JPS6313635Y2 - - Google Patents

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JPS6313635Y2
JPS6313635Y2 JP17032582U JP17032582U JPS6313635Y2 JP S6313635 Y2 JPS6313635 Y2 JP S6313635Y2 JP 17032582 U JP17032582 U JP 17032582U JP 17032582 U JP17032582 U JP 17032582U JP S6313635 Y2 JPS6313635 Y2 JP S6313635Y2
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electrode
coil
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lead rod
coil electrode
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JP17032582U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は真空インタラプタに係り、特にしや断
時に生じるアークと平行な磁界を発生させるコイ
ル電極を接点電極の背部に一体に備えて成る真空
インタラプタの電極に関するものである。
従来、しや断性能の向上を図ることを目的とし
て、アークに平行な磁界,所謂軸方向磁界(縦磁
界)を印加する真空インタラプタが提案されてお
り、普通磁界発生のたのコイルはアークを発生す
る接離自在な接点電極の背部に一体的に設けられ
て成るのが一般的である。
この種軸方向磁界印加式の真空インタラプタに
おける従来の電極部の構成をまず第1図及び第2
図に基づいて説明する。
図中において、1は接点電極、2はリード棒、
3はコイル電極、4は補強体である。そしてコイ
ル電極3は、第2図に示す如く、リード棒2に接
続される中央部のボス部31と、該ボス部31よ
り半径方向外方に突出した複数の腕32と、各腕
32の外端部に一端側が接続され、且つ他端側が
同方向に延設された円弧部33とで構成されてい
る。
前記のように構成されたコイル電極3は、具備
するボス部31の一方の面側にリード棒2の先端
が結合され、また他方の面側には、高抵抗部材
(例えば非磁性のステンレス鋼)から成るスペー
サ11を介在して接点電極1が結合して設けられ
ている。更にコイル電極3の具備する円弧部材3
3の各先端部は接続金具34を介して接点電極1
の背部に接続されている。またこのコイル電極3
の反接点電極1側には、高抵抗部材(例えば非磁
性のステンレス鋼)から成る補強体4が設けてあ
り、この補強体4はコイル電極3の円弧部材33
とリード棒2との間に渡つて設けてある。
上記のように構成された電極にあつては、接点
電極1とリード棒2との間における電流が、コイ
ル電極3の円弧部33によつてリード棒2を囲繞
するループ電流に変更されて軸方向磁界を発生す
るものである。
ところで上述したような構成の電極において、
通電電流の容量を増すと発熱が著しいために電流
容量に応じて異なつた寸法のコイル電極を作らな
ければならないものであつた。つまり、腕32及
び円弧部32の断面積を大きくして電流容量に見
合つたものとして発熱の問題を解決する必要があ
り、電流値に適合した種々の寸法形状のコイル電
極3を作る必要があつた。
このようなことから、略同形状のコイル電極に
て電流容量の増加に容易に対応できる構成のもの
がすでに実開昭55−169033号、及び同55−169034
号にて提案されており、その構成を第3図に示
す。つまり、前述の第1図及び第2図に示す如き
コイル電極3において、電流容量を増加させた場
合に発熱の最も著しいのは、電路として長くなる
円弧部33の部分である。腕32の部分は電路と
して短いものであるから発熱の問題はあまり生じ
ないものである。このような点に着目して成され
たのが第3図に示す電極におけるコイル電極3で
ある。
すなわち、第3図に示す電極のコイル電極3
は、平面的な形状は前述の第2図と同形状である
が、特にコイル電極3を形成する円弧部33aを
軸方向に長く(略円筒状)にして形成し、これに
よつて円弧部33aの断面積の増加を図つたもの
である。
上記第3図の構成のコイル電極3によれば、適
応で最大の電流容量に見合つた円弧部33aの断
面積(軸方向寸法を長くして)としておけば、電
流容量が小さいのに対しては円弧部33aの図中
下側(補強体4側)を適当な寸法ほど切り落すこ
とによつて容易に電流容量に見合つた円弧部33
aの断面積とすることができ、発熱の問題はほと
んど生じないものである。
しかしながら、円弧部33aが軸方向に長い
と、投入及びしや断時の衝撃に対してコイル電極
3が一層弱くなることから、円弧部33aの下端
