JPS63144407A - 磁気記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は高密度磁気記録に適する強磁性金属薄膜を磁気
記録層とする磁気記録媒体に関する。

従来の技術 最近の記録技術の進歩により、単位面積当りの記録密度
が著しく向上し、磁気記録媒体は１表面が極めて平滑な
強磁性金属薄膜を磁気記録層とする蒸着テープ等の実用
化が強く望まれてきている。

従って今後の高密度化は、磁気ヘッドと磁気記録媒体の
摺動下で起る摩擦、摩耗等の理解に関するトライポロジ
ーの課題の現実的な解決を前提とするとの認識が深まっ
ている〔テレビジョン学会誌、ＶＯＬ、４０．Ｎｏ、６
（１９８６ン４７２頁参照〕。

第２図は従来の磁気記録媒体の拡大断面図である。第２
図に於て１はポリエステルフィルム、ムｅ合金等の非磁
性基板で２はＧｏ−Ｎｉ−０斜め蒸着膜、Ｇｏ−Ｏｒ垂
直磁化膜等の磁気記録層で、３はトップコート層で、４
が保護層、６が潤滑層である。

従来１　トップコート層は保護層の役割に期待するもの
として特開昭５４−１１３３０３号公報に開示されてい
る脂肪酸金属塩の蒸着膜による耐摩耗性の改善、特開昭
５７−１１６７７１号公報に開示されているイミド基を
有する高分子のスパッタ膜、特開昭５８−７７０３１号
公報に開示されている高分子化合物をターゲットとして
スパッタする例、カーボンやＢＮ、ＭｏＳ２，５ｉｎ２
　　等をスパッタや蒸着により薄膜化する例、ダイアモ
ンド状硬質炭素膜を用いる例（日本応用磁気学会、第４
６回研究会資料参照）等が知られている。

また、潤滑目的の層として蒸着法、湿式塗布法等で１脂
肪酸、脂肪酸アミド等を被着する（例えば特公昭５６−
３０６０９号公報参照）ものは、数多く試みられている
。

しかしながら上記した例は、耐摩耗性、走行性。

防食効果等を十分満足できないため積層化し、夫夫の役
割分担で対策する考え方が増大している。

脂肪酸金属塩の吸着層上にフルオロカーボン系の潤滑層
を設けたもの（特開昭６１−１２０３３１号公報）、硬
質カーボン層の上に含フツ素潤滑油層を配したもの（特
開昭６１−１２６６２７号公報）、５ｉ−Ｎ−０系薄膜
上に潤滑層を形成したもの（特開昭６１−１３１２３１
号公報）等があげられる。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記した構成では、十分な耐久性を得よう
とすると、スペーシング損失が増大して、十分な短波長
記録再生での信号対雑音比（Ｓ／Ｎ）が得られなくなる
ため期待した程の高密度記録再生が得られないため、実
用化の隘路となっているため改善が望まれていた。本発
明は上記した事情に鑑みなされたもので１短波長記録で
重大な損失となるスペーシング損失の小さな、耐久性の
改良された磁気記録媒体を提供するものである。

問題点を解決するだめの手段 本発明の磁気記録媒体は上記した問題点を解決するため
１強磁性金属薄膜から成る磁気記録層表面の潤滑層がリ
ン含有微粒子を含む、リン含有潤滑剤から成るものであ
る。

作用 本発明の磁気記録媒体は、上記した構成による磁気ヘッ
ドとの高速摺動時に磁気記録層が受ける圧力が大きくな
った時にリンの極圧潤滑作用が、潤滑剤のみでなく微粒
子でも分担されるため、潤滑剤を少くすることができる
のと、微粒子は小さくしてもその効果が接続されるので
、スペーシング損失を小さくするように構成しても十分
な耐久性が得られるのである。

