JP5139161B2 - 真空バルブ - Google Patents

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Description

本発明は、接離自在の一対の接点を有する真空バルブに係り、特に遮断特性に優れ、接点の機械的強度を向上し得る真空バルブに関する。
従来、電極間に発生するアークに対して直交する磁界を印加し、アークを電極の全体に均一に広げ、局部過熱を抑制する技術が知られている。所謂、縦磁界電極と呼ばれるものであり、局部的な熱入力による荷電粒子の発生と金属粒子の発生を抑え、優れた遮断特性を得るものである。また、コイル電極と通電軸端間に補強部材を設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
この種の真空バルブを図5に示す。筒状の真空絶縁容器1の両端開口部には、固定側封着金具2と可動側封着金具3が封着されている。固定側封着金具2には、固定側通電軸4が貫通固定され、端部に固定側接点5を設けた固定側コイル電極6が固着されている。固定側接点5に対向して接離自在の可動側接点7を設けた可動側コイル電極8が、可動側封着金具3を移動自在に貫通する可動側通電軸9端部に固着されている。
可動側通電軸9の中間部にはベローズカバー10が設けられ、ベローズカバー10と可動側封着金具3間に伸縮自在のベローズ11が封着されている。これにより、真空を保って可動側接点7を移動させることができる。可動側封着金具3には、可動側通電軸9を軸方向と平行に移動させるためのガイド12が固定されている。また、接点5、7を包囲するようなアークシールド13が真空絶縁容器1内の突出部に固定されている。
可動側コイル電極8を図6に示す。可動側接点7の背後に設けられるものであり、可動側通電軸9が固着された中心部から放射状に伸びる四本の腕部8a、腕部8a端部に連接された円弧状のコイル部8b、コイル部8b端部に連接され可動側接点7に接続される突出した先端部8cから構成されている。これにより、腕部8aで分流した電流がコイル部8bで円周方向の向きとなり、アークに対して直交する磁界を発生させることができる。また、可動側通電軸9端部と可動側接点7間には、コイル部8bの内径よりも小さい外径のステンレス鋼材からなる補強部材14が設けられている。なお、固定側コイル電極6も同様の構成である。
特許第3243085号公報(第4〜5ページ、図2)
上記の従来の真空バルブにおいては、次のような問題がある。補強部材14を設けているものの、通電時の熱応力や開閉時の衝撃力などにより、コイル部8bが変形して可動側接点7に接触することがある。接触すると、円周方向の電流が短絡し、所定の縦磁界を発生させることができず、遮断特性が低下してしまう。このため、コイル部8bの機械的強度を向上させ、所定の大きさの縦磁界が得られるものが望まれていた。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、コイル電極の機械的強度を向上させ、遮断特性に優れた真空バルブを得ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の真空バルブは、通電軸端に固定されたコイル電極と、前記コイル電極に接続された接離自在の接点とを有する真空バルブであって、前記コイル電極は、前記通電軸端から放射状に伸びた腕部と、前記腕部の先端から円弧状に形成されたコイル部と、前記コイル部端に設けられるとともに、前記接点との接続を行う先端部と、前記コイル部と前記接点間に設けられた間隙を保持する抵抗部材とを備え、この抵抗部材の前記接点側を細径とし、前記コイル部側を太径とするとともに、この太径部を前記コイル部に設けた凹部の底部に固定したことを特徴とする。
本発明によれば、接点とコイル電極間に間隙保持部材を設けているので、コイル電極の機械的強度が向上し、接点とコイル電極との間隙を所定値に保つことができ、優れた遮断特性を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
先ず、本発明の実施例1に係る真空バルブを図1、図2を参照して説明する。図1は、本発明の実施例1に係る真空バルブの接点の構成を示す断面図、図2は、本発明の実施例1に係るコイル電極の構成を示す上面図である。なお、各図において、従来と同様の構成部分については、同一符号を付した。また、可動側と固定側との接点は同様であり、可動側を用いて説明する。また、真空バルブの構成は従来と同様であるので、その説明を省略する。
図1、図2に示すように、可動側通電軸9端には、可動側コイル電極8の略中心部が固着されている。可動側コイル電極8は、中心部から放射状に伸びる複数本(図では四本)の腕部8aと、腕部8a端部に連接され円周方向に設けられるとともに、円弧状に形成されたコイル部8bと、コイル部8b端部に連接されるとともに、可動側接点7に接続されるコイル部8b面から突出した先端部8cとから構成されている。また、コイル部8bには、複数(図では2個)の円柱状の抵抗部材20が略等間隔で配置され、可動側接点7側およびコイル部8b側のそれぞれの両端が例えばろう付けで固定されている。
