー殻油熱硬化物（東北化工製、商品名
FF1350K）でおおつた物質（グラフアイトとカ
シユー殻油熱硬化物の比…重量比で50：50）をヤ
ーン全組成物中に20重量％含有するように散布
し、その後コンデンサーにかけてスライバーとし
た。 このスライバーに、リング精紡機により撚りを
加え直径1.5mmの単糸を製造し、さらにこの単糸
３本に対し直径0.19mmの亜鉛線１本および直径
0.16mmのしんちゆう線１本とをリング精紡機によ
り撚合せヤーンＢを製造した。このヤーンＢ中の
ガラス繊維の含有量は24.8重量％、スフの含有量
は37.3重量％、芳香族ポリアミド繊維の含有量は
6.9重量％および亜鉛線としんちゆう線の含有量
は11重量％であつた。 次に前記のヤーン(B)85重量％に、水溶性のゴム
ラテツクス（日本合成ゴム製、商品名JSR691）
30重量％とメラミン樹脂ワニス70重量％との混合
物を樹脂固形分が15重量％となるように含浸して
付着させ塗工ヤーンを得た。 以下この塗工ヤーンを実施例１と同様の工程を
経てクラツチフエーシングを製造した。 比較例 １ ガラスロービング40重量％とスフ60重量％とを
均一に混綿し、これをカーデイングマシンにかけ
ウエブとした。次にこのウエブをコンデンサーに
かけスライバーとし、さらにリング精紡機により
撚りを加え直径1.5mmの単糸を製造した後、この
単糸３本に対し直径0.2mmの亜鉛線１本と直径
0.16mmのしんちゆう線１本とを加えリング精紡機
により撚りを加えヤーンＣを製造した。このヤー
ンＣ中のガラス繊維の含有量は35.6重量％、スフ
の含有量は53.4重量％および亜鉛線としんちゆう
線との含有量は11重量％であつた。 次に前記のヤーン(C)80重量％に実施例１と同じ
メラミン樹脂ワニスを20重量％含浸して付着させ
塗工ヤーンを得た。 以下この塗工ヤーンを実施例１と同様の工程を
経てクラツチフエーシングを製造した。 実施例１、実施例２および比較例１で得られた
クラツチフエーシングについて各種試験を行なつ
た。その結果を第１表に示す。
【表】
なお試験条件は次の通りである。
摩擦特性：直径200mmのフエーシングに0.16
Kg・ｍ・秒2の慣性力を持つた回転円板の繰返
し制動を行ないその時の相手材の温度をテスト
サイクルにより規制し150℃、200℃および250
℃の時の摩擦係数と摩耗量を測定した。 耐ジヤダー性：スカイライン車（日産自動車
製）での車体の前後振動を加速度計で測定し
た。 耐貼付性：クラツチフエーシングを原形のま
まクラツチデイスクに組込み、湿度95％R.H、
温度50℃の恒温恒湿槽に48時間放置し、その
後、発錆トルク（Kg・ｍ）を測定した。 試験の結果、第１表から明らかなように耐貼付
性については、実施例１、実施例２および比較例
１で得られたクラツチフエーシングは、いずれも
０Kg・ｍであり差が見られなかつたが、耐摩擦係
数、摩耗量および耐ジヤダー性については実施例
１および実施例２で得られたクラツチフエーシン
グは比較例１で得られたクラツチフエーシングに
比較し、優れることがわかる。 本発明の実施例をクラツチフエーシングに適用
した場合について説明したがデイスクパツド、ブ
レーキライニング等の摩擦材についても、同様の
効果が得られる。 本発明になるヤーンは、成形したときガラス繊
維が樹脂に良く固定され表面研磨、孔加工等の機
械加工をしてもけばたつことがなく、また摩擦係
数、摩耗量、耐ジヤダー性等にすぐれ、長期に車
を運転しない場合にも円滑なクラツチ操作が可能
なクラツチフエーシング等の摩擦材を提供するヤ
ーンである。
Kg・ｍ・秒2の慣性力を持つた回転円板の繰返
し制動を行ないその時の相手材の温度をテスト
サイクルにより規制し150℃、200℃および250
℃の時の摩擦係数と摩耗量を測定した。 耐ジヤダー性：スカイライン車（日産自動車
製）での車体の前後振動を加速度計で測定し
た。 耐貼付性：クラツチフエーシングを原形のま
まクラツチデイスクに組込み、湿度95％R.H、
温度50℃の恒温恒湿槽に48時間放置し、その
後、発錆トルク（Kg・ｍ）を測定した。 試験の結果、第１表から明らかなように耐貼付
性については、実施例１、実施例２および比較例
１で得られたクラツチフエーシングは、いずれも
０Kg・ｍであり差が見られなかつたが、耐摩擦係
数、摩耗量および耐ジヤダー性については実施例
１および実施例２で得られたクラツチフエーシン
グは比較例１で得られたクラツチフエーシングに
比較し、優れることがわかる。 本発明の実施例をクラツチフエーシングに適用
した場合について説明したがデイスクパツド、ブ
レーキライニング等の摩擦材についても、同様の
効果が得られる。 本発明になるヤーンは、成形したときガラス繊
維が樹脂に良く固定され表面研磨、孔加工等の機
械加工をしてもけばたつことがなく、また摩擦係
数、摩耗量、耐ジヤダー性等にすぐれ、長期に車
を運転しない場合にも円滑なクラツチ操作が可能
なクラツチフエーシング等の摩擦材を提供するヤ
ーンである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ ガラスチヨツプドストランド20〜50重量％、
有機質繊維20〜50重量％、摩擦特性向上材５〜25
重量％および金属線１〜20重量％からなる摩擦材
用基材。 ２ 摩擦特性向上材がカシユー殻油熱硬化物であ
る特許請求の範囲第１項記載の摩擦材用基材。 ３ 摩擦特性向上材が固体潤滑剤を核とし、その
表面をカシユー殻油熱硬化物でおおつた摩擦特性
向上材である特許請求の範囲第１項記載の摩擦材
用基材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15501682A JPS5943032A (ja) | 1982-09-06 | 1982-09-06 | 摩擦材用基材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15501682A JPS5943032A (ja) | 1982-09-06 | 1982-09-06 | 摩擦材用基材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5943032A JPS5943032A (ja) | 1984-03-09 |
| JPS6314732B2 true JPS6314732B2 (ja) | 1988-04-01 |
Family
ID=15596831
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15501682A Granted JPS5943032A (ja) | 1982-09-06 | 1982-09-06 | 摩擦材用基材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5943032A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59221356A (ja) * | 1983-05-31 | 1984-12-12 | Akebono Brake Ind Co Ltd | 摩擦材料用の耐熱性レジンダスト組成物 |
| JPS6359232U (ja) * | 1986-10-07 | 1988-04-20 |
-
1982
- 1982-09-06 JP JP15501682A patent/JPS5943032A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5943032A (ja) | 1984-03-09 |
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