JPS63142020A - 熱硬化性粉体組成物 - Google Patents

熱硬化性粉体組成物

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JPS63142020A
JPS63142020A JP28959986A JP28959986A JPS63142020A JP S63142020 A JPS63142020 A JP S63142020A JP 28959986 A JP28959986 A JP 28959986A JP 28959986 A JP28959986 A JP 28959986A JP S63142020 A JPS63142020 A JP S63142020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
compound
powder composition
thermosetting powder
hydrogen atom
Prior art date
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Pending
Application number
JP28959986A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Tomita
冨田 春生
Kazuhide Fujimoto
和秀 藤本
Kitsunori Tsunemori
常森 ▲きつ▼紀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、高温での粘度が低く、保存安定性に優れ、耐
熱性に優れた硬化物を与える熱硬化性粉体組成物に関す
る。
「従来技術と問題点」 従来、熱硬化性の粉体組成物としては、例えばエポキシ
樹脂と硬化剤を部分的に反応させ常温で固形としたもの
が知られているが、硬化温度に相当する高温での粘度は
必ずしも低くない。かかる粉体組成物を例えば粉体塗料
として用いる場合、硬化温度での粘度が高過ぎるために
均一な薄膜が得られにくいといった問題があった。また
、エポキシ樹脂と硬化剤を部分的に反応させたものは一
般的に保存安定性が悪いという欠点を有する。更に、従
来用いられているエポキシ樹脂では耐熱性が十分ではな
いといった問題があった。
「問題点を解決するための手段」 本発明者らは、かかる問題点を解決するために鋭意研究
を重ねた結果、特定の構造のグリシジル化合物を用いる
ことによりこれらの問題点がすべて解決出来ることを見
出し、本発明に到達した。
即ち、本発明は下記の成分(イ)、(ロ)及び(ハ)を
必須成分として含有することを特徴とする熱硬化性粉体
組成物; (イ)下記一般式(1) %式%(1) (式中、Arはグリシジルオキシ基を少なくとも1つ有
する炭素数6−20の芳香族炭化水素を、Rは水素原子
またはメチル基を表し、nは1−4の整数である)で表
されるグリシジル化合物、(ロ)エポキシ樹脂硬化剤、 (ハ)ラジカル重合開始剤、 を内容とするものである。
本発明のグリシジル化合物(1)は、下記一般式(V) ? (CHi=C−C−NH−CH冨→yAr’     
(V)(式中、Ar’は水酸基を少なくとも1つ有する
炭素数6−20の芳香族炭化水素を表し、Rは水素原子
またはメチル基を表し、nは1−4の整数である)で表
される化合物とエビハロヒドリンを付加させたのち、ア
ルカリで脱ハロゲン化水素反応を行うことにより製造さ
れる。
−a式(V)で表される化合物は、例えばフェノール性
水酸基を少なくとも1つ以上有する芳香族炭化水素とN
−メチロールアクリルアミドまたはN−メチロールメタ
アクリルアミドまたはN−メチロール(メタ)アクリル
アミドのアルキルエーテル誘導体(以下、これらをN−
メチロールアクリルアミド類という)を酸触媒で縮合さ
せることにより容易に得ることができる。
例えば、出発物質として2.6−キシレノールとN−メ
チロールアクリルアミドを用いた場合、下記構造式(I
I) (式中、Rは水素原子またはメチル基を表す)で表され
るグリシジル化合物を得ることが出来る。
また、出発物質としてオルトクレゾールとN−メチロー
ルアクリルアミドを用いた場合、下記構造式(I[l) (式中、Rは水素原子またはメチル基を表し、nは1ま
たは2である)で表されるグリシジル化合物を得ること
が出来る。
更に出発物質としてビスフェノールAとN−メチロール
アクリルアミド類を用いた場合、下記構造式(TV) (式中、Rは水素原子またはメチル基を表し、n、n′
の少なくとも1つは1以上である)で表されるグリシジ
ル化合物を得ることが出来る。
本発明では、グリシジル化合物(1)とともに、エポキ
シ樹脂硬化剤とラジカル重合開始剤を併用する。
エポキシ樹脂硬化剤としては、一般に知られている各種
の硬化剤が使用できるが、例示すれば無水フタル酸、無
水テトラヒドロフタル酸、無水へキサヒドロフタル酸、
無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、無水クロレ
ンデインク酸、無水ベンゾフェノンテトラカルボン酸等
の酸無水物、4.4′−ジアミノジフェニルメタン、4
.4′−ジアミノジフェニルスルホン、メタフェニレン
ジアミン、バラフェニレンジアミン等の芳香族ジアミン
、ジシアンジアミド、三フッ化ホウ素−アミン錯体、フ
ェノール樹脂、ポリ−p−ビニルフェノール等があげら
れる。
硬化剤の使用量は、硬化剤の種類によって異なるが、例
えば酸無水物ではエポキシ基に対して0゜5−1.5当
量が望ましい。
本発明においては、必要に応じてエポキシ樹脂の硬化促
進剤を添加しても良い、硬化促進剤としては、一般に知
られているものが任意に使用できる。例示すれば、ベン
ジルジメチルアミン、2.4.6−)リス(ジメチルア
ミノメチル)フェノール等の第三級アミン類、2−エチ