部とリード棒2との間には補強体4が設けられて
補強されてはいるものの、次のような問題があつ
た。
リード棒2とコイル電極3の円弧部33aの
下端部とが最短距離にて補強体4にて結合され
ており、この補強体4は高抵抗部材のステンレ
ス鋼にて形成されているものの、接点電極1と
リード棒2との間における電流の一部が分流し
てしまい、その分円弧部33aをループ状に流
れる電流が減少して軸方向磁界発生が低減し、
しや断性能が低下するといつた問題があつた。
補強体4は、コイル電極3の円弧部33aの
下端部に結合されているものの、その補強作用
は十分ではなくしや断時における大電流の電磁
反発力によつて円弧部33aを外側にふくらま
せる大きな力の作用により、円弧部33aが変
形したり、また補強体4と円弧部33aとの結
合が外れたりする問題が有り、投入及びしや断
時の衝撃がこれを一層助長して耐久性が悪いも
のであつた。
上記の問題を解決するには、補強体4と円
弧部33aとの結合面積を増せば良いが、そう
すると上記の問題が顕著となり好ましいもの
ではなかつた。
本考案は上記の点に鑑みて成されたものであ
り、コイル電極の具備する円弧部が軸方向に長い
略円筒状に形成されたものにおいて、円弧部の補
強が確実に行なえ、且つ分流する電流が増加する
ことのないように補強体を設けることによつて、
電極の耐久性の向上を図ると共にしや断性能の向
上を図つたものである。
次に本考案の一実施例を第4図ないし第8図に
基づいて説明するが、前述の第1図ないし第3図
と同一符号を付するものは、これと同等品を示す
ものであるからこれらの詳細な説明は省略する。
すなわち、接点電極1とリード棒2との間に設
けられたコイル電極3は、第5図に示す如く、接
点電極1が接合される中央部のボス部31から半
径方向外方に延びる一対の第1の腕32と、該第
1の腕32の各外端部に一端側が各々接続され且
つ同方向に湾曲された略半円筒状の円弧部33a
と、該円弧部33aの円弧方向先端部に各々接続
され且つ前記第1の腕32に空隙36を介して平
行配置された一対の第2の腕34と、該第2の腕
34の内端部に設けられると共に、前記ボス部3
1の周辺に空隙37を介して配置され、且つ後述
するリード棒2の先端部23に接合される基部3
5とで構成されており、電流が1/2に分流されて
各円弧部33aに各々通電されるように成されて
いる。
またコイル電極3の具備するボス部31は、接
点電極1側に突出されており、このボス部31以
外の部分のコイル電極3と接点電極1の背面との
間に空隙Aが形成される如く両者は結合されてい
る。
次にリード棒2を説明すると、該リード棒2は
その端部に、端面に開口した凹穴21を具備して
おり、該凹穴21内には高抵抗部材(例えば非磁
性のステンレス鋼,インコネル合金)から成るス
ペーサ11が収納固定されており、且つこのスペ
ーサ11の一端(第4図中の上端)には前記コイ
ル電極3のボス部31が結合されてコイル電極3
及び接点電極1を保持固定するように成されてい
る。更にリード棒2の端部には、第6図に示す如
く軸方向に延びたスリツト22が複数個(実施例
では4個)設けてある。またこれらスリツト22
のうち、180度間隔で対向する一対のスリツト2
2の部位で且つリード棒2の先端部23には、切
欠24が設けてあり、これら切欠24には前記コ
イル電極3の具備する一対の第1の腕32が各々
空隙を介して挿通するものである。
なお、リード棒2の先端部23は、前記コイル
電極3の具備する一対の基部35と接合されるも
のである。またスリツト22は、軸方向磁界の減
衰及び位相遅れといつたしや断性能に悪影響を及
ぼすうず電流が、軸方向磁界にさらされるリード
棒2の先端部に生ずるのを防止する効果がある。
更にリード棒2とコイル電極3との間には補強
体4が設けてあり、この補強体4はコイル電極3
の内側に結合される第7図に示す如き構成のコイ
ル補強体4aと、このコイル補強体4aに結合さ
れ且つリード棒2に結合される第8図に示す如き
構成の支持体4bとで構成されている。またコイ
ル補強体4a及び支持体4bは、高抵抗部材(例
えば非磁性のステンレス鋼、インコネル合金)か
ら成るものである。
前記コイル補強体4aは、第7図に示す如く外
周面部に複数の凹溝41を具備する円筒部42と
この円筒部42の軸方向の一端側で且つ外側に突
出して設けられたフランジ部43と、他端側で且
つ内側に突出して設けられた段部44とで構成さ
れている。このコイル補強体4aの円筒部42の
凹溝41を具備する外周面部は、第4図に示す如
くコイル電極3の円弧部33aの内壁面に結合さ
れ、またフランジ部43は円弧部33aの下端面
に結合されている。
一方支持体4bは、第8図に示す如くリード棒
2に結合される下部リング45と、前記コイル補
強体4aの段部44に結合される上部リング46
と、この両リングを軸方向に離間せしめて一体結
合する複数の支柱47とで構成されている。そし
てこの支持体4bは、第4図に示す如くコイル補
