JPS63142616A - 係合具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分５′Ｆ） この発明はフェライト粉末とゴム系の合成樹脂とよりな
り、異方性に着磁された永久磁石を使用することによっ
て永久磁石を各種形状に作り易く、小型であっても吸着
力が良好であり、且つ安価に提供できるようにした係合
具に関する。

（従来技術） 従来、係合具に使用されている永久磁石はフェライト粉
末を焼結させて作られるため外側が真鍮等のケースで蔽
われていても衝撃等で割れやすい上に小型のもので特に
リング形状のように穴径の大きいもの等は型内に均一に
充填することが難しく、且つ焼結時に反りかえる等不良
品が発生しやすいという問題点があった。

そこでこれを改善するために水出願人はフェライト粉末
と合成樹脂とよりなる永久磁石を有する係合具を出願し
た。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら従来のフェライト粉末と合成樹脂とよりな
る所謂プラマグは成形性、耐ｌｆｉ性等はよいが、樹脂
成形では等方性にしか着磁できず従来のフェライト焼結
磁石よりも磁力が弱くなるのでこれを補うために磁石を
大きくせざるを得す小型の係合具には不向きであった。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記の問題点を解決するために提供されたもの
であって、一方の磁極面ａから他方の磁極面すに向けた
孔１ａを有する永久磁石ｌの磁極面ａに強磁性板２が一
体に添装され、磁極面すに当接される強磁性板３と、前
記強磁性板２どの双方又は何れか一方より突設された強
磁性突起３ａ、２ａが前記孔１ａを介して相互に又は前
記強磁性板２又は３に若脱自在に吸着されると共に、前
記永久磁石１がフェライト粉末とゴム系の合成樹脂とよ
りなり、異方性に磁着されて、いる係合具である。

（実施例） 以下この発明に係る係合具の実施例について図面により
説明する。

１はフェライト粉末とブタジェン、クロロプレン等のゴ
ム系の合成樹脂とよりなる永久磁石で樹脂成形であって
も異方性に着磁されているものであり頂板状をなし、一
方の磁極面ａから他方の磁極面すに向けて孔１ａが開設
されており、磁極面ａには強磁性板２が添着され、底部
に永久磁石１の孔１ａに連通する孔４ａを有する倒皿状
の非磁性ケース４内に永久磁石１の磁極面すを内方にし
て嵌入され、ケース４の開口縁に設けられた係止片４ｂ
によって永久磁石ｌと強磁性板２を一体に嵌装しており
、雌具Ａが構成されている。而してこの雌具Ａに対する
雄具Ｂは強磁性板３よりなっており、該係合具は第１図
に示すように強磁性板２．３の夫々から強磁性突起２ａ
、３ａが突設されており雌具Ａの磁極面す側に当接され
る強磁性板３の強磁性突起３ａと、強磁性板２の強磁性
突起２ａとが孔１ａの中で互に吸着される場合と、第２
図に示すように強磁性板２に突設された強磁性突起２ａ
が雌具Ａの磁極面ｂ　（Ｉｌｌ−拝趨の長さとされ、強
磁性板３の面に直接吸着する場合と、第３図に示すよう
に強磁性板３のみに強磁性突起３ａを設は直接強磁性板
２に吸着する場合とがある。第２図における３ｂは雄雌
具Ｂ、Ａの係合位置ずれを防止するため強磁性板３の周
縁に設けた凸周縁である。

又、第４図は磁極面すにケース４との間に強磁性板５を
介装し、磁極面すからの磁気漏洩を防止するシールド板
とし、第５図のようにケース４の磁極面す側の周縁を曲
縁４ｃとして鎖部に接する磁気記録カード等を橋渡し状
として。

磁極面すにＶ、着しないようにし、更に第６図の実施例
は更に密着しないようにし、第６図の実施例は更に強磁
性板５を介装して二重に磁気漏洩を防Ｉヒするようにし
て磁気記録カード、磁気記録テープ等に与える悪影響を
防止した構成とされている。

又、第７図のようにケース４は筒状とし、磁極面す側聞
口端に係止片４ｄを設けて永久磁石１の磁極面すに面一
に折曲して抱持させる場合、更に第８図に示すようにこ
の面にｒ１１ｉシールド用の強磁性板５を係止させる場
合がある。

