JPS63141289A - 誘導加熱調理器 - Google Patents
誘導加熱調理器Info
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- JPS63141289A JPS63141289A JP28648686A JP28648686A JPS63141289A JP S63141289 A JPS63141289 A JP S63141289A JP 28648686 A JP28648686 A JP 28648686A JP 28648686 A JP28648686 A JP 28648686A JP S63141289 A JPS63141289 A JP S63141289A
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Links
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的コ
(産業上の利用分野)
本発明は、被加熱体を渦電流損に基づき加熱する誘導加
熱調理器に関する。
熱調理器に関する。
(従来の技術)
従来、誘導加熱調理器では、鍋等の被加熱体を試せるト
ッププレートの下側に誘導加熱コイルを配設し、この誘
導加熱コイルにインバータによって高周波電流を供給す
ることにより、鍋に高周波磁界を作用させ、以て、鍋に
渦電流を流して発熱させる。
ッププレートの下側に誘導加熱コイルを配設し、この誘
導加熱コイルにインバータによって高周波電流を供給す
ることにより、鍋に高周波磁界を作用させ、以て、鍋に
渦電流を流して発熱させる。
このような誘導加熱調理器では、誘導加熱コイルに流れ
る電流と被加熱体たる鍋に生じる渦電流とは略逆位相で
あることがら、鍋は反発作用を受ける。
る電流と被加熱体たる鍋に生じる渦電流とは略逆位相で
あることがら、鍋は反発作用を受ける。
(発明が解決しようとする問題点)
ここで、鍋が鉄製等の場合には、比透磁率が大きいから
磁気力によって鍋は吸引されるもので、結局、鍋に作用
する反発力は小となる。
磁気力によって鍋は吸引されるもので、結局、鍋に作用
する反発力は小となる。
しかしながら、鍋がアルミニウム製の場合には、比透磁
率及び表皮抵抗が小さいため、磁気力による吸引力が小
さく、シかも、誘導加熱コイルに対する入力抵抗を鉄製
の鍋の場合と同等とするためには鍋に大きな渦電流を生
じさせなければならないことから鍋に対する反発力が太
き(なってしまい、この結果、鍋及びこれに収容された
被加熱調理物の総重量が軽い場合にはその鍋がトッププ
レートから浮き、鍋がトッププレート上を移動して非常
に危険である。
率及び表皮抵抗が小さいため、磁気力による吸引力が小
さく、シかも、誘導加熱コイルに対する入力抵抗を鉄製
の鍋の場合と同等とするためには鍋に大きな渦電流を生
じさせなければならないことから鍋に対する反発力が太
き(なってしまい、この結果、鍋及びこれに収容された
被加熱調理物の総重量が軽い場合にはその鍋がトッププ
レートから浮き、鍋がトッププレート上を移動して非常
に危険である。
尚、第3図にインバータの出力[W]と鍋に対する反発
力[glとの関係を示す。この場合、鍋はアルミニウム
製とし、誘導加熱コイルの巻数は80ターン、周波数は
59KHzとしている。この第3図から分るように、イ
ンバータの出力の大きさに比例して反発力も大きくなり
、出力が大になる程鍋がトッププレートに対し浮上がる
傾向が強くなるものである。
力[glとの関係を示す。この場合、鍋はアルミニウム
製とし、誘導加熱コイルの巻数は80ターン、周波数は
59KHzとしている。この第3図から分るように、イ
ンバータの出力の大きさに比例して反発力も大きくなり
、出力が大になる程鍋がトッププレートに対し浮上がる
傾向が強くなるものである。
これから分るように、被加熱体の浮上り現象は、被加熱
体が、非磁性体で低抵抗材質であってその総重量も軽い
場合に顕著となる。
体が、非磁性体で低抵抗材質であってその総重量も軽い
場合に顕著となる。
ここで、被加熱体が浮上り現象を呈するものであるか否
かを判定する判定機能として、サーチコイルもしくはホ
ール素子等の磁束密度検出素子を用い鍋が移動した場合
磁束密度の変化によって検知することが考えられている