強体4aとリード棒2との間に同心的に配置さ
れ、且つ具備する下部リング45がリード棒2に
結合されると共に上部リング46がコイル補強体
4aの段部44に結合されてコイル電極3の補強
支持を行なつている。
上記のように構成された電極における電流の流
れを説明すると、リード棒2からの電流は、コイ
ル電極3の基部35及び第2の腕34を介して円
弧部33aの一端側に至り、この円弧部33aを
各々ループ状に流れて他端側に至ると共に第1の
腕32を介してボス部31に至る。そして接点電
極1を経て図示省略の相手電極(しや断時にはア
ークを介して)に至るものである。
なお、上述したコイル電極3は、第1の腕3
2,第2の腕34を各々2つ備え、且つ円弧部3
3aが略半円弧状に形成された所謂1/2分流の構
成のものにて説明したが、本考案はこれに限ら
ず、1/3,1/4分流又は略1ターンに形成されたも
のであつても差し支えない。また前述の第2図の
如き平面形状のコイル電極であつても差し支えな
く、要は電流をループ電流に変更する円弧部が軸
方向に長く成された略円筒状のものであれば同様
に実施できるものである。
以上の説明から明らかなように本考案にあつて
は以下に述べるような種々の効果を奏するもので
ある。
コイル電極3の円弧部33aの内壁面に接合
して筒状のコイル補強体4aを設けているの
で、コイル電極3の円筒部33aが軸方向に長
いものであつても、電磁反発力及び衝撃力によ
つてコイル電極3が変形損傷することは防止で
きて、電極の耐久性が向上するものである。
またコイル補強体4aは、その軸方向の一端
側と、該コイル補強体4aの内側に同心的に配
置された支持体4bの軸方向の一端側とが結合
され、そしての支持体4bの他端側がリード棒
2に結合されて支持されているので、リード棒
2とコイル電極3の円弧部33aとの間におけ
るコイル補強体4aと支持体4bとによつて形
成される電路は長いものとなり、この結果抵抗
大となるのでこれらコイル補強体4a及び支持
体4bを通して分流する電流は極めて小さいも
のとなる。しかも支持体4bは、複数の支柱4
7を具備して構成されているので、この支持体
4bの抵抗は形状的にも大きいものであるから
分流して流れる電流は一層わずかなものとな
る。よつて軸方向磁界を一層効果的に発生させ
るこことができてしや断性能の向上が図れるも
のである。
コイル補強体4aの筒部42を、その外周面
に複数の凹溝41を備えてコイル電極3の内壁
面に接合させれば、筒部42が軸方向に長いも
のであつても実際の接合面積は凹溝41の幅だ
け小さいものとなる。また凹溝41の幅及び深
さを選定することによつてこの補強体4aの実
質断面積は小さいものとなり、材質的に高抵抗
であるばかりでなく形状効果によつて一層高抵
抗となるものであるから、この補強体4aが分
割された各円弧部33a間に渡つて設けられて
いても、この補強体4aに流れる電流はわずか
であるから軸方向磁界発生に悪影響を及ぼすこ
とはなく、一層しや断性能の向上が図れるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第3図は、従来の真空インタラプタ
の電極の異なる構成の断面図、第2図は第1図の
A−A線におけるコイル電極の平面図、第4図は
本考案の一実施例に係る電極の断面図であり、第
5図はコイル電極、第6図はリード棒、第7図は
コイル補強体、第8図は支持体の各斜視図であ
る。 1……接点電極、2……リード棒、3……コイ
ル電極、33a……円弧部、4……補強体、4a
……コイル補強体、4b……支持体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 真空容器を気密に貫通するリード棒2の内端部
    に電気的に離隔して設けられた接点電極1と、該
    接点電極1の背部に位し、且つ接点電極1とリー
    ド棒2とを接続すると共に軸方向磁界を発生する
    コイル電極3とから成り、該コイル電極3がリー
    ド棒2を囲繞する筒状の円弧部33aを備えると
    共に該円弧部33aとリード棒2との間に渡つて
    高抵抗部材から成る補強体4が装置されて成る真
    空インタラプタの電極において、前記補強体4は
    コイル電極3の円弧部33aの内壁面に結合され
    る略筒状のコイル補強体4aと、軸方向の一端側
    がリード棒2に結合される支持体4bとから成
    り、且つコイル電極4aと支持体4bとは同心的
    に配置されると共に支持体4bの軸方向の他端側
    とコイル補強体4aの軸方向の一端側とが結合さ
    れて成ることを特徴とする真空インタラプタの電
    極。
JP17032582U 1982-11-10 1982-11-10 真空インタラプタの電極 Granted JPS5974640U (ja)

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