JP5404317B2 - 真空バルブ - Google Patents

真空バルブ Download PDF

Info

Publication number
JP5404317B2
JP5404317B2 JP2009248501A JP2009248501A JP5404317B2 JP 5404317 B2 JP5404317 B2 JP 5404317B2 JP 2009248501 A JP2009248501 A JP 2009248501A JP 2009248501 A JP2009248501 A JP 2009248501A JP 5404317 B2 JP5404317 B2 JP 5404317B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
electrode
vacuum valve
magnetic body
circumferential direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009248501A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011096474A (ja
Inventor
宏通 染井
浩資 捧
健二 加藤
清 長部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2009248501A priority Critical patent/JP5404317B2/ja
Publication of JP2011096474A publication Critical patent/JP2011096474A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5404317B2 publication Critical patent/JP5404317B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)

Description

本発明は、接離自在の一対の接点を有する真空バルブに係り、特に、磁性体により磁界強度を向上し得る真空バルブに関する。
従来、遮断特性を向上させるため、アークに対して直交する磁界を発生させる電極を用いるとともに、電極内に磁性体を設け、磁界強度を向上させるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この種の真空バルブは、図4に示すように、筒状の真空絶縁容器1の両端開口部に、固定側封着金具2と可動側封着金具3が封着されている。固定側封着金具2には、固定側通電軸4が貫通固定され、真空絶縁容器1端に固定側接点5が固着されている。固定側接点5は、カップ状の底部が固定側通電軸4端に固着された電極5aと、電極5a内に設けられた環状の磁性体5bと、電極5aの開口部に固着された円板状の接触子5cとで構成されている。電極5aの外周には、軸方向に対して斜めに横切る複数のスリット5dが設けられている。
固定側接点5に対向して接離自在の可動側接点6が可動側封着金具3を移動自在に貫通する可動側通電軸7端に固着されている。可動側接点6の構成は、固定側接点5と同様である。可動側通電軸7の中間部には、伸縮自在のベローズ8の一方端が封着され、他方端が可動側封着金具3に封着されている。両接点5、6の周囲には、筒状のアークシールド9が設けられている。
このような電極5aを有する接点5、6は、一般的にコントレート電極と呼ばれ、電極5aの軸心から放射状に伸びる磁界を発生する。また、磁性体5bにより、磁界強度を増すことができ、遮断特性を向上させることができる。
一方、磁界を発生する他の電極として、電極の軸心から放射状に伸びる腕部と、腕部の先端に連接された円弧状のコイル部とを有して、軸方向と平行な磁界を発生させ、アークを拡散させる、所謂、縦磁界電極と呼ばれるものがある。このような縦磁界電極においても、コイル部の内周側面やコイル部端部にL字状などの複数の磁性体が設けられ、磁界強度の向上が図られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2008−262772号公報 (第3ページ、図1) 特開2000−76964号公報 (第4ページ、図1)
上記の従来の真空バルブにおいては、次のような問題がある。コントレート電極内に環状の磁性体5bを用いるものでは、通電時に渦電流を発生し、温度上昇を招くことになる。温度上昇が起きると、磁界強度が低下する。また、縦磁界電極内に複数の磁性体を用いるものでは、電極の円周方向に磁性体を所定の間隔で並べるものの、円周方向における磁界の連続性が失われ、磁界強度の低下を招くことになる。更には、部品点数が多く、構造が複雑になる。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、アークを移動させるための磁界を発生する電極内に、簡素な構造の磁性体を設け、磁界強度を向上し得る真空バルブを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の真空バルブは、アークを移動させるための磁界を発生する磁界発生電極と、前記磁界発生電極内に設けられた環状の磁性体と、前記磁界発生電極に接続された接触子とを有する接離自在の一対の接点を備えた真空バルブであって、前記磁性体は、円周方向を開放する開放溝と、前記接触子側からの切り込みと前記磁界発生電極側からの切り込みとを円周方向に交互に配置した複数の切込溝と、が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、電極内に収納する環状の磁性体に、円周方向を開放する開放溝と、円周方向の一部分に切り込みを入れた複数の切込溝とを設けているので、磁性体に流れる渦電流や誘導電流を抑制でき、円周方向の磁界強度を均一化して向上させることができる。