が、この方式では検出誤差範囲が大きいという問題があ
る。
かを判定する判定機能として、サーチコイルもしくはホ
ール素子等の磁束密度検出素子を用い鍋が移動した場合
磁束密度の変化によって検知することが考えられている
が、この方式では検出誤差範囲が大きいという問題があ
る。
そこで、本発明者は、」−記判定方式以外の判定方式と
して、次の方式を検討している。即ち、インバータの出
力が高くなって被加熱体が浮上ると、誘導コイルと被加
熱体のギャップが大となるから、等価インダクタンスが
Δしたけ増加する。従って共振回路の共振周波数は減少
する。その減少幅ΔfはΔf−1/(2πf丁丁下で)
となる。特に、浮上り現象が顕著となる非磁性材の被加
熱体の等価インダクタンスは、磁性材の被加熱体のそれ
よりも変化が大きいから、共振周波数の変化幅も大きく
、被加熱体の僅かな浮上りも精度良く判定できるもので
ある。
して、次の方式を検討している。即ち、インバータの出
力が高くなって被加熱体が浮上ると、誘導コイルと被加
熱体のギャップが大となるから、等価インダクタンスが
Δしたけ増加する。従って共振回路の共振周波数は減少
する。その減少幅ΔfはΔf−1/(2πf丁丁下で)
となる。特に、浮上り現象が顕著となる非磁性材の被加
熱体の等価インダクタンスは、磁性材の被加熱体のそれ
よりも変化が大きいから、共振周波数の変化幅も大きく
、被加熱体の僅かな浮上りも精度良く判定できるもので
ある。
ところで、この場合、インバータの出力を高めて被加熱
体の浮上りが判定されれば、その浮上りを直ちに解消す
る必要がある。このために、商用交流電源を遮断するこ
とが考えられるが、該交流電源を切りたとしても直流電
源回路の平滑コンデンサには充電電荷があるため、誘導
コイルには、平滑コンデンサの電荷が自然放電される間
において高周波電流が流れる。特に誘導加熱調理器にお
いては平滑コンデンサとして大容量のものを使用してい
るために平滑コンデンサの自然放電にはかなりの時間を
要する。この結果、被加熱体の浮上りが判定されてもそ
の後被加熱体が大きく浮動しまうことが懸念される。
体の浮上りが判定されれば、その浮上りを直ちに解消す
る必要がある。このために、商用交流電源を遮断するこ
とが考えられるが、該交流電源を切りたとしても直流電
源回路の平滑コンデンサには充電電荷があるため、誘導
コイルには、平滑コンデンサの電荷が自然放電される間
において高周波電流が流れる。特に誘導加熱調理器にお
いては平滑コンデンサとして大容量のものを使用してい
るために平滑コンデンサの自然放電にはかなりの時間を
要する。この結果、被加熱体の浮上りが判定されてもそ
の後被加熱体が大きく浮動しまうことが懸念される。
本発明は上記事情及び検討結果を踏まえてなされたもの
であり、その目的は、被加熱体及びその内部波調理物の
総重量が軽くて該被加熱体がトッププレートに対して浮
上るような場合に、これを精度良く判定でき、しかも、
その判定時点以後の被加熱体の浮動発生をなくすことが
できる誘導加熱調理器を提供するにある。
であり、その目的は、被加熱体及びその内部波調理物の
総重量が軽くて該被加熱体がトッププレートに対して浮
上るような場合に、これを精度良く判定でき、しかも、
その判定時点以後の被加熱体の浮動発生をなくすことが
できる誘導加熱調理器を提供するにある。
[発明の構成]
(間居点を解決するための1手段)
本発明は、インバータの出力が大きくなるにつれ被加熱
体がトッププレートから浮上る傾向にあると共に、被加
熱体が浮上ることによって共振回路の共振周波数が小さ
くなることに着目したものであり、而して、本発明は、
商用交流電源を整流し平滑コンデンサにより平滑する直
流電源回路と、この直流電源回路から電力の供給を受け
て披加熱体加熱用の誘導コイルに高周波電流を流すイン
バータと、このインバータの出力を制御するインバータ
出力制御手段と、該インバータ出力制御手段によりイン
バータの出力を低出力から高出力に変化させた時に前記
共振回路の共振周波数変化を険出しその際の共振周波数
の変化幅が所定値以上となったときに浮上判定信号を出
力する浮上判定手段と、この浮上判定信号の出力時点で
瞬時にインバータの出力を停止させる停止手段とを具備
して成るものである。
体がトッププレートから浮上る傾向にあると共に、被加
熱体が浮上ることによって共振回路の共振周波数が小さ