実施例 以下、図面を参照しながら本発明の磁気記録媒体の実施
例について説明する。第１図は本発明の磁気記録媒体の
拡大断面図である。第１図で６はポリエチレンテレフタ
レートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、
ポリサルフォンフィルム、ホリフェニレンサルファイド
フイルム、ポリイミドフィルム等の高分子フィルムで、
７はｋ１２０３．Ｓｉｎ、、　、ＣａＣＯ３等の微粒子
か、ポリウレタン球、ポリメチルメタクリレート球等の
微粒子をポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等にて固定し
た下塗り層で、８はＣｏ−０ｒ　、　Ｃｏ−Ｎｉ　、　
Ｃｏ−Ｆｓ　、　Ｆａ−Ａｇ、Ｇｏ−８ｎ、Ｇｏ−Ｔｉ
、Ｃｏ−Ｍｏ、Ｃｏ−Ｗ、Ｇｏ−Ｔａ　、　Ｇｏ　−０
、Ｇｏ　−〇ｓ　、Ｇｏ−Ｐｔ　、　Ｇｏ−Ｒｕ　、　
Ｃｏ−Ｎｉ−０、Ｇ　Ｏ−Ｎ　ｉ−Ｐ　ｒ　、　Ｇ　Ｏ
−Ｃｒ−Ｎ　ｂ等の強磁性金属薄膜から成る磁気記録層
で、９は微粒子含有潤滑層で、　ＢａＨＰＯ４，（１ｍ
、（ＰＯ４）、、、ＢａＨＰＯ，等（７）Ｐ含有微粒子
を含み、潤滑剤としてもＰを含む１　トリフェニルフォ
スファイト、トリオクタデシルフォスファイト、トリラ
ウリルトリチオフォスファイト。

ブチルフォスフェート、エチレングリコールアシシドフ
ォスフェート等の単独又は脂肪酸、弗素化合物等との混
合物から成るものである。

以下１更に具体的に比較例との対比で説明する。

厚み１０μｍのポリエチレンテレフタレートフィルム上
に直径１００人のシリカ微粒子を平均厚み３０人のポリ
エステル樹脂で１５ケ／（μｍ　）　２固定した下塗り
層を形成して、その上に、厚みＱ、１４μｍのＧｏ−Ｏ
ｒ　（Ｃｒ　：　２０．ｅｓ　ｗｔ％）垂直磁化膜を高
周波スパッタリング法にて形成した。

その上に、直径７０人のＢａ３（ＰＯ４）２微粒子が、
分散状態で平均７ケ／（μｍ　）　２　　となる量含ま
せた。

トリオクタデシルフォスファイトを平均厚みが７０人と
なるよう塗布したものをテープ人とし、微粒子として直
径７０人のシリカ微粒子をテープ人と同じ量を含ませた
。トリオクタデシルフォスファイトを７０人塗布したも
のをテープＢとし、パーフロロシクロブタンから出発し
たプラズマ重合膜を７０人配したものをチー１０，２３
０人厚みで配したものをテープＤとし、夫々８ミリ幅で
改造した８ミリビデオを用いて、スチル時間を比較した
。環境条件は５°Ｃ１ｏ％ＲＨで、出力が２ｄＢ低下す
るまでの時間は、テープＡ、Ｂ、Ｃ。

Ｄ夫々８５分、１６分、１１分、６７分であった。

スチル耐久性の良好な実施例と、比較例の１つであるテ
ープＤを比較すると、記録波長０．７７μｍで初期再生
出力がテープＤは実施例より２．９　（ｄＢ）低く１記
録波長０．４Ｔμｍではｓ　（ｄＢ）低いことから、実
施例の優位性が理解される。

発明の効果 以上のように本発明によれば、短波長記録再生でスペー
シング損失の小さな、耐久性の良好な磁気記録媒体が得
られるといったすぐれた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の磁気記録媒体の拡大断面図、
第２図は従来の磁気記録媒体の拡大断面図である。 ６・・・・・・高分子フィルム、７・・・・・・下塗り
層、８・・・・・・強磁性金属薄膜、９・・・・・・微
粒子含有潤滑層。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名６−
　高分子フィルム ７−　下塗り層 ｆ３−３’を磁性金属簿膜 第１図　　　　　９−１１款＋含有：閃漕層第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 強磁性金属薄膜からなる磁気記録層表面潤滑層が、リン
   含有微粒子を含むリン含有潤滑剤から成ることを特徴と
   する磁気記録媒体。