本発明の実施例1に係る真空バルブに用いる接点の構成を示す断面図。 本発明の実施例1に係る真空バルブに用いる接点を構成する電極と磁性体とを示す斜視図。 本発明の実施例2に係る真空バルブに用いる接点を構成する電極と磁性体とを示す斜視図。 従来の真空バルブの構成を示す断面図。
アークを移動させるための磁界を発生する電極内に、円周方向を開放した開放溝と、円周方向の一部分に切り込みを入れた複数の切込溝と、を設けた環状の磁性体を収納するものである。以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
先ず、本発明の実施例1に係る真空バルブを図1、図2を参照して説明する。図1は、本発明の実施例1に係る真空バルブに用いる接点の構成を示す断面図、図2は、本発明の実施例1に係る真空バルブに用いる接点を構成する電極と磁性体とを示す斜視図である。なお、図1、図2において、従来と同様の構成部分については、同一符号を付した。また、真空バルブの構成は、従来と同様であるので、その説明を省略する。接点は、固定側と可動側で同様であるので、固定側を用いて説明する。
図1、図2に示すように、固定側接点5は、カップ状の電極5aと、電極5aの内径よりも小さい外径を有し、電極5aの空間部に収納される鉄合金からなる環状の磁性体5bと、電極5aの開口部に固着された円板状の接触子5cとで構成されている。電極5aの外周には、軸方向に対して斜めに横切る複数のスリット5dが設けられている。なお、磁性体5bは、必要により、電極5a底部に接着剤で固定される。
ここで、磁性体5bには、円周方向の一部分を開放した例えば1mm幅の所定幅を有する開放溝5b1が機械加工で設けられている。また、円周方向の一部分に等間隔で切り込みを入れた複数の切込溝5b2が機械加工で設けられている。切込溝5b2は、接触子5c側からの切り込みと、電極5aの底部からの切り込みとが交互に配置されており、例えば1mm幅の所定幅を有している。
これにより、磁性体5bでは、開放溝5b1により、周回する誘導電流を遮断することができる。また、複数の切込溝5b2を設けているので、円周方向に流れる電流が複数個所で分断され、渦電流を抑制でき、温度上昇を抑制することができる。更に、磁性体5bは、開放溝5b1を有するものの、環状で構成されているので、円周方向に発生する磁界強度が均一化される。この磁界は、電極5a自体で発生する磁界に重畳され、接点間の磁界分布を適正にし、遮断特性を向上させることができる。
また、磁性体5bは単体であり部品点数が少なく、構造を簡素なものにすることができる。なお、磁性体5bに酸化鉄のような酸化被膜を設けると、磁性体5bに分流する電流を抑制することができる。
ここで、電極5aの外周にスリット5dを設けた所謂、コントレート電極では、アークに対して直交する磁界を発生し、アークを円周方向に回転駆動させる。このようにアークを移動させるための磁界を発生する電極を、磁界発生電極と定義する。
上記実施例1の真空バルブによれば、電極5a内に設けられる環状の磁性体5bに、円周方向を開放する開放溝5b1と、円周方向の電流を分断する複数の切込溝5b2を設けているので、渦電流や誘導電流を抑制することができ、円周方向の磁界強度を均一化することができる。
上記実施例1では、磁性体5bに開放溝5b1と切込溝5b2を設けて説明したが、開放溝5b1だけを設けても、磁性体5b内を周回する誘導電流を遮断することができ、温度上昇を抑制することができる。
次に、本発明の実施例2に係る真空バルブを図3を参照して説明する。図3は、本発明の実施例2に係る真空バルブに用いる接点を構成する電極と磁性体とを示す斜視図である。なお、この実施例2が実施例1と異なる点は、電極の構造である。図3において、実施例1と同様の構成部分においては、同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図3に示すように、電極10は、固定側通電軸4端から放射状に伸びる腕部10aと、腕部10aの先端に連接された円弧状のコイル部10bと、コイル部10bの先端に連接された接続部10cとで構成されている。接続部10cには、図示しない接触子が接続される。なお、図示では、電極10を四分割した場合を示しているが、分割数を変えることで磁界の強さを制御できる。
電極10には、コイル部10bの内径よりも小さい外径を有する鉄合金よりなる環状の磁性体11が、コイル部10bの内周側面に設けられている。磁性体11には、円周方向の一部分を開放した開放溝11aが機械加工で設けられている。また、腕部10aの幅よりも僅かに大きい幅に切り込んだ第1の切込溝11bが設けられ、腕部10aに嵌め込まれるようになっている。第1の切込溝11b間には、複数の第2の切込溝11cが設けられている。
これにより、磁性体11を周回する誘導電流を開放溝11により遮断することができる。また、複数の第1の切込溝11bおよび第2の切込溝11cにより、円周方向に流れる電流が分断されて渦電流を抑制でき、温度上昇を抑制することができる。更に、磁性体11は、開放溝11aを有するものの、環状で構成されているので、円周方向の磁界強度を均一化することができる。
ここで、腕部10aやコイル部10bを有する所謂、縦磁界電極では、アークに対して平行な磁界を発生し、アークを半径方向に拡散させる。このようにアークを移動させるための磁界を発生する電極を、磁界発生電極と定義する。
上記実施例2の真空バルブによれば、縦磁界電極においても、磁性体11に流れる渦電流を抑制でき、実施例1と同様の効果を得ることができる。
1 真空絶縁容器
2 固定側封着金具
3 可動側封着金具
4 固定側通電軸
5 固定側接点
5a、10 電極
5b、11 磁性体
5b1、11a 開放溝
5b2、11b、11c 切込溝
5c 接触子
5d スリット
6 可動側接点
7 可動側通電軸
8 ベローズ
9 アークシールド
10a 腕部
10b コイル部
10c 接続部

