JPS63135242A - 化粧板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、木質基板の表面を生かした化粧板に関するも
のでおる。

（従来の技術） 従来から製造されている化粧シート貼り化粧板は、使用
する化粧シートの基材が紙や合成樹脂フィルムであって
、隠蔽性を有するものが使用されている。

これは、基板である木質基板の表面を隠蔽することによ
って、基板表面の色違いや虫食い等の欠点を隠すという
意味で隠蔽性を必要としでいるのである。

ところが、印刷のみで天然の木材の表面を表現するには
限界があり、天然の突き板を貼り合わせたものと、化粧
シートを貼り合わせたものとには、歴然とした差がめっ
た。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は以上のような従来技術の欠点を解消しようとす
るものであって、木質板の表面を生かし、その表面に貼
り合わせる化粧シート上の模様を組み合わせて、より天
然の木材の外観に近付けようとすることを特徴とするも
ので必る。

（問題点を解決するための手段） 本発明の化粧板は、第１図に示すように、木質板（１）
、透明な接着剤（２）、木目模様（３）、透明又は半透
明のフィルム（４）から構成されている。

木質板は、合板、突き板、無垢の板、集成材等の、表面
に導管、隠線、斑、ヤニ壺等の木材特有の組織を有する
ものを使用する。

透明な接着剤としては、エチレン酢酸ビニル系、エボ千
シ系、ウレタン系等の合成樹脂からなる透明なものを使
用する。

木目模様は透明性を有するインキを使用した方が基板の
表面が良く見えるので好ましく、具体的には、インイン
ドリノン系黄、ポリアゾ系赤、フタロシアニン系ブルー
等の透明性の高い顔料を使用したインキを使用する。

但し、要求される外観によっては、通常インキの着色材
として使用される一般的な有機顔料又は無機顔料を使用
することもできる。

透明又は半透明のフィルムとしては、ポリ塩化ビニルフ
ィルム、ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィル
ム、ボリアネトフィルム、ポリカーボネートフィルム等
の透明なフィルムが使用できる。

（作用） 本発明の化粧板は、貼り合わせる化粧シートが透明フィ
ルムを基材としており、しかも透明な接着剤を介して貼
り合わせてのるので、木質板の表面が上から良く視認で
き、木質板表面の木材特有の組織と、印刷によって形成
された模様とが良く組み合わされて、良質の木材の外観
をよく表現した化粧板になっている。

なお、木目模様を透明顔料を着色材とする透明インキに
よって形成すれば、今迄市まり良く見えなかった木目模
様の下側の基板表面も良く見えるようになり、より天然
の木に近い外観となる。

（実施例） 厚さが０．１ｍｍで、可塑剤含有料が２０重１部の透明
なポリ塩化ビニルシートの表面に、イソインドリノン系
黄を配合した塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂をバイン
ダーとするインキでウオールナツト柄を印刷して、化粧
シートを得た。

次に、厚さ４ｍｍのラワン合板の表面にエチレン酢酸ビ
ニル系の接着剤を７０７／尻塗布し、その上から前記化
粧シートを印刷面を下にして重ね、力０圧して、天然の
丞相の外観に酷似した化粧板を得た。

（発明の効果） 木質基板として、表面にラワン、ラミン、シナ、メルサ
ワ等の木材を使用したものを用いれば、その木材特有の
組織と、印刷によって形成された模様とがうまく組み合
わされて、従来の化粧シート詰り化粧板では表現できな
かった木材の「テリ」等が表現できるようになった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の化粧板の実施例を示す断面図である。 （１）・・・・・・木質板 （２）・・・・・・透明な接着剤 （３）・・・・・・木目模様

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）木質板表面に、木目模様を形成した透明又は半透
   明のフィルムを透明な接着剤を介して貼り合わせてなる
   化粧板。
2. （２）木目模様が、透明顔料を着色材とする透明インキ
   によつて形成されていることを特徴とする特許請求の範
   囲第（１）項記載の化粧板。