JPH069729Y2 - 金型冷却用パイプ - Google Patents
金型冷却用パイプInfo
- Publication number
- JPH069729Y2 JPH069729Y2 JP2941089U JP2941089U JPH069729Y2 JP H069729 Y2 JPH069729 Y2 JP H069729Y2 JP 2941089 U JP2941089 U JP 2941089U JP 2941089 U JP2941089 U JP 2941089U JP H069729 Y2 JPH069729 Y2 JP H069729Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- supply port
- mold
- cooling
- water supply
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、ダイカスト鋳造や射出成形等に使用される金
型の冷却水に装着して金型を冷却するための金型冷却用
パイプに関し、特に冷却水を金型の冷却穴に循環供給す
るための往路と復路を備えた往復循環式の金型冷却用パ
イプに関するものである。
型の冷却水に装着して金型を冷却するための金型冷却用
パイプに関し、特に冷却水を金型の冷却穴に循環供給す
るための往路と復路を備えた往復循環式の金型冷却用パ
イプに関するものである。
<従来の技術及びその問題点> この種の金型冷却用パイプを用いて金型を冷却する場
合、金型のキャビティ内で溶湯が凝固し製品を鋳造した
後においても金型の冷却穴内に冷却水が残留するため、
金型が必要以上に冷却されて金型キャビティ内における
溶湯の湯廻り不良を来たす不具合があった。
合、金型のキャビティ内で溶湯が凝固し製品を鋳造した
後においても金型の冷却穴内に冷却水が残留するため、
金型が必要以上に冷却されて金型キャビティ内における
溶湯の湯廻り不良を来たす不具合があった。
そこで、第2図に示す如き金型冷却用パイプが提案され
た。この冷却用パイプA′は、往路1の給水口5にホー
ス10を介して接続させたマニホールド17に冷却水供給ホ
ース18及びエアー供給ホース12を接続させ、冷却水用電
磁弁9を閉じた後、エアー用電磁弁11を開いてホース10
から往路1を通して金型Bの冷却穴b内へエアーを送り
込み、それによって、冷却穴b内に残留する冷却水を復
路2の排水口15からホース16を通して外へ排出させて、
金型Bの冷えすぎを防ぐようにしたものである。
た。この冷却用パイプA′は、往路1の給水口5にホー
ス10を介して接続させたマニホールド17に冷却水供給ホ
ース18及びエアー供給ホース12を接続させ、冷却水用電
磁弁9を閉じた後、エアー用電磁弁11を開いてホース10
から往路1を通して金型Bの冷却穴b内へエアーを送り
込み、それによって、冷却穴b内に残留する冷却水を復
路2の排水口15からホース16を通して外へ排出させて、
金型Bの冷えすぎを防ぐようにしたものである。
しかし乍ら、この金型冷却用パイプでは、金型への冷却
水の供給を停止した後、金型の冷却穴に残った冷却水を
エアーで押し出し排出させる際に、ホース10内の冷却水
をも金型の冷却穴b内を通して復路から外へ送り出さな
ければならないため、少なくともホース10の長さ分だけ
冷却水の排出が遅くなり、金型の冷えすぎを確実に防ぐ
ことが出来なかった。
水の供給を停止した後、金型の冷却穴に残った冷却水を
エアーで押し出し排出させる際に、ホース10内の冷却水
をも金型の冷却穴b内を通して復路から外へ送り出さな
ければならないため、少なくともホース10の長さ分だけ
冷却水の排出が遅くなり、金型の冷えすぎを確実に防ぐ
ことが出来なかった。
<考案が解決しようとする課題> 本考案はこの様な従来の不具合に鑑みてなされたもので
あり、金型の冷却穴内に残った冷却水を迅速に排出させ
て金型の冷えすぎを確実に防止することが出来る金型冷
却用パイプを提供せんとするものである。
あり、金型の冷却穴内に残った冷却水を迅速に排出させ
て金型の冷えすぎを確実に防止することが出来る金型冷
却用パイプを提供せんとするものである。
<課題を解決するための手段> 斯る目的を達成する本考案の金型冷却用パイプは、冷却
水を金型の冷却穴に循環供給するための往路と復路を有
し、且つ往路に連通する給水口と復路に連通する排水口
を形成したホース接続口金を具備してなる金型冷却用パ
イプにおいて、前記ホース接続口金に上記給水口とは反
対側位置にエアー供給口を形成すると共に、該エアー供
給口と上記給水口との間に往路の入口と連通する切換え
室を形成せしめ、該切換え室内に前記給水口から流入す
る冷却水の圧力及びエアー供給口から流入するエアーの
圧力により前記往路の入口を境にして上記給水口側とエ
アー供給口側との間を移動して上記給水口とエアー供給
口を交互に開閉する切換え弁体を設置せしめてなる事を
特徴としたものである。
水を金型の冷却穴に循環供給するための往路と復路を有
し、且つ往路に連通する給水口と復路に連通する排水口
を形成したホース接続口金を具備してなる金型冷却用パ
イプにおいて、前記ホース接続口金に上記給水口とは反
対側位置にエアー供給口を形成すると共に、該エアー供
給口と上記給水口との間に往路の入口と連通する切換え
室を形成せしめ、該切換え室内に前記給水口から流入す
る冷却水の圧力及びエアー供給口から流入するエアーの
圧力により前記往路の入口を境にして上記給水口側とエ
アー供給口側との間を移動して上記給水口とエアー供給
