JP2000005609A - 水素化処理触媒の再生方法 - Google Patents

水素化処理触媒の再生方法

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JP2000005609A
JP2000005609A JP18001898A JP18001898A JP2000005609A JP 2000005609 A JP2000005609 A JP 2000005609A JP 18001898 A JP18001898 A JP 18001898A JP 18001898 A JP18001898 A JP 18001898A JP 2000005609 A JP2000005609 A JP 2000005609A
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heavy
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JP18001898A
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Yuji Noguchi
裕司 野口
Ritsuo Wakabayashi
律夫 若林
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重質油の接触水素化処理中に触媒上に堆
積したコークを除去して、触媒寿命を延ばす方法の提
供。 【解決手段】 重質油の接触水素化処理において、通常
の反応温度より低い温度、または通常の重質油より軽質
な原料油で処理することにより水素化処理触媒を再生す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重質油の接触水素
化処理触媒の再生方法に関する。詳しくは、失活した重
質油の水素化処理触媒に対し、特定の反応温度または原
料油で水素化処理を行う水素化処理触媒の再生方法に関
するもの、およびこの再生処理触媒による水素化処理油
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】石油精製においては各種の留分を水素化
処理により精製する工程は多数あり、そのための触媒も
各種開発されている。ナフサ、灯油、軽油等の脱硫脱窒
素触媒や、重質軽油の脱硫脱窒素触媒、分解触媒、さら
には残油、重油の脱硫脱窒素触媒などが代表的である。
そのうちでも、比較的沸点が低く、バナジウム等の金属
不純物含有量のほとんどないナフサや灯油、軽油を処理
する水素化処理工程に用いられる触媒は使用による劣化
の度合いが少ない。
【0003】また、これらの触媒は使用によってもバナ
ジウム等による劣化はなく、ほとんどは少量の炭素質の
蓄積によるものであり、これを燃焼等により除去してや
れば再使用可能であった。さらに炭素質の除去について
も、触媒上の炭素質の量が少ないため厳密な燃焼制御は
必要としないで再使用可能な触媒が得られる。また、一
旦使用した触媒でも劣化の度合いが少ない触媒もあり、
このようなものはそのまま再使用できる。これらの触媒
は特別の注意を払うことなく再度ナフサ、灯油、軽油等
の処理に用いられている。
【0004】また、最近は重質軽油、減圧軽油や脱歴油
のような留出油系の重質油の水素化処理触媒について
も、再生等により再使用をしているが、その再生、使用
方法についても知られている。たとえば、重質軽油水素
化分解プロセスにおいては水素化分解触媒も、その前処
理のための水素化脱窒素触媒も水素賦活または酸素賦活
により再生使用できることが知られている。しかし、こ
れらの再生処理は反応器から触媒抜き出して行う場合は
勿論、反応器に充填したままの再生処理たとえば水素賦
活をするような場合でも、原料油の水素化処理を一旦停
止し、触媒層から油分を除去し、水素化処理条件とは大
幅に異なる条件で賦活せねばならない。現実の商業設備