Claims (2)

  1. アークを移動させるための磁界を発生する磁界発生電極と、
    前記磁界発生電極内に設けられた環状の磁性体と、
    前記磁界発生電極に接続された接触子とを有する接離自在の一対の接点を備えた真空バルブであって、
    前記磁性体は、円周方向を開放する開放溝と、
    前記接触子側からの切り込みと前記磁界発生電極側からの切り込みとを円周方向に交互に配置した複数の切込溝と、
    が設けられていることを特徴とする真空バルブ。
  2. 前記磁性体に酸化被膜を設けたことを特徴とする請求項1に記載の真空バルブ。
JP2009248501A 2009-10-29 2009-10-29 真空バルブ Expired - Fee Related JP5404317B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009248501A JP5404317B2 (ja) 2009-10-29 2009-10-29 真空バルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009248501A JP5404317B2 (ja) 2009-10-29 2009-10-29 真空バルブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011096474A JP2011096474A (ja) 2011-05-12
JP5404317B2 true JP5404317B2 (ja) 2014-01-29

Family

ID=44113193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009248501A Expired - Fee Related JP5404317B2 (ja) 2009-10-29 2009-10-29 真空バルブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5404317B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8653396B2 (en) 2011-09-28 2014-02-18 Eaton Corporation Vacuum switch and hybrid switch assembly therefor
CN104538238A (zh) * 2014-12-31 2015-04-22 北京双杰电气股份有限公司 接地开关触头及具有其的直动插接式接地开关
CN115206726A (zh) * 2022-06-27 2022-10-18 天津平高智能电气有限公司 一种多极纵向磁场真空灭弧室触头结构

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5974640U (ja) * 1982-11-10 1984-05-21 株式会社明電舎 真空インタラプタの電極
JPS6166324A (ja) * 1984-09-06 1986-04-05 株式会社明電舎 真空インタラプタ
JPH01155237U (ja) * 1988-04-18 1989-10-25
JPH0612946A (ja) * 1992-06-24 1994-01-21 Toshiba Corp 真空バルブ
JP2937881B2 (ja) * 1995-09-04 1999-08-23 株式会社東芝 真空バルブ
JP3369366B2 (ja) * 1995-09-05 2003-01-20 芝府エンジニアリング株式会社 真空バルブ
JP3146158B2 (ja) * 1996-06-04 2001-03-12 株式会社東芝 真空バルブ
JP3431510B2 (ja) * 1998-09-01 2003-07-28 株式会社東芝 真空バルブ
JP2001006501A (ja) * 1999-06-23 2001-01-12 Toshiba Corp 真空バルブ
JP4966076B2 (ja) * 2007-04-11 2012-07-04 株式会社東芝 真空バルブ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011096474A (ja) 2011-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4522490B1 (ja) ガス絶縁開閉装置
EP2485235B1 (en) Vacuum interrupter for vacuum circuit breaker
CN113678219A (zh) 真空阀
JP5404317B2 (ja) 真空バルブ
JPWO2011086699A1 (ja) 真空バルブ
KR100473774B1 (ko) 진공회로 차단기와 그의 전극, 및 진공회로 차단기의 전극제조방법
JPS6113518A (ja) 遮断器用真空バルブ
JP5210816B2 (ja) 真空バルブ
JP2018029036A (ja) 真空バルブ
JP2010267442A (ja) 真空インタラプタ用縦磁界電極
JP5394886B2 (ja) 真空バルブ
JP5274676B2 (ja) 真空バルブ
JP5210789B2 (ja) 真空バルブ
JP5610995B2 (ja) 真空バルブ
JP5525316B2 (ja) 真空バルブ
WO2023276217A1 (ja) 真空バルブ
JP2019053955A (ja) 真空バルブ
JP7030407B2 (ja) 真空バルブ
WO2021255869A1 (ja) 真空バルブ
JP2019079705A (ja) 真空バルブ用接点及びそれを用いた真空バルブ
JP2014127280A (ja) 真空バルブ
US20230154705A1 (en) Vacuum interrupter
JP5139161B2 (ja) 真空バルブ
JP6846878B2 (ja) 真空バルブ
JP5038661B2 (ja) 真空バルブ

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20111125

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20111205

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130716

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130917

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131029

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees