JPS6142306Y2 - - Google Patents

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JPS6142306Y2
JPS6142306Y2 JP15571881U JP15571881U JPS6142306Y2 JP S6142306 Y2 JPS6142306 Y2 JP S6142306Y2 JP 15571881 U JP15571881 U JP 15571881U JP 15571881 U JP15571881 U JP 15571881U JP S6142306 Y2 JPS6142306 Y2 JP S6142306Y2
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voltage
output
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pot
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はいわゆる電磁調理器等に使用される高
周波誘導加熱装置の制御装置に関する。
電磁調理器は、従来は磁性材料を使用した鍋即
ち鋳鍋又は琺浪鍋等を使用でき、非磁性材料を使
用した鍋は使用できないように考慮されている。
よつて従来では18−8ステンレス鍋等は使用でき
ないように設計されている。これは、一般的に見
て、大入力(例えば1.2kW/H)の電力を供給す
るように調整装置(例えばボリウム)を調整した
とき、磁性材料鍋の使用時ではワークコイルに対
するスイツチング素子として使用されている例え
ばGCSのアノード電圧及び損失は、このGCSの
許容値以上となることはないが、非磁性材料鍋の
使用時では、GCSの許容値か又はそれ以上に高
くなり、即ちスイツチング素子を通ずる電流も多
くなり、これが損傷するおそれがある為である。
よつて従来は例えばマグネツトスイツチを使用
して鍋の材質を検出するか、又はワークコイル電
流の供給初期に、GCSのアノード電圧又はワー
クコイル電流を検出し、或いはダンパー電流(一
般的にテレビジヨン受像機の偏向回路を使用して
いることから)の幅を検出し、これらが予め定め
た許容値を超えると、完全にパワーの供給を停止
するようにしている。
よつて従来では、特に鍋の材質(又はその厚
味)によつて使用の可否が決定されてしまい、非
磁性ステンレス鍋は使用の範囲が極めて限定され
ていた。
本考案はこのような点に鑑み、上述した非磁性
材料のステンレス鍋(18−8又は18−10等と称さ
れるもの等)でも使用でき、この場合、大きなパ
ワーを入れようとしたときに、適切にこれを自動
制御してスイツチング素子の損傷を回避し、しか
も磁性材料鍋の使用時は大きなパワーをも通常の
通りに供給できるようにしたものである。
以下図面を参照して本考案による装置を説明す
る。1は主回路、2a及び2bは商用交流電流の
入力端子、3は整流回路、4は平滑回路、5はワ
ークコイル、6はダンパダイオード、7はGCS
等のスイツチング素子、8は入力電力の検出のた
めのセンサ、9は入力電力検出回路であつて入力
電力に応じた検出電圧Vdを得る。10はGCS7
のアノード電圧検出回路、14は制御電圧Veの
発生回路、15はこの制御電圧Veにより発振周
波数が例えば20kHz〜45kHz程度に変化する発
振回路、16はドライブ回路であつて、この出力
によつてスイツチング素子7はオン・オフされ
る。
本考案においてはアノード電圧Vaに応じて得
られるアノード電圧検出回路10よりの検出電圧
(直流)Vbと、このときの発振器15に対する制
御電圧Veとを出力制限回路11(本例では以下
述べるように比較回路)に供給し、その出力電圧
(比較電圧)によつて出力調整電圧発生回路12
よりの出力調整電圧Vcを制御し、この電圧Vcを
出力コントロール回路13に供給し、この回路1
3よりの出力電圧が発振回路15の制御電圧Ve
となるようにフイードバツク回路を構成し、かか
る状態で発振回路15よりの信号をドライブ回路
16に供給してその出力によりスイツチング素子
7を駆動させ、特定負荷における出力制限を行な
ようにしたものである。
第2図はその一部の具体的接続図であつて、以
下これについて説明すると、第1図との対応部分
には同一符号を附してその説明を省略する。
出力制限回路11は、演算増幅器17とその出
力側に接続されたダイオード18とより構成され
ており、制御電圧発生回路14よりの出力が演算
増幅器17の正極側入力端子に、アノード電圧検
出回路10よりの出力Vbが負極側入力端子に
夫々供給されるようになされている。
出力電圧調整回路13は、正極性電源端子19
aと負極性電源端子19bとの間において接続さ
れた抵抗器20−可変抵抗器21−抵抗器22の
直列回路よりなり、出力コントロール回路13は
演算増幅器23から構成され、可変抵抗器21の
可動子よりの出力が演算増幅器の正極側入力端子
に、入力電力検出回路9よりの出力Vdが負極側
入力端子に夫々供給されるようになされている。
そして抵抗器20と21との接続点が上述したダ
イオード18のアノードに接続されている。
尚本例では第3図に示すように、制御電圧発生
回路14よりの制御電圧Veが高くなるに伴つ
て、発振回路15よりの発振周波数が低くなる
ように選ばれているものとする。
第4図は発振回路15よりの発振周波数と、
スイツチング素子7のアノード電圧Vaとの関係
を、負荷即ち鍋の材質をパラメータとして測定し
たものの一例を示したものである。曲線Aは鋳
鍋、Bは琺浪鍋、Cはステンレス(18−8)鍋の
場合である。
第5図は入力電力(KW/H)と同様にスイツ
チング素子7のアノード電圧Vaとの関係を、負
荷の材質をパラメータとして測定したものの一例
を示し、曲線A,B及びCは第4図のそれと同様
である。
この種の電磁調理器では、スイツチング素子7
のあるアノード電圧例えば許容される最高のアノ
ード電圧の発生状態例えば700Vのアノード電圧
の発生状態で、これに対応した検出電圧Vbがア
ノード電圧検出回路10より得られるが、この場
合鍋の材質や厚味によつて制御電圧発生回路14
よりの制御電圧Veが同一であつても入力電力が