ではそのために10〜60日程度の全く生産のできない
運転中断期間が必要となる。
【0005】しかし、残渣油のようなさらに沸点の高
い、あるいは蒸留できない留分を含む重質油の水素化処
理においては、原料油中に含まれる金属不純物やアスフ
ァルテン分等の炭素質化し易い成分が多く、これらが使
用済み触媒上に多量の金属分や炭素質を堆積させる。ま
た、質的にも金属分と炭素質が同時に蓄積した使用済み
触媒は簡単には炭素質の燃焼除去ができなく、燃焼によ
り除去をしても厳しい燃焼条件のため、触媒担体の細孔
構造や活性金属相の担持状態等の変化が大きく触媒とし
ての機能が望めなかった(Catal.Today v
ol.17 No.4 P539(1993),Cat
al.Rev.Sci.Eng.33(3&4)P28
1(1991))。このため、これらのバナジウムがあ
る程度付着した使用済み触媒は再利用されることはなく
処分されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、重質油の処
理により劣化した水素化処理触媒を簡便に再生する方法
の提供、およびこの再生触媒を用いた水素化処理油の製
造方法の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究の
結果、重質油の水素化処理において、触媒上に付着した
炭素質を通常の水素化処理時よりも低い反応温度で、ま
たは通常の原料油よりも軽質な原料油で水素化処理を行
うことにより、除去できることを見い出した。この現象
を利用して、重質油の水素化処理中に触媒上に付着した
炭素質による劣化した触媒を再生させる方法を見い出
し、この知見に基づいて本発明を完成したものである。
【0008】すなわち、本発明の要旨は下記のとおりで
ある。 (1) 重質油の接触水素化処理において、目的とする
生成物を得るための重質油の水素化処理(以下、標準処
理と言う。)を行ったのちに、その標準処理時の反応温
度より低い反応温度で重質油の水素化処理(以下、低温
再生処理と言う。)をする水素化処理触媒の再生方法。 (2) 標準処理時の反応温度より10℃〜100℃低
い反応温度で低温再生処理をする(1)記載の水素化処
理触媒の再生方法。 (3) 低温再生処理における反応温度が310℃〜4
00℃の範囲にある、(1)または(2)に記載の水素
化処理触媒の再生方法。
【0009】(4) 重質油の接触水素化処理におい
て、目的とする生成物を得るための重質油の水素化処理
(以下、標準処理と言う。)を行ったのちに、その標準
処理時の原料重質油より軽質の原料油を用いて水素化処
理(以下、軽質油再生処理と言う。)をする水素化処理
触媒の再生方法。 (5) 軽質油再生処理における原料油が分解軽油また
は分解軽油を含む混合油である(4)記載の水素化処理
触媒の再生方法。 (6) 軽質油再生処理における原料油のアスファルテ
ン含有量が1重量%以下である(4)または(5)に記
載の水素化処理触媒の再生方法。
【0010】(7) 重質油の接触水素化処理が脱硫処
理である、(1)〜(6)のいずれかに記載の水素化処
理触媒の再生方法。 (8) 脱硫処理における脱硫率が90重量%以上であ
る(7)記載の水素化処理触媒の再生方法。 (9) 標準処理における重質油のアスファルテン含有
量が0.5重量%以上である(1)〜(8)のいずれか
に記載の水素化処理触媒の再生方法。 (10) 標準処理における反応温度が350℃〜43
0℃の範囲である(1)〜(9)のいずれかに記載の水
素化処理触媒の再生方法。 (11) 標準処理期間が1日〜150日の範囲である
(1)〜(10)のいずれかに記載の水素化処理触媒の
再生方法。 (12) 低温再生処理または軽質油再生処理の時間が
6時間以上である(1)〜(11)のいずれかに記載の
水素化処理触媒の再生方法。 (13) 低温再生処理時または軽質油再生処理時の原
料油通油量が標準処理時の原料油通油量の0.2〜2.
0倍の範囲である(1)〜(12)のいずれかに記載の
水素化処理触媒の再生方法。
【0011】(14) (1)〜(13)のいずれかに
記載の方法で再生した再生触媒を用いて重質油の水素化
処理を行う水素化処理油の製造方法。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につき
説明する。本発明は、重質油の水素化処理プロセスにお
いて、一旦使用して劣化した触媒を特定の水素化処理条
件で処理することにより、触媒を再生し再度水素化処理
触媒として使用できるものとすることである。
【0013】重質油の水素化処理プロセスにおいては、
いろいろな目的で重質油の処理が行われている。主目的
としては脱硫、分解などが多いが、これらの場合でも生
成油の金属分や窒素分を除去する目的も兼ねている場合
が多い。たとえば、重油製造のための脱硫プロセスで
は、製品重油の硫黄含有量のほか、窒素含有量、金属分
含有量は製品の重要な品質管理項目となっている場合が
多い。
【0014】低硫黄重油の製造の他にも接触分解プロセ
スの原料油製造の場合にも硫黄分だけでなく窒素分、金
属分の低減も必要である。このような金属分の除去はほ
とんどの脱硫プロセスで専用触媒を併用して実施されて
いる。接触分解用の原料油製造の場合は、さらに芳香族
炭化水素類への水素付加が必要となる場合がある。さら
に、これらの水素化脱硫プロセスにおいて付加価値の高
い軽油留分を多く得るために分解機能をも要求される場
合もある。また、水素化分解プロセスの場合には分解触
媒の触媒毒となる原料油中の窒素化合物を予備的に脱窒
素反応により除去する場合もある。
【0015】本発明における重質油の水素化処理とは、
上記のような重質油に対する各種の水素化処理を言い、
主目的の水素化処理反応のみの場合はもちろん、他の水
素化処理反応と同時に行わせる場合や、他の反応の前処
理や後処理のための水素化処理をも含む。さらに、本発
明でいう「目的とする生成物を得るための重質油の水素
化処理(以下、標準処理という)」とは上記のような各
種の反応の結果、原料重質油からの生成物の性状および
得率が要求値内に収まっているものを得られる水素化処
理のことである。
【0016】なお、劣化した触媒の本発明の方法による
「再生のための水素化処理」とは、必ずしも上記の目的
性状または得率を満足する生成油は得られなくとも、上
記のような水素化反応、たとえば水素化脱硫反応、水素
化分解反応、水素化脱金属反応、水素化脱窒素反応など
の一部が起こっている反応処理をいう。「標準処理時よ
り低い反応温度での重質油の水素化処理」(以下、低温
再生処理という)や「標準処理時の原料重質油より軽質
の原料油を用いた重質油の水素化処理」(以下、軽質油
再生処理という)はこれにあたる。
【0017】本発明における、重質油は沸点が360℃
以上の留分を含む炭化水素油であればよい。また、通常
は少量の不純物、硫黄化合物や窒素化合物、有機金属化
合物などを含んでいる場合もある。代表的な例として
は、原油あるいは常圧残油、減圧残油、アスファルト油
などの残渣分を含むものや重質軽油、減圧軽油、分解軽
油などの高沸点留分を含む石油類がある。また、コール
タール、石炭油、石炭液化油、タールサンド油、オイル
シェール油などの石油類以外の炭化水素類でもよい。
【0018】まず、本発明の標準処理時より低い反応温
度で重質油の水素化処理(低温再生処理)による水素化
処理触媒の再生方法の態様につき説明する。通常、炭化
水素を接触的に水素化処理すると、触媒上に時間ととも
に炭素質(完全な炭素および炭化水素が重縮合、脱水素
等により高分子量の芳香族化合物等となったものの混合
物)が生成し、これにより触媒は次第に劣化してくる。
原料油が重質油であるときは、水素化処理の反応温度が
350℃〜430℃の範囲と高温で処理されることが多
くこの傾向はとくに顕著である。
【0019】上記のような重質油の水素化処理により炭
素質が蓄積し、劣化した触媒は、本発明の低温再生処理
