JPS6314067Y2 - - Google Patents

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JPS6314067Y2
JPS6314067Y2 JP1980024345U JP2434580U JPS6314067Y2 JP S6314067 Y2 JPS6314067 Y2 JP S6314067Y2 JP 1980024345 U JP1980024345 U JP 1980024345U JP 2434580 U JP2434580 U JP 2434580U JP S6314067 Y2 JPS6314067 Y2 JP S6314067Y2
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JP
Japan
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cylinder head
hole
water jacket
valve
displacement chamber
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JP1980024345U
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JPS56127887U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エアコンプレツサの改良に関する。
従来、水冷用のウオータジヤケツトを有するエ
アコンプレツサにおいては、その吐出弁機構が複
雑になるか、あるいは簡単な吐出弁機構において
は、ウオータジヤケツトが、熱発生の大きい吐出
弁を十分に包設して、その発生熱を有効に取り去
ることが出来ないものとなつている。
また、従来の上記吐出弁において、その部品点
数を削減させるために、鋳物のシリンダヘツドに
おける一部をスプリングシートとしている案も公
知にされているが、スプリングシートおよびバル
ブシートは、鋳物材のシリンダヘツドに対して、
十分に硬度を有した、例えば鋼の焼き入れ材等の
別部品を使用せねば、その耐久性が劣つてしまう
問題がある。
本考案の目的は、上述のような問題を考慮した
部品点数が少なく、且つ耐久性の秀れた、且つま
た水冷効果の秀れた吐出弁を有したエアコンプレ
ツサを提供することにある。
実施例に基づいて本考案を説明すると、第1図
は、本考案における一実施例としてのエアコンプ
レツサにおけるシリンダヘツド部分を側断面図に
よつて示し、第2図は、第1図におけるシリンダ
ヘツド30および筒体32eのみのイ矢視図を示
している。
第1図において、4aは、ケーシング1に軸支
しているクランク軸(図示を省略)によつて上下
運動させられるコネクテイングロツドであり、コ
ネクテイングロツド4aと連結しているピストン
4は、シリンダ1a内を上下方向へ摺動運動を可
能に嵌合しており、シリンダヘツド30とケーシ
ング1は図示していないボルトによつて締着して
おり、ピストン4とシリンダヘツド30との間に
は押しのけ室1bを形成し、空気の吸入孔33a
と押しのけ室1bとの間には吸入弁33を設けて
いる。
シリンダヘツド30に嵌着している筒体32e
の外周部分には、シリンダヘツドの上方部を閉
じ、下方の押しのけ室1bの側を開放して成型し
たウオータジヤケツト30aを形成し、リング状
のウオータジヤケツト30aの型抜きこう配は、
押しのけ室1bの側へ向けて設け、ウオータジヤ
ケツト30aの押しのけ室1bの側へ成型のため
開放したリング状の部分には、ねじ孔30bを削
設し、ねじ孔30bには、冷却水の流出を防止す
る「せん」としてのバルブシート31を螺着し、
バルブシート31は、その名の示すように、吐出
弁32におけるバルブシート材となつている。
吐出弁32の構成は、筒体32eがシリンダヘ
ツド30へ嵌着するとともに、バルブシート31
へも嵌着する構成をなし、バルブシート31に穿
設したポート32aの上面には、弁32bを設
け、筒体32eの肩32fと弁32bとの間に
は、スプリング32dを挟設し、スプリング32
dは、常に弁32bをポート32aの側に附勢し
ている構成となつている。
筒体32eにおける中空部分は、弁32bがポ
ート32aから開弁状態にあるとき、ポート32
aと連通する構成をなし、シリンダヘツド30の
上方向に穿設した吐出孔32cは、筒体32eに
おける中空部分と連通している。
ウオータジヤケツト30aにおける冷却水の水
路は、第2図に示すように、シリンダヘツド30
の側方に設けた入口孔30cが筒体32eの外周
上の一点において、その水路の始点30gとなつ
ており、該始点30gから筒体32eの外周を一
巡し、且つ該始点30gと壁30eで仕切られた
部分のその一巡した終点30jは、出口孔30d
に連通し、入口孔30cおよび出口孔30dは、
共にシリンダヘツド30における両側方向外方へ
型抜きこう配を設けており、壁30eにはノズル
30fを開口させている。
上記の構成において、その作用を説明すると、
エンジンの駆動によつて、図示していないクラン
ク軸が回転すると、これに連動してコネクテイン
グロツド4aが、ピストン4をシリンダ1a内の
上下方向に摺動運動させる。このことによつて、
ピストン4の吸入行程において、空気が吸入孔3
3aから吸入弁33を介して押しのけ室1bへ吸
入され、該吸入された空気は、ピストン4の吐出
行程において、その吐出圧力がスプリング32d
の附勢力に抗して、弁32bを押し開き、そのこ
とによつて、該圧縮された空気は、ポート32a
から吐出孔32cを介して、図示していないタン
クへ圧送されるのであるが、このとき、該空気は
圧縮されることによつて、高熱化しており、この
高熱化された空気が吐出孔32cを通過するまで
に、筒体32eが加熱され、この熱はウオータジ
ヤケツト30a内を流過する冷却水によつて冷却
される。
このとき冷却水は、ラジエータ(図示せず)に
おいて冷却されたものが、入口孔30cから、一
方において流れ30hとなつて、ウオータジヤケ
ツト30a内を、ほぼ一巡して、吐出孔30dに
流出し、他方において冷却水の流れは、流れ30
iが始点30gを介して、ノズル30fの部分か
ら終点30jの部分へ吹き出され、該流れ30h
と合流して、吐出孔30dへと流れ去る。
以上の説明から明らかなように、本考案におけ
るエアーコンプレツサは、筒体の外周を一巡す
る、その一巡開始位置に冷却水の入口孔を連通
し、その一巡する終了位置に出口孔を連通し、そ
の開始位置とその終了位置の間に壁を設け、且つ
その壁には、入口孔から出口孔に向つて連通した
ノズルを介設したことによつて、温度の高くなつ
ている吐出弁および筒体を、冷却水が周方向に、
その開始位置からその終了位置まで、冷却水の流
れの死水域を形成し難くして、くまなく筒体を冷
却するものとなつている。
この場合、特にそのノズルの存在は、入口孔と
ウオータジヤケツトとの接続部分、ウオータジヤ
ケツトと出口孔との接続部分の各曲り部分におい
て、高い圧力となつている冷却水の一部を入口孔
の側から低い圧力となつている出口孔に向けて噴
出させることになるから、該曲り部分に生じ易い
冷却水のよどみをその噴出によつて吹き出し、冷
却水はよどみなく筒体を全ての位置において効率
よく冷却できるものとなる。
したがつて、吐出弁および筒体は、その周方向
において均一に冷却されるから、熱分布が均等に
なつて、各部材における熱歪を生ずることがな
く、また死水域が生じないことは、冷却水のよど
み部分における筒体の腐食が生ずる問題をなくす
ことが可能となるものである。
更に、本案におけるウオータジヤケツト30a
は、押しのけ室1bの側を開放して成型する構成
を採用していることにより、ダイキヤスト方式に
よる成型が可能となつて、量産向きにして安価な
ものとなつている。
更にまたウオータジヤケツト30aにおける上
記の開放して成型した部分に嵌着あるいは固着さ
せている「せん」はバルブシート31と兼用させ
ているため、その部品点数を削減することが可能
となつているものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案における一実施例としてのエ
アコンプレツサのシリンダヘツド部分を側断面図
によつて示したものであり、第2図は、第1図に
おけるシリンダヘツド30および筒体32eの部
分のみについてのイ矢視図を示したものである。
実施例に使用した符号は下記のとおりである。 1:ケーシング、1a:シリンダ、1b:押し
のけ室、4:ピストン、4a:コネクテイングロ
ツド、30:シリンダヘツド、30a:ウオータ
ジヤケツト、30b:ねじ孔、30c:入口孔、
30d:出口孔、30e:壁、30f:ノズル、
30g:始点、30hおよび30i:流れ、30
j:終点、31:バルブシート、32:吐出弁、
32a:ポート、32b:弁、32c:吐出孔、
32d:スプリング、32e:筒体、32f:
肩、33:吸入弁、33a:吸入孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シリンダヘツドにおける押しのけ室の側には、
    ポートを穿設したバルブシートを固着させ、 前記シリンダヘツドの上部から前記ポートの側
    へ穿設した吐出孔と前記ポートとの間には、吐出
    弁を設け、 前記吐出孔および前記吐出弁の径方向外周に
    は、前記シリンダヘツドに固設した筒体が包設
    し、 前記筒体の外周にはウオータジヤケツトを形成
    させ、 前記シリンダヘツドには前記吐出弁と隣接し
    て、前記押しのけ室と選択的に連通する吸入弁を
    設け、 前記吐出弁と前記吸入弁の各軸方向中心を結ぶ
    該軸方向面の両側において、一方の側には前記ウ
    オータジヤケツトへの冷却水を供給する入口孔を
    設け、且つ他方の側には該冷却水の出口孔を設
    け、 前記ウオータジヤケツトは、 a:前記筒体の外周を周方向へ一巡する、その一
    巡の開始位置に前記入口孔を連通し、且つその
    一巡する終了位置に前記出口孔を連通し、 b:該一巡するその開始位置とその終了位置の間
    に壁を設けて、該冷却水が該入口孔から該ウオ
    ータジヤケツト内を周方向に一巡して該出口孔
    に流出するようになつており、 c:該ウオータジヤケツトの水路部分は、前記筒
    体の軸方向において、前記押しのけ室の側に向
    けて、ダイキヤストの抜き勾配を設け、且つそ
    の押しのけ室の側には、該水路を形成するよう
    に栓を固着させ、 d:該壁の一部には、該入口孔から該出口孔の側
    に向けて連通したノズルを介設させている、 以上の構成からなるエアコンプレツサ。
JP1980024345U 1980-02-28 1980-02-28 Expired JPS6314067Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980024345U JPS6314067Y2 (ja) 1980-02-28 1980-02-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980024345U JPS6314067Y2 (ja) 1980-02-28 1980-02-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56127887U JPS56127887U (ja) 1981-09-29
JPS6314067Y2 true JPS6314067Y2 (ja) 1988-04-20

Family

ID=29620430

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JP1980024345U Expired JPS6314067Y2 (ja) 1980-02-28 1980-02-28

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53135807U (ja) * 1977-04-01 1978-10-27

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Publication number Publication date
JPS56127887U (ja) 1981-09-29

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