JPH057441U - 化粧板 - Google Patents

化粧板

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JPH057441U
JPH057441U JP6383291U JP6383291U JPH057441U JP H057441 U JPH057441 U JP H057441U JP 6383291 U JP6383291 U JP 6383291U JP 6383291 U JP6383291 U JP 6383291U JP H057441 U JPH057441 U JP H057441U
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JP
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layer
ink
transparent
decorative
board
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JP6383291U
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智之 竹脇
茂樹 西田
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Toppan Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 基板表面の色むらや汚れにほとんど影響を受けずに、天
然の板が有する照り感等の風合いを化粧板に付与できる
ようにする。 【構成】 化粧板は、基板1、パール顔料層2、透明又
は半透明プラスチックフィルム3、着色透明インキ層
4、木目柄印刷層5、グロストップコート層6及びマッ
トインキ層7が順次積層されている積層体である。な
お、透明又は半透明プラスチックフィルム3を、木目柄
印刷層5とグロストップコート層6との間に形成しても
よい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、合板等の基板と木目柄印刷を施した化粧シートとからなる化粧板 に関する。より詳しくは、基材の木質感を利用して突板のような風合いを有する 化粧板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、天然の板を模した化粧板は、壁面、天井等の建築内装材や家具等に 使用されている。中でも、低コストの化粧板として図3に示すように、ポリ塩化 ビニル層34に木目模様層33を印刷してなる化粧シート35を、合板31に接 着層32により貼り付けた化粧板30が広く使用されている。
【0003】 このような化粧板30においては、化粧シート35を通して合板31を透視で きるようにし、合板表面の木質感を利用して化粧板30そのものにより天然の板 の風合いを持たせるように工夫している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の化粧板30の表面は合、板31の表面の色む ら、汚れ等の影響を甚だしく受けてしまい、従ってこのような化粧板30におい て、天然の板の風合いを実現することに限界が生じていたという問題があった。 また、合板31には天然の板や突板が貼られた化粧合板のような照り感がなく、 従って合板31の表面の質感を利用する従来の化粧板30には天然の板の持つ照 り感は実現できないという問題があった。
【0005】 また、従来の化粧板30の表面は、ポリ塩化ビニル層34がそのまま露出して いるので、全体としてポリ塩化ビニルの感触が拭えず高級感に欠けるといる問題 があった。
【0006】 この考案は、以上のような従来技術の問題を解決しようとするものであり、下 地となる基材の木質感を利用して天然の板の風合いを実現する際に、化粧シート としてポリ塩化ビニルを使用し且つ基板として合板を使用した場合であっても、 基板表面の色むらや汚れにほとんど影響を受けずに、天然の板が有する照り感等 の風合いを実現できる化粧板を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は以下に示すこの考案により達成された。即ち、この考案は、基板 、パール顔料層、透明又は半透明プラスチックフィルム、着色透明インキ層、木 目柄印刷層、グロストップコート層及びマットインキ層が順次積層されてなる化 粧板を提供する。
【0008】 また、この考案は、基板、パール顔料層、着色透明インキ層、木目柄印刷層、 透明又は半透明プラスチックフィルム、グロストップコート層及びマットインキ 層が順次積層されてなる化粧板をも提供する。
