JPH0288694A - 炭化水素質供給原料の水添クラツキング方法 - Google Patents

炭化水素質供給原料の水添クラツキング方法

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JPH0288694A
JPH0288694A JP20492189A JP20492189A JPH0288694A JP H0288694 A JPH0288694 A JP H0288694A JP 20492189 A JP20492189 A JP 20492189A JP 20492189 A JP20492189 A JP 20492189A JP H0288694 A JPH0288694 A JP H0288694A
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JP
Japan
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effluent
hydrogen
catalyst
hydrocracking
group
Prior art date
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Application number
JP20492189A
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English (en)
Inventor
Swan Tiong Sie
スヴアン・チオング・ジー
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Shell Internationale Research Maatschappij BV
Original Assignee
Shell Internationale Research Maatschappij BV
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G65/00Treatment of hydrocarbon oils by two or more hydrotreatment processes only
    • C10G65/02Treatment of hydrocarbon oils by two or more hydrotreatment processes only plural serial stages only
    • C10G65/10Treatment of hydrocarbon oils by two or more hydrotreatment processes only plural serial stages only including only cracking steps

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、複数の反応段階を用いて炭化水素質供給原料
を水添クラッキングする方法に関する。
従来夏肢術 水添クラッキングは充分に確立された方法であり、しか
してこの方法において重質炭化水素は水素の存在下で水
添クラッキング触媒と接触される。
温度及び圧力は比較的高く、そのため重質炭化水素は、
比較的低い沸点を有する生成物にクラッキングされる。
該方法は1段階で行われ得るけれども、複数の段階で該
方法を行うことが有利であることが示されている。第1
段階において供給原料は脱窒素、脱硫及びいくらかの水
添クラッキングを受け、そして第2段階において水添ク
ラッキング反応のほとんどが行われる。
供給原料中の窒素化合物の存在は問題を起こす原因とな
り、何故なら一般に無定形の水添クラッキング触媒は窒
素感受性の傾向にありそして該窒素化合物により失活さ
れ得るからである。この問題の解決策は、水添脱窒素活
性を有する水添クラッキング触媒を第1反応段階におい
て用いかつ窒素感受性の低いゼオライト系水添クラッキ
ング触媒を第2反応段階において用いることであると考
えられた。しかしながら、これらのゼオライト系触媒は
、数個の環構造を含有する嵩のある分子は非常に高い温
度が用いられない限り適切にクラッキングされ得ないと
いう欠点があった。
米国特許第3.702.818号にはこの問題の解決策
が提案されており、即ち第2段階に2基の反応器が用い
られ、一方の反応器にはゼオライト触媒が収容され、他
方の反応器には無定形の塩基触媒が収容される。嵩のあ
る環構造は無定形触媒によりクラッキングされるけれど
も、再循環流は実質量の中重質生成物を依然含有し、そ
のため触媒の負荷が過度に高くなる。
゛しよ゛と る 本発明は、嵩のある物質の窒素感受性及び不適切な水添
クラッキングの問題に対する解決策を提供することであ
る。
量  ′ るこ の 従って、本発明は、炭化水素質供給原料を複数の反応段
階で水添クラッキングする方法において、第1反応段階
において該供給原料を水素の存在下高温高圧にて第1水
添クラッキング触媒と接触させて第1流出物を生じせし
め、第1流出物の少なくとも液体部分を第2反応段階か
ら生じる第2流出物と混合し、得られた混合物を第3反
応段階において水素の存在下高温高圧にて第3水添クラ
ッキング触媒と接触させて第3流出物を生じせしめ、第
3流出物を分離段階に送って少なくとも1つの頂部画分
と残留画分を得、そして該残留画分を第2反応段階に送
って水素の存在下高温高圧にて第2水添クラッキング触
媒と接触させて第2流出物を生しせしめる、ことを特徴
とする上記方法を提供する。
第1水添クラッキング触媒が脱窒素活性を有する場合、
第3触媒が比較的窒素不感受性でありそして第2水添ク
ラッキング触媒が嵩のある分子を水添クラッキングする
ことができる場合上記の問題は除かれる。
本発明は種々の態様に具体化され得、即ち連続流(se
ries−floGl)式水添クラッキング装置及び二
段式水添クラッキング装置に関して種々のバリエーショ
ンがある。これらの公知のプロセスのフロースキームに
ついては、[“′石油ハンドブック(The Petr
oleum Handbook)” 、第6版、エルセ
ピア−(Elsevier) r アムスターダム(A
ms terdam) r1983、第294〜300
頁」が参照される。
第1の態様は、連続流式水添クラッキング装置に基づく
。慣用の連続流式水添クラッキング装置においては、第
1反応段階からの流出物が第2反応段階に送られ、そし
て第2反応段階からの流出物が分別を含む仕上げ処理操
作に付される。該分別により残留画分が得られ、そして
この残留画分は、第2反応段階に送られるべき第1流出
物と一緒にされる。本発明による第3段階は、慣用の第
2段階に相当する。
本発明によれば、第1流出物の少なくとも一部と第2流
出物とが一緒にされて第3反応段階に送られる。第3反
応段階から流出する第3流出物は仕上げ処理操作に付さ
れて、生成物の蒸留画分が回収される。この分別からの
残留画分は、第2流出物を生じせしめるために第2段階
に再循環される。第1反応段階において生成したアンモ
ニア及び/又は硫化水素を例えば水溶液(例えば、鉱酸
の水溶液)での処理により除去するために、第1流出物
をガス精製工程に付すことも可能である。
しかしながら、完全な第1流出物を第2流出物と一緒に
することが好都合である。このことは、慣用の連続流式
プロセスをほとんど変える必要がないという利点がある
。別の好ましい態様では、第1流出物は、液相と気相へ
の分離に付される。該気相は、第3流出物と一緒にされ
そして仕上げ処理操作に付される。このことは、気相が
アンモニアのほとんど、硫化水素及びクラッキング生成
物を含有するという利点がある。従って、所望生成物が
不所望なC+−n炭化水素生成物に過度にクラッキング
される危険がない。第1流出物中のアンモニアをわずか
の割合しか含有していない該液相は、第2流出物と一緒
にされて第3段階において水添クラッキングされる。第
1流出物を異なる温度及び圧力の条件で分離することも
熱論可能である。かくして、該流出物を第1反応段階に
おける普及的温度(prevailing tempe
rature)より低い温度に冷却することができる。
しかしながら、該分離を第1反応段階における普及的温
度及び圧力と実質的に同じ温度及び圧力にて行うことが
好ましい。このことは、第1流出物について加熱や冷却
をしないことにより有利に達成される。更に一層好まし
い態様では、該分離は、第1反応段階が行われる反応容
器と同じ反応容器において行われる。
このことは、該反応容器の底部に静置域を作りそして気
相と液相を異なる開口を経て該静置域から取り出すこと
により達成され得る。第1反応段階においてわずかの変
動が起こり得ることが理解されよう。その場合、第1段
階の出口部における普及的温度及び圧力と実質的に同じ
温度及び圧力にて該分離を行うことが好ましい。
本発明の別の態様は、慣用の二段式水添クラッキング装
置から誘導される。慣用の水添クラッキング装置におい
ては、第1反応段階からの流出物は第2反応段階からの
流出物と一緒にされ、そして−緒にされた流出物は分別
を含む仕上げ処理操作に付されて所望の留出物生成物と
残留画分が生じせしめられ、この残留画分は第2反応段
階に送られる。
本発明のこの態様によれば、該分別の残留画分は第2段
階の流出物と混合されそしてその混合物は第3反応段階
に送られる。この第3段階の流出物は、ガス状の頂部画
分と液状の底部画分に分離される。好ましくは、第3流
出物の分離後骨られる頂部画分は第1流出物と一緒にさ
れて仕上げ処理操作に付され、生成物が分別により回収
される。
第3流出物からの液状底部画分は、第2反応段階に送ら
れる。
従って、この態様では、1種又はそれ以上の留出物画分
が第1流出物から分別により得られそして生成物として
回収され、また第2流出物と混合される残留液体部分も
得られる。分離段階において得られる頂部画分は別個に
処理され得る。好ましくは、この態様では、分離段階に
おいて得られる頂部画分は、分別されるべき第1流出物
と一緒にされる。
有利的には、第3流出物の分離は、連続流式水添クラッ
キングプロセスに基づくスキームにおいて第1流出物に
ついて上述したようにして遂行される。従って、第3流
出物を異なる温度及び圧力の条件にて分離する(例えば
、該流出物を第3反応段階における普及的温度より低い
温度に冷却することにより)ことも可能であるけれども
、この分離を第3反応段階(の出口部)における普及的
温度及び圧力と実質的に同じ温度及び圧力にて行うこと
が好ましい。このことは、第3流出物の加熱や冷却をし
ないことにより有利に達成される。
更に一層好ましい態様では、該分離は、第3反応段階が
行われる反応容器と同じ反応容器において行われる。こ
のことは、該反応容器の底部に静置域を作りそして気相
と液相を異なる開口を経て該静置域から取り出すことに
より達成され得る。
第2反応段階及び第3反応段階は、異なる反応器におい
て行われ得る。しかしながら、両段階を1個の反応容器
において行うことが好ましい。通常、それはあまりにも
多い技術的に困難な調整を伴わず、何故ならたいていの
慣用的な水添クラッキング装置は複数の触媒床を含有し
ておりそして供給導管をいくらか変更しかつ触媒床の負
荷を変えることにより、慣用の水添クラッキング装置が
本発明の方法に適合され得るからである。
上述したように、第1水添クラッキング触媒は、好まし
くは水添脱窒素話性及び/又は水添脱硫活性を有する触
媒である。適当な触媒には、無定形の担体上に担持され
た元素周期表の第8族及び/又は第6族の金属の少なく
とも1種の成分からなる第1水添クラッキング触媒があ
る。有利的には、該担体はシリカ、アルミナ、トリア、
チタニア、マグネシア、ジルコニア及びそれらの混合物
からなる群から選択される。該担体は、−層好ましくは
アルミナからなる。「“化学と物理のハンドブック(H
andbook of Chemistry and 
Physics)”+第55版(1975) 、  シ
ー・エル・シー・プレス(CLCPress) +米国
オハイオ」に記載の如き元素周期表が参照される。
第2段階及び第3段階において、同じ又は異なる水添ク
ラッキング触媒が用いられ得る。異なる触媒の混合物又
は組み合わせも各段階において用いられ得る。かかる混
合物又は組み合わせは、各段階で同じでも異なっていて
もよい。しかしながら、好ましくは、第2段階において
用いられる触媒、触媒混合物又は触媒組み合わせは第3