くなることに着目したものであり、而して、本発明は、
商用交流電源を整流し平滑コンデンサにより平滑する直
流電源回路と、この直流電源回路から電力の供給を受け
て披加熱体加熱用の誘導コイルに高周波電流を流すイン
バータと、このインバータの出力を制御するインバータ
出力制御手段と、該インバータ出力制御手段によりイン
バータの出力を低出力から高出力に変化させた時に前記
共振回路の共振周波数変化を険出しその際の共振周波数
の変化幅が所定値以上となったときに浮上判定信号を出
力する浮上判定手段と、この浮上判定信号の出力時点で
瞬時にインバータの出力を停止させる停止手段とを具備
して成るものである。
(作用)
インバータの出力を低出力から高出力に」−Hさせると
、被加熱体の44質が非磁性材で低抵抗であって、その
総重量が軽いときには、被加熱体はトッププレートに対
して浮上るから、共振回路の共振周波数が大きく減少す
る。浮上判定手段はその周波数変化を検出しその周波数
の変化幅が所定値以上となったところで被加熱体が浮上
るものであることを判定して浮上判定信号を出力する。
、被加熱体の44質が非磁性材で低抵抗であって、その
総重量が軽いときには、被加熱体はトッププレートに対
して浮上るから、共振回路の共振周波数が大きく減少す
る。浮上判定手段はその周波数変化を検出しその周波数
の変化幅が所定値以上となったところで被加熱体が浮上
るものであることを判定して浮上判定信号を出力する。
この場合被加熱体の浮上りについての検出対象が共振周
波数の変化であるから、被加熱体の僅かな浮」ニリも精
度良く判定できる。
波数の変化であるから、被加熱体の僅かな浮」ニリも精
度良く判定できる。
この浮」−判定信号が出力された後に誘導コイルに高周
波電流が継続して流れると、被加熱体に対する反発作用
が残存するため、被加熱体がトッププレート上を浮動し
てしまう懸念があるが、この浮上判定信号の出力時点で
停止手段によりインバータの出力を瞬時に停止させ、以
て誘導コイルに対する高周波電流の供給を瞬時に停止さ
せるから、該浮上判定信号の出力時点以後の反発作用を
解除でき、従って被加熱体が動いてしまうことはない。
波電流が継続して流れると、被加熱体に対する反発作用
が残存するため、被加熱体がトッププレート上を浮動し
てしまう懸念があるが、この浮上判定信号の出力時点で
停止手段によりインバータの出力を瞬時に停止させ、以
て誘導コイルに対する高周波電流の供給を瞬時に停止さ
せるから、該浮上判定信号の出力時点以後の反発作用を
解除でき、従って被加熱体が動いてしまうことはない。
(実施例)
以下本発明の一実施例につき図面を参照して説明する。
まず第1図において、1は直流電源回路で、これはサイ
リスタ2,2及びダイオード3゜3を白°する整流回路
4と平滑コンデンサ5とから構成され、商用交流電源6
を整流回路4により整流し平滑コンデンサ5により平滑
する。7は被加熱体加熱用の誘導コイル8と共振用のコ
ンデンサ9とから成る共振回路であり、誘導コイル8は
図示しないトッププレートの下方に配置されていて、ト
ッププレート上に載置された被加熱体に高周波磁界を作
用させ、これによる渦電流損によってその被加熱体を加
熱するものである。10及び11はスイッチングトラン
ジスタで、これらを共振回路6に対して図示の如く接続
して該共振回路7とでインバータ12を構成しており、
このインバータ12には前記直流電源回路1から電力が
供給される。該インバータ12は後述のインバータ駆動
回路16により駆動されて、誘導コイル8に高周波電流
を流す。13はインバータ制御回路で、これは、位相比
較回路14と、ボルテージ・コンドロールド・オシレー
タ15とインバータ駆動回路16とから成る。位相比較
回路14はスイ・ンチングトランジスタ11のコレクタ
電圧とコンデンサ9の端子電圧とを入力してこれらの位
相差が90度になる(共振回路7が共振状態になる)に
なるような制御電圧Vimを出力し、ボルテージ・コン
ドロールド・オシレータ15はこの制御電圧■14を受
けてその電圧に対応する周波数で発振し、その発振信号
をインバータ駆動回路16に与え、このインバータ駆動
回路16はその発振出力信号に応じて前記スイッチング
トランジスタ10及び11にベース電流を供給してこれ
らを交互にオンオフさせ、以てインバータ12の出力周