を行うことにより再生が可能である。本発明の低温再生
処理を行うと、重質油から炭素質が生成する反応速度が
低下し、付着すべき炭素質の生成量が減少する。一方、
炭素質の付着している触媒上に重質油を流通させれば触
媒上に付着していた炭素質の一部が重質油に洗浄され除
去されるがこの作用は本発明の低温処理の条件下では好
適に起こっているものと考えられる。結果として、触媒
上の炭素質が減少し触媒が再生されていくものと考えら
れる。
【0020】この効果を顕著にするためには、低温再生
処理温度はその触媒の標準処理時の反応温度より10℃
〜100℃、好ましくは15℃〜60℃、さらに好まし
くは20℃〜40℃低い温度範囲とすることが望まし
い。なお、低温再生処理においては水素化処理の反応温
度を下げることが重要であり、必ずしも標準処理時と同
じ原料油を用いる必要はない。標準処理時より重質な原
料油でもよいし、軽質な原料油でもよい。軽質な原料油
を用いる場合は、後述する軽質油再生処理の効果も期待
できる。
【0021】さらに、反応温度としてはあまり高温(た
とえば、400℃より高い温度)だと標準処理温度より
低くても炭素質の生成量そのものが増加するので望まし
くない。また、低すぎると(たとえば310℃未満)炭
素質の溶解が十分に進まず望ましくない。すなわち、低
温再生処理温度は310℃〜〜400℃、好ましくは3
30℃〜390℃、さらに好ましくは330℃〜355
℃の範囲とすることが望ましい。
【0022】つぎに、本発明の標準処理時の原料重質油
より軽質の原料油を用いて重質油の水素化処理(軽質油
再生処理)水素化処理触媒の再生方法の態様につき説明
する。本発明における軽質油再生処理は、上記低温再生
処理と同じように触媒上に蓄積した炭素質を、標準処理
時より軽質の原料油を通油することにより溶解、除去す
る方法である。ここで「標準処理時の原料重質油より軽
質の原料油」とは、密度がより小さいという意味だけで
はない。炭化水素油、とくに石油系の重質油の場合には
平均沸点が低い、高沸点留分が少ない、沸点範囲が低温
度である、粘度が低い、硫黄分、金属分等の不純物含有
量が少ない、アスファルテンが少ない、残炭分が少ない
という性状、組成の状態のうち、ひとつでも満足してい
れば相対的により軽質な重質油と表現することがある。
本発明における、「より軽質な原料油」とは標準処理時
の重質油よりも上記の意味において軽質な原料油であ
る。このような意味においての軽質な原料油は、水素化
処理原料としては触媒上への炭素質の蓄積による触媒劣
化は起こりにくいものである。
【0023】軽質油再生処理の原料油としては、上記条
件を満足していればとくに限定されるものではないが、
硫黄分含有量が2.0重量%以下、好ましくは1.5重
量%以下の常圧残油が適している。また、分解軽油や分
解軽油と常圧残油、減圧残油、アスファルト油などの残
油との混合油などが好適に用いられる。分解軽油やその
混合油は密度は高いが、沸点範囲や粘度は比較的低く、
さらに芳香族成分が多く、アスファルテンが少ないの
で、軽質油再生処理時に炭素の蓄積は少なく、溶解除去
効果が大きく、とくに好適な原料油である。分解軽油の
混合量はとくに限定されないが、混合相手の残油の種類
(常圧残油、減圧残油、アスファルト油など)により調
製し、生成油の粘度、硫黄分等が望ましい範囲になるよ
うにすることが実際的である。実用的な混合量としては
3〜50容量%、好ましくは5〜30容量%の範囲とす
ることが適当である。
【0024】また、軽質油再生処理の原料油にはアスフ
ァルテンの含有量が少ないことが望まれる。アスファル
テンは水素化処理時に炭素質になりやすく、これを多く
含む原料油を用いると触媒上の炭素質の溶解、除去より
も蓄積のほうが多くなってしまう危険がある。軽質油再
生処理の原料油中のアスファルテン含有量は1重量%以
下、好ましくは0.5重量%以下が望ましい。
【0025】本発明の標準処理は、重質油の水素化処理
であればすべて適用できるが、残油の脱硫処理時にとく