【0009】 すなわち、この考案の化粧板においては、天然の板の照り感を表現でき且つ基 板として合板を使用した場合でもその表面の色むらを打ち消せるようにパール顔 料層を基材の上に形成している。また、この考案の化粧板においては、天然の板 の風合いを実現するために、木目柄印刷層に同調するように導管柄をグロストッ プコート層上にマットインキ層で表現している。
【0010】 以下、この考案の化粧板を図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図面にお いて、同じ符号は同一又は同等の構成要素を示している。
【0011】 図1は、この考案の化粧板の第1の態様を示している。同図においては、基板 1、パール顔料層2、透明又は半透明プラスチックフィルム3、着色透明インキ 層4、木目柄印刷層5、グロストップコート層6及びマットインキ層7が順次積 層され化粧板10が構成されている。
【0012】 基板1は、化粧板10の構造材料となるものであり、従来からこのような化粧 板に使用されているパーチクルボード、石膏ボード、ラワン合板等の材料を使用 することができるが、好ましくは、化粧板に天然の板の風合いを持たせるために 、表面に木質部分を有する材料、例えばラワン合板等を使用する。このような材 料としては、なお、基板1の厚みや色についても特に限定はなく、必要に応じて 適宜厚み、色、素材等を選択することができる。
【0013】 基板1の上に形成されるパール顔料層2は、前述したように、その中に含まれ るパール顔料の再帰反射性のために、天然の板の照り感を表現でき、また、基板 1として合板を使用した場合でも、その表面の色むらを打ち消すことができる。 このようなパール顔料層は、公知のパール顔料をポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニ ル、ポリウレタン等の一般的なマトリックス樹脂の中に分散したものから形成で きる。
【0014】 透明又は半透明プラスチックフィルム3は、化粧板10の基板を除いた所謂化 粧シートの基材として機能する。このフィルムは、基板1の表面の木質感を利用 できるように不透明ではならない。このようなプラスチックフィルムとしては、 このような化粧板に従来より使用されている種々の透明又は半透明のプラスチッ クフィルムを使用できる。例えばポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレ−ト 、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリウレタン等のフィルムを 使用することができる。透明又は半透明プラスチックフィルムの厚みは特に限定 はなく、使用目的に応じて適宜その厚みを決定できる。
【0015】 着色透明インキ層4は、その透明性によって下地となる基材表面の木質感を利 用できるようにするとともに、着色によって天然の板の塗装色に近づける機能を 有する。従って、着色透明インキ層4は、下地となる基材表面の木質感を利用で きるかぎり可視光に対して必ずしも100%の透過度を有する層でなくてもよい 。このような着色透明インキ層4としては、従来から知られている不溶性アゾタ イプの有機黄色顔料、キナクリドンタイプの有機赤色顔料、フタロシアニンタイ プの有機藍色顔料等の有機顔料を、ポリ塩化ビニルやアクリル樹脂等に分散した ものを使用して形成することができる。なお、着色する色の種類やその数、層の 厚みについては特に限定されず、必要に応じて色や層厚を選択することができる 。
【0016】 木目柄印刷層5は、天然の板の木目柄に模して設けられるものであり、素材的 にも形成法についても従来の化粧板の木目柄印刷層と同じように形成することが できる。なお、基板1の質感を表面から透視できるように透明着色インキを用い て木目柄印刷層5を形成することが好ましい。
【0017】 グロストップコート層6は、その上に形成されるマットインキ層を際立たせる ためのものである。このようなグロストップコート層6としては、従来から使用 されているグロストップコート用のインキを使用して形成することができる。
【0018】 マットインキ層7は導管柄模様を表現するもので、木目柄印刷層5と同調する ように形成される。このマット状のインキ層7はグロストップコート層6上に形 成されているので、インキ層7とトップコート層6とのコントラストが際立ち、 その結果、インキ層7からなる導管柄部分が凹部になっているように看る者に感 じさせる。従って面倒でコストアップにつながるエンボス加工が不要となる。
【0019】 この様に構成されるこの考案の化粧板は、天然の板が有する照り感や風合いを 実現できる。
【0020】 図2は、この考案の化粧板の第2の態様を示している。同図においては、基板 1、パール顔料層2、着色透明インキ層4、木目柄印刷層5、透明又は半透明プ ラスチックフィルム3、グロストップコート層6及びマットインキ層7が順次積 層され化粧板20が構成されている。
【0021】 この第2の態様の化粧板20は、透明又は半透明プラスチックフィルム3が第 1の態様ではパール顔料層の直ぐ上に位置しているのに対し、木目柄印刷層5と グロクトップコート層6との間に挟まれている点で前述の第1の態様と異なる。 これにより、第2の態様の化粧板20においては、導管柄を表現するマットイン キ層7と木目柄印刷層5との距離が第1の態様の化粧板の場合より長くなる。従 って、第1の態様の化粧板に比べより深みのある木目柄が表現できる。
【0022】 この考案の化粧板は常法に従って製造できる。例えば、この考案の第1の態様 の化粧板は以下に説明するように製造できる。即ち、グラビヤ印刷機を用いて、 透明又は半透明プラスチックフィルム3の片面に、着色透明インキをベタ印刷し て着色透明インキ層4を形成し、更にさらにその上に、透明着色インキを用いて 木目柄模様を印刷し木目柄印刷層5を形成し、次いでその上の全面にグロスコー トインキでベタ印刷してグロストップコート層6を形成し、続いて導管用マット インキを用いてグロストップコート層6の上に導管柄を印刷してマットインキ層 7を形成することにより化粧シートを製造する。これとは別に、基板1にパール 顔料を混合した接着剤を塗布してパール顔料層2を形成し、このパール顔料層2 と化粧シートのプラスチックフィルム3とを貼り合わせて化粧板10を製造でき る。この場合、化粧シートがグラビヤ印刷機で連続工程で製造できるので、従来 のワイピング法により製造する化粧シートを使用する化粧板よりも製造コストを 低減化できる。
【0023】 また、この考案の第2の態様の化粧板の場合には、グラビヤ印刷機を用いて、 透明又は半透明プラスチックフィルム3の片面に、透明着色インキを用いて木目 柄模様を印刷し木目柄印刷層5を形成し、更にその上に着色透明インキをベタ印 刷して着色透明インキ層4を形成する。そしてプラスチックフィルム3の別の面 上に、グロスコートインキでベタ印刷してグロストップコート層6を形成し、最 後に導管用マットインキを用いてグロストップコート層6の上に導管柄を印刷し てマットインキ層7を形成することにより化粧シートを製造する。これとは別に 、基板1にパール顔料を混合した接着剤を塗布してパール顔料層2を形成し、こ のパール顔料層2と化粧シートのプラスチックフィルム3とを貼り合わせて化粧 板20を製造できる。
【0024】
【作用】
この考案の化粧シートは、基板の上にパール顔料層を設けているので、天然の 板の照り感を表現でき且つ基板として合板を使用した場合でもその表面の色むら を打ち消すことが可能となる。
【0025】 また、この考案の化粧シートは、木目柄印刷層に同調するように導管柄をグロ ストップコート層上にマットインキ層で表現しているので、導管柄が凹部になっ ているように、看る者に感じさせることが可能となる。
【0026】
【実施例】
この考案の化粧板を実施例に基づき更に詳細に説明する。
【0027】 実施例1 グラビヤ印刷機を用いて、0.08mm厚のポリ塩化ビニルフィルム(W ク リヤー 23PHR、理研ビニル製)の片面に、有機黄色顔料として東洋インキ 製のNo.262の顔料を使用した透明着色インキ(VCGT、東洋インキ製) を版深60μmのベタ印刷版によりベタ印刷し、更にその上に、有機赤色顔料と して東洋インキ製のNo.171の顔料とNo.391の顔料とを使用した2種 類の透明着色インキ(VCGT、東洋インキ製)を使用して木目柄を印刷した。 次ぎに、アクリルポリオール樹脂系のグロスコートインキ(PTC U−273 メジウム100部とPTC LY硬化材10部の混合物、大日精化製)を版深6 0μmのベタ印刷版により木目柄層上にベタ印刷し、更にその上に導管用インキ (PTCウレタンマットインキ、大日精化製)を用いて導管柄を木目柄に同調さ せるように印刷することにより化粧シートを製造した。
【0028】 この化粧シートのポリ塩化ビニルフィルム面を、パール顔料を20重量%で混 合したエチレン/酢酸ビニル系接着剤を30g/mの割合で塗布した合板(2 .5mm厚)の接着剤面に貼り合わせることにより天然の板が有する照り感と、 導管柄と木目柄とによるコントラストとが天然の板のような風合いを醸し出す化 粧板が得られた。
【0029】 実施例2 グラビヤ印刷機を用いて、0.08mm厚のポリ塩化ビニルフィルム(W ク リヤー 23PHR、理研ビニル製)の片面に、有機顔料として東洋インキ製の No.171の顔料とNo.391の顔料とを使用した2種類の透明着色インキ (VCGT、東洋インキ製)を使用して木目柄を印刷し、更にその上に、有機顔 料として東洋インキ製のNo.262の顔料を使用した透明着色インキ(VCG T、東洋インキ製)を版深60μmのベタ印刷版によりベタ印刷した。次ぎに、 ポリ塩化ビニルフィルムの別の面上に、アクリルポリオール樹脂系のグロスコー トインキ(PTC U−273メジウム100部とPTC LY硬化材10部の 混合物、大日精化製)を版深60μmのベタ印刷版により木目柄層上にベタ印刷 し、更にその上に導管用インキ(PTCウレタンマットインキ、大日精化製)を 用いて導管柄を木目柄に同調させるように印刷することにより化粧シートを製造 した。
【0030】 この化粧シートを、導管柄が露出するように、パール顔料を20重量%で混合 したエチレン/酢酸ビニル系接着剤を30g/mの割合で塗布した合板(2. 5mm厚)の接着剤面に貼り合わせることにより天然の板が有する照り感と、導 管柄と木目柄とによるコントラストとが天然の板のような深みのある風合いを醸 し出す化粧板が得られた。
【0031】
【考案の効果】
この考案の化粧シートによれば、天然の板の照り感を表現でき且つ基板として 合板を使用した場合でもその表面の色むらを打ち消すことができる。また、この 考案の化粧シートによれば、導管柄が凹部になっているように看る者に感じさせ ることができるので、面倒でコストアップにつながるエンボス加工が不要になる 。このような効果の相乗作用により、この考案の化粧シートは天然の板のような 風合いを有することができる。
【提出日】平成3年9月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の化粧板30の表面は合板31の表面の色むら 、汚れ等の影響を甚だしく受けてしまい、従ってこのような化粧板30において 、天然の板の風合いを実現することに限界が生じていたという問題があった。ま た、合板31には天然の板や突板が貼られた化粧合板のような照り感がなく、従 って合板31の表面の質感を利用する従来の化粧板30には天然の板の持つ照り 感は実現できないという問題があった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】 また、従来の化粧板30の表面は、ポリ塩化ビニル層34 がそのまま露出しているので、全体としてポリ塩化ビニルの感触が拭えず高級感 に欠けるとい問題があった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 基板1は、化粧板10の構造材料となるものであり、従来 からこのような化粧板に使用されているパーチクルボード、石膏ボード、ラワン 合板等の材料を使用することができるが、好ましくは、化粧板に天然の板の風合 いを持たせるために、表面に木質部分を有する材料、例えばラワン合板等を使用 する。なお、このような材料としては、基板1の厚みや色についても特に限定は なく、必要に応じて適宜厚み、色、素材等を選択することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】 透明又は半透明プラスチックフィルム3は、化粧板10の 基板を除いた所謂化粧シートの基材として機能する。このフィルムは、基板1の 表面の木質感を利用できるように不透明であってはならない。このようなプラス チックフィルムとしては、このような化粧板に従来より使用されている種々の透 明又は半透明のプラスチックフィルムを使用できる。例えばポリ塩化ビニル、ポ リエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポ リウレタン等のフィルムを使用することができる。透明又は半透明プラスチック フィルムの厚みは特に限定はなく、使用目的に応じて適宜その厚みを決定できる 。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 着色透明インキ層4は、その透明性によって下地となる基 材表面の木質感を利用できるようにするとともに、着色によって天然の板の色あ に近づける機能を有する。従って、着色透明インキ層4は、下地となる基材表 面の木質感を利用できるかぎり可視光に対して必ずしも100%の透過度を有す る層でなくてもよい。このような着色透明インキ層4としては、従来から知られ ている不溶性アゾタイプの有機黄色顔料、キナクリドンタイプの有機赤色顔料、 フタロシアニンタイプの有機藍色顔料等の有機顔料を、ポリ塩化ビニルやアクリ ル樹脂等に分散したものを使用して形成することができる。なお、着色する色の 種類やその数、層の厚みについては特に限定されず、必要に応じて色や層厚を選 択することができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】 この考案の化粧板は常法に従って製造できる。例えば、こ の考案の第1の態様の化粧板は以下に説明するように製造できる。即ち、グラビ ヤ印刷機を用いて、透明又は半透明プラスチックフィルム3の片面に、着色透明 インキをベタ印刷して着色透明インキ層4を形成し、更にその上に、透明着色イ ンキを用いて木目柄模様を印刷し木目柄印刷層5を形成し、次いでその上の全面 にグロスコートインキでベタ印刷してグロストップコート層6を形成し、続いて 導管用マットインキを用いてグロストップコート層6の上に導管柄を印刷してマ ットインキ層7を形成することにより化粧シートを製造する。これとは別に、基 板1にパール顔料を混合した接着剤を塗布してパール顔料層2を形成し、このパ ール顔料層2と化粧シートのプラスチックフィルム3のフィルム面とを貼り合わ せて化粧板10を製造できる。この場合、化粧シートがグラビヤ印刷機で連続工 程で製造できるので、従来のワイピング法により製造する化粧シートを使用する 化粧板よりも製造コストを低減化できる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】 また、この考案の第2の態様の化粧板の場合には、グラビ ヤ印刷機を用いて、透明又は半透明プラスチックフィルム3の片面に、透明着色 インキを用いて木目柄模様を印刷し木目柄印刷層5を形成し、更にその上に着色 透明インキをベタ印刷して着色透明インキ層4を形成する。そしてプラスチック フィルム3の別の面上に、グロスコートインキでベタ印刷してグロストップコー ト層6を形成し、最後に導管用マットインキを用いてグロストップコート層6の 上に導管柄を印刷してマットインキ層7を形成することにより化粧シートを製造 する。これとは別に、基板1にパール顔料を混合した接着剤を塗布してパール顔 料層2を形成し、このパール顔料層2と化粧シートのプラスチックフィルム3 着色透明インキ層側の面 とを貼り合わせて化粧板20を製造できる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】 実施例1 この考案の化粧板を実施例に基づき更に詳細に説明する。 実施例1 グラビヤ印刷機を用いて、0.08mm厚のポリ塩化ビニルフィルム(W ク リヤー 23PHR、理研ビニル製)の片面に、有機顔料として東洋インキ製の No.262(黄色)、No.171(赤色)及びNo.391(藍色)の顔料 を使用した透明着色インキ(VCGT、東洋インキ製)を版深60μmのベタ印 刷版によりベタ印刷し、更にその上に、前述したものと同じ顔料を使用するが配 合の異なる 透明着色インキ(VCGT、東洋インキ製)を使用して木目柄を印刷 した。次ぎに、アクリルポリオール樹脂系のグロスコートインキ(PTC U− 273メジウム100部とPTC LY硬化10部の混合物、大日精化製)を 版深60μmのベタ印刷版により木目柄層上にベタ印刷し、更にその上に導管用 インキ(PTCウレタンマットインキ、大日精化製)を用いて導管柄を木目柄に 同調させるように印刷することにより化粧シートを製造した。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】 実施例2 グラビヤ印刷機を用いて、0.08mm厚のポリ塩化ビニルフィルム(W ク リヤー 23PHR、理研ビニル製)の片面に、有機顔料として東洋インキ製の No.262(黄色)、No.171(赤色)及びNo.391(藍色)の顔料 とを使用した透明着色インキ(VCGT、東洋インキ製)を使用して木目柄を印 刷し、更にその上に、前述したものと同じ顔料を使用するが配合の異なる 透明着 色インキ(VCGT、東洋インキ製)を版深60μmのベタ印刷版によりベタ印 刷した。次ぎに、ポリ塩化ビニルフィルムの別の面上に、アクリルポリオール樹 脂系のグロスコートインキ(PTC U−273メジウム100部とPTC L Y硬化10部の混合物、大日精化製)を版深60μmのベタ印刷版により木目 柄層上にベタ印刷し、更にその上に導管用インキ(PTCウレタンマットインキ 、大日精化製)を用いて導管柄を木目柄に同調させるように印刷することにより 化粧シートを製造した。