波数を共振回路7が被加熱体たとえば鍋に対する共振周
波数となるようにフィードバック制御する。17はイン
バータ12の出力を制御するインバータ出力制御手段た
るインバータ出力制御回路であり、これは前記サイリス
タ2,2を位相制御することにより、直流電源回路1の
出力電圧を変化させ、以てインバータ12の出力を制御
するようになっている。このインバータ出力制御回路1
7はタイミング回路18からハイレベルのタイミング信
号Stを受けたときにはインバータ12の出力を低出力
とじロウレベル信号を受けたときインバータ12の出力
を高出力とするようにサイリスタ2.2を位相制御する
ようになっている。19は浮上判定手段たる汀上判定口
路であり、これは、鍋が浮上るものであるか否かの判定
をするものであり、以下第2図を参照して説明する。2
0は、バッファ21.アナログスイッチ22及びコンデ
ンサ23を存して成る初期値ホールド回路であり、バッ
ファ21には前記位相比較回路14から出力される制御
電圧V14が人力されるようになっており、この制御電
圧V14の電圧レベルは共振回路7の共振周波数に比例
する。アナログスイッチ22は前記タイミング回路18
からのハイレベルのタイミング信号Stによりオンしロ
ウレベル信号によりオフする。而して、タイミング回路
18がハイレベルのタイミング信号Stを出力すると、
既述のようにインバータ出力制御回路17がインバータ
12の出力を低出力とするともに、アナログスイッチ2
2をオンし、この結果、バッファ21から出力される辺
期電圧Vsは位相比較回路14からの制御電圧Vta換
言すれば共振回路7の共振周波数に応じた電圧レベルと
なり、この初期電圧Vsはインバータ12の低出力時に
おける初期周波数としてコンデン与23によってホール
ドされる。上記初期電圧Vsはバッファ24を介して判
定基準値設定回路25に与えられる。この判定基準値設
定回路25はダイオード26.抵抗27゜分圧抵抗28
.29を有して構成され、この判定基準値設定回路25
の判定基準値である基準電圧vhは Vh=Vs−Vdf’ となる。ここで VcH−Vf ・(R2s / (Rz a +R2s
) IVf・・・ダイオード26の順方向電圧R2B
、R2ツ・・・抵抗28.29の各抵抗値である。
リスタ2,2及びダイオード3゜3を白°する整流回路
4と平滑コンデンサ5とから構成され、商用交流電源6
を整流回路4により整流し平滑コンデンサ5により平滑
する。7は被加熱体加熱用の誘導コイル8と共振用のコ
ンデンサ9とから成る共振回路であり、誘導コイル8は
図示しないトッププレートの下方に配置されていて、ト
ッププレート上に載置された被加熱体に高周波磁界を作
用させ、これによる渦電流損によってその被加熱体を加
熱するものである。10及び11はスイッチングトラン
ジスタで、これらを共振回路6に対して図示の如く接続
して該共振回路7とでインバータ12を構成しており、
このインバータ12には前記直流電源回路1から電力が
供給される。該インバータ12は後述のインバータ駆動
回路16により駆動されて、誘導コイル8に高周波電流
を流す。13はインバータ制御回路で、これは、位相比
較回路14と、ボルテージ・コンドロールド・オシレー
タ15とインバータ駆動回路16とから成る。位相比較
回路14はスイ・ンチングトランジスタ11のコレクタ
電圧とコンデンサ9の端子電圧とを入力してこれらの位
相差が90度になる(共振回路7が共振状態になる)に
なるような制御電圧Vimを出力し、ボルテージ・コン
ドロールド・オシレータ15はこの制御電圧■14を受
けてその電圧に対応する周波数で発振し、その発振信号
をインバータ駆動回路16に与え、このインバータ駆動
回路16はその発振出力信号に応じて前記スイッチング
トランジスタ10及び11にベース電流を供給してこれ
らを交互にオンオフさせ、以てインバータ12の出力周
波数を共振回路7が被加熱体たとえば鍋に対する共振周
波数となるようにフィードバック制御する。17はイン
バータ12の出力を制御するインバータ出力制御手段た
るインバータ出力制御回路であり、これは前記サイリス
タ2,2を位相制御することにより、直流電源回路1の
出力電圧を変化させ、以てインバータ12の出力を制御
するようになっている。このインバータ出力制御回路1
