JPS6314690B2 - - Google Patents

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JPS6314690B2
JPS6314690B2 JP55110785A JP11078580A JPS6314690B2 JP S6314690 B2 JPS6314690 B2 JP S6314690B2 JP 55110785 A JP55110785 A JP 55110785A JP 11078580 A JP11078580 A JP 11078580A JP S6314690 B2 JPS6314690 B2 JP S6314690B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cation exchange
pyridyl
pyridine
reaction
exchange resin
Prior art date
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Expired
Application number
JP55110785A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5735533A (en
Inventor
Takao Maki
Tetsuo Masuyama
Toshiharu Yokoyama
Yoshiko Fujama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Corp filed Critical Mitsubishi Kasei Corp
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Priority to US06/279,692 priority patent/US4423252A/en
Priority to DE8181106206T priority patent/DE3162973D1/de
Priority to CA000383384A priority patent/CA1169096A/en
Priority to EP81106206A priority patent/EP0045959B1/en
Publication of JPS5735533A publication Critical patent/JPS5735533A/ja
Priority to US06/520,214 priority patent/US4478956A/en
Publication of JPS6314690B2 publication Critical patent/JPS6314690B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はビスフエノール類の製造方法に関する
ものであり、詳しくは、アルキレン基の炭素原子
数が2以上であるピリジンアルカンチオールによ
り部分的に変性されたスルホン酸系陽イオン交換
樹脂を縮合触媒として使用するビスフエノール類
の製造方法に関するものである。 フエノール類およびケトンを縮合させてビスフ
エノール類を製造する方法において、アミノチオ
ールにより部分的に変性されたスルホン酸系陽イ
オン交換樹脂を触媒として使用する方法はよく知
られている。たとえば、変性用アミノチオールと
して2−アミノエタンチオールなどの炭素原子数
1〜4のアミノアルカンチオールを用いる方法
(特公昭46−19953)および4−アミノチオフエノ
ールを用いる方法(特開昭52−19189)が知られ
ている。本発明者らの詳細な検討によれば、これ
らの公知の方法のなかでも2−アミノエタンチオ
ールにより部分的に変性されたスルホン酸系陽イ
オン交換樹脂を触媒として使用する方法が反応速
度が高く、かつ選択率が良好であり、工業化可能
な最も有利な方法であろうとの感触を得た。しか
し、本発明者らは更に検討を行なつた結果、アル
キレン基の炭素原子数が2以上であるピリジンア
ルカンチオールにより部分的に変性されたスルホ
ン酸系陽イオン交換樹脂を触媒として使用するこ
とにより、さらに反応速度およびビス(4−ヒド
ロキシフエニル)アルカン類の選択率を高めるこ
とができることを見い出し、本発明に到達したも
のである。 以下に本発明を詳細に説明する。 本発明方法においては、アルキレン基の炭素原
子数が2以上であるピリジンアルカンチオールに
より部分的に変性されたスルホン酸系陽イオン交
換樹脂が触媒として使用される。 アルキレン基の炭素原子数が2以上であるピリ
ジンアルカンチオールは、一般式 (式中、Rは炭素原子数2以上、好ましくは2〜