口を交互に開閉する切換え弁体を設置せしめてなる事を
特徴としたものである。
<実施例> 以下、本考案実施の一例を図面に基づいて説明する。
冷却用パイプAは、冷却水の往路1と復路2を構成する
外パイプa1及び内パイプa2を互いに同芯状に配置し、
これら内パイプa2及び外パイプa1の一端に、往路1に
連通する給水口5と復路2に連通する排水口15を形成し
たホース接続口金a3を一体的に取付けて構成される。
尚、冷却水の往路1と復路2を構成するのに、1本の中
空パイプの内部を一枚の仕切板で軸方向に仕切るように
しても良い。
外パイプa1及び内パイプa2を互いに同芯状に配置し、
これら内パイプa2及び外パイプa1の一端に、往路1に
連通する給水口5と復路2に連通する排水口15を形成し
たホース接続口金a3を一体的に取付けて構成される。
尚、冷却水の往路1と復路2を構成するのに、1本の中
空パイプの内部を一枚の仕切板で軸方向に仕切るように
しても良い。
そして、ホース接続口金a3には、上記給水口5とは反
対側位置にエアー供給口6を形成すると共に、給水口5
とエアー供給口6の間に往路1の入口7と連通する切換
え室3を形成せしめる。
対側位置にエアー供給口6を形成すると共に、給水口5
とエアー供給口6の間に往路1の入口7と連通する切換
え室3を形成せしめる。
切換え室3は、金型Bの冷却穴b内へ送り込む冷却水と
エアーとを切り換えるための室であり、筒体8をホース
接続口金a3に、ホース接続口金a3の長手方向と直交状
に一体化させて構成し、その側壁部中央に往路1と連通
する入口7を開口せしめてなり、内部に給水口5とエア
ー供給口6を交互に開閉させるための切換え弁体13を移
動自在に設置する。
エアーとを切り換えるための室であり、筒体8をホース
接続口金a3に、ホース接続口金a3の長手方向と直交状
に一体化させて構成し、その側壁部中央に往路1と連通
する入口7を開口せしめてなり、内部に給水口5とエア
ー供給口6を交互に開閉させるための切換え弁体13を移
動自在に設置する。
切換え弁体13は、給水口5から流入する冷却水の圧力及
びエアー供給口6から流入するエアーの圧力により、往
路1の入口7を境にして給水口5側とエアー供給口6側
との間を移動して給水口5とエアー供給口6を交互に開
閉し得る大きさの筒状に形成する。
びエアー供給口6から流入するエアーの圧力により、往
路1の入口7を境にして給水口5側とエアー供給口6側
との間を移動して給水口5とエアー供給口6を交互に開
閉し得る大きさの筒状に形成する。
また、給水口5には冷却水用電磁弁9を介してホース10
を接続させ、エアー供給口6にはエアー用電磁弁11を介
してエアー送込みホース12を接続させる。尚、図中14は
切換え室3内の冷却水又はエアーの漏れを防ぐためのパ
ッキングである。
を接続させ、エアー供給口6にはエアー用電磁弁11を介
してエアー送込みホース12を接続させる。尚、図中14は
切換え室3内の冷却水又はエアーの漏れを防ぐためのパ
ッキングである。
而して、冷却水用電磁弁9が開いて給水口5から切換え
室3へ冷却水が供給されると、切換え室3内に設置した
切換え弁体13が冷却水の流入圧力によりエアー供給口6
側へ押されて移動し、エアー供給口6が切換え弁体13が
閉鎖されると同時に、給水口5と往路1の入口7とが切
換え室3を通して連通状態となる(第1図の二点鎖線の
状態)。その結果、冷却水が給水口5から往路1の入口
7を通って金型Bの冷却穴b内に供給され、冷却穴b内
で金型キャビティ4の熱と熱交換が行なわれた冷却水
は、復路2を通って排出口15よりホース16を通り戻され
る。
室3へ冷却水が供給されると、切換え室3内に設置した
切換え弁体13が冷却水の流入圧力によりエアー供給口6
側へ押されて移動し、エアー供給口6が切換え弁体13が
閉鎖されると同時に、給水口5と往路1の入口7とが切
換え室3を通して連通状態となる(第1図の二点鎖線の
状態)。その結果、冷却水が給水口5から往路1の入口
7を通って金型Bの冷却穴b内に供給され、冷却穴b内
で金型キャビティ4の熱と熱交換が行なわれた冷却水
は、復路2を通って排出口15よりホース16を通り戻され
る。
次に、冷却水用電磁弁9を閉じてエアー用電磁弁11を開
くと、冷却水の供給が停止されてエアー供給口6から切
換え室3内へエアーが供給される。すると、切換え弁体
13がエアーの流入圧力により給水口5側へと移動して、
給水口5が切換え弁体13て閉鎖されると同時に、エアー
供給口6と往路1の入口7とが切換え室3を通して連通
状態となる(第1図の実線の状態)。その結果、エアー
がエアー供給口6から往路1の入口7を通って金型Bの
冷却穴b内へ供給され、冷却穴b内に残留する冷却水が
復路2を通して排出口15から金型Bの外へ押し出し排出
される。
くと、冷却水の供給が停止されてエアー供給口6から切
換え室3内へエアーが供給される。すると、切換え弁体
13がエアーの流入圧力により給水口5側へと移動して、
給水口5が切換え弁体13て閉鎖されると同時に、エアー
供給口6と往路1の入口7とが切換え室3を通して連通
状態となる(第1図の実線の状態)。その結果、エアー
がエアー供給口6から往路1の入口7を通って金型Bの
冷却穴b内へ供給され、冷却穴b内に残留する冷却水が
復路2を通して排出口15から金型Bの外へ押し出し排出
される。
然る後、エアー用電磁弁11を閉じてエアーの供給を停止
し、再び冷却用電磁弁9を開いて、以後は上述した動作
を繰り返す。
し、再び冷却用電磁弁9を開いて、以後は上述した動作
を繰り返す。
<考案の効果> 本考案の金型冷却用パイプは斯様に構成したので、金型