7はタイミング回路18からハイレベルのタイミング信
号Stを受けたときにはインバータ12の出力を低出力
とじロウレベル信号を受けたときインバータ12の出力
を高出力とするようにサイリスタ2.2を位相制御する
ようになっている。19は浮上判定手段たる汀上判定口
路であり、これは、鍋が浮上るものであるか否かの判定
をするものであり、以下第2図を参照して説明する。2
0は、バッファ21.アナログスイッチ22及びコンデ
ンサ23を存して成る初期値ホールド回路であり、バッ
ファ21には前記位相比較回路14から出力される制御
電圧V14が人力されるようになっており、この制御電
圧V14の電圧レベルは共振回路7の共振周波数に比例
する。アナログスイッチ22は前記タイミング回路18
からのハイレベルのタイミング信号Stによりオンしロ
ウレベル信号によりオフする。而して、タイミング回路
18がハイレベルのタイミング信号Stを出力すると、
既述のようにインバータ出力制御回路17がインバータ
12の出力を低出力とするともに、アナログスイッチ2
2をオンし、この結果、バッファ21から出力される辺
期電圧Vsは位相比較回路14からの制御電圧Vta換
言すれば共振回路7の共振周波数に応じた電圧レベルと
なり、この初期電圧Vsはインバータ12の低出力時に
おける初期周波数としてコンデン与23によってホール
ドされる。上記初期電圧Vsはバッファ24を介して判
定基準値設定回路25に与えられる。この判定基準値設
定回路25はダイオード26.抵抗27゜分圧抵抗28
.29を有して構成され、この判定基準値設定回路25
の判定基準値である基準電圧vhは Vh=Vs−Vdf’ となる。ここで VcH−Vf ・(R2s / (Rz a +R2s
) IVf・・・ダイオード26の順方向電圧R2B
、R2ツ・・・抵抗28.29の各抵抗値である。
上記電圧Vdl’はインバータ12の低出力から高出力
への変化時における共振周波数の変化幅についての所定
値たるものである。30はコンパレータで、その非反転
入力端子(+)には前記出力電圧vhが与えられ、反転
入力端子(−)には位相比較回路14からの制御電圧V
14が与えられる。
への変化時における共振周波数の変化幅についての所定
値たるものである。30はコンパレータで、その非反転
入力端子(+)には前記出力電圧vhが与えられ、反転
入力端子(−)には位相比較回路14からの制御電圧V
14が与えられる。
而して、このコンパレータ30はインバータ12の出力
が低出力から高出力への変化時に制御電圧V14が判定
基準値設定回路25からの基準電圧vhを下回ったとき
に、換言すれば共振周波数の変化幅(V 5−VL 4
) カ所定値(Vd「)以−1−となったときに、鍋
が浮上ったことを判定するためのハイレベルの浮上判定
信号Seを出力する。
が低出力から高出力への変化時に制御電圧V14が判定
基準値設定回路25からの基準電圧vhを下回ったとき
に、換言すれば共振周波数の変化幅(V 5−VL 4
) カ所定値(Vd「)以−1−となったときに、鍋
が浮上ったことを判定するためのハイレベルの浮上判定
信号Seを出力する。
この浮上判定信号Seは停止手段たるインバータ出力停
止回路31に与えられるようになっており、このインバ
ータ出力停止回路31は、この浮上判定信号を受けると
、インバータ駆動回路16に対し出力停止信号を出力し
てインバータ12の出力を瞬時に停止させ、以て、誘導
コイル8への高周波電流の供給を瞬時に停止する。又、
上記浮上判定信号Seは表示器32に与えられるように
なっており、表示器32は該浮上判定信号Seが与えら
れると点灯駆動されて、鍋が浮上るものであることを表
示する。
止回路31に与えられるようになっており、このインバ
ータ出力停止回路31は、この浮上判定信号を受けると
、インバータ駆動回路16に対し出力停止信号を出力し
てインバータ12の出力を瞬時に停止させ、以て、誘導
コイル8への高周波電流の供給を瞬時に停止する。又、
上記浮上判定信号Seは表示器32に与えられるように
なっており、表示器32は該浮上判定信号Seが与えら
れると点灯駆動されて、鍋が浮上るものであることを表
示する。
而して、上記構成において、タイミング回路18からタ
イミング信号Stが出力されると、このタイミング信号
Stに基づきインバータ出力回路17がサイリスク2.