4のアルキレン基を表わす。)で示される。(以
下、一般的にピリジンアルカンチオールという。)
具体的には、2−(4′−ピリジル)エタンチオー
ル、2−(3′−ピリジル)エタンチオール、2−
(2′−ピリジル)エタンチオール、3−(4′−ピリ
ジル)プロパンチオール、3−(3′−ピリジル)
プロパンチオール、3−(2′−ピリジル)プロパ
ンチオール、4−(4′−ピリジル)ブタンチオー
ル、4−(3′−ピリジル)ブタンチオール、4−
(2′−ピリジル)ブタンチオールなどが挙げられ
る。これらのピリジンアルカンチオールのうち、
たとえば2−(4′−ピリジル)エタンチオールは、
γ−ビニルピリジンをp−トルエンスルホン酸の
存在下にチオ尿素と反応させるかまたはγ−ピコ
リンをホルムアルデヒドと反応させたのち末端水
酸基をハロゲン化チオニルなどでハロゲン化し、
次いでチオ尿素と反応させることにより得られ、
3−(3′−ピリジル)プロパンチオールは3−
(3′−ピリジル)プロパノールをハロゲン化チオ
ニルなどと反応させたのちチオ尿素と反応させる
ことにより得ることができる。他のピリジンアル
カンチオールも同様な方法で製造することができ
る。 スルホン酸系陽イオン交換樹脂としては、ダイ
ヤイオンSK104、ダイヤイオンSK106、ダイ
ヤイオンPK228、ダイヤイオンHPK25、ダ
イヤイオンHPK55(いずれも三菱化成工業(株)
製)、アンバーライト200、アンバーリスト15
(いずれもロームアンドハース社製)ダウエツク
ス70(ダウケミカル社製)などのスチレン−ジ
ビニルベンゼン共重合体を樹脂母体とするもの、
ナフイオン501(デユポン社製)などのパーフル
オロエチレン重合体を樹脂母体とするもの、デユ
オライトC−20(ダイアモンドシヤムロツク社
製)などのフエノール・ホルムアルデヒド重合体
を樹脂母体とするものが挙げられる。これらのス
ルホン酸系陽イオン交換樹脂は、ほぼ0.5〜
6meq/gのプロトン交換容量を有しており、本
発明方法において好適に使用される。 これらのスルホン酸系陽イオン交換樹脂の多く
はNa型として市販されているので、予め塩酸な
どの酸によりH型に変換し、十分乾燥したのち、
フエノール、メタノール等のピリジンアルカンチ
オールを溶解し得る有機溶媒中、50〜100℃でピ
リジンアルカンチオールを添加することにより容
易に変性することができる。このとき、ピリジン
アルカンチオールは極めて迅速かつ定量的に陽イ
オン交換樹脂のスルホ基とイオン結合を形成する
ので、所望の変性率(陽イオン交換樹脂中のスル
ホ基がピリジンアルカンチオールとイオン結合を
形成し変性された割合)を得るために必要なピリ
ジンアルカンチオールの添加量はスルホン酸系陽
イオン交換樹脂の陽イオン交換容量から計算によ
つて容易に求めることができる。本発明方法にお
いて、好ましい変性率は2〜20%である。 本発明方法において原料として使用されるフエ
ノール類はヒドロキシル基に対してパラ位に置換
基を有さないことが必要であるが、オルト位また
はメタ位にはアルキル基ハロゲンなどの置換基を
有していてもよい。具体的にはフエノール、o−
クレゾール、m−クレゾール、o−クロロフエノ
ール、m−クロロフエノール、o−t−ブチルフ
エノール、2,6−キシレノール、2,6−ジ−
t−ブチルフエノール、o−フエニルフエノール
などが例示される。ケトンとしては、アセトン、
エチルメチルケトン、イソブチルメチルケトン、
アセトフエノン、シクロヘキサノン、1,3−ジ
クロロアセトンなどが使用される。 フエノール類のケトン1モルに対する使用量は
3〜50モル、好ましくは5〜25モルの範囲内で選
択される。 本発明方法によるフエノール類とケトンの反応
は、30〜120℃、好ましくは60〜100℃の温度条件
下、通常、不活性ガス雰囲気中で常圧ないし5気
圧程度の若干の加圧下に懸濁床または固定床方式
で行なわれる。反応は通常フエノール類の過剰存
在状態で行なわれるので反応溶媒の使用は特に要
求されないが、所望により適当な溶媒を使用する
こともできる。 本発明方法を回分反応で実施する場合には、触
媒の使用量、反応温度などの反応条件によつて異
なるが、通常0.1〜20時間程度の反応時間を要し、
固定床流通反応で実施する場合には、0.1〜3時
間程度の帯溜時間で行なわれる。 反応生成物より、必要に応じて不溶物を除いた
のち、水、低沸点副生物、フエノール類を蒸留分
離することによつて粗ビスフエノール類が得られ
るが、更に、蒸留、晶析などの公知の精製操作を
行なつて純粋なビスフエノール類を得ることがで
きる。 次に本発明を実施例により更に具体的に説明す
る。 実施例 1 窒素置換した300ml容ガラス製四ツ口丸底フラ
スコ中にフエノール160g、陽イオン交換容量
5.18meq./gのH型スルホン酸系陽イオン交換樹
脂(三菱化成工業(株)製ダイヤイオンSK104をH
型に変換したもの)14.3gおよび2−(4′−ピリ
ジル)エタンチオール0.937gを仕込み、80℃の
油浴中で5時間撹拌しつつ樹脂の変性および膨潤
を行なつた。変性を開始して15分経過した時点で
フラスコ内の溶液中の全窒素分を分析したとこ
ろ、2ppm以下であり、この時点ですでに2−
(4′−ピリジル)エタンチオールによる陽イオン
交換樹脂の変性は終了していた。 次いで、油浴を60℃に降温し、フラスコ中にア
セトン3.91gを添加し、フエノールとアセトンの
反応を開始した。反応開始後30分、60分および
120分経過した時点で反応液をそれぞれ2mlサン
プリングし、2−エチルヘキサノール5mlに溶解
して分析用試料とした。未反応アセトンはガスク
ロマトグラフイーにより定量し、2,2−ビス
(4′−ヒドロキシフエニル)プロパン(ビスフエ
ノールA、以下pp′体という。)および2−(2′−
ヒドロキシフエニル)−2−(4′−ヒドロキシフエ
ニル)プロパン(以下、op′体という。)は高速液
体クロマトグラフイーにより定量した。結果は表
−1に示す。また、アセトンの転化率と反応時間
との関係を示す曲線よりアセトン転化率が90%に
到達するのに要する時間(θ90)を求め、表−1
に示した。なお、反応液中には2−(4′−ピリジ
ル)エタンチオールは検出されず、2−(4′−ピ
リジル)エタンチオールが陽イオン交換樹脂から
脱離しないことが確認された。 実施例 2 フエノールによる陽イオン交換樹脂の膨潤を行
なつたのち、油温を60℃に下げ、2−(4′−ピリ
ジル)エタンチオール0.937gを添加し10分間撹
拌したのちアセトンを加えて反応を開始した(す
なわち、変性を60℃で10分間行なつた)こと以外
は実施例1と同様に実験を行なつた。結果は表−
1に示す。 実施例 3〜6 陽イオン交換樹脂の使用量および変性剤の種類
または使用量を表−1に記したように変更したこ
と以外は実施例2と同様に実験を行なつた。結果
は表−1に示す。 比較例 1、2 2−(4′−ピリジル)エタンチオールのかわり
に4−アミノチオフエノールまたは2−アミノエ
タンチオールを使用したこと以外は実施例2と同
様に実験を行なつた。変性剤の使用量、陽イオン
交換樹脂の使用量および反応結果を−1に示す。
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アルキレン基の炭素原子数が2以上であるピ
    リジンアルカンチオールにより部分的に変性され
    たスルホン酸系陽イオン交換樹脂の存在下にフエ
    ノール類およびケトンを縮合させることを特徴と
    するビスフエノール類の製造方法。
JP11078580A 1980-08-07 1980-08-12 Preparation of bisphenol Granted JPS5735533A (en)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11078580A JPS5735533A (en) 1980-08-12 1980-08-12 Preparation of bisphenol
US06/279,692 US4423252A (en) 1980-08-07 1981-07-02 Process for preparing bisphenols
DE8181106206T DE3162973D1 (en) 1980-08-07 1981-08-07 Process for preparing bisphenols
CA000383384A CA1169096A (en) 1980-08-07 1981-08-07 Process for preparing bisphenols
EP81106206A EP0045959B1 (en) 1980-08-07 1981-08-07 Process for preparing bisphenols
US06/520,214 US4478956A (en) 1980-08-07 1983-08-04 Process for preparing bisphenols using pyridinealkanethiol derivatized sulphonated cation exchange resins

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JPS5735533A JPS5735533A (en) 1982-02-26
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