JPS63146732A

JPS63146732A - 電動式搾乳器

Info

Publication number: JPS63146732A
Application number: JP61290584A
Authority: JP
Inventors: 弘之上原; 佃　泰児; 裕介川野
Original assignee: PIGEON KK
Current assignee: PIGEON KK
Priority date: 1986-12-08
Filing date: 1986-12-08
Publication date: 1988-06-18
Also published as: JPH0362105B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明゛は、産婦の乳房から母乳を搾乳するための電動
式搾乳器に関する。

［従来の技術］従来、この種の搾乳器としては、例えば特公昭５９−４
１３６４号公報に記載されているようなものがある。

このものは、電動式吸引部に、外気導入により内圧を変
えることができる圧力調整ネジ及び圧力開放釦を設置す
るとともに、この吸引部と吸乳部とボトルとを上下方向
に連通したことを特徴としている。

［発明が解決しようとする問題点］しかしながら、上記従来の搾乳器にあっては、ボトルの
上に吸乳部を取付け、その上に、最も重量の重い吸入部
を取付ける構造となっていて、搾乳器全体の重心が高い
位置に設定されていた。そのため、例えばテーブルの上
に置く場合には、その上下方向を略鉛直方向に向けて静
かに置かなければならず、特に畳やカーペット等のよう
に比較的柔らかくて安定性の悪い場所において傾けたり
乱暴に置くと搾乳器が倒れ、ボトルに搾乳した母乳が外
部に漏れ出したり、或は吸引部に流入し電気機器に付着
して短絡を起したり錆を生じるという問題点があった。

本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、電
動式負圧源と容器を互いに横並びに配置して全体の重心
を低くすることにより、上記問題点を解決することを目
的としている。

Ｅ問題点を解決するための手段］上記目的を達成するため、本出願は、容器に取着した搾
乳カップを負圧にする電動式負圧源を有する電動式搾乳
器において、前記電動式負圧源と前記容器を互いに横並
びに配置したことを特徴とする電動式搾乳器を特定発明
とするとともに、容器に取着した搾乳カップを負圧にす
る電動式負圧源を有する電動式搾乳器において、前記電
動式負圧源と前記容器を互いに横並びに配置するととも
に、前記搾乳カップに圧力調整手段を設けたことを特徴
とする電動式搾乳器を併合発明として提供する。

［作用］而して、本出願に係る特定発明では、電動式負圧源と容
器を横並びに配置して全体の重心を可及的に低くしたた
め、搾乳器全体の安定性を向上させることができ、少々
傾けたりある程度乱暴に置いても倒れることがない、ま
た、併合発明では、上記構成に加えて搾乳カップに圧力
調整手段を設けたため、搾乳カップの負圧の大きさを自
由に設定し且つ必要により上記負圧を瞬時に開放するこ
とができる。

［実施例］次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図は、本発明の一実施例を示す一部を断面した正面
図、第２図は、第１図に示す圧力調整手段の拡大断面図
である。

まず、構成を説明すると、第１図に示す、１は搾乳カッ
プであり、この搾乳カップｌは、ラッパ状に拡開した乳
当部２と、この乳当部２の基端に連続して一体に設けた
接続部３とを有し、乳当部２は接続部３から斜め上方に
延びている。

接続部３は、仕切壁４により上下に仕切られ且つ当該仕
切壁４に設けた連通孔４ａを介して連通した下部接続口
５と上部接続口６を有し、下方に開口する下部接続口５
にはメネジを設けている。

この下部接続口５には、上部に開口を有し且つその外周
にオネジを設けた容器７が螺合される。４ｂは、仕切壁
４の下面より下方に突出して設けた環状突起であり、搾
乳した母乳が上部接続口６偏に流入するのを防止する。

８は、容器７と接続部３との間に介在して設けたパツキ
ンである。

また、接続部３の、上方に開口する上部接続口６には圧
力調整手段９を取付けている。この圧力調整手段９は、
弁ボディｌＯと、弁スリーブ１１と、弁体１２と、圧力
開放ボタン１３と、カム部材１４とを有する。Ｌ字形に
形成した中空の弁ボディ１０の内部には、通気孔１５を
有する弁スリーブ１１を配設し、この通気孔１５の一端
に設けた弁座に弁スプリング１６の付勢力により弁体１
２を着座している。

上記弁スリーブ１１の外側には、弁ボディ１０の内側に
設けたスリット１７に係合するストッパ１１ａを設け、
このストッパｌｌａで当該弁スリーブ１１の回動を防止
しつつ軸方向へのみ移動可能としているとともに、外周
部に装着したＯ−リング１８により、弁ボディ１０と弁
スリーブ１１との間の隙間から外気が流入することを防
止している。さらに、弁スリーブ１１の端面には突起１
１ｂを設け、この突起１１ｂをスプリング１９及び弁ス
プリング１６の付勢力により、カム部材１４の端面に設
けた傾斜したカム面１４ａに圧接している。

カム部材１４は弁ボディ１０の先端に回転可能に取付け
ており、そのカム面１４ａと前記弁スリーブ１１の突起
１１ｂとで構成したカム機構によリ、弁スリーブ１１の
静止位置を調整可能としている。このように、弁スリー
ブ１１の静止位置を調整して弁スプリング１６の付勢力
を強弱変化させることにより、外気圧に対する搾乳カッ
プ１内の圧力を調整することができる。

さらに、カム部材１４の中心部には外気流入孔２０を設
け、この外気流入孔２０には、頭部１３ａが外側に突出
した圧力開放ボタン１３のスピンドル１３ｂを貫通し、
当該スピンドル１３ｂを摺動自在に支持している。スピ
ンドル１３ｂの先端は通気孔１５を介して前記弁体１２
に臨ませており、頭部１３ａを押圧することにより、ス
ピンドル１３ｂが弁体１２を押圧して弁座から離間させ
る。このように、圧力開放ボタン１３を押圧操作して弁
体１２を弁座から離間させることにより、搾乳カップ１
の内部と外気とが連通し、即時に外気を搾乳カップｌ内
に流入することができる。

また、上部接続口６には、横方向に開口する側部接続口
２１を連通して設け、この側部接続口２１には、容器７
に取着した搾乳カップ１の内部を負圧にする電動式負圧
源２３を接続している。

電動式負圧源２３は、側部接続口２１に一部分を挿入し
た接続ノズル２４と、これに接続した図示しないダイヤ
フラム式吸引ポンプ、電動モータ等を有し、それらをケ
ース２５に収納している。

ケース２５は、上部に接続用の開口を有し、その開口を
、前記側部接続口２１を有する側部接続片２６に外嵌し
ている。そして、開口の上部に位置する上面板２５ａに
は、上部接続口６に対応して切欠き２７を設け、この切
欠き２７を貫通して、搾乳カップｌの取付孔としての上
部接続口６に前記弁ボディｌＯの一端に設定した取付軸
１０ａを挿入し、このようにして、弁ボディ１０でケー
ス２５を搾乳カップｌの接続部３に取着している。

また、接続ノズル２４は、側部接続口２１に緩く挿入し
た筒体２４ａと、この筒体２４ａの一端を閉じるように
設は且つ中央部にパイプ状の突起２４ｂとを有し、この
突起２４ｂに、電動モータにより駆動されるダイヤフラ
ム式吸引ポンプに一端を接続した連結パイプ２９の他端
を接続している。そして、筒体２４ａの外周に装着した
０−リング２８により当該側部接続口２１を気密に保持
している。

次に、本実施例の動作について説明する。

本装置を用いて搾乳する場合は、搾乳カップｌの乳出部
２を乳房に当て、図示しないスイッチの作動により電動
モータを介してダイヤプラム式吸引ポンプを駆動する。

すると、搾乳カップ１内の空気が連通孔４ａを通して吸
引されて当該搾乳カップ１内が負圧状態となり、これに
より乳房が吸引されて母乳が流出する。流出した母乳は
乳当部２から接続部３に流れ、容器７内に流れ込んで貯
留される。

搾乳カップｌ内の負圧の強さを調整する場合には、圧力
調整手段９のカム部材１４を回転操作する。これにより
、弁スリーブ１１に対する弁体１２の付勢力が変化して
、搾乳カップｌ内の負圧が所望の強さに設定される。搾
乳カップ１内の負圧が所定以上に高くなると、外気圧と
の圧力差により弁体１２が第２図の左方向に引き動かさ
れ、外気が外気流入孔２０から通気孔１５を通して搾乳
カップ１内に流れ込み、負圧を低下させる。

従って、搾乳カップｌ内の圧力を、乳房に痛みを感じさ
せない負圧状態に維持することができる。しかも、上記
負圧が増大した場合の弁体１２の離間動作は所定圧力を
越える度に行なわれるため、圧力調整が脈打つように実
現され、あたかも乳児が吸引するような快い刺激を乳房
に与えることができ、母乳の流出を一層円滑にすること
ができる。さらに、上記圧力調整はＪ搾乳カップ１内の
圧力と外気圧との圧力差により弁体１２に作用する力と
、弁スプリング１６による付勢力との間の微妙な力差を
もって弁体１２．を動作させるものであるため、厳密な
微調整を行なうことができる。

搾乳時に乳房に突発的な痛みを感じた場合、及び搾乳が
終了した場合には、圧力開放ボタン１３を押圧操作して
搾乳カップｌ内の負圧を除去すればよく、これにより乳
房から本搾乳器を速やかに離すことができる。

上記搾乳時或は搾乳終了時等において、本搾乳器をテー
ブル或はフロア等の上に置くと、本搾乳器は電動式負圧
源２３と容器７とを横並びに配置して全体の重心を可及
的に低くしているため、全体の安定性が良く、ある程度
傾けて置いても或は少々乱暴に置いても搾乳器が倒れる
ことがない。

そのため、搾乳器が倒れて母乳がテーブルやフロア等に
漏れ出したりすることがなく、また電動式負圧源２３に
流れ込むことがないから電動モータ等の短絡や錆の発生
等を生じることがない、特に、本実施例のように、容器
７及び電動式負圧源２３の互いの下面を一致さセ、これ
ら容器７及び電動式負圧源２３で全重量を支持すること
により、安定性をより一層高めることができる。

また、本搾乳器を洗浄する場合は、まず、圧力調整手段
９を上方に引いて取り外し、次に、電動式負圧源２３を
第１図において右方向に引き、当該電動式負圧源２３を
搾乳カップｌから取り外す。しかる後、搾乳カップ１及
び容器７を個別に洗浄して母乳のかす等の汚れを取り除
くことにより、常に清潔な状態を保つことができる。

本搾乳器の組付は、搾乳カップ１の接続部３に容器７を
螺合するとともに、当該接続部３の側部接続片２６に電
動式負圧源２３のケース２５の上部に設けた開口を挿入
し、接続ノズル２４を側部接続口２１に挿着する。これ
により、連通孔４ａを介して電動式負圧源２３と搾乳カ
ップｌの内部とが連通される。しかる後、圧力調整手段
９の弁ボディ１０に設けた堆付軸１０ａを、ケース２５
の上面板２５ａに設けた切欠き２７を貫通して接続部３
の上部接続口６に挿入する。これにより、電動式負圧源
２３が搾乳カップｌに固定され、これらと容器７とが一
体的に組立られる。従って、組付ψ分解作業及び洗浄作
業を簡単に行なうことができる。

なお、電動式負圧＠２３と搾乳カップ１との着脱は、圧
力調整手段９を取付けた状態のまま挿入し若しくは分離
することができる。

［発明の効果］以上説明してきたように、本出願によれば、特定発明で
は容器と電動式負圧源とを横並びに配置して当該電動式
負圧源と搾乳カップとを横方向に連通したため、全体の
重心を可及的に低くして安定性を向上させることができ
、従って、少々傾けたりある程度乱暴に置いても倒れる
ことがないという効果が得られる。また、併合発明では
、上記構成に加えて搾乳カップに圧力調整手段を設けた
ため、搾乳カップの負圧の大きさを自由に設定すること
ができ、従って、母体の状態に応じた負圧状態を実現し
て快く円滑に搾乳することができるとともに、搾乳終了
時等には瞬時に負圧を開放して本搾乳器を乳房から迅速
に離すことができるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す一部を断面した正面図
、第２図はｆｉＩＪ１図に示した圧力調整手段の拡大断
面図である。ｌ：搾乳カップ　　　　２：乳当部３：接続部　　　　　　５：下部接続口６：上部接続口
　　　　７：容器９：圧力調整手段　　　１１：弁スリーブ１２：弁体　
　　　　　　１３：圧力開放ボタン１４：カム部材　　
　　　２１：側部接続口２３：電動式負圧源　　　２４
：接続ノズル２６：側部接続口

Claims

【特許請求の範囲】

（１）容器に取着した搾乳カップを負圧にする電動式負
圧源を有する電動式搾乳器において、前記電動式負圧源
と前記容器を互いに横並びに配置したことを特徴とする
電動式搾乳器。
（２）前記容器と前記電動式負圧源は、互いの下面を一
致させ、これら容器及び電動式負圧源で全重量を支持す
ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の電動式
搾乳器。
（３）容器に取着した搾乳カップを負圧にする電動式負
圧源を有する電動式搾乳器において、前記電動式負圧源
と前記容器を互いに横並びに配置するとともに、前記搾
乳カップに圧力調整手段を設けたことを特徴とする電動
式搾乳器。
（４）前記電動式負圧源は前記搾乳カップに装着すると
ともに、電動式負圧源に設けた切欠きと搾乳カップに設
けた取付孔とに前記圧力調整手段の取付軸を挿入し、圧
力調整手段で電動式負圧源と搾乳カップとを固定したこ
とを特徴とする特許請求の範囲第３項記載の電動式搾乳
器。