段階において用いられるものと異なる。
第2水添クラッキング触媒は好ましくは、複数の環を含
有する嵩のある分子のクラッキングに対して良好な性能
を有する触媒である。この点で非常に良好な触媒は、シ
リカ−アルミナを含有する担体上に担持された第8族及
び/又は第6b族の金属の少なくとも1種の成分からな
る第2水添クラッキング触媒である。この触媒は、非常
に窒素感受性である傾向にある。このシリカ−アルミナ
触媒によりクラッキングされるべき炭化水素質供給物は
水添クラッキングプロセス(このプロセスにより窒素も
除去される。)に既に2回付されているので、窒素感受
性触媒の使用の欠点は本発明では存在しない。他の触媒
も第2段階において用いられ得ることが強調され、例え
ばアルミナ、シリカ、チタニア、マグネシア、ジルコニ
ア又はそれらの混合物を基材とした触媒である。第2段
階においてゼオライト系触媒の使用も可能であるが、好
ましさの点では劣り、何故なら該触媒は非常に活性であ
るけれども嵩のある分子の変換に対するそれらの活性は
改善の余地があるからである。
第3水添クラッキング触媒は、好ましくはぜオライド系
触媒即ちゼオライト含有担体上に担持された第8族及び
/又は第6b族の金属の少なくとも1種の成分からなる
触媒である。第3水添クラッキング触媒におけるゼオラ
イトは、好ましくはファウジャサイト型ゼオライト特に
ゼオライトYである。かかるゼオライトにおけるシリカ
/アルミナのモル比は、4〜25特に6〜15で変えら
れ得る。ゼオライトYの単位格子の大きさは、2.41
9〜2.475nm特に2.425〜2.460nmで
変えられ得る。ゼオライトは別として、第3水添クラッ
キング触媒は好都合には更に少なくとも1種のバインダ
ーを含む。該バインダーは、適当にはシリカ、アルミナ
、シリカ−アルミナ、トリア、チタニア、ジルコニア、
マグネシア及びそれらの混合物から選択される。特に、
アルミナ(随意に、シリカ−アルミナと組み合わせて)
が好ましい。
三つの水添クラッキング触媒のすべてについて、第8族
及び第6b族からの触媒活性金属は、好ましくはコバル
ト、ニッケル、白金、パラジウム、タングステン及びモ
リブデンから選択される。好ましくは、非貴金属混合物
例えばN1−W、NiMo、Co−Mo及びCo−Wが
用いられる。
該触媒は、それらの活性を増強するためにリン及び/又
はフッ素を更に含有し得る。触媒活性金属が非貴金属で
ある場合、それらは好ましくは水添クラッキング触媒上
に1〜16重量%の第8族金属及び/又は6〜24重量
%の第6族金属の量にて存在する(重量百分率は、総触
媒を基準とする。)。
貴金属は、適当には比較的少ない量例えば0.2〜2重
量%で存在する。貴金属は、特に第3及び/又は第2水
添クラッキング触媒に関して用いられ得る。特に触媒活
性金属が非貴金属である場合、それらは好ましくはそれ
らの酸化物の形態又は更に一層好ましくはそれらの硫化
物の形態にて存在する。水添クラッキング触媒の製造は
、当該技術で公知である。
本発明の方法において用いられ得る炭化水素質供給原料
には、ガス油、真空ガス油、脱アスファルト油、ロング
レジジュー、ショートレジジュー接触クラッキング循環
油、熱クラッキングガス油及び合成原油(随意に、ター
ルサンド、シェール油、残渣の品質向上法又はバイオマ
スから生じるもの)がある。種々の炭化水素質供給原料
の組み合わせも用いられ得る。炭化水素質供給原料は、
一般に大部分即ち50重量%を越える部分が370℃よ
り高い沸点を有するようなものである。本方法は、供給
原料が窒素を含有する場合最も有利である。典型的な窒
素含有率は、5000ppmwまでの範囲にある。窒素
含有率の範囲は、50ppn+wからであり得る。供給
原料は、一般に硫黄化合物も含有する。硫黄含有率は、
通常0.2〜6重量%の範囲にある。
反応段階におけるプロセス条件については、いずれの反
応段階においても温度は好ましくは300〜450℃特
に350〜420℃1圧力は好ましくは50〜250バ
ール特に75〜150バール、空間速度は好ましくは0
.1〜10kg/i!、/h特に0.2〜5kg/It
/h及び水素/油の割合は好ましくは500〜500O