に好適な効果が期待できる。残油の脱硫処理において
は、脱硫率90重量%以上の場合が本発明の標準処理と
して好ましいものである。脱硫率がこれより低い場合
は、反応温度も低くなり、標準処理での炭素質の蓄積速
度が遅くなるため長期間触媒の再生処理をしなくともよ
い。しかし、触媒上の炭素質は長期間高温に曝されたま
まになっていると、再生処理における溶解、除去がしに
くいものに変質してしまい、再生処理の効果が顕著では
なくなってしまう。
【0026】本発明の標準処理時の原料重質油は上記重
質油であればすべて適用できるが、通常は常圧残油、減
圧残油等のアスファルテンを多く含む原料が用いられ
る。アスファルテンのない原料油でも標準処理にはなん
ら問題はないが、そのような原料油の処理では標準処理
を長期間にわたって実施しても表面上は触媒劣化が捉え
にくい場合がある。そのような場合は、再生処理そのも
のがそれほど必要ではなくないが、長期間のうちに触媒
上に本発明の再生処理では再生し難いカーボン(完全に
炭素化したような炭素質)の蓄積があり、本発明の再生
効果が十分に発揮できない場合がある。標準処理時の原
料重質油のアスファルテン含有量は0.5重量%以上、
好ましくは1重量%以上、さらに好ましくは1重量%以
上であるものを水素化処理し、それにより劣化した触媒
を再生するときに効果的な再生処理が期待できる。
【0027】本発明の標準処理の反応温度はとくに制限
されるものではないが、重質油の水素化処理であるので
適当な範囲であることが好ましい。あまり高温で処理す
ると多くの炭素質ができるだけでなく、上記長期間の標
準処理時と同様に本発明の再生処理では再生し難いカー
ボンの蓄積があり本発明の再生効果が十分に発揮できな
い場合がある。また、比較的低温での標準処理では触媒
上に炭素質の蓄積がない場合もあり、そのような場合に
は本発明の再生処理は効果はない。標準処理時の反応温
度は350℃〜430℃、好ましくは360℃〜410
℃の範囲が望ましい。
【0028】本発明の標準処理の反応継続期間はとくに
制限されるものではないが、あまり長いと触媒が完全に
劣化してしまい、もはや再生不能となる場合があるので
避けるべきである。原料油のアスファルテンの含有量の
説明の時にも述べたが、長期間の反応継続のうちに触媒
上に本発明の再生処理では再生し難いカーボン(完全に
炭素化したような炭素質)の蓄積があると本発明の再生
効果が十分に発揮できなくなってしまう。しかし、低温
再生処理や軽質油再生処理をあまり頻繁に行うことは、
必要な製品を得る、あるいは商業設備として安定的に操
業を継続するという観点からは好ましくない。このた
め、標準処理の反応継続期間は1〜150日、好ましく
は7〜100日、さらに好ましくは10〜60日が望ま
しい。
【0029】同様に、必要な製品を得るという観点から
は低温再生処理または軽質油再生処理の継続時間は長す
ぎないことが望ましい。しかし、再生処理継続時間が短
すぎると再生が不十分となる。低温再生処理または軽質
油再生処理の継続時間は6時間〜200時間が望まし
い。ただし、触媒再生の害になる処理ではないので原料
や要求製品性状等が満足できるなら、再生処理時の運転
条件と同一条件で処理を200時間以上続けても差し支
えない。実際的な実装置運転方法としては、重質な原料
油と上記再生処理条件に適合するような運転条件で軽質
な原料油を適当な、たとえば50日と7日あるいは10
日と1日などの、期間づつで交互に処理することもよい
方法である。
【0030】再生処理条件として、重要な要件に液空間
速度(LHSV)がある。通常触媒層は通常運転に対し
流体の流通状態が最適になるように設計してある。極端
に多い、または少ない原料流通量は触媒層上での原料油
の偏流等を起こしやすいので避けることが好ましい。液
空間速度(LHSV、単位h-1)としては、通常の標準
運転時の0.2〜2.0倍、好ましくは0.5〜1.5
倍とすることが望ましい。
【0031】また、本発明の再生処理の対象となる水素
