JPS6245710Y2 - - Google Patents

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JPS6245710Y2
JPS6245710Y2 JP14124784U JP14124784U JPS6245710Y2 JP S6245710 Y2 JPS6245710 Y2 JP S6245710Y2 JP 14124784 U JP14124784 U JP 14124784U JP 14124784 U JP14124784 U JP 14124784U JP S6245710 Y2 JPS6245710 Y2 JP S6245710Y2
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pressure
suction
release button
bottle
breast pump
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JP14124784U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、母乳を吸引するために使用する搾乳
器に関し、詳しくは吸引部と吸乳部およびボトル
の三つの部分からなりその使用を簡便快適ならし
めた搾乳器に関する。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする問題点〕
従来より各種の搾乳器が知られているが、手動
による握り式の吸気ポンプ所謂スポイド式か乃至
はシリンダー式によるものが殆んどであり近年こ
れらのものを手動式から電動式にしたものが僅か
に考えられている。
これらのものは、吸引作用が画一的で一方的に
母乳を吸引するため乳房に負担がかゝり過ぎ、母
体に不快感を与える欠点があり、また、分泌され
た乳汁が吸引部の方へ吸引されやすく、さらに搾
乳に際し両手を使う必要があるなどの問題点があ
つた。一方、僅かに提案されている電動式のもの
は、吸乳部と別の電動式吸引装置を接続するもの
であつて簡単には使用できず、片手で用い簡単に
調節ができないなどの欠点がある。
上記の点に鑑み、本出願人はすでに特願昭57−
138756号(特開昭59−28424号公報)により新規
な搾乳器の提案を行つた。即ち上記公報に開示さ
れたものは、電動式の吸引部と吸乳部とボトルか
らなり吸引圧を自由に変えることができる圧力調
整ネジと圧力解放釦を備えたもので、片手で持つ
て搾乳操作が簡単にでき、而も圧力解放釦の断続
的な使用により乳房に適度な刺激を与え手軽にマ
ツサージ効果を与えることができ、さらに乳汁が
吸引部の方へ吸引されないなどの利点を持つてい
る。
然し乍ら上記の公報に開示されたものは、圧力
調整ネジを回わして吸引圧を調節する場合、何時
吸引圧の低下が起るかその切換点が全く不明であ
り、さらに調節による吸引圧の変化が急で微妙な
調節ができないなどの問題点があつた。
本考案はこのような点を改良して圧力調整つま
みを用いて調整時における吸引圧の低下の開始を
明確にするとともに吸引圧の微妙な調節を可能と
して快適な搾乳操作を容易に行うことができ、且
つ、置いたときの安定性の良い搾乳器を提供する
ことを目的とする。
〔問題を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するために、本考案は吸引
部Aと側方にラツパ15が開口した吸乳部Bとボ
トルCとを上下方向に連通させた搾乳器の電動式
の吸引部Aに、外気導入によつて内圧を自由に変
えることができる圧力調整ネジ3と、圧力調整ネ
ジ3に案内される圧力解放釦5を設けて、圧力解
放釦5の押圧軸線上に閉鎖面が鋭角の截頭円錐面
である弁7と弁座8とを圧力解放釦5の押圧時に
開くように閉鎖方向にバネにより付勢して設置す
る一方、圧力解放釦5を案内するとともに圧力解
放釦5を介して吸引圧を調節する圧力調整ネジ3
には、圧力調整つまみ4を圧力調整ネジ3と同芯
状態で圧力調整ネジ3に付設した筋目ローレツト
3a等への押込により結合するごとく設けて、少
くとも弁7と弁座8の閉鎖時に吸引部本体2のス
トツパー2aにより該圧力調整つまみ4の回動を
規制停止させるようにしており、さらに電動式吸
引部Aのスイツチ10を圧力解放釦5と近接して
吸引部本体2ケースの同側面に配置し、また、ボ
トルCはその底部Caを大きくして截頭円錐体の
外形に形成している。
〔作 用〕
本考案は、このようにすることにより、圧力調
整つまみ4を吸引圧を強くする方向に回してその
回動が停止すると電動式吸引部Aでの外気導入は
閉鎖して吸乳部Bでは最大の吸引圧力状態とな
り、圧力調整つまみ4を上記と逆方向すなわち吸
引圧を弱くする方向に回すと次第に吸引部Aでの
外気導入が増え吸引圧力は漸次低下し吸乳部Bで