2を位相制御してインバータ12の出力を低出力とする
。この時そのタイミング信号Stは浮上判定信号19の
アナログスイッチ22のゲートにも与えられ、このアナ
ログスイッチ22がオンする。而して、この低出力時の
共振回路7の共振周波数に応じた位相比較回路14から
の制御電圧V14は初期周波数に対応する初期電圧Vs
として初期値ホールド回路20にホールドされ、この(
ル期電圧Vsは周波数変化幅についての所定値である電
圧Vdl’が差引かれて基準電圧vhとしてコンパレー
タ30の非反転入力端子(+)に人力される。この低出
力状態では、コンパレータ30の反転入力端子(−)に
は現時点における制御電圧V14が入力されているから
、このコンパレータ30の出力はロウレベルである。
イミング信号Stが出力されると、このタイミング信号
Stに基づきインバータ出力回路17がサイリスク2.
2を位相制御してインバータ12の出力を低出力とする
。この時そのタイミング信号Stは浮上判定信号19の
アナログスイッチ22のゲートにも与えられ、このアナ
ログスイッチ22がオンする。而して、この低出力時の
共振回路7の共振周波数に応じた位相比較回路14から
の制御電圧V14は初期周波数に対応する初期電圧Vs
として初期値ホールド回路20にホールドされ、この(
ル期電圧Vsは周波数変化幅についての所定値である電
圧Vdl’が差引かれて基準電圧vhとしてコンパレー
タ30の非反転入力端子(+)に人力される。この低出
力状態では、コンパレータ30の反転入力端子(−)に
は現時点における制御電圧V14が入力されているから
、このコンパレータ30の出力はロウレベルである。
次にタイミング回路18の出力がロウレベルとなると、
インバータ出力制御回路17がサイリスタ2.2を位相
制御してインバータ12の出力を所定の高出力とすると
共に、前記アナログスイ・ンチ22をオフする。
インバータ出力制御回路17がサイリスタ2.2を位相
制御してインバータ12の出力を所定の高出力とすると
共に、前記アナログスイ・ンチ22をオフする。
ここで、トッププレートに載置された鍋が磁性材なる材
質のものであると、該鍋に対し比較的大きな吸引力が作
用するから、結局該鍋が受ける反発力は小で、鍋は浮上
ることはない。しかも該鍋は等価インダクタンスの変化
が小さいから、共振回路7における共振周波数の変化幅
(V s −V 14)は所定値(Vdr)より小さい
。従って、この高出力時における制御電圧V14は基準
電圧vhを下回ることはなく、コンパレータ30はその
出力をロウレベルのままとしている。よってインバータ
12の出力はその所定の高出力のままとされて誘導加熱
が続行される。
質のものであると、該鍋に対し比較的大きな吸引力が作
用するから、結局該鍋が受ける反発力は小で、鍋は浮上
ることはない。しかも該鍋は等価インダクタンスの変化
が小さいから、共振回路7における共振周波数の変化幅
(V s −V 14)は所定値(Vdr)より小さい
。従って、この高出力時における制御電圧V14は基準
電圧vhを下回ることはなく、コンパレータ30はその
出力をロウレベルのままとしている。よってインバータ
12の出力はその所定の高出力のままとされて誘導加熱
が続行される。
ところが、鍋が非磁性材なる材質でしかも重量が比較的
軽い場合、インバータ12の出力が高出力となると、該
鍋に対する吸引力がほとんど作用しないから、結局反発
力が大となる。これによって鍋がトッププレートから僅
かでも浮上ると等価インダクタンスが大幅に増加し、こ
れに伴って共振周波数が大幅に小となり、制御電圧V1
4も小となる。而して制御電圧v14く基準電圧vhと
なり、換言すれば周波数の変化幅(Vs−Vla)が所
定値(Vdf’)を上回り、コンパレータ30からハイ
レベルの浮」二判定信号Seが出力される。
軽い場合、インバータ12の出力が高出力となると、該
鍋に対する吸引力がほとんど作用しないから、結局反発
力が大となる。これによって鍋がトッププレートから僅
かでも浮上ると等価インダクタンスが大幅に増加し、こ
れに伴って共振周波数が大幅に小となり、制御電圧V1
4も小となる。而して制御電圧v14く基準電圧vhと
なり、換言すれば周波数の変化幅(Vs−Vla)が所
定値(Vdf’)を上回り、コンパレータ30からハイ
レベルの浮」二判定信号Seが出力される。
この浮上判定信号Seはインバータ出力停止回路31に
与えられ、このインバータ出力停止回路31はインバー
タ駆動回路16の駆動を停止してインバータ12の出力
を停止し、以て誘導コイル8への高周波電流の供給を瞬
時に停止する。この場合、直流電源回路1の平滑コンデ
ンサ5に電荷があるが、これと無関係にインバータ12
の出力が瞬時に停止ヒされるから、即ち誘導コイル8へ
の高周波電流の供給が停止されるから、鍋は瞬時に不動
状態となる。よって、鍋がトッププレート上を浮動する
ような状態の発生をなくし得る。
与えられ、このインバータ出力停止回路31はインバー
タ駆動回路16の駆動を停止してインバータ12の出力
を停止し、以て誘導コイル8への高周波電流の供給を瞬
時に停止する。この場合、直流電源回路1の平滑コンデ
ンサ5に電荷があるが、これと無関係にインバータ12
の出力が瞬時に停止ヒされるから、即ち誘導コイル8へ
の高周波電流の供給が停止されるから、鍋は瞬時に不動
状態となる。よって、鍋がトッププレート上を浮動する
ような状態の発生をなくし得る。
尚、上記実施例では、停止手段としてインバータ駆動回
路16の動作を停止させるインバータ出力停止11回路
を例示したが、停止手段としては、要は誘導コイル7へ
の高周波電流の供給を停止1−すればよいものであり、
従って、停止手段としては、平滑コンデンサ5からイン
バータ12への給電路を開路してインバータ12の発振
動作を停止させる構成でもよく、さらには、共振回路7
を開路して高周波電流を直接的に遮断する構成としても
よい。
路16の動作を停止させるインバータ出力停止11回路
を例示したが、停止手段としては、要は誘導コイル7へ
の高周波電流の供給を停止1−すればよいものであり、
従って、停止手段としては、平滑コンデンサ5からイン
バータ12への給電路を開路してインバータ12の発振
動作を停止させる構成でもよく、さらには、共振回路7
を開路して高周波電流を直接的に遮断する構成としても
よい。
その他、本発明は上記実施例に限定されず、次のように
変更してもよい。共振周波数変化の検出方式としては、
誘導コイルに流れる電流をカレントトランスで検出し、
これをF−V変換器で電圧変換し、その電圧差を以て周
波数変化を検出するようにしてもよい。又、周波数カウ
ンタにより直接共振周波数を検出するようにしてもよい
。インバータはいわゆる準E級インバ〜りであってもよ
い。インバータ出力制御手段としては、スイッチングト
ランジスタのオン時間を変化させる構成でもよい。さら
には、浮上判定手段等についての機能はマイクロコンピ
ュータによって得るようにしてもよい。
変更してもよい。共振周波数変化の検出方式としては、
誘導コイルに流れる電流をカレントトランスで検出し、
これをF−V変換器で電圧変換し、その電圧差を以て周
波数変化を検出するようにしてもよい。又、周波数カウ
ンタにより直接共振周波数を検出するようにしてもよい
。インバータはいわゆる準E級インバ〜りであってもよ
い。インバータ出力制御手段としては、スイッチングト
ランジスタのオン時間を変化させる構成でもよい。さら
には、浮上判定手段等についての機能はマイクロコンピ
ュータによって得るようにしてもよい。
[発明の効果]
本発明は以上説明したように、披加熱体がトッププレー
トに対して浮上るが否がの判定対象を共振周波数変化と
し、浮上判定手段により、インバータ出力を低出力から
高出力に変化させた時の共振回路の共振周波数の変化幅
が所定値以」二となったときに浮上判定信号を出力する
から、披加熱体が僅かでも浮上るようなものである場合
にこれを精度良く判定でき、しがちその浮上判定信号の
出力時点で瞬時にインバータの出力を停止させる停止手
段により、誘導コイルへの高周波電流の供給を直流電源
回路の平滑コンデンサの充M m Jarに関係なく瞬
時に停止させることができて、浮上判定後における彼加
熱体の浮動発生を確実になくすことができるという優れ
た効果を奏する。
