JPS63142612A - 係合具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明はサマリウム、コバルト等の希土類粉末とゴム
系合成樹脂とよりなる永久磁石を使用することによって
永久磁石をシート状として打抜くことにより各種形状に
作り易く、その弾性によって衝難なく吸着面に密着し、
小型であっても吸着力にすぐれ、ボタン、ホック等とし
て最適であり、而も永久磁石を係合具として組付けるた
めの非磁性ケースをなくしてコストを低下させると共に
冷たさ、固さ感のないようにした係合具に関するもので
ある。

（従来技術） 従来係合具に使用されている永久磁石はフェライト粉末
を焼結させて作られるため外側が真鍮等のケースで蔽わ
れていても衝撃等で割れやすい上に、小型のもので特に
リング形状のように穴径の大きいもの等は型内に均一に
充填することが難しく、且つ焼結時に反りかえる等不良
品が発生しゃすい゛という問題点があった。

そこでこれを改善するために本出願人はフェライト粉末
と合成樹脂とよりなる永久磁石を有する係合具を出願し
た。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながらフェライト粉末と合成樹脂とよリなる所謂
ブラツグは成形性、耐衝撃性はよいが、従来のフェライ
ト焼結磁石よりも磁力が弱くなるのでこれを補うために
磁石を大きくせざるを得す小型の係合具には不向きであ
った。

又、永久磁石を組付けるための非磁性金属ケースはその
分嵩張り又冷たい感じ、硬い感じを与える上に部品のコ
スト、組付コストが掛りコスト高を招く等の問題点があ
った。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記の問題点を解決するために提供されたもの
であって、一方の磁極面ａから他方の磁極面すに向けた
孔１ａを有する永久磁石ｌの磁極面ａに強磁性板２が一
体に添装され、磁極面すに当接される強磁性板３と、前
記強磁性板２との双方又は何れか一方より突設された強
磁性突起３ａ、２ａが前記孔１ａを介して相互に又は前
記強磁性板２又は３に着脱自在に吸着されると共に、前
記永久磁石１はサマリウム。

コバルト等の希土類粉末とブタジェン、クロロプレン等
ゴム系の合成樹脂とよりなり、且つ少くとも前記永久磁
石周面がケース等で覆われていない係合具である。

（実施例） 以下本発明に係る係合具の実施例について図面に従い説
明する。

１はサマリウム、コバルト等の希土類粉末とクロロプレ
ン、ブタジェン等のゴム系合成樹脂とよりなる永久磁石
であって、頂板状をなし、一方の磁極面ａから他方の磁
極面すに向けて孔１ａが開設されており磁極面ａには強
磁性板が粘着剤、接着剤等による接着モールディング、
嵌込等により永久磁石１と一体とされて雌具Ａが構成さ
れ、永久磁石１の周面を覆うケース等は使用されて居ら
ず永久磁石１の周面は磁極面ａ側を除いた全面が露呈し
ている。

この雌具Ａに対する雄具Ｂは強磁性板３よりなっており
、該係合具は第１図に示すように強磁性板２．３の夫々
から強磁性突起２ａ、３ａが突設されて雌具Ａの磁極面
す側に当接される強磁性板３の強磁性突起３ａと強磁性
板２の強磁性突起２ａとが孔１ａの中で互に吸着される
場合と、第２図に示すように強磁性板２に突設された強
磁性ズ起２ａが雌具Ａの磁極面す側−拝趨の長さとされ
、強磁性板３の面に直接吸着する場合と、第３図に示す
ように強磁性板３のみに強磁性突起３ａを設は直接強磁
性板２に吸着する場合とがある。第２図における３ｂは
雌掛具Ｂ、Ａの係合位置ずれを防止するために強磁性板
３の周縁に設けた凸周縁である。

又、第４図は磁極面すに強磁性板４を接着し、磁極面す
からの磁気漏洩を防止するシールド板とし、第５図のよ
うに永久磁石１の磁極面すの周縁を四縁１ｂとして該面
に接する磁気記録カード等を４ｉ！渡し状として、磁極
面すに密着しないようにし、更に第６図のものは強磁性
板４を磁極面すに着装して二重に磁気漏洩を防止するよ
うにして磁気記録カード、ｒａ気記録テープ等に与える
悪影響を防止した構成とされている。