化処理触媒は市販されている通常の水素化処理触媒でも
よく、特別に調製した触媒でもよい。また、水素化処理
に使用するための前処理として硫化処理を施したもので
もよい。一旦使用されたり、さらに再生処理をされた
り、これを繰り返した触媒でもよい。つぎに、通常本発
明で使用される触媒(製造したのみで、一度も使用され
ていない触媒)について説明する。
【0032】通常、水素化処理に用いられる触媒の担体
として無機酸化物担体、たとえばアルミナやアルミナー
りん、アルミナーほう素担体など(りん、ほう素などは
その酸化物を意味する)担体成分としてアルミナを含む
ものを好適に用いることができる。また、担持金属とし
てはモリブデン、タングステン、ニッケルまたはコバル
トを含むものを好適に用いることができる。なお、りん
やほう素は便宜上担体成分としているが担持成分として
作用する場合を排除するものではない。この中でも、ア
ルミナ担体/ニッケルーモリブデン担持触媒、アルミナ
ーりん担体/ニッケルーモリブデン担持触媒やアルミナ
ーほう素担体/ニッケルーモリブデン担持触媒がとくに
好ましい。
【0033】担体としてりんを含有する場合はりんの含
有量は0.1〜10%、好ましくは0.2〜8%である
ことが望ましい(触媒中のりん含有量は400℃以上で
酸化処理して減量しなくなったものを基準重量として、
りんの重量を重量%として表わすものとする)。担持金
属の担持量はモリブデンを0.1〜25%、好ましくは
0.2〜8%含有し、コバルトまたはニッケルを0.1
〜10%、好ましくは0.2〜8%含有することが望ま
しい(触媒中の金属分含有量は400℃以上で酸化処理
して減量しなくなったものを基準重量として、測定対象
金属の酸化物の重量を重量%として表わすものとする、
以下金属含有量については同じ)。
【0034】つぎに、本発明の再生触媒による重質油水
素化処理による水素化処理油の製造方法を具体的に説明
する。上記の再生触媒を用いれば、反応条件はとくに制
限されるものではないが一般的な条件で説明する。水素
化処理プロセスとは固定床反応器を用いるものが一般的
であるが、移動床や沸騰床などの反応形式でもなんら支
障はない。また、反応物の流れとしては上昇流でも下降
流でもよい。最も一般的な水素化処理として重質油の脱
硫処理が挙げられる。
【0035】この固定床反応器による水素化脱硫処理を
中心に説明する。本発明における、重質油とは通常常圧
残油、減圧残油などの残渣分を含むものや重質軽油、減
圧軽油、分解軽油などを言い、原油の常圧蒸留より得ら
れるナフサ、灯油、軽油などの軽質な留出油のみからな
るものは含まない。通常、重質油中には硫黄分1重量%
以上、窒素分200重量%以上、残炭分5重量%以上、
バナジウム5ppm以上、アスファルテン分0.5%以
上含んでいる。たとえば、前記常圧残油等の他原油、ア
スファルト油、熱分解油、タールサンド油あるいはこれ
らを含む混合油などがあげられる。原料重質油としては
上記のようなものであればどのようなものでもよいが、
常圧残油、減圧残油、減圧残油またはアスファルト油と
分解軽油の混合油などが好適に使用される。
【0036】この場合の反応温度は150〜450℃好
ましくは350〜430℃さらに好ましくは360〜4
10℃、水素分圧7.0〜25.0MPa好ましくは1
0.0〜18.0MPaさらに好ましくは10.0〜1
8.0MPa、液空間速度0.01〜10h-1好ましく
は0.05〜3h-1さらに好ましくは0.1〜1h-1
水素/原料油比100〜3000Nm3/kl好ましくは70
0〜2000Nm3/klさらに好ましくは500〜2000
Nm3/klの範囲の条件が好適である。
【0037】生成油の硫黄含有量、金属分含有量(ニッ
ケル、バナジウム)等の調整は上記の反応条件のうちか
ら必要な条件、たとえば反応温度を適宜選択して調整す
ればよい。以上のようにして本発明の水素化処理油の製
造方法を用いれば、従来使用できないと考えられていた
より長期間にわたって触媒を有効に活用し、残油等の水
素化処理を効率的に進めることが可能となる。