の吸引圧の調整を容易に行うことができる。ま
た、スイツチ10が上記圧力調整釦5と圧力調整
つまみ4とに近接して配置されているためボトル
Cを握つて片手で操作するとき指を適宜動かすだ
けで容易にこれを行うことができる。さらにボト
ルCの底部Caが大きいため搾乳器を置いた場合
の安定性をよくする。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例である搾乳器全体の
斜視図で、第2図は第1図の一部切欠の拡大断面
図である。
搾乳器は、電動式吸引部Aと側方にラツパ15
が開口した吸乳部BとボトルCとが上下縦方向に
連結した構造となつている。電動式吸引部Aは上
蓋1と下部の本体2とからなり、本体2のケース
の内部には、電池13を内蔵し、蓋1を本体2ケ
ースより取外すことによりその交換を可能として
いる。本体2ケースの外側面には摺動式のスイツ
チ10を配設し、その下方つまり吸乳部Bの上部
連結部19に近く、圧力解放釦5を中心に備えた
圧力調整つまみ4が配置されている。吸引部本体
2ケースの内部には、吸乳部Bの上部連結部19
の上方に、上記圧力解放釦5を案内するとともに
圧力解放釦5を介して吸引圧を調節するための圧
力調整ネジ3が配設されている。圧力解放釦5は
その軸部5aにより圧力調整ネジ3に案内される
とともに吸引圧力調整用の截頭円錐体形状の弁7
を貫通固着した弁棒6の先端を、弁7を閉鎖方向
に付勢したバネ26に抗して押圧し、釦5の押圧
時、弁7と密接するように内面が形成された弁座
8との間に間〓を生じて該間〓より外気を導入す
るようになつている。また、本体2のケース内部
に設置した図示しない電動機構によりダイヤフラ
ム25が振動し、ボルトC内の空気は吸乳部Bの
ボトル上方の小孔20、フイルター12を通つて
空気吸入孔11から吸入弁9を通して吸引されボ
トルC内は負圧となるように構成されている。
上記の吸引圧力調整用の弁7と弁座8とはその
閉鎖面が截頭円錐状で傾斜して形成され、さら
に、円錐面の頂角が鋭角に形成されているため、
弁棒6の移動量に対し弁7と弁座8との間〓を極
めて小さくすることができるので、圧力調整ネジ
3の回動により精密にその間〓を調節することが
可能である。また、圧力調整ネジ3と圧力調整つ
まみ4とは、第2図のX−X断面である第3図が
示すように圧力調整つまみ4を吸引圧を強くする
方向(図では時計回り)に回動せしめて本体2の
ケースに付設されたストツパー2aによりその回
動を規制されて停止するとき、弁7と弁8とが閉
鎖状態となるように、圧力調整つまみ4が左ネジ
の圧力調整ネジ3に同芯に形成された筋目ローレ
ツト3aに押込まれることにより、結合するよう
に構成される。このようにすると組立時における
圧力調整つまみ4の回動停止位置と弁7、弁座8
の閉鎖位置との調整が容易となる。また、吸乳部
Bのラツパ15は、吸乳部Bのボトルとの下部結
合部21の上方側部に形成された胴部17に連続
して形成され、ラツパ15の基部内面には人体の
乳房の乳輪部との接触を密にするため及び小さい
乳頭、乳首陥没、偏平乳首の矯正のためのアダプ
ター16が取り付けてあり、上部連結部19の下
面中央に設けられた吸引される空気の通路である
小孔20を囲んで、小孔20に乳汁が吸引される
のを防止するためのガイドリング18が付設され
ている。なお、14は電動吸引部Aを吸乳部Bに
着脱自在に連結するための嵌合部であり、24は
吸乳部BをボトルCに密着結合させるためのパツ
キンである。
本考案はこのように構成されるが、使用に際し
ては先ず乳房にラツパ15をあてスイツチ10を
摺動させて電源を入れると、電動吸引部Aが作動
してボトルC内が負圧となり、一方的に吸乳をは
じめる。母乳の乳汁はラツパ15内へ搾乳されて
胴部17やガイドリング18をつたつてボトルC
内に落ちて溜まる。この場合、圧力調整つまみ4
を時計回りに回して停止状態とすると弁7、弁座
8とは閉鎖して、ダイヤフラム25の振動により
ボトルC内の空気は小孔20、フイルター12、
空気吸入孔11を経て吸入弁9を通して吸引され
最大の負圧となり乳汁は強く吸乳部Bより吸引さ
れる。この圧力調整つまみ4を反時計方向に回す
と弁7と弁座8との間〓が逐次増大し、外気の流
入が増加し、空気吸入口11に連通したボトルC
内の吸引圧は低下するので搾乳力、吸引力は低下
しおだやかな吸乳となる。圧力調整つまみ4の回
す程度により精密に吸引圧を変化させることがで
きるので、搾乳の強弱を容易に快適な状態に調整
できる。さらに圧力開放釦5を押すと、弁棒6に
固着された弁7が一気に押し下げられ弁7と弁座
8との間〓が大きくなり外気が多量に流入し、連
通されたボトルC内は常圧となる。このようにし
て吸引圧は圧力調整つまみ4の時計回りの停止位
置で最大の一定吸引圧となり、圧力調整つまみの
反時計回りの回動により逐次精密に吸引圧を減圧