尚、前記強磁性板２．３における強磁性突起２ａ、３ａ
は強磁性板２，３と共に一体に形成される場合と、第７
図のように強磁性突起２ａを、突起２ａから延設した側
径秤部２ａ’　により強磁性板２にカシメ付けにより突
設すると共に取付用脚５を強磁性板２にカシメ付け、或
は第８図のように円筒体の一端を漏斗状に拡開して座金
の巻周縁に巻込んで一体とした取付管６の座金部分を強
磁性突起２ａの細径秤部２ａ’により強磁性板２にカシ
メ付ける場合があり、又第９図、第１０図のように強磁
性板２と強磁性突起２ａとを一体に形成し、或はカシメ
付けし１強磁性板２に円筒体の一端を拡開させた取付管
６゛或は有底円筒体の開口端を拡開させた取付管６′、
又は第４図のように脚５を爆着、ロウ付、くるみ付その
他により一体とする場合等があり、脚５を袋物、衣料等
の生地に刺通して折曲し、又は取付管６，６°、６”を
生地に挿通し、この端部に別途用意される止着部材を圧
入、圧嵌して取付けるようになっている。

又、ｔ５１１図乃至第１３図に示すように強磁性突起２
ａにテーパ段付係合管２ｂ、ねじ管２ｂ′、ビン２ｂ″
を延設し１強磁性板２中心に設けた孔に嵌挿すると同時
に生地に挿通し、夫々に適合させて別途用意される土管
部材の着装により雌具Ａを取付けるようにする場合があ
り、雄具Ｂに関しても同様に構成される。

又、第１４図は雌具Ａの永久磁石１の磁極面すを孔１ａ
に向けて傾斜する凹面状或は凹球面状とし、雄具Ｂの強
磁性板３の面をこれに対応する凸面状或は凸球面状とし
て強磁性突起３ａの孔！ａへの嵌合性を良くするように
構成されている実施例であり、第１５図はネックレス等
のチェーン係合具とした実施例である。７はチェーンで
ある。

（作用、効果） 以上のように構成された本発明に係る係合具は永久磁石
が保磁力の極めて大きいサマリウム、コバルト粉末等と
ゴム系合成樹脂とにより形成されているので吸着力がフ
ェライト磁石よりも非常にすぐれており、小型の係合具
とじても充分な吸着力があり、又、ゴム系合成樹脂によ
って弾性を有し、磁極面が吸着面の凹凸に対応して、吸
着係合が静かに柔かい感じで行われる。

又、永久磁石を先ずシート状に作成し、これを打抜きで
所要の形状のものとすることができるので成形型が不要
であり、成形ショットが不要であるのでコストを低下さ
せ安価に提供できると共にシート状として作成するので
厚さ及び質を均一にでき成型歪がなく、又、必要に応じ
てスライスし、更に薄い均質のものも作ることが可能で
ある。

又、成形を鋳型に流し込んで行うこともできる。

更にケースがないため嵩張らず、永久磁石が露出してい
ても永久磁石がゴム系合成樹脂とサマリウム、コバルト
等よりなるので冷たい感じや、硬い感じを与えず１組付
部品コスト及び組付はコストが少くて済むため低コスト
となる。

更に又、永久磁石の成形時に顔料を混入して着色できる
ので係合具を所望の色とすることができ、色落すること
がない、又、塗装もしやすく、メッキも可能であり、係
合具が取付けられる面に合わせることができる。

又、雌具の永久磁石と強磁性板とが密着しているので従
来の組付によるもののように磁気の漏洩がなく、磁気を
効果的に集束でき吸着力が高められ、強磁性板と永久磁
石との組付が不要であって作り易く、ガタ付がない等の
特色がある。

【図面の簡単な説明】

ｆｆＩＪ１図乃至第３図は本発明に係る係合具の基本構
成を示す断面図、第４図は雌具の他の実施例の断面図、
第５図乃至第１３図は強磁性板、強磁性突起、取付部材
の構成を示す各種実施例の断面図、第１４図、第１５図
は係合具の他の実施例の断面図である。 １・・・永久磁石、１ａ・・・孔、１ｂ・・・６縁、２
．３・・・強磁性板、２ａ、３ａ・・・強磁性突起、２
ｂ・・・取付管、４・・・強磁性板、５・・・脚、６・
・・取付管、７・・・チェーン、Ａ・・・雌具、Ｂ・・
・雄具、ａ、ｂ・・・磁極面・

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　一方の磁極面ａから他方の磁極面ｂに向けた孔１ａを
   有する永久磁石１の磁極面ａに強磁性板２が一体に添装
   され、磁極面ｂに当接される強磁性板３と、前記強磁性
   板２との双方又は何れか一方より突設された強磁性突起
   ３ａ、２ａが前記孔１ａを介して相互に又は前記強磁性
   板２又は３に着脱自在に吸着されると共に、前記永久磁
   石１はサマリウム、コバルト等の希土類粉末とゴム系合
   成樹脂とよりなり、且つ少くとも前記永久磁石周面がケ
   ース等で覆われていないことを特徴とする係合具。