トに対して浮上るが否がの判定対象を共振周波数変化と
し、浮上判定手段により、インバータ出力を低出力から
高出力に変化させた時の共振回路の共振周波数の変化幅
が所定値以」二となったときに浮上判定信号を出力する
から、披加熱体が僅かでも浮上るようなものである場合
にこれを精度良く判定でき、しがちその浮上判定信号の
出力時点で瞬時にインバータの出力を停止させる停止手
段により、誘導コイルへの高周波電流の供給を直流電源
回路の平滑コンデンサの充M m Jarに関係なく瞬
時に停止させることができて、浮上判定後における彼加
熱体の浮動発生を確実になくすことができるという優れ
た効果を奏する。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は全体の電気的
Iiが成因、第2図は要部の電気的?、が成因、第3図
はインバータ出力と反発力との関係を示す図である。 図中、1は直流電源回路、5は平滑コンデンサ、7は共
振回路、8は誘導コイル、9は共振用のコンデンサ、1
2はインバータ、13はインバータ制御回路、17はイ
ンバータ出力制御回路(インバータ出力制御手段)、1
9は浮上判定回路(浮−に判定手段)、31はインバー
タ出力停+1.:回路(停止手段)である。
Iiが成因、第2図は要部の電気的?、が成因、第3図
はインバータ出力と反発力との関係を示す図である。 図中、1は直流電源回路、5は平滑コンデンサ、7は共
振回路、8は誘導コイル、9は共振用のコンデンサ、1
2はインバータ、13はインバータ制御回路、17はイ
ンバータ出力制御回路(インバータ出力制御手段)、1
9は浮上判定回路(浮−に判定手段)、31はインバー
タ出力停+1.:回路(停止手段)である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、商用交流電源を整流し平滑コンデンサにより平滑す
る直流電源回路と、この直流電源回路から電力の供給を
受けて被加熱体加熱用の誘導コイルに高周波電流を流す
インバータと、このインバータの出力を制御するインバ
ータ出力制御手段と、該インバータ出力制御手段により
インバータの出力を低出力から高出力に変化させた時に
前記共振回路の共振周波数変化を検出しその際の共振周
波数の変化幅が所定値以上となったときに浮上判定信号
を出力する浮上判定手段と、この浮上判定信号の出力時
点で瞬時にインバータの出力を停止させる停止手段とを
具備して成る誘導加熱調理器。 2、浮上判定手段から出力される浮上判定信号に基いて
駆動される表示器を具備したことを特徴とする特許請求
の範囲第1項に記載の誘導加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28648686A JPS63141289A (ja) | 1986-12-01 | 1986-12-01 | 誘導加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28648686A JPS63141289A (ja) | 1986-12-01 | 1986-12-01 | 誘導加熱調理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63141289A true JPS63141289A (ja) | 1988-06-13 |
Family
ID=17705024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28648686A Pending JPS63141289A (ja) | 1986-12-01 | 1986-12-01 | 誘導加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63141289A (ja) |
-
1986
- 1986-12-01 JP JP28648686A patent/JPS63141289A/ja active Pending
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