ル−4−メチルイミダゾール、N−ベンジルイミダゾー
ル等のイミダゾール類、三フフ化ホウ素−アミン錯体、
尿素類、ホスフィン類、金属塩類等があげられる。
ラジカル重合開始剤としては、−mにラジカル重合の開
始剤として知られているものが任意に使用できるが、そ
の中でも有機過酸化物が特に適している0例示すればt
−ブチルハイドロパーオキサイド、キュメンハイドロパ
ーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジクミ
ルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブ
チルパーオキシベンゾエート等があげられる。ラジカル
重合開始剤の使用量としては、特に限定されないが通常
、グリシジル化合物(1)に対して0.1〜20重量%
の範囲で使用される。
本発明による組成物の製造方法としては粉体の混合に対
して適用される方法が一般的に用いられる。
「作用・効果」 グリシジル化合物(I)は結晶性の固体であり、融点以
上の温度では非常に低い粘度を有しているため本発明に
よる組成物は硬化温度での粘度が低く、粉体塗料として
用いた場合ピンホールのない均一な膜が得られる。また
、本発明の組成物はグリシジル化合物(1)と硬化剤が
全く反応しておらず、単に粉体の混合した状態であるた
め保存安定性に極めて優れている。更に本発明の組成物
の硬化物は耐熱性に極めて優れている。
「実施例」 以下、本発明を実施例にて説明するが、本発明はこれら
実施例のみに限定されるものではない。
実施例I N−(4−グリシジルオキシ−3,5−ジメチルフェニ
ルメチル)アクリルアミド(前記構造式(TI)でRが
水素原子であるもの、以下、化合物Aとする)は92〜
94℃で融解し、100℃での粘度は40センチボイズ
であった。化合物A100部(重量部、以下同様)、テ
トラヒドロフタル酸無水物56部、ベンジルジメチルア
ミン1.5部及びジクミルパーオキサイド1.6部をト
ライブレンドしパウダーを得た。得られた樹脂組成物は
92〜95℃で融解し、100℃での粘度は120セン
チボイズであった。
実施例2 実施例1で作成したパウダーを用い、150℃に熱した
鋼管に粉体塗装し170℃で1時間硬化させたところ、
厚み約3(lcrmの均一なピンホールのない塗膜が得
られた。
実施例3 実施例1で得られたパウダーを金型中で150℃で5時
間硬化させたものの加熱変形温度(18゜5 kg r
 /cj)は180℃であった。
実施例4 実施例1で得られたパウダーを室温で6ケ月保存し実施
例2〜3をくり返したが、全く同じ結果が得られ良好な
保存安定性を示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記の成分(イ)、(ロ)及び(ハ)を必須成分と
    して含有することを特徴とする熱硬化性粉体組成物; (イ)下記一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Arはグリシジルオキシ基を少なくとも1つ有
    する炭素数6−20の芳香族炭化水素を、Rは水素原子
    またはメチル基を表し、nは1−4の整数である)で表
    されるグリシジル化合物、(ロ)エポキシ樹脂硬化剤、 (ハ)ラジカル重合開始剤。 2、グリシジル化合物が下記構造式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、Rは水素原子またはメチル基を表す)で表され
    る化合物である特許請求の範囲第1項記載の熱硬化性粉
    体組成物。 3、グリシジル化合物が下記構造式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、Rは水素原子またはメチル基を表し、nは1ま
    たは2である)で表される化合物である特許請求の範囲
    第1項及び第2項記載の熱硬化性粉体組成物。 4、グリシジル化合物が下記構造式(IV) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中、Rは水素原子またはメチル基を表し、n、n′
    の少なくとも1つは1以上である)で表される化合物で
    ある特許請求の範囲第1項記載の熱硬化性粉体組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6108160A (en) * 1998-07-13 2000-08-22 Mec. Co., Ltd. Autostop mechanism having a rotatable spring member
US6122146A (en) * 1998-08-20 2000-09-19 Mec Co., Ltd. Autostop mechanism for tape driving apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49128939A (ja) * 1973-04-12 1974-12-10
JPS511533A (ja) * 1974-06-26 1976-01-08 Kansai Paint Co Ltd Netsukokaseifunmatsujotoryososeibutsu
JPS60252624A (ja) * 1984-05-30 1985-12-13 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 反応性樹脂組成物
JPS60258225A (ja) * 1984-06-04 1985-12-20 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 反応性樹脂組成物

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