尚、前記強磁性板２．３における強磁性突起２ａ、３ａ
は強ｒａ性板２．３と共に一体に形成される場合と、第
９図のように強磁性突起２ａを突起２ａから延設した細
径押部２ａ’　により強磁性板２にカシメ付けにより突
設すると共に取付用脚６を強磁性板２にカシメ付け、或
は第１Ｏ図のように円筒体の一端を漏斗状に拡開して座
金の巻周縁に巻込んで一体とした取付管７の座金部分を
強磁性突起２ａの細径押部２ａ’により強磁性板２にカ
シメ付ける場合があり、又第１１図、第１２図のように
強磁性板２と強磁性突起２ａとを一体に形成し、或はカ
シメ付けし強磁性板２に円筒体の一端を拡開させた取付
管７°或は有底縁筒体の開口端を拡開させた取付管７”
、又は第４図等に示すような脚６を爆着、ロウ付、くる
みその他により一体とする場合等があり、脚６を袋物、
衣料等の生地に刺通して折曲し、又は取付管７．７°、
７”を生地に挿通し、この端部に別途用意される止着部
材を圧入、圧嵌して取付けるようになっている。

又、第１３図乃至第１５図に示すように強磁性突起２ａ
にテーバ段付係合桿２ｂ、ねじ桿２ｂ°、ピン２ｂ″を
延設し、強磁性板２中心に設けた孔に嵌挿すると同時に
生地に挿通し。

夫々に適合させて別途用意される取付部材の着装により
雌具Ａを取付けるようにする場合があり、雄具Ｂに関し
ても同様に構成される。

又、ｆｆ１１１６図は雌具Ａの永久磁石１の磁極面すを
孔１ａに向けて傾斜する凹面状或は凹球面状とし、雄具
Ｂの強磁性板３の面をこれに対応する凸面状或は凸球面
状として強磁性突起３ａの孔１ａへの嵌合性を良くする
ように構成されている実施例であり、第１７図はネック
レス等のチェーン係合具とした実施例である。８はチェ
ーンを示す。

第１８図は非磁性ケース４を用いず永久磁石１と強磁性
板２をモールディング、接着、嵌込等により一体とした
一実施例を示すものであり、第１９図、第２０図等のよ
うに前述の各種実施例におけるケースを省略する場合も
ある。

その場合、磁気シールド用の強磁性板５も強磁性板２と
同様の手法で一体に取付けられ、又ケース４の曲縁４Ｃ
は磁極面す周縁を突設した曲縁とされる。

（効果） 以上のように構成された本発明に係る係合具は永久磁石
がフェライト粉末とゴム系合成樹脂とより形成された永
久磁石が異方性に着磁されているので吸着力が大であり
、しかもフェライトが安価であるので低コストである。

従って。

小型の係合具としても吸着力にすぐれている。

又、永久磁石がゴム系合成樹脂とフェライト粉末よりな
っているので弾性があり、ケースを使用して被覆する場
合には弾性を利用してガタ付なく嵌挿でき、吸着係合が
静かに柔かい感じで行われる。

又、永久磁石を成形型により成形する以外に先ずシート
状に作成し、これを打抜きで所要の形状のものとするこ
とができるのでこの場合成形型が不要であり、成形ショ
ットが不要であるのでコストを低下させ安価に提供でき
ると共にシート状として作成するので厚さ及び質を均一
にでき成形歪がなく、又必要に応じてスライスし、更に
薄い均質のものも作ることが可能である。

従って、フェライト焼結磁石のような変形もなく、割れ
たりしないので不良品の発生が少く、更にフェライト粉
間はゴム系合成樹脂により隙間なく固められているので
従来のフェライト焼結磁石のようにケースを被着した係
合具の場合における組立後のメッキ処理液 ライト粉間の隙間にメッキ処理液が入り込み。

それが外に流れ出してケースに黒シミを作ることがなく
、メッキ処理が奇麗に仕上る。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明に係る係合具の基本構成を示
す断面図、第４図乃至第８図は雌具の各種実施例の断面
図、第９図乃至第１５図は強磁性板、強磁性突起、取付
部材の構成を示す各種実施例の断面図、第１６図乃至第
２０図は係合具の他の実施例の断面図である。 １・・・永久磁石、１ａ・・・孔、２，３・・・強磁性
板２ａ、３ａ・・・強磁性突起、２ａ’・・・細径秤部
、２ｂ・・・テーパ段付係合桿、２Ｃ・・・ねじ桿、２
ｄ・・・ビン、４・・・ケース、４ａ・・・孔、４ｂ・
・・係止片、４Ｃ・・・曲縁、４ｄ・・・係止片、５・
・・強磁性板、６・・・脚、７・・・取付管、８・・・
チェーン、Ａ・・・雌具、Ｂ・・・雄具、ａ、ｂ・・・
磁極面。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　一方の磁極面ａから他方の磁極面ｂに向けた孔１ａを
   有する永久磁石１の磁極面ａに強磁性板２が一体に添装
   され、磁極面ｂに当接される強磁性板３と、前記強磁性
   板２との双方又は何れか一方より突設された強磁性突起
   ３ａ、２ａが前記孔１ａを介して相互に又は前記強磁性
   板２又は３に着脱自在に吸着されると共に、前記永久磁
   石１はフェライト粉末とゴム系の合成樹脂とよりなり、
   異方性に着磁されていることを特徴とする係合具。