異なると云うことが理解される。
かかる点を理解した上で、上述した検出電圧
Vbと制御電圧Veとを比較すると、鋳鍋の場合は
Vb<Veとなり、ステンレス鍋の場合はVb>Veと
なる。
本考案は、このような特性に着目し、出力制限
回路11においてVbとVeとの関係を検出し、Vb
>Veの状態で適切に制限動作をなすものであ
る。
即と鋳鍋の使用時では、出力調整電圧発生回路
12の可変抵抗器21の調整位置に関係なく、換
言すれば制御電圧Veの変化を伴うスイツチング
素子7のアノード電圧Vaの変化即ち検出電圧Vb
の変化に関係なく、常時Vb<Veであつて、演算
増幅器17の出力がハイレベルにあり、ダイオー
ド18は常時オフ(不導通)の状態にある。よつ
て出力制限回路11は何らの制限動作を行なわな
い。尚この鋳鍋の使用時において、例えば
1.2KW/Hの大入力を与えるように可変抵抗器
21を調整したときは、発振回路15の発振周波
数は20kHz程度となり、このとき、スイツチン
グ素子7のアノード電圧Vaは700V程度迄上昇す
る。勿論このときでもVb<Veの関係は保持され
る。
次にステンレス鍋の使用時では上述したように
Vb>Veとなることから、第2図を参照して判る
ように、このとき演算増幅器17が動作し、ダイ
オード18がオン(導通)してそのアノード側の
電圧をひき下げ、即ち出力電圧調整回路12より
の出力電圧Vcを引き下げこの結果、制御電圧発
生回路14よりの制御電圧Veを下げるので、出
力を減少させる状態となるように制限することに
なる。ここにおいてこのように出力を制限させる
意図は、あくまでスイツチング素子7のアノード
電圧丈けを限定するのではなく、スイツチング素
子7の特性を考慮した上でのスイツチング素子7
の保護を目的とするものである。
次に種々の鍋に同一の入力電力を加えたときの
Vb,Ve,Vaの関係を示す。但し 琺浪鍋のVb,Ve,Vaを夫々 Vb1,Ve1,Va1 ステンレス鍋のそれを夫々 Vb2,Ve2,Va2 3PLY鍋のそれを夫々 Vb3,Ve3,Va3 鋳鍋のそれを夫々 Vb4,Ve4,Va4 としたとき、Vb4>Vb2>Vb1>Vb3となり、これ
によりVa4>Va2>Va1>Va3となる。又Ve4>Ve1
>Ve2>Ve3であることも判つた。これらの関係
よりステンレス鍋の場合のみ、Vb2>Ve2となる
ように定数を選べば、ステンレス鍋以外は出力制
限を行うことなしに使用できる。
以上述べた本考案によれば、電磁調理器におけ
る鍋の使用範囲を広げることができ、即ち特定さ
れた鍋のみの使用に限定されなくなるので、その
使用に好都合となる特徴があり、しかもスイツチ
ング素子7等を確実に保護することができる特徴
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による高周波誘導加熱装置の出
力制御装置の一例を示すブロツク図、第2図はそ
の一部分の具体的接続図、第3図乃至第5図は本
考案の説明に供する波形図である。 5はワークコイル、7はスイツチング素子、1
0はアノード電圧検出回路、11は出力制限回
路、14は制御電圧発生回路、15は発振周波数
を可変できる発振回路である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワークコイルを駆動する高周波電流の周波数を
    変更することによつて、ワークコイルの負荷時に
    おける出力を変更するようにした高周波誘導加熱
    装置において、ワークコイルのスイツチング素子
    における上記ワークコイル側の電圧を検出し、該
    検出電圧と上記高周波電流の周波数を制御する制
    御電圧とを比較し、該比較出力に基づいて上記制
    御電圧をロツクするようにした高周波誘導加熱装
    置の出力制御装置。
JP15571881U 1981-10-20 1981-10-20 高周波誘導加熱装置の出力制御装置 Granted JPS5860891U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15571881U JPS5860891U (ja) 1981-10-20 1981-10-20 高周波誘導加熱装置の出力制御装置

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JP15571881U JPS5860891U (ja) 1981-10-20 1981-10-20 高周波誘導加熱装置の出力制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5860891U JPS5860891U (ja) 1983-04-23
JPS6142306Y2 true JPS6142306Y2 (ja) 1986-12-01

Family

ID=29948287

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15571881U Granted JPS5860891U (ja) 1981-10-20 1981-10-20 高周波誘導加熱装置の出力制御装置

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JP (1) JPS5860891U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180134052A (ko) * 2017-06-08 2018-12-18 서일능 아날로그 자동제어식 고주파공진 유도가열장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180134052A (ko) * 2017-06-08 2018-12-18 서일능 아날로그 자동제어식 고주파공진 유도가열장치

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JPS5860891U (ja) 1983-04-23

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