JPS63130458A - 車両用ブレ−キ装置 - Google Patents

車両用ブレ−キ装置

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JPS63130458A
JPS63130458A JP27717786A JP27717786A JPS63130458A JP S63130458 A JPS63130458 A JP S63130458A JP 27717786 A JP27717786 A JP 27717786A JP 27717786 A JP27717786 A JP 27717786A JP S63130458 A JPS63130458 A JP S63130458A
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brake
pressure
valve
vehicle
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は車両用ブレーキ装置に関するものであり、特に
、車両をゆれ戻り少なく停止させることができる車両用
ブレーキ装置に関するものである。
従来の技術 走行している車両を停止させるとき、車両が停止するま
でブレーキペダルを操作し続けると停止時に所謂ゆれ戻
りが生じ、乗員に不快感を与えることを避は得ない。こ
れは車両走行速度(以下、車速と言う)が零になって車
両が停止するとき、減速度が一定値から急に零になるか
らであり、運転者は停止時にできる限りゆれ戻りが生じ
ないように気を付けてブレーキ操作を行うことが必要で
ある。
このような車両停止時におけるゆれ戻りを緩和するため
に、実開昭56−129341号公報に記載された装置
においては、ブレーキペダルの踏込み時には、そのペダ
ルの踏力をマスタシリンダのピストンに伝達するロンド
がペダルと共に前進させられてマスタシリンダを作動さ
せる一方、車速か零になる直前に、ペダルが踏込み位置
にあるままでロンドの後退が許容されて、制動が自動的
に解除されるようにすることが行われている。ロンドは
ソレノイドを含むリンク機構によってブレーキペダルに
連結されており、通常はペダルと共に移動するのである
が、車速か零になる直前にスピードメータのゼロスピー
ド端子から出力される信号に基づいてソレノイドに励磁
電流が供給され、リンク機構がロンドのペダルに対する
相対移動を許容する状態となってペダルが踏込み位置に
あるままでロンドが後退し、ブレーキが解′除されるよ
うになっているのである。このように車速か零になる直
前にブレーキを解除すれば、運転者が意識的にブレーキ
ペダルの踏込みを緩めるのに近い状態となってゆれ戻り
を低減することができる。
発明が解決しようとする問題点 しかし、リンク機構がロンドの後退を許容する状態とな
るということはブレーキペダルの踏込み方向への移動を
も許容する状態となるということであり、車両の停止時
にブレーキペダルが一定量急激に踏込み方向に移動する
こととなって運転者の姿勢が崩れるという問題がある。
また、ゆれ戻りを完全に防止するためにはマスタシリン
ダのブレーキ液圧が滑らかに減圧されることが望ましい
のであるが、上記装置においてはマスタシリンダの液圧
が急激に低下させられるため、ゆれ戻り防止効果の完全
を期し難いという問題もある。
さらに、ソレノイドはブレーキペダルからロンドに伝達
される力と同程度の大きさの力を発生し得るものである
ことが必要であるため、大形となることを避は得す、コ
ストおよび重量の増大を避は得ないという問題もある。
問題点を解決するための手段 本発明に係る車両用ブレーキ装置は、上記の問題を解決
するために、第1図に示されるように、(a)ブレーキ
ペダルの踏込みに応じて車輪の回転を抑制する流体圧ブ
レーキ系と、(bl車速を検出する車速検出手段と、(
d)車速検出手段によって検出された車速か基準車速ま
で低下した後、流体圧ブレーキ系の流体圧を指数関数的
に低下させることにより、車速か零になると同時に減速
度も零となるようにする減圧制御手段とを含むように構
成される。
流体圧ブレーキ系の流体圧を指数関数的に減少させるた
めには、例えばブレーキペダルとマスタシリンダとの間
に配設されるブレーキブースタの倍力率を指数関数的に
低下させればよく、また、アンチスキッド装置のアクチ
ュエータやコントローラを利用してブレーキ操作力とは
無関係にホイールシリンダのブレーキ液圧を指数関数的
に低下させることも可能である。
作用および効果 以上のように構成された車両用ブレーキ装置においては
、流体圧ブレーキ系の流体圧が低下させられるのである
が、その際、ブレーキペダルが前記公報に記載された装
置におけるように踏込み方向に一定量急激に移動するこ
とはない。ブレーキブースタの倍力率が低減させられる
場合には、ブレーキペダルの踏込み力が一定に保たれて