N1/kg特に1000〜250ONffi/kgであ
る。
l生斑 本方法を更に図面により例示する。簡潔化のため、本発
明にとって必須でない種々の装置は図示されていない。
図面には、いずれかの反応段階において触媒床は1つだ
けしか示されていない。1つの触媒床の代わりに複数の
床が用いられ得ることは明らかであろう。
第1図において、触媒床2を含有する反応容器1が示さ
れている。触媒床2は、第1水添クラッキング触媒から
なる。第1図には更に、第2水添クラッキング触媒の触
媒床4及び第3水添クラッキング触媒の触媒床5を含有
する第2の反応容器3が示されている。更に、ガス精製
域6及び分別装置7が示されている。操作中、炭化水素
質供給原料は、管路9を経て供給される水素含有ガスと
−緒に、管路8を経て反応容器1に送られる。該触媒床
を通過した後、炭化水素と水素の混合物が管路10を経
て反応容器1から取り出される。この混合物に追加的水
素が管11!11を経て添加され、そして生じた混合物
は触媒床4と5との間の位置にて反応容器3中に供給さ
れる。この混合物は次いで、触媒床4から流出する流出
物即ち第2流出物と一緒になり、そして−緒になった混
合物は触媒床5に通されて第3流出物を生じせしめ、第
3流出物は管路12を経て取り出される。管路12中の
流出物は該ガス精製域に送られてアンモニア及び/又は
硫化水素から遊離され、しかしてアンモニア及び/又は
硫化水素は管路13を経て当該系から除去される。該精
製域の操作は、当該技術において公知である。この操作
は、水素含有ガスを所望生成物から分離するために異な
る温度及び/又は圧力にて数基の気液分離装置並びにア
ンモニア及び/又は硫化水素を除去するために洗浄域を
利用し得る。該水素含有ガス(再循環水素)は、いくら
かの軽質(CI−2)炭化水素及び/又は硫化水素を含
有し得る。ガス精製域6において回収される水素は管路
14を経て当該系に再循環され、炭化水素生成物は管路
15を経て分別装置7に送られる。分別袋W7において
、該炭化水素は分離されて生成物流16.17及び18
及び残留画分が生じせしめられ、この残留画分は管路1
9を経て分別装置7から取り出される。該残留画分は反
応容器3に再循環され、しかして該残留画分は、管路2
0からの水素と混合された後触媒床4より上の位置にて
反応容器3中に導入される。該残留画分は触媒床4にお
いて水添クラッキングされて、第2流出物が生じせしめ
られる。管路9.11及び20の水素は供給管路21か
らのものであり、しかして供給管路21には管路14に
おける再循環水素及び管路22を経て供給される補給水
素により水素が与えられる。
第2図において、触媒床32を含有しかつ第1反応段階
が行われる反応容器31が示されている。
第2図には更に、第3反応段階用の触媒床34を含有す
る反応容器33及び第2反応段階用の触媒床36を含有
する反応容器35が示されている。
更に、第2図にはガス精製域37、分別装置38及び分
離装置39が示されている。操作の際に、管路40から
の炭化水素質供給原料は管路41からの水素含有ガスと
混合されそして一緒に反応容器31中に送られ、しかし
てこの混合物は、第1水添クラッキング触媒からなる触
媒床32上で水添クラッキングされる。第1流出物は、
管路42を経て反応容器31から取り出されそして分離
装置39に送られる。分離装置39は、気液分離を達成
するために当該技術において公知のいずれの装置であっ
てもよい。分離装置39は、好ましくは反応容器31に
おける温度及び圧力と同じ温度及び圧力にある。分離装
置39から、気相が管路43を経て取り出され、液相が
管路44を経て取り出される。この液相は反応容器35
からの管路45中の第2流出物と混合され、そしてその
混合物は管路46を経て反応容器33に送られ、しかし
て水素が管路47を経て管路46に添加される。
反応容器33において、管路46からの混合物が触媒床
34の第3水添クラッキング触媒上で水添クラッキング
されて第3流出物が生じせしめられ、しかして第3流出
物は管路48を経て反応容器33から取り出される。管
路43中の第1流出物の気相が第3流出物に添加され、
そして−緒にされた流れはガス精製域37中に供給され
て、管路49を経て排出されるアンモニア及び/又は硫
化水素の廃棄物流、管路50を経て排出される再循環水
素及び管路51を経て排出される炭化水素生成物が生じ
せしめられる。管路51は分別装置38中に延びており
、しかして分別装置38において生成物流52.53及
び54が回収される。
分別装置F3Bにおける蒸留により残留画分も生じすし
められ、しかしてこの残留画分は管路55を経て反応容
器35に送られる。管路56からの水素の存在下で、該
残留画分は触媒床36の第2水添クラッキング触媒上で
水添クラッキングされる。
触媒床36上での水添クラッキングから生じる第2流出
物は、管路45を経て取り出されそして管路44中の液
相と混合される。この方法における水素は管路57を経
て供給され、しかして管路57には管路58からの補給
水素及び管路50からの再循環水素が供給される。
分離装置39は静置域として反応容器31中に組み込ま
れ得る、ということが理解されよう。このことにより、
別個の容器のコストの節約となる。
触媒床4及び5について第1図に示されているように触
媒床36及び34を1個の反応容器中に設置することも
可能である。
第3図には、第1水添クラッキング触媒からなる触媒床
62を含有する反応容器61、ガス精製域63、分別装
置64、及び第2反応段階用の触媒床66と第3反応段
階用の触媒床67を含有する第2反応容器65が示され
ている。反応容器65は更に静置域68を有しており、
しかして静置域68において気液分離が行われる。操作
の際に、管路69中の炭化水素質供給原料は、管路70
からの水素と一緒にされ、反応容器61中に導入されそ
して触媒床62の第1水添クラッキング触媒上で水添ク
ラッキングされる。生じた第1流出物は、管路71を経
て反応容器61から取り出される。第1流出物は管路7
2中のガス状の頂部画分と混合され、そしてその混合物
は精製域63中に供給され、しかしてアンモニア及び/
又は硫化水素が管路74を経て当該系から取り出され、
水素含有ガスが管路75を経て当該系に再循環され、炭
化水素生成物が分離されそして管路76を経て分別袋f
i64に送られる。分別装置64において、生成物流7
7.78及び79が回収され、残留画分が管路80を経
て取り出される。
管路81からの水素が該残留画分に添加され、そしてそ
の混合物は触媒床66と67との間の位置にて反応容器
65中に供給される。床66と67との間で管路80の
残留画分は触媒床66からの流出物と混合し、そしてそ
れらは−緒に触媒床67に通されて第3流出物が生じせ
しめられる。
第3流出物は静置域68に入り、そこで気液分離が行わ
れる。そのガス状の頂部画分は管路72を経て取り出さ
れそして第1流出物と混合され、そして液状の残留画分
は管路82を経て反応容器65から取り出され、管路8
3からの水素と一緒にされそして反応容器65に再循環
され、しかして触媒床66より上の位置にて導入される
。該液状の残留部分は触媒床66の第2水添クラッキン
グ触媒上で水添クラッキングされて、第2流出物が生じ
せしめられる。この方法用の水素は管路84を経て供給
され、しかして管路84には管路85からの補給水素及
び管路75からの再循環水素が供給される。
【図面の簡単な説明】
第1図は連続流式水添クラッキング装置に基づく具体例
を示すものであって、第2反応段階及び第3反応段階は
1個の反応容器において行われる。 第2図は連続流式水添クラッキング装置に基づく具体例
を示すものであって、第1段階後第1流出物は気液分離
に付される 第3図は二段式水添クラッキング装置に基づく具体例を
示すものであって、第3流出物は気液分離に付されしか
も該気液分離は第2反応段階及び第3反応段階が行われ
る反応容器と同じ反応容器において行われる。 ■・・・反応容器  2・・・触媒床  3・・・反応
容器4・・・触媒床  5・・・触媒床  6・・・ガ
ス精製域7・・・分別装置  31・・・反応容器  
32・・・触媒床  33・・・反応容器  34・・
・触媒床  35・・・反応容器  36・・・触媒床
  37・・・ガス精製域  38・・・分別装置  
39・・・分離装置61・・・反応容器  62・・・
触媒床  63・・・ガス精製域  64・・・分別装
置  65・・・反応容器66・・・触媒床  67・
・・触媒床  68・・・静置域代理人の氏名   川
原1)−穂

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭化水素質供給原料を複数の反応段階で水添クラ
    ッキングする方法において、第1反応段階において該供
    給原料を水素の存在下高温高圧にて第1水添クラッキン
    グ触媒と接触させて第1流出物を生じせしめ、第1流出
    物の少なくとも液体部分を第2反応段階から生じる第2
    流出物と混合し、得られた混合物を第3反応段階におい
    て水素の存在下高温高圧にて第3水添クラッキング触媒
    と接触させて第3流出物を生じせしめ、第3流出物を分
    離段階に送って少なくとも1つの頂部画分と残留画分を
    得、そして該残留画分を第2反応段階に送って水素の存
    在下高温高圧にて第2水添クラッキング触媒と接触させ
    て第2流出物を生じせしめる、ことを特徴とする上記方
    法。
  2. (2)完全な第1流出物を第2流出物と混合する、請求
    項1記載の方法。
  3. (3)第1流出物を液相と気相に分離し、該気相を第3
    流出物と一緒にし、該液相を第2流出物と一緒にして第
    3反応段階に送る、請求項1又は2記載の方法。
  4. (4)第1流出物を第1反応段階における普及的温度及
    び圧力と実質的に同じ温度及び圧力にて液相と気相に分
    離する、請求項3記載の方法。
  5. (5)分離段階において得られた頂部画分を生成物とし
    て回収する、請求項1〜4のいずれか一つの項記載の方
    法。
  6. (6)第1流出物から分別により1つ又はそれ以上の留
    出物画分を得そして生成物として回収し、かつ残留液体
    部分も得そして第2流出物と混合する、請求項1記載の
    方法。
  7. (7)分離段階において得られた頂部画分を、分別され
    るべき第1流出物と一緒にする、請求項6記載の方法。
  8. (8)第1水添クラッキング触媒が、無定形の担体上に
    担持された第8族及び/又は第6b族の金属の少なくと
    も1種の成分からなる、請求項1〜7のいずれか一つの
    項記載の方法。
  9. (9)担体が、シリカ、アルミナ、トリア、チタニア、
    マグネシア、ジルコニア及びそれらの混合物からなる群
    から選択される、請求項8記載の方法。
  10. (10)担体がアルミナからなる、請求項9記載の方法
  11. (11)第2水添クラッキング触媒が、シリカ−アルミ
    ナを含有する担体上に担持された第8族及び/又は第6
    b族の金属の少なくとも1種の成分からなる、請求項1
    〜10のいずれか一つの項記載の方法。
  12. (12)第3水添クラッキング触媒が、ゼオライトを含
    有する担体上に担持された第8族及び/又は第6b族の
    金属の少なくとも1種の成分からなる、請求項1〜11
    のいずれか一つの項記載の方法。
  13. (13)ゼオライトがファウジャサイト型ゼオライト特
    にゼオライトYである、請求項12記載の方法。
  14. (14)第1水添クラッキング触媒、第2水添クラッキ
    ング触媒及び第3水添クラッキング触媒が、ニッケル、
    コバルト、白金、パラジウム、タングステン及びモリブ
    デンからなる群から選択された金属の少なくとも1種の
    水添成分を含む、請求項1〜13のいずれか一つの項記
    載の方法。
  15. (15)反応段階の一つ又はそれ以上における温度が3
    00〜450℃であり、圧力が50〜250バールであ
    り、空間速度が0.1〜10kg/l/hであり、水素
    /油の割合が500〜5000Nl/kgである、請求
    項1〜14のいずれか一つの項記載の方法。
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