【0038】実際の実装置運転方法としては、重質な原
料油を10〜60日程度通油したら、その原料油よりも
軽質な原料油を1〜10日程度通油して反応温度も10
〜30℃程度下げて運転する。このようにすれば製品性
状、得率は重質な原料油から得られたものにほぼ合わせ
ることができ、再生処理と商業運転が両立できる。ある
いは、要求する製品性状に生成油が適合していれば同じ
原料油を通油したままで低温再生処理を行っても、再生
処理と商業運転が両立できる。
【0039】
〔実施例1〕
(供試触媒の調製)市販の水素化脱硫触媒(アルミナ、
りん担体/ニッケル、モリブデン担持触媒)を用いて5
カ月間通常の常圧残油の水素化脱硫処理を行い、安定な
脱硫処理のできる水素化脱硫触媒(以後供試触媒と言
う)を得た。市販の水素化脱硫触媒の組成、物性を表1
に、水素化脱硫処理の処理条件を表2に、水素化脱硫処
理に使用した代表的原料油の性状および生成油の平均的
性状、得率を表3に示した。なお、原料油等の性状試験
方法および生成油の各留分の沸点範囲を表4に示す。
(以下同様とする。) (標準処理と同じ原料油で反応温度を40℃下げた低温
再生処理)上記供試触媒により、表6に示す原料油(常
圧残油)を用いて表5に示す処理条件で標準処理1を1
0日間実施した。標準処理1の後、おなじ原料油のまま
表5に示す処理条件で低温再生処理1を12時間実施し
た。低温再生処理1の後、標準処理1に処理条件を戻し
た。低温再生処理1の前後の日の標準処理1における生
成油の得率、性状を表6に示す。
【0040】〔実施例2〕 (標準処理と同じ原料油で反応温度を10℃下げた低温
再生処理)〔実施例1〕で得た供試触媒により、表8に
示す原料油を用いて表7に示す処理条件で標準処理2を
10日間実施した。標準処理2の後、おなじ原料油のま
ま表7に示す処理条件で低温再生処理2を24時間実施
した。低温再生処理2の後、標準処理2に処理条件を戻
した。低温再生処理2の前後の日の標準処理2における
生成油の得率、性状を表8に示す。
【0041】〔実施例3〕 (標準処理より軽質な原料油(高沸点留分が少ない原料
油)で反応温度を15℃下げた低温再生処理(軽質油再
生処理でもある))〔実施例1〕で得た供試触媒によ
り、表10に示す原料油を用いて表9に示す処理条件で
標準処理3を10日間実施した。標準処理3の後、表1
0に示す原料油(分解軽油と残油の混合油)を用いて表
9に示す処理条件で低温再生処理3を36時間実施し
た。低温再生処理3の後、標準処理3に処理条件を戻し
た。低温再生処理3の前後の日の標準処理3における生
成油の得率、性状を表11に示す。
【0042】〔実施例4〕 (標準処理より軽質な原料油で同じ反応温度の軽質油再
生処理)〔実施例1〕で得た供試触媒により、表13に
示す原料油を用いて表12に示す処理条件で標準処理4
を10日間実施した。標準処理4の後、表13に示す原
料油(常圧残油)を用いて標準処理と同じ処理条件で軽
質油再生処理4を24時間実施した。軽質油再生処理4
の後、原料油をもとに戻し標準処理4を実施した。軽質
油再生処理4の前後の日の標準処理4における生成油の
得率、性状を表14に示す。
【0043】〔比較例1〕 (標準処理)〔実施例1〕で得た供試触媒により、表4
に示す原料油を用いて表5に示す処理条件で標準処理5
を10日間実施した。同じ原料油で標準処理5をさらに
1日実施した。10日目および11日目の標準処理4に
おける生成油の得率、性状を表15に示す。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】
【表4】
【0048】
【表5】
【0049】
【表6】
【0050】
【表7】
【0051】
【表8】
【0052】
【表9】
【0053】
【表10】
【0054】
【表11】
【0055】
【表12】
【0056】
【表13】
【0057】
【表14】
【0058】
【表15】
【0059】
【発明の効果】本発明の低温再生処理および軽質油再生
処理により、水素化処理触媒の活性が回復していること
がわかる。この再生方法を用いた触媒による水素化処理
では、残油等を通常の水素化処理方法で処理したときよ
り良好な処理油を得ることができ、あるいは長期間触媒
を使用することができ触媒の有効利用方法として優れた
効果を表している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G069 AA03 AA10 BA01B BA21C BB01B BB04B BB09B BC59B BC68B BD02B BD07B CC02 DA05 EA02Y EB14Y EB18Y EC03Y EC07Y EC10Y FC07 GA01 GA05 GA16 4H029 CA00 DA00

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重質油の接触水素化処理において、目的
    とする生成物を得るための重質油の水素化処理(以下、
    標準処理と言う。)を行ったのちに、その標準処理時の
    反応温度より低い反応温度で重質油の水素化処理(以
    下、低温再生処理と言う。)をする水素化処理触媒の再
    生方法。
  2. 【請求項2】 標準処理時の反応温度より10℃〜10
    0℃低い反応温度で低温再生処理をする請求項1記載の
    水素化処理触媒の再生方法。
  3. 【請求項3】 低温再生処理における反応温度が310
    ℃〜400℃の範囲にある請求項1または2のいずれか
    に記載の水素化処理触媒の再生方法。
  4. 【請求項4】 重質油の接触水素化処理において、目的
    とする生成物を得るための重質油の水素化処理(以下、
    標準処理と言う。)を行ったのちに、その標準処理時の
    原料重質油より軽質の原料油を用いて水素化処理(以
    下、軽質油再生処理と言う。)をする水素化処理触媒の
    再生方法。
  5. 【請求項5】 軽質油再生処理における原料油が分解軽
    油または分解軽油を含む混合油である請求項4記載の水
    素化処理触媒の再生方法。
  6. 【請求項6】 軽質油再生処理における原料油のアスフ
    ァルテン含有量が1重量%以下である請求項4または5
    に記載の水素化処理触媒の再生方法。
  7. 【請求項7】 重質油の接触水素化処理が脱硫処理であ
    る請求項1〜6のいずれかに記載の水素化処理触媒の再
    生方法。
  8. 【請求項8】 脱硫処理における脱硫率が90重量%以
    上である請求項7記載の水素化処理触媒の再生方法。
  9. 【請求項9】 標準処理における重質油のアスファルテ
    ン含有量が0.5重量%以上である請求項1〜8のいず
    れかに記載の水素化処理触媒の再生方法。
  10. 【請求項10】 標準処理における反応温度が350℃
    〜430℃の範囲である請求項1〜9のいずれかに記載
    の水素化処理触媒の再生方法。
  11. 【請求項11】 標準処理期間が1日〜150日の範囲
    である請求項1〜10のいずれかに記載の水素化処理触
    媒の再生方法。
  12. 【請求項12】 低温再生処理または軽質油再生処理の
    時間が6時間以上である請求項1〜11のいずれかに記
    載の水素化処理触媒の再生方法。
  13. 【請求項13】 低温再生処理時または軽質油再生処理
    時の原料油通油量が標準処理時の原料油通油量の0.2
    〜2.0倍の範囲である、請求項1〜12のいずれかに
    記載の水素化処理触媒の再生方法。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13のいずれかに記載の方
    法で再生した再生触媒を用いて重質油の水素化処理を行
    う水素化処理油の製造方法。
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