いればブレーキペダルが一定量押し戻されることにはな
るが、これによって運転者の姿勢が崩れることはない。
また、アンチスキッド装置を利用して流体圧が低下させ
られる場合には、アンチスキッド装置の種類によっては
ブレーキペダルに多少の影響が現れることもあるが、運
転者の姿勢が崩れるほどの影響はなく、また、ブレーキ
ペダルに何の影響も現れないアンチスキッド装置も既に
開発されている。
また、流体圧ブレーキの流体圧は急激に低下させられる
わけではなく、指数関数的に低下させられるため、車速
および減速度が共に滑らかに零まで低下することとなり
、ゆれ戻りが完全に防止される。
さらに、前記装置におけるように大形のソレノイドを必
要としないため、車両の重量およびコストの上昇を低く
抑えながら上記効果を得ることができる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第2図は本発明の一実施例である車両用ブレーキ装置を
示す図である。図において10はブレーキ操作部材たる
ブレーキペダルであり、このペダル10はブースタ12
を介してマスタシリンダ14を作動させる。マスタシリ
ンダ14は互に独立した二つの加圧室を備えており、ブ
レーキペダル10の踏込み操作に基づいてそれぞれの加
圧室に同じ高さの液圧を発生させる。一方の加圧室に発
生しだ液圧は、左右の前輪16および18にそれぞれ設
けられたブレーキのフロントホイールシリンダ20およ
び22に供給される。もう一方の加圧室で発生しだ液圧
は、左右の後輪24および26にそれぞれ設けられたブ
レーキのりャホイールシリンダ28および30に供給さ
れるようになっており、本ブレーキ装置は前後二系統式
となっている。
上記ブースタ12は第3図に示されるように気密なケー
シング34を備えており、ケーシング34の内部はダイ
ヤフラム式のパワーピストン36によって二分されてい
る。二分された一方の室は逆止弁付管継手38を経てエ
ンジンのインテークマニホールド、バキュームポンプ等
の真空源40に接続された定圧室42とされ、他方の室
は定圧室42または大気に選択的に連通させられて内圧
が変動させられる変圧室44とされている。パワーピス
トン36は、定圧室42内に配設されたリターンスプリ
ング46により第3図において右方へ付勢されており、
常にはケーシング34の内側面に当接した原位置に保持
されているが、定圧室42と変圧室44の圧力差が設定
値以上に達したときにはスプリング46の付勢力に抗し
て左方へ移動(前進)する。
上記パワーピストン36は、その外周縁をケーシング3
4により保持されたダイヤフラムゴム50と、そのダイ
ヤフラムゴム50を支持するダイヤフラムプレート52
と、ダイヤフラムプレート52に一体的に取り付けられ
たパワーピストン本体54とを備えている。パワーピス
トン本体54には、定圧室42と変圧室44とを連通さ
せる連通路60および変圧室44と大気とを連通させる
連通路62が形成されるとともに、変圧室44の定圧室
42と大気との連通を制御する制御弁64および中継機
構70が設けられている。
制御弁64は、パワーピストン本体54に形成された第
一弁座72と、パワーピストン本体54に摺動可能に嵌
合されたバルブプランジャ74に形成された第二弁座7
6と、両弁座72,76に対して共通に配設された弾性
材製のバルブエレメント78とを備えている。バルブエ
レメント78は圧縮ばね80によって両弁座72.76
に向かつて付勢されている。また、バルブプランジャ7
4はブレーキペダル10に連結された入力ロソド82に
連結されるとともに、ストッパキー84によって前進端
および後退端を規制されている。ストッパキー84は、
基端部がパワーピストン本体54に設けられた半径方向
の切欠孔に嵌合されるとともに、ダイヤフラムゴム50
の内周部に設けられた円環状のストッパプレート86に
よって抜は出しを阻止され、その先端部がバルブプラン
ジャ74に形成された環状溝に係合させられているので
ある。
一方、前記中継機構70は、前記バルブプランジャ74
と、パワーピストン本体54に嵌合された中継部材90
と、両者間に介在させられた軟質ゴム製のリアクション
ディスク92とを備えている。リアクションディスク9
2は、バルブプランジャ74とパワーピストン本体54
との微小な相対移動を許容しつつ、両者から加えられる
力の合力を中継部材90に伝達する作用を為すものであ
る。中継部材90は出力ロット94と一体的に嵌合され
ており、ブレーキペダル10に加えられた踏込み力はブ
ースタ12により倍力されて出力ロット94から出力さ
れ、マスタシリンダ14を作動させる。
また、上記入力ロソド82には、第4図に示されるよう
にリミットスイッチ96が取り付けられている。このリ
ミットスイッチ96は、バルブエレメント78が第一弁
座72および第二弁座76の両方に着座する状態ではレ
バー98が未だバルブエレメント78から離れてONと
なっているが、この状態から更にブレーキペダル10が
踏み込まれ、入力ロット82が前進させられたとき、レ
バー98がバルブエレメント78に係合してOFFとな
るものである。
さらに、上記ブースタ12には、第3図に示されるよう
に、定圧室42と変圧室44の連通、遮断を制御する開
閉弁100が設けられている。開閉弁100のハウジン
グ102内の空間は仕切板104によって二つに区切ら
れており、一方の室106は管路108によって定圧室
42に連通させられ、他方の室110は管路1121合
成樹脂製のブロック114に形成された通路116によ
って変圧室44に連通させられている。仕切板104の
中央には画室106,110を連通させる小径の貫通孔
118が形成されており、室110内に配設された金属
製の弁子120が貫通孔118の室110例の開口に着
座、離間させられることにより、室106.110が連
通、遮断される。
弁子120は、上記ブロック114により軸方向に摺動
可能に保持されて、スプリング122により貫通孔11
8の開口に着座する向きに付勢されており、そのまわり
にはソレノイド124が配設されている。ソレノイド1
24は常には消磁されており、弁子120が室106と
110との連通を遮断するようにされている。また、ソ
レノイド124が励磁されたときには、弁子120がソ
レノイド124により吸引されて貫通孔118から離間
させられ、室106と110、延いては定圧室42と変
圧室44とが連通させられる。
本実施例においては、管路108,112および通路1
16によって定圧室42と変圧室44とを連通させる連
通路が構成され、開閉弁100の貫通孔118を備えた
仕切板104によって絞り−が構成されているのである
以上のように構成されたブレーキ装置は、第2図に示さ
れるコントローラ130によって制御される。コントロ
ーラ130は、第5図に示されるように、CPU (中
央処理装置>132.ROM(リードオンリメモリ)1
34.RAM (ランダムアクセスメモリ)136を備
えたコンピュータを主体とするものである。このコント
ローラ130には、前輪16.18の回転を検出する回
転センサ138,140.ブレーキペダル10が踏み込
まれたことを検出するブレーキスイッチ144および前
記リミットスイッチ96が接続されている。コントロー
ラ130には、回転センサ138140から送られて来
る信号を処理して車速を算出する演算部が設けられてお
り、それら回転センサおよび演算部によって車速検出手
段が構成されている。CPU132にはタイマ145が
設けられ、RAM136には第一および第二の車速メモ
リ146.147と第一および第二の減速度メモリ14
8.149が設けられている。また、ROM134には
第6図のフローチャートで示されるプログラムが記憶さ
れており、CPU132はそのプログラムに従って処理
を行い、ホイールシリンダ液圧を制御する。
以下、上記のように構成されたブレーキ装置の作動を説
明する。
ブレーキペダル10が踏み込まれていない状態において
は、第1図に示されるように、第二弁座76がバルブエ
レメント78に接触し、第一弁座72から離れた状態に
あり、変圧室44は定圧室42に連通させられ、画室4
2.44は等しい負圧に保たれて圧力差はない状態にあ
る。そのため、パワーピストン本体54はリターンスプ
リング46の弾性力によって入力ロッド82側に付勢さ
れ、ストッパプレート86がケーシング34の内側面に
当接させられている。
この状態からブレーキペダル10が踏み込まれ、入力ロ
ット82が前進させられると、第一弁座72がバルブエ
レメント78に接触した後、第二弁座76がバルブエレ
メント78から離れ、変圧室44は定圧室42から切り
離されて大気と連通させられる。その結果、大気が流入
する変圧室44と定圧室42との間に圧力差が生じ、こ
れに基づく力によってパワーピストン36が前進させら
れる。パワーピストン36の移動はリアクションディス
ク92を介して出力ロット94に伝達され、推力が加え
られる。これによってマスタシリンダ14内の制動液が
ホイールシリンダ20,22゜28.30に供給され、
車輪の回転が抑制される。
この際、入力ロット82は出力ロット94に加えられる
ブレーキ反力の一部(その大きさはりアクションディス
ク92に対するバルブプランジャ74とパワーピストン
本体54との接触面の面積比率で決まる)を担うことに
なり、入力ロット82に加えられた踏込み力が倍力され
て出力ロット94に伝達されることとなる。
上記のようにして車輪の回転が抑制されるとき、コント
ローラ130は第6図に示されるフローチャートに従っ
て各ホイールシリンダ20,22゜28.30のブレー
キ液圧を制御する。ステップSl(以下、単に81と記
載する。他のステップについても同じ)においてはブレ
ーキペダル10が踏み込まれたか