JPS6313059A

JPS6313059A - 現像方法

Info

Publication number: JPS6313059A
Application number: JP61156801A
Authority: JP
Inventors: Katsumi Kurematsu; 克巳榑松
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1986-07-03
Filing date: 1986-07-03
Publication date: 1988-01-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】イ、発明の目的〔産業上の利用分野〕本発明は電子写真感光体・静電記録誘電体等の潜像担持
体に適宜の作像手法で形成した静電潜像をトナー現像す
る方法に関する。

〔従来の技術〕

静電潜像のトナー現像手法としては従来種々の方式・手
法が知られている。大別して乾式法と湿式法（液体現像
法）とがあり、乾式法が一般である。

乾式法は更に所謂二成分系現像剤を用いる方式のものと
、−成分系現像剤を用いるものとに大別され、具体的に
は磁気ブラシ法（米国特許第２，８７４．０８３号明細
書）、カスケード法（同第２，８１８，５５２号明細書
）、パウダーグラウト法（同第２，２２１．７７８号明
細書）、ファーブラシ法（同第２，８０２．９２４号明
細書）、タッチダウン法（特公昭４１−９４７５号公報
）、インプレッション法（特公昭４５−２８７７号公報
）、ジャンピング法（特公昭５４−３８２４号公報）、
電界カーテン法（特公昭４７−４７８１１号公報、特開
昭５９−７９２８８号公報）などの数多くの現像方式拳
手法が知られている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

乾式法においては、現像剤としてトナー及びキャリアを
主体とする二成分系現像剤を用いる磁気プラス法が一般
に多く実用化されており、この現像方法によれば比較的
に安定で、かつ画質の優れた画像が簡単に得られている
。

しかし、磁気ブラシ法はこのような優れた特徴がある反
面、二成分系現像剤を用いる現像方式に共通した欠点を
有している。

すなわち、トナーとキャリアとの摩擦によりトナーが帯
電するが、長期の使用によりキャリア表面がトナー組成
物によって汚染されトナーの帯電が不十分になること（
キャリア劣化）、トナーとキャリアとの混合比は常に適
性値にコントロールされなければならないが、その混合
比の自動測定及び自動制御が難しいこと、さらにキャリ
ア材として鉄粉やフェライト粉を使うのが一般的である
が、これが潜像担持体に付着すると該担持体がクリーニ
ングされる際に付着キャリアで担持体表面がこすられて
傷をつけられてしまうこと（キヤ、リア引き）等である
。

また、このような欠点を避けるべく現像剤としてトナー
のみから成る一成分系現像剤を用いる現像法、例えばタ
ッチダウン法拳インプレッション法・ジャンピング法等
も実用化されている。しかし、高速現象が困難であるこ
と、現像剤の薄層の形成が難しいこと、及びこの薄層形
成の為のドクターブレードとスリーブとの間隔にトナー
が詰まること（ブロッキング）等の問題を有している。

また、電界カーテンを利用した従来の現像方法について
はニー２ジ効果の強い細り気味の画像しか得られないと
いう欠点があった。

本発明は電界カーテンを利用した現像法について、これ
を改善して高画質かつ高速対応の現像を可能にすること
を目的とする。

口、発明の構成〔問題点を解決するための手段〕本発明は、静電潜像担持体に対向させて対向電極を設け
、その静電潜像と対向電極との間隙にトナークラウドを
電界カーテンにより搬送吐出させて潜像をトナー現像す
る、ことを特徴とする現像方法を要旨とする。

〔作　用〕

即ち、上記の現像法によれば、トナーのみの一成分にて
現像が行われること、それをクラウド化して搬送及び現
像を行う為にトナーの全工程中で機械的ストレスがトナ
ーに全く掛らないこと、及び現像領域の幅が任意に設定
できる為高速化対応が可能であること等により、前述し
た如き従来現像法の欠点が悉く解決される。又トナーは
クラウド化した状態で現像に供され、さらに対向電極の
作用によりエツジ効果が抑えられる為に画質の点でも高
精細なものが得られる。

〔実施例〕

実施例１（第１図）１はベルト型の静電潜像担持体（以下ベルトと略記する
）、２−２は導電性のベルト支持ローラであり、ベルト
１は矢示方向に移動駆動され、不図示の潜像形成部でそ
の外面側に静電潜像が順次に形成される。ベルト支持ロ
ーラ２拳２間のベルト展張領域部を現像領域３とし、そ
の現像領域３のベルト外面に隙間４を存して平板状の電
極板５を対向させて配設しである。６は該電極板５に対
するバイアス印加（本例は直流（ＤＣ）バイアス）電源
である。

７・７は電界カーテン形成用のダクトパネルであり、該
ダクトパネルの先端側の口部は前記ベルト現像領域３の
ベルト１と対向電極板５との隙間４にベルト１の移動方
向上流側において絶縁板８を介して連通させである。９
はダクトパネル７・７の後端側の口部に配設したトナー
クラウド発生手段機器、１０はダクトパネル７・７の電
界カーテン形成駆動用三相交流電源である。

而して、トナークラウド発生手段機器９にて発生したト
ナークラウドしはダクトパネル７番７間に三相交流電源
１０で形成される進行波型電界カーテン（詳しくは特公
昭５４−１２６８７号公報参照）によりダクトパネル７
−７間を矢示方向に先端側の口部方向に搬送され、その
口部から前記ベルト現像領域３のベルト１と対向電極板
５との隙間４内に連続的に吐出される。

