JPS6313400Y2 - - Google Patents

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JPS6313400Y2
JPS6313400Y2 JP4801382U JP4801382U JPS6313400Y2 JP S6313400 Y2 JPS6313400 Y2 JP S6313400Y2 JP 4801382 U JP4801382 U JP 4801382U JP 4801382 U JP4801382 U JP 4801382U JP S6313400 Y2 JPS6313400 Y2 JP S6313400Y2
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JP
Japan
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pair
rotating body
weights
eccentric cam
weight
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JP4801382U
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JPS58151326U (ja
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は内燃機関の燃料噴射時期調整装置に関
するものである。
[従来の技術] 従来、機関に連結される回転体と燃料噴射ポン
プに連結される回転体とを互いに連結する偏心カ
ム機構を、遠心力によつて駆動して両者の間に回
転位相差を生じさせるようにした内燃機関の燃料
噴射時期調整装置が提案されている(例えば特開
昭56−2428号公報)。すなわち、第1図に示すよ
うに、図示してないデイーゼル機関と同期して回
転する円筒状ないしカツプ状の回転体4の内部に
円板状の回転体30が収容され、この回転体30
の中心にこれと一体的に設けた中筒状の軸16が
図示してない燃料噴射ポンプと連結される。
回転体4と回転体30は1対の偏心カム機構2
0によつて連結される。すなわち、回転体30に
は軸16に関して対称に1対の穴30aが形成さ
れ、この穴30aの内部に第1の偏心カム5が回
転自在に嵌合され、また偏心カム5に偏心して形
成した穴5aに第2の偏心カム15が回転自在に
嵌合されている。
軸16を挟むように1対の重り14が配置さ
れ、この重り14の両側端部は2本の案内軸24
によつて互に拡開可能に連結される。各案内軸2
4の両端側に重り14の遠心力に対抗するばね力
を及ぼすばね22がそれぞれ支持される。偏心カ
ム5は重り14に設けたピン13により支持さ
れ、偏心カム15は回転体4の端壁に設けたピン
6により支持されている。したがつて、回転体4
の駆動力はピン6および偏心カム15,5を経て
回転体30へ伝達される。
第2図に示すように、回転体4,30の軸心O
に関してピン6の中心Aと偏心カム5の中心Cと
のなす中心角αは、回転体4,30の矢印x方向
の回転速度の増加に対して次のように変化する。
第1,2図に示す機関の停止状態から、機関の運
転に伴つて重り14が遠心力によつて互に拡開さ
れると、ピン13の中心Dが偏心カム5の中心C
の回りに矢印y方向へ移動する。これに伴つて腕
DCと腕CBとが一体的に中心Cの回りに回動し、
ピン6の中心Aは第2図において左方へ移動し、
中心Cと中心Aのなす中心角αが次第に大きくな
り、機関の噴射時期が第3図に線40Aで示すよ
うに遅角する。そして、腕CBと腕BAが一直線
に並ぶ重り14のリフトL0で中心角αが最大と
なる。
機関の回転速度がさらに増加すると、腕CBと
腕BAとが軸心O側へ屈曲し、ピン6の中心Aが
右方へ移動し、中心角αが次第に小さくなり、機
関の噴射時期が第3図に線40Bで示すように進
角する。
上述した従来の燃料噴射時期調整装置におい
て、1対の重り14は回転軸16に対して対称に
開くことを前提として設計してあるが、実際には
回転軸16が水平に配置される場合、機関の低速
域で重力の影響が遠心力に対して無視できない程
度のものであるため、重りが鉛直下方へ偏ること
がある。また、高速域でも1対の重りの相互の間
に平衡が破れて一方に偏ると、遠心力はその偏位
を助長する方向に作用するものと考えられる。
このような理由から、2組の偏心カム機構20
には均等な力が作用している時には円滑な動きを
するが、不均衡な力が作用すると円滑性を欠き、
甚しい場合には変曲点L0で1対の重りが互いに
他を拘束(ロツク)することがある。つまり、リ
フトL0の変曲点で、いずれか一方の重り14が
先に動き出すと、先に動いた方の重り14の力が
案内軸24を介して他の重り14に働き、本来な
らば互いに反対方向へ動くべき重り14が、第4
図に破線で示すように同一方向へ動き、その移動
量がある値に達するとそれ以上動けなくなつて固
着する現象が生じる。
また、2組の偏心カム機構20の平衡運動が破
れている場合には、回転振れが大きくなる危険性
もあり、機関の運転状態にも乱調をもたらす。
[考案が解決しようとする問題点] そこで、本考案の目的は上述の問題に鑑み、1
対の重りを案内する1対の案内軸を回転体に対し
て所定の関係位置に保持することによつて、一方
の重りが他方の重りに引き寄せられることのない
ようにし、偏心カム機構が変曲点を円滑に通過し
得るようにした燃料噴射時期調整装置を提供する
ことにある。
[問題点を解決するための手段] このため、本考案の構成は機関と燃料噴射ポン
プの内の一方に連結される円筒状の第1の回転体
と、他方に連結されかつ前記第1の回転体に収容
される円板状の第2の回転体とを同心に配置し、
前記第2の回転体の中心に結合した軸を挟みかつ
ばねに抗して拡開される1対の重りを前記第1の
回転体の内部に収容し、前記1対の重りの両側端
部を貫通する案内軸の両端部と前記重りとの間に
前記ばねを介装し、前記第2の回転体の内部に収
容した1対の偏心カム機構を介して前記第1の回
転体と前記第2の回転体とを連結し、前記偏心カ
ム機構を前記1対の重りの遠心力に基づいて作動
させる燃料噴射時期調整装置において、前記1対
の重りの一側面に連結板を重ね合せかつ前記回転
軸に対して遊回転可能に支持し、前記連結板と前
記1対の案内軸の中央部分とをピンをもつて連結
したものである。
[作用] 1対の重り14を案内する案内軸24が常に軸
16の中心に関して対称に保持されるから、重り
に作用する重力によつて1対の重り14の動きに
不平衡が生じても、一方の重りによつて他方が引
きづられることはなく、したがつて、一方の重り
14だけが極端に偏位するようなことがない。
[考案の実施例] 本考案を実施例に基づいて説明すると、第5図
に示すように、機関に連結される円筒状の回転体
4の内部に円板状の回転体30が回転可能に収容
され、この回転体30と一体をなす軸16が燃料
噴射ポンプに連結される。軸16を挟んで1対の
重り14が配置され、この重り14の中央部分が
ピン13をもつて回転体30の内部に配設した偏
心カム機構と連結される。前記偏心カム機構はま
た回転体4の端壁にピンをもつて連結される。
1対の重り14の両側端部に窪み27が設けら
れ、これを貫通する案内軸24の両端部と前記窪
み27の底部との間にそれぞればね22が介装さ
れる。以上の構成は従来例と同様である。
本考案によれば、1対の重り14の側壁面に重
なる連結板33が軸16に遊回転可能に支持さ
れ、この連結板33に軸16の中心に関して対称
に1対のピン32が結合される一方、案内軸24
の中央部分、すなわち1対の重り14の間の部分
に円筒状のストツパ31が外挿され、このストツ
パ31および案内軸24を横切つて前記ピン32
が貫通される。
本考案はこのように構成することによつて、1
対の重り14を案内する案内軸24が常に軸16
の中心に関して対称に保持されるから、重りに作
用する重力によつて1対の重り14の動きに不平
衡が生じても、一方の重りによつて他方が引きづ
られるのを防止することができる。したがつて、
第4図に示した従来例のように、一方の重り14
が極端に偏位するようなことがない。
例えば、機関の回転上昇変化に伴つて変曲点
L0を通過する過程で、1対の重り14の間に不
平衡な運動が生じ、下側の重り14が上側の重り
14よりも径外方へ大きく移動しても、上側の重
り14は下側の重り14から何らの影響も受けな
い。したがつて、下側の偏心カム機構の動作が上
側の偏心カム機構の動作よりもやや進むことがあ
つても、この進みは偏心カム機構における摺動間
隙の範囲に限られ、やがて平衡状態に戻る。
[考案の効果] 本考案は上述のように簡単な構成でありなが
ら、1対の重り14を案内する案内軸24の軸方
向運動を、回転軸16に支持した連結板33をも
つて抑えるようにしたことによつて、1対の重り
の間の不平衡な運動に伴つて一方の重りが他方の
重りに与える影響を解消することができる。した
がつて、偏心カム機構の変曲点で一方の重りが噴
射時期を進める方向にありながら、他方の重りが
噴射時期を遅らせるような不均衡な動作が解消さ
れ、回転速度の変化に伴つて偏心カム機構が変曲
点を円滑に通過することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の燃料噴射時期調整装置の正面
図、第2図は同装置の偏心カム機構の作動を説明
するための正面図、第3図は同装置の作動特性を
示す線図、第4図は同装置の異常な作動状態を示
す正面図、第5図は本考案に係る燃料噴射時期調
整装置を示す正面断面図、第6図は同水平断面図
である。 4,30:第1,第2の回転体、5,15:第
1,第2の偏心カム、6,13:ピン、14:重
り、16:軸、20:偏心カム機構、22:ば
ね、24:案内軸、31:ストツパ、32:ピ
ン、33:連結板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関と燃料噴射ポンプの内の一方に連結される
    円筒状の第1の回転体と、他方に連結されかつ前
    記第1の回転体に収容される円板状の第2の回転
    体とを同心に配置し、前記第2の回転体の中心に
    結合した軸を挟みかつばねに抗して拡開される1
    対の重りを前記第1の回転体の内部に収容し、前
    記1対の重りの両側端部を貫通する案内軸の両端
    部と前記重りとの間に前記ばねを介装し、前記第
    2の回転体の内部に収容した1対の偏心カム機構
    を介して前記第1の回転体と前記第2の回転体と
    を連結し、前記偏心カム機構を前記1対の重りの
    遠心力に基づいて作動させる燃料噴射時期調整装
    置において、前記1対の重りの一側面に連結板を
    重ね合せかつ前記回転軸に対して遊回転可能に支
    持し、前記連結板と前記1対の案内軸の中央部分
    とをピンをもつて連結したことを特徴とする燃料
    噴射時期調整装置。
JP4801382U 1982-04-02 1982-04-02 燃料噴射時期調整装置 Granted JPS58151326U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4801382U JPS58151326U (ja) 1982-04-02 1982-04-02 燃料噴射時期調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4801382U JPS58151326U (ja) 1982-04-02 1982-04-02 燃料噴射時期調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58151326U JPS58151326U (ja) 1983-10-11
JPS6313400Y2 true JPS6313400Y2 (ja) 1988-04-15

Family

ID=30058953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4801382U Granted JPS58151326U (ja) 1982-04-02 1982-04-02 燃料噴射時期調整装置

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JP (1) JPS58151326U (ja)

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Publication number Publication date
JPS58151326U (ja) 1983-10-11

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