する圧力調整が可能で、さらに圧力解放釦5の使
用により常圧との切替えを容易に行うことができ
る。また、圧力解放釦5の断続的な使用により乳
房に適度な刺激を与えマツサージ効果をもたらす
ものである。
〔考案の効果〕
上記の説明から明らかなように本考案によれ
ば、搾乳に際して圧力調節つまみを使用すること
により、明確に吸引圧の最大圧からの圧力切替を
知ることができ、また、その吸引圧の調整を精密
に行うことができるもので、圧力調整つまみを適
宜乳房の状態に応じて使用することにより容易に
快適な条件で搾乳を行うことができる。また、従
来のスポイド式やシリンダー式のように両手を使
う必要がなく、片手で操作する際にもスイツチの
切替や吸引圧の調整を簡単に容易に行うことがで
き、さらに乳汁が吸引部の方へ吸引されることが
ないのは勿論、ボトルの底部が大きいため搾乳器
を置いた場合の安定感がよく、吸引圧の調節が簡
単にできて使い易く乳産婦が快適に使用でき、生
産時の組立調整も容易で安価に量産できるすぐれ
た搾乳器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は、搾乳器全体の斜視図、第2図は、第1図の一
部切欠の拡大断面図、第3図は、第2図のX−X
断面図、である。 1……蓋、2……本体、2a……本体のストツ
パー、3……圧力調整ネジ、3a……筋目ローレ
ツト、4……圧力調整つまみ、5……圧力解放
釦、6……弁棒、7……弁、8……弁座、10…
…スイツチ、15……ラツパ、A……吸引部、B
……吸乳部、C……ボトル、Ca……ボトルの底
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 吸引部Aと吸乳部BとボトルCとから構成さ
    れ、外気導入によつて内圧を自由に変えること
    ができる圧力調整ネジ3および圧力解放釦5を
    電動式の吸引部Aに設置し、該吸引部Aと側方
    にラツパ15が開口した吸乳部BとボトルCと
    を上下方向に連通させた搾乳器において、圧力
    解放釦5の押圧軸線上に閉鎖面が鋭角の截頭円
    錐面である弁7と弁座8を、圧力解放釦5の押
    圧時に開くように閉鎖方向に付勢して設置する
    一方、圧力解放釦5を案内するとともに吸引圧
    を調整する圧力調整ネジ3には、同芯に圧力調
    整つまみ4を筋目ローレツト3aなどで押込に
    より結合するごとく設けて、少くとも吸引部本
    体2のストツパー2aにより弁7と弁座8の閉
    鎖時該つまみ4の回動を規制停止させるように
    したことを特徴とする搾乳器。 2 上記電動式吸引部Aのスイツチ10を圧力解
    放釦5と近接して吸引部本体2ケースの同側面
    に配置したことを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の搾乳器。 3 上記ボトルCは、その底部Caが大なるごと
    く截頭円錐体の外形を有することを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項記載
    の搾乳器。
JP14124784U 1984-09-17 1984-09-17 Expired JPS6245710Y2 (ja)

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JP14124784U JPS6245710Y2 (ja) 1984-09-17 1984-09-17

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JPS6154844U JPS6154844U (ja) 1986-04-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS633868A (ja) * 1986-06-24 1988-01-08 ピジヨン株式会社 搾乳器
JPS63146732A (ja) * 1986-12-08 1988-06-18 ピジヨン株式会社 電動式搾乳器
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JPH0642677Y2 (ja) * 1987-04-14 1994-11-09 ピジヨン株式会社 電動式搾乳器
JP2537009B2 (ja) * 1993-06-16 1996-09-25 ジェクス株式会社 搾乳器
EP2196229A1 (en) * 2008-12-12 2010-06-16 Koninklijke Philips Electronics N.V. A motorized head for a breast pump

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