抵抗部材20は、先端部8cと同様の高さを有し、コイル部8bと可動側接点7とが所定の間隙に保たれるようになっている。また、抵抗部材20は、銅合金からなるコイル部8bに対し、40倍以上の抵抗率を有する例えばステンレス鋼材のような金属材料からなっている。抵抗率が40倍未満では、抵抗部材20に分流する電流が3%以上となり、コイル部8b以上に発熱を起こし遮断特性を低下させる。
ここで、抵抗部材20は、コイル部8bと可動側接点7の間隙を所定値に保つためのものであるので、間隙保持部材と定義する。そして、間隔保持部材は、通電時に可動側コイル電極8よりも温度上昇が小さいものとなる。
これにより、真空バルブを開閉したときの衝撃荷重が可動側コイル電極8に加わっても、抵抗部材20によりコイル部8bの機械的強度が向上しているので、変形などを起こすことがなく、可動側接点7とコイル部8bを所定の間隙に保つことができる。また、通電電流が可動側から流れる場合、可動側通電軸9−腕部8a−コイル部8b−先端部8c−可動側接点7と流れるが、抵抗部材20に分流する電流が抑えられ、抵抗部材20の発熱を抑えることができる。そして、コイル部8bに通電される電流によって軸方向と平行となる所定の大きさを有する縦磁界を発生させることができ、遮断特性を安定させることができる。
上記実施例1の真空バルブによれば、可動側接点7と可動側コイル電極8のコイル部8b間に間隙を所定値に保つ抵抗部材20を設けているので、コイル部8bの機械的強度が向上し、所定の大きさの縦磁界を発生させることができ、優れた遮断特性を得ることができる。
上記実施例1では、抵抗部材20を金属材料で説明したが、セラミックスのような絶縁材料からなる絶縁部材を用いることができる。この場合、絶縁部材にメタライズ処理を施し、可動側接点7とコイル部8bとをろう付けで固定する。
次に、本発明の実施例2に係る真空バルブを図3、図4を参照して説明する。図3は、本発明の実施例2に係る真空バルブの接点の構成を示す断面図、図4は、本発明の実施例2に係るコイル電極の構成を示す上面図である。なお、この実施例2が実施例1と異なる点は、抵抗部材の形状である。各図において、実施例1と同様の構成部分においては、同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図3、図4に示すように、コイル部8bに凹部8b1を設け、凹部8b1の底面に抵抗部材21を固定している。抵抗部材21は、コイル部8b側を太径とし、可動側接点7側を細径として、例えばろう付けで固定している。
これにより、抵抗部材21は、コイル部8bに設けた凹部8b1の深さ分だけ軸方向の長さが長くなり、抵抗値を大きくすることができる。更には、可動側接点7側が細径となって断面積が小さくなっているので、細径部で抵抗値が大きくなり、全体としての抵抗値を大きくすることができる。このため、コイル部8bからの分流を更に抑制することができ、発熱をより一層抑制することができる。
上記実施例2の真空バルブによれば、実施例1と同様の効果を得ることができ、抵抗部材21の発熱をより一層抑制することができる。
本発明の実施例1に係る真空バルブの接点の構成を示す断面図。 本発明の実施例1に係るコイル電極の構成を示す上面図。 本発明の実施例2に係る真空バルブの接点の構成を示す断面図。 本発明の実施例2に係るコイル電極の構成を示す上面図。 真空バルブの構成を示す断面図。 従来のコイル電極の構成を示す上面図。
符号の説明
1 真空絶縁容器
2 固定側封着金具
3 可動側封着金具
4 固定側通電軸
5 固定側接点
6 固定側コイル電極
7 可動側接点
8 可動側コイル電極
8a 腕部
8b コイル部
8b1 凹部
8c 先端部
9 可動側通電軸
10 ベローズカバー
11 ベローズ
12 ガイド
13 アークシールド
14 補強部材
20、21 抵抗部材

Claims (1)

  1. 通電軸端に固定されたコイル電極と、
    前記コイル電極に接続された接離自在の接点とを有する真空バルブであって、
    前記コイル電極は、前記通電軸端から放射状に伸びた腕部と、
    前記腕部の先端から円弧状に形成されたコイル部と、
    前記コイル部端に設けられるとともに、前記接点との接続を行う先端部と、
    前記コイル部と前記接点間に設けられた間隙を保持する抵抗部材とを備え、
    この抵抗部材の前記接点側を細径とし、
    前記コイル部側を太径とするとともに、この太径部を前記コイル部に設けた凹部の底部に固定したことを特徴とする真空バルブ。
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