の冷却穴への冷却水の供給を停止した後、即座にエアー
を往路の入口から金型の冷却穴内へ供給して冷却穴内に
残留する冷却水を復路から外へ速やかに押し出し排出す
ることが出来る。従って、冷却水の残留によって生じる
金型の冷やしすぎを確実に防止することができる。
の冷却穴への冷却水の供給を停止した後、即座にエアー
を往路の入口から金型の冷却穴内へ供給して冷却穴内に
残留する冷却水を復路から外へ速やかに押し出し排出す
ることが出来る。従って、冷却水の残留によって生じる
金型の冷やしすぎを確実に防止することができる。
しかも、金型の冷却並びにその冷やしすぎを確実に防止
することができるので、温度の増減が小さい平衡状態で
もって金型温度を適正に維持することが容易となる。
することができるので、温度の増減が小さい平衡状態で
もって金型温度を適正に維持することが容易となる。
第1図は本考案金型冷却装置の実施の一例を示した縦断
正面図、第2図は従来例を示す縦断正面図である。 図中 A:冷却用パイプ、a3:ホース接続口金 B:金型、b:冷却穴 1:往路、2:復路 3:切換え室、5:給水口 6:エアー供給口、7:往路の入口 13:切換え弁体、15:排水口
正面図、第2図は従来例を示す縦断正面図である。 図中 A:冷却用パイプ、a3:ホース接続口金 B:金型、b:冷却穴 1:往路、2:復路 3:切換え室、5:給水口 6:エアー供給口、7:往路の入口 13:切換え弁体、15:排水口
Claims (1)
- 【請求項1】冷却水を金型の冷却穴に循環供給するため
の往路と復路を有し、且つ往路に連通する給水口と復路
に連通する排水口を形成したホース接続口金を具備して
なる金型冷却用パイプにおいて、前記ホース接続口金に
上記給水口とは反対側位置にエアー供給口を形成すると
共に、該エアー供給口と上記給水口との間に往路の入口
と連通する切換え室を形成せしめ、該切換え室内に前記
給水口から流入する冷却水の圧力及びエアー供給口から
流入するエアーの圧力により前記往路の入口を境にして
上記給水口側とエアー供給口側との間を移動して上記給
水口とエアー供給口を交互に開閉する切換え弁体を設置
せしめてなる事を特徴とする金型用冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2941089U JPH069729Y2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | 金型冷却用パイプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2941089U JPH069729Y2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | 金型冷却用パイプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02123354U JPH02123354U (ja) | 1990-10-11 |
JPH069729Y2 true JPH069729Y2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=31253601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2941089U Expired - Lifetime JPH069729Y2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | 金型冷却用パイプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH069729Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101418256B1 (ko) * | 2013-10-01 | 2014-07-10 | 주식회사 코다코 | 다이캐스팅 금형의 냉각분사장치 |
KR101499438B1 (ko) * | 2009-04-09 | 2015-03-06 | 현대자동차 주식회사 | 다이캐스팅 금형의 냉각장치 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2729456B2 (ja) * | 1993-08-20 | 1998-03-18 | デンソン株式会社 | 金型冷却方法および装置 |
JP2002307505A (ja) * | 2001-04-18 | 2002-10-23 | Mutoo Seiko Kk | 射出成形装置及び成形方法 |
-
1989
- 1989-03-14 JP JP2941089U patent/JPH069729Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101499438B1 (ko) * | 2009-04-09 | 2015-03-06 | 현대자동차 주식회사 | 다이캐스팅 금형의 냉각장치 |
KR101418256B1 (ko) * | 2013-10-01 | 2014-07-10 | 주식회사 코다코 | 다이캐스팅 금형의 냉각분사장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02123354U (ja) | 1990-10-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |