JPS63130696A - ピツチの水素化処理方法 - Google Patents

ピツチの水素化処理方法

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JPS63130696A
JPS63130696A JP27526786A JP27526786A JPS63130696A JP S63130696 A JPS63130696 A JP S63130696A JP 27526786 A JP27526786 A JP 27526786A JP 27526786 A JP27526786 A JP 27526786A JP S63130696 A JPS63130696 A JP S63130696A
Authority
JP
Japan
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pitch
hydrogenation
oil
coal tar
hydrogenated
Prior art date
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Pending
Application number
JP27526786A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Furumoto
古本 正史
Kazuaki Shinohara
篠原 一彰
Zenji Hotta
善治 堀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明はコールタールピッチを水素化処理する方法に関
する。
〔従来の技術〕
コールタールピッチを水素化処理することにより、ピッ
チコークス、炭素繊維、炭素系セラミックス等の炭素材
原料として優れた水素化ピッチが得られることが知られ
ている(特公昭49−11602号公報、特開昭59−
124988号公報および特開昭61−7385号公報
参照)。
これは水素化処理によって、ピッチが適度に水素化分解
して化学構造が変化することによるものと考えられてい
る。また、特開昭59−12585号公報には脱窒素率
が25%以上となるまで水素化処理するとニードルコー
クス原料として優れた水素化ピッチが得られることが記
載されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ピッチの水素化を工業的に行うためには、連続的接触水
素化処理することが有利であるが、この場合、反応速度
の向上および触媒劣化速度の低減が望まれる。また、ピ
ッチ中のm窒素を一つの目的とする場合、水素消費量を
低減するためには脱窒素の選択性の向上が望まれる1本
発明は、これらの問題点を解決することのできるコール
タールピッチの水素化処理方法を提供することを特徴と
する特許〔問題点を解決するための手段〕 本発明はコールタールピッチを水素化触媒の存在下に水
素化処理するに当たり、水素化処理したタール油又は水
素化処理したピッチを蒸溜して得られる留出油をコール
クールピッチに添加して水素化処理することにより水素
化ピッチを得る方法である。
コールタールピッチはコールタールからクール油留分の
一部又は大部分を留出させたのちの残渣であって、具体
的には、軟化点70℃以下の軟ピッチ、70’〜80℃
程度の中ピッチおよび85℃以上の硬ピツチがあるが、
軟化点50〜100℃程度のピッチが好ましい。このよ
うなピッチはコールタールを医溜する際のタール油の留
出温度を制御することによっても得られるし、また、軟
化点の低いピッチを更に蒸溜してタール油を留出させた
り、軟化点の高いピッチに重質油をカットバックするこ
とによっても得られる。
一般にコールタールピッチはキノリンネ溶分く以下Ql
という)1〜5wt%、トルエン不溶分5〜30−t%
、硫黄0.2〜1wt%、窒素1〜2wt%を含有し、
水素対炭素原子比が0.5〜0.7のものである。
水素化処理するに当たっては、Qlが含まれると触媒層
の閉塞等の問題を引き起こすので、予めこれを0.2 
wt%t%に除去しておくことが好ましい。例えば、軟
ピッチを溶剤処理あるいは濾過等の方法で脱QI処理し
たのち、軟化点を2Il整するため必要により蒸溜処理
等をしたピッチを水素化処理原料とすることが好ましい
一例として挙げられる。
水素化触媒としては、通常の重質油の水素化に使用され
る触媒を使用することができる。
好ましくは、耐火性無機酸化物担体に周期律表第VIB
族及び第1族に属する元素の金属、酸化物および硫化物
からなる群から選ばれた少なくとも1種を担持する触媒
である。耐火性態a酸化物としては、アルミナ、シリカ
、ボリア、フォスファイト、ジルコニア、クロミア、マ
グネシア、チタニア等でよく、またこれを組合わせたシ
リカ−アルミナ、アリミナーポリア、アルミナ−フォス
ファイト、シリカ−マグネシア等でも差支えない。望ま
しいものとしては、アルミナ若しくはシリカを主成分と
したもの1.より好ましくはアルミナを主成分としたも
のである。担持金属としては、モリブデン−ニッケル、
モリブデン−コバルト、ニッケルータングステン、モリ
ブデン−ニッケルーコバルトが好ましい、担持金属の合
計量は酸化物基準で15〜35w t%が好ましく、石
油系用に比べてその担持量を増加させたものがよい、な
お、触媒は予め公知の方法に従って硫化した後、使用す
るのがよい。
また、触媒の物性としては、平均細孔径が50〜250
人、比表面積が50〜300ポ/g、細孔容積が0.2
〜1.occ/gのものを使用すると効果的である。
コールタールピッチの水素化処理は、水素化触媒の存在
下、コールタールピッチに水素を反応させることによっ
て行われるが、水素化処理を行う際に水素化処理したタ
ール油又は水素化処理したピッチを蒸溜して得られる留
出油(以下、これらを水素化油ということがある)を添
加する。
水素化処理を行う際に、コールタールピッチに添加する
水素化処理したタール油は、コールタール、石炭液化油
あるいは軟化点の低いコールタールピッチを蒸溜して得
られるタール油、好ましくは沸点235〜400℃まで
の留分又はアントラセン、フルオレン、アセナフテン等
の3環以上の芳香族炭化水素を50iv t%以上含む
タール油を水素化処理したものである。この水素化処理
はコールタールピッチの水素化処理と同様にして行うこ
とができるが、好ましくは原料コールタールとノチに混
合して水素化処理し、次いで蒸溜により水素化処理した
タール油を分離する方法である。
また、水素化処理したピッチを蒸溜して得られる留出油
は、コールタールピッチ好ましくは比較的軟化点の低い
コールタールピッチを水素化処理し、次いで蒸溜により
得られる留出油であって、好ましくは沸点250〜40
0℃までの留分又は3環以上の縮合環化合物を50w 
L%以上含む留分である。そして、このような水素化油
を添加したコールタールピッチを水素化処理し、次いで
蒸溜により得られる留出油も、本発明でいう水素化処理
したピッチを蒸溜して得られる留出油である。この留出
油を使用すれば循環使用が可能となる。これらの水素化
油は、3環以上の芳香族炭化水素が部分的に、好ましく
は10〜80%程度水素化されたものを主成分とする。
この水素化油の添加型には特に制限はないが、多すぎる
と蒸溜の負荷が増大し、また少なすぎると効果が少ない
ので、全体の5〜70wt%好ましくは10〜30−t
%がよい。水素化油の添加の位置は原料コールタールピ
ッチの加熱炉の前に設けた混合器であってもよいし、反
応器の前あるいは反応器内の上流側であってもよい。
水素化油は最初から原料コールクールピッチに添加して
もよく、また水素化油がない場合は、最初は添加しない
で水素化処理を行い、次いでこれを蒸溜して得られる留
出油が所定量たまった時点から水素化油の添加を開始し
てもよく、もちろん水素化処理タール油と水素化処理し
たピッチを蒸溜して得られる留出油を併用してもよい。
水素化油を添加されたのちのコールタールピッチは、水
素化触媒を充填した反応器に装入され、水素化処理され
る。本発明でいう水素化処理は、具体的には原料ピッチ
と水素化生成物の水素対炭素の原子比の差として定義し
た水素添加率が0.05〜0.60の範囲の水素化処理
をいう。
水素化処理条件は、上記の水素添加率が得られるように
選定されるが、反応温度250〜400℃、好ましくは
280〜380℃1反応圧力30〜250に+r/CI
A−G、好ましくは50〜200kg/ci −G、 
L HS V  0.1〜10hr−’、好ましくは0
.2〜2hr−’、水素対液比500〜2000 N1
/It、好ましくは800〜150ONg/lで行うの
が適当である。
水素化は固定床、懸濁床、沸騰床のいずれを使用しても
行うことができるが、運転の日朝性及び信頼性の装置の
建設費や運転費の点で固定床を用いるのが最も工業的に
有利である。
水素化処理したのちのコールタールピッチは、必要によ
り蒸溜して軟化点を調整して種々の用途に用いられる。
好ましくは、この蒸溜で得られる留分の一部又は全部を
水素化油として原料コールタールピッチに添加すること
がよい。
〔実 施 例〕
原料コールタールピッチとして第1表に示す性状の脱Q
lされたコールタールピッチAを、水素化油として軟化
点30℃のコールタールピッチを水素化処理したピッチ
を蒸溜して得られた第1表に示す性状の留出油を、そし
て水素化触媒として第2表に示す性状の触媒を用いてコ
ールタールピッチの水素化処理を行った。
水素化処理は、コールタールピッチA80重量部と水素
化油20重量部とを混合した原料油を水素化触媒を充填
した固定床反応器に反応温度340℃、水素圧力90k
g/cd、 G、液空間速度0.3hr”、水素/原料
油比100ON 1/ 1の条件下で流通させた。水素
化処理したピッチは蒸溜して約20重量%の水素化油留
分を除去して水素化ピッチAとした。なお、250時間
経過後は前記蒸留で得られる水素化油留分(リサイクル
油)を前記水素化油の代わりに使用して同一条件で反応
を111した。
水素化ピッチAの性状を通油開始後200時間および5
00時間のものについて第3表に示す。なお、200時
間後と500時間後における触媒活性の低下は殆ど見ら
れなかった。
〔比較例1〕 水素化油を添加しない他は、実施例と同様に行った。た
だし、反応器から流出する水素化処理したピッチをその
まま水素化ピッチBとした。水素化ピッチBの性状を第
3表に示す。
〔比較例 2〕 第1表に性状を示すコールタールピッチBを使用し、且
つ水素化油に添加しない他は実施例と同様に行った。
反応器から流出する水素化ピッチCおよびこれを蒸溜し
て約20−t%の油分を除去したのちの水素化ピッチD
の性状を第3表に示す。
ほぼ同様な軟化点の水素化ピッチA、BおよびDについ
て、第3表の結果に暴づいて比較すれば、脱窒素反応速
度および脱窒素選択性(脱窒素率/水素化率)、触媒劣
化速度(200Hrと50011rの間の脱窒素率、脱
硫率および水素化率の差)のいずれも実施例のものが優
れることが分る。
〔発明の効果〕
本発明の方法によれば、コールタールピッチの水素化反
応速度、脱窒素選択性の向上および触媒劣化速度の低減
をはかることができ、これにより炭素材原料等として種
々の用途に有用な水素化ピッチを効率よく製造すること
ができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 コールタールピッチを水素化触媒の存在下 に水素化処理するに当たり、水素化処理したタール油又
    は水素化処理したピッチを蒸溜して得られる留出油をコ
    ールタールピッチに添加して水素化処理することを特徴
    とするピッチの水素化処理方法。
JP27526786A 1986-11-20 1986-11-20 ピツチの水素化処理方法 Pending JPS63130696A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006009128A1 (ja) * 2004-07-20 2006-01-26 Jfe Chemical Corporation 配合コールタールおよび溶融金属の出湯口の閉塞材
JP2006027956A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Jfe Refractories Corp 溶融金属出湯用閉塞材
JP2017115121A (ja) * 2015-12-21 2017-06-29 三菱ケミカル株式会社 水素化コールタールピッチの製造装置
US10975878B2 (en) 2016-03-03 2021-04-13 Ihi Corporation Rotary machine

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