【提出日】平成4年7月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の化粧板30の表面は合板31の表面の色むら 、汚れ等の影響を甚だしく受けてしまい、従ってこのような化粧板30において 、天然の板の風合いを実現することに限界が生じていたという問題があった。ま た、合板31には天然の板や突板が貼られた化粧合板のような照り感がなく、従 って合板31の表面の質感を利用する従来の化粧板30には天然の板の持つ照り 感は実現できないという問題があった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】 また、従来の化粧板30の表面は、ポリ塩化ビニル層34 がそのまま露出しているので、全体としてポリ塩化ビニルの感触が拭えず高級感 に欠けるとい問題があった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 基板1は、化粧板10の構造材料となるものであり、従来 からこのような化粧板に使用されているパーチクルボード、石膏ボード、ラワン 合板等の材料を使用することができるが、好ましくは、化粧板に天然の板の風合 いを持たせるために、表面に木質部分を有する材料、例えばラワン合板等を使用 する。なお、このような材料としては、基板1の厚みや色についても特に限定は なく、必要に応じて適宜厚み、色、素材等を選択することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】 透明又は半透明プラスチックフィルム3は、化粧板10の 基板を除いた所謂化粧シートの基材として機能する。このフィルムは、基板1の 表面の木質感を利用できるように不透明であってはならない。このようなプラス チックフィルムとしては、このような化粧板に従来より使用されている種々の透 明又は半透明のプラスチックフィルムを使用できる。例えばポリ塩化ビニル、ポ リエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポ リウレタン等のフィルムを使用することができる。透明又は半透明プラスチック フィルムの厚みは特に限定はなく、使用目的に応じて適宜その厚みを決定できる 。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 着色透明インキ層4は、その透明性によって下地となる基 材表面の木質感を利用できるようにするとともに、着色によって天然の板の色あ に近づける機能を有する。従って、着色透明インキ層4は、下地となる基材表 面の木質感を利用できるかぎり可視光に対して必ずしも100%の透過度を有す る層でなくてもよい。このような着色透明インキ層4としては、従来から知られ ている不溶性アゾタイプの有機黄色顔料、キナクリドンタイプの有機赤色顔料、 フタロシアニンタイプの有機藍色顔料等の有機顔料を、ポリ塩化ビニルやアクリ ル樹脂等に分散したものを使用して形成することができる。なお、着色する色の 種類やその数、層の厚みについては特に限定されず、必要に応じて色や層厚を選 択することができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】 この考案の化粧板は常法に従って製造できる。例えば、こ の考案の第1の態様の化粧板は以下に説明するように製造できる。即ち、グラビ ヤ印刷機を用いて、透明又は半透明プラスチックフィルム3の片面に、着色透明 インキをベタ印刷して着色透明インキ層4を形成し、更にその上に、透明着色イ ンキを用いて木目柄模様を印刷し木目柄印刷層5を形成し、次いでその上の全面 にグロスコートインキでベタ印刷してグロストップコート層6を形成し、続いて 導管用マットインキを用いてグロストップコート層6の上に導管柄を印刷してマ ットインキ層7を形成することにより化粧シートを製造する。これとは別に、基 板1にパール顔料を混合した接着剤を塗布してパール顔料層2を形成し、このパ ール顔料層2と化粧シートのプラスチックフィルム3のフィルム面とを貼り合わ せて化粧板10を製造できる。この場合、化粧シートがグラビヤ印刷機で連続工 程で製造できるので、従来のワイピング法により製造する化粧シートを使用する 化粧板よりも製造コストを低減化できる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】 また、この考案の第2の態様の化粧板の場合には、グラビ ヤ印刷機を用いて、透明又は半透明プラスチックフィルム3の片面に、透明着色 インキを用いて木目柄模様を印刷し木目柄印刷層5を形成し、更にその上に着色 透明インキをベタ印刷して着色透明インキ層4を形成する。そしてプラスチック フィルム3の別の面上に、グロスコートインキでベタ印刷してグロストップコー ト層6を形成し、最後に導管用マットインキを用いてグロストップコート層6の 上に導管柄を印刷してマットインキ層7を形成することにより化粧シートを製造 する。これとは別に、基板1にパール顔料を混合した接着剤を塗布してパール顔 料層2を形成し、このパール顔料層2と化粧シートのプラスチックフィルム3 着色透明インキ層側の面 とを貼り合わせて化粧板20を製造できる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】 実施例1 この考案の化粧板を実施例に基づき更に詳細に説明する。 実施例1 グラビヤ印刷機を用いて、0.08mm厚のポリ塩化ビニルフィルム(W ク リヤー 23PHR、理研ビニル製)の片面に、有機顔料として東洋インキ製の No.262(黄色)、No.171(赤色)及びNo.391(藍色)の顔料 を使用した透明着色インキ(VCGT、東洋インキ製)を版深60μmのベタ印 刷版によりベタ印刷し、更にその上に、前述したものと同じ顔料を使用するが配 合の異なる 透明着色インキ(VCGT、東洋インキ製)を使用して木目柄を印刷 した。次ぎに、アクリルポリオール樹脂系のグロスコートインキ(PTC U− 273メジウム100部とPTC LY硬化10部の混合物、大日精化製)を 版深60μmのベタ印刷版により木目柄層上にベタ印刷し、更にその上に導管用 インキ(PTCウレタンマットインキ、大日精化製)を用いて導管柄を木目柄に 同調させるように印刷することにより化粧シートを製造した。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】 実施例2 グラビヤ印刷機を用いて、0.08mm厚のポリ塩化ビニルフィルム(W ク リヤー 23PHR、理研ビニル製)の片面に、有機顔料として東洋インキ製の No.262(黄色)、No.171(赤色)及びNo.391(藍色)の顔料 とを使用した透明着色インキ(VCGT、東洋インキ製)を使用して木目柄を印 刷し、更にその上に、前述したものと同じ顔料を使用するが配合の異なる 透明着 色インキ(VCGT、東洋インキ製)を版深60μmのベタ印刷版によりベタ印 刷した。次ぎに、ポリ塩化ビニルフィルムの別の面上に、アクリルポリオール樹 脂系のグロスコートインキ(PTC U−273メジウム100部とPTC L Y硬化10部の混合物、大日精化製)を版深60μmのベタ印刷版により木目 柄層上にベタ印刷し、更にその上に導管用インキ(PTCウレタンマットインキ 、大日精化製)を用いて導管柄を木目柄に同調させるように印刷することにより 化粧シートを製造した。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1の態様の化粧板の断面図であ
る。
【図2】この考案の第2の態様の化粧板の断面図であ
る。
【図3】従来の化粧板の断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 パール顔料層 3 透明又は半透明プラスチックフィルム 4 着色透明インキ層 5 木目柄印刷層 6 グロストップコート層 7 マットインキ層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年9月6日
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月1日
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板、パール顔料層、透明又は半透明プラ
    スチックフィルム、着色透明インキ層、木目柄印刷層、
    グロストップコート層及びマットインキ層が順次積層さ
    れてなる化粧板。
  2. 【請求項2】基板、パール顔料層、着色透明インキ層、
    木目柄印刷層、透明又は半透明プラスチックフィルム、
    グロストップコート層及びマットインキ層が順次積層さ
    れてなる化粧板。
JP6383291U 1991-07-17 1991-07-17 化粧板 Pending JPH057441U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021000001A (ja) * 2019-06-19 2021-01-07 株式会社デップトーキョー 釣用ルアー
CN113442640A (zh) * 2021-08-04 2021-09-28 深圳华美金属材料科技有限公司 一种具有幻彩效果的肤感涂层板及其制备方法

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