隙間４内に吐出されたトナーのクラウド粒子はダクトパ
ネル７・７側からの吐出慣性力により隙間４内をベルト
１の移動方向に流れていく、その流れ過程において、ト
ナーのクラウド粒子の一部はベル）１側の潜像と対向電
極５とを結ぶ電気力線によりベルト１側に引かれてベル
ト１面に潜像パターン（画像部）に対応して付着し、潜
像のトナー現像がなされる。ベルト１面の潜像のない非
画像領域部分（白地部）については、対向電極板５に対
するバイアス電圧をベルト１面の非画像領域部分の電位
より若干高く設定しておくことによりそのベルト１面を
非画像領域部分と対向電極板５間の電気力線が対向電極
板５側に向いてトナーのクラウド粒子は対向電極板５側
に引かれるためにベルト１面の非画像領域部分は現像さ
れずトナー付着がなく、従って、所謂かぶりなく潜像の
現像がベルト１の移動につれて順次に進行する。

現像領域３を通過したベルト外面の現像像（トナー画像
）Ｔは不図示の転写部にて転写材に転写され、次いで転
写材面に定着される（転写方式）、或は潜像担持体とし
てのベルト１面に直接に定着される（直接方式）、或は
転写も定着もされることなく表示部へ移動して情報表示
に供される。

実施例２（第２図）本例はベルト１の現像領域３に対する対向電極板５を回
動ベルト型電極としたもので、５ａ・５ｂはその回動ベ
ルト型電極を懸回支持させた左右一対の導電性ローラで
あり、該ベルト型電極は矢示方向に回動駆動される。１
１は左側ローラ５ａの懸回ベルト部分の外面に当接させ
たスクレーパである。

現像原理は第１図例のものと同じである。ただ本例の場
合は回動ベルト型電極板５の外面に付着したトナーはス
クレーパ１１により削り取られて回収部１２に回収され
る為、該電極板５の外面は常に清浄な状態で現像領域３
のベルト１に対向する。従って該電極へのトナーの付着
によるバイアス効果の減退を防ぐことができる。又本例
では対向電極板５のバイアスとして直流分を重畳した交
流（ＡＣ）バイアスを用いており、現像領域３（隙間４
）中のトナークラウド粒子が潜像担持体たるベルト１と
対向電極板５との間を往復しながらベルト１面に作用し
て潜像の現像（ジャンピング現像）がなされるように、
上記のバイアスを設置している（特公昭５８−３２３７
５号公報参照）、これにより低濃度のトーン部画像の再
現性がかなり改善される。

実施例３（第３図）本例では、潜像担持体１は矢示方向に回転駆動される回
転ドラムであり、対向電極板５は該ドラムに隙間４を存
して対向させた矢示方向に回転駆動される転写ローラ型
電極板としである。又電界カーテン形成用ダクトパネル
７・７に対してはトナー供給手段機器１３によりトナー
を適量づつ供給するようにしである。

トナー供給手段機器１３により電界カーテンダクトパネ
ル７φ７内に供給されたトナーは交番電界（特公昭５４
−１２Ｅ１８７号公報参照）の作用によりクラウド化し
ながらダクトパネル７・７内を先端側口部方向に搬送さ
れ、潜像担持体たるドラム１とローラ型対向電極板５と
の対向隙間４内に吐出される。そして該隙間部の現像領
域３にて対向電極板５に印加されているＤＣ重重畳Ｃバ
イアスの作用により所謂ジャンピング現像が行われる。

又該ローラ型対向電極板５の外面に付着したトナーは電
極板５の回転にともないスクレーパ１１にて除去され、
電極板５の外面が常に清浄に保たれる。

なお、本例では潜像担持体たるドラム１の回転方向がダ
クトパネル７・７からのトナークラウドｔの吐出方向と
逆になっているが、このことにより同一潜像に対して会
合するトナー粒子数が増加する為、現像性が向上してい
る。

ハ、発明の詳細な説明したように本発明の現像方法によれば以下の効果
が得られる。

（１）機械的ストレスが全くトナーに掛らない為、トナ
ーの漬れ及び劣化に起因する問題が発生しない。

（２）現像領域３の幅が任意である為、低速から高速迄
広範囲に対応できる。

（３）木質的に一成分非磁性トナーを使用する為、ビク
トリアルカラーに対応でき、キャリア等を必要としない
。

（４）トナーが分散したクラウド状態で現像が行われる
為、高精細かつ階調性・再現性の良い画像が得られる。

（５）エツジ効果の少ない良好な画像が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は夫々本発明現像方法の要領側図であ
る。１はベルト型またはドラム型の静電潜像相持体、３は現
像領域、５は平板型又はベルト型又はローラ型の対向電
極、７・７は電界カーテン形成用ダクトパネル、８はト
ナークラウド発生手段機器、ｌＯはスクレーパ、１２は
トナー供給手段機器。第３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）静電潜像担持体に対向させて対向電極を設け、そ
の静電潜像と対向電極との間隙にトナークラウドを電界
カーテンにより搬送吐出させて潜像をトナー現像する、
ことを特徴とする現像方法。
（２）対向電極がローラ型電極から成ることを特徴とす
る特許請求の範囲第１項に記載の現像方法。
（３）対向電極がベルト型電極から成ることを特徴とす
る特許請求の範囲第１項に記載の現像方法。
（４）対向電極に直流または交流、もしくは両者を重ね
合せたバイアスを印加することを特徴とする、特許請求
の範囲第１項、第２項又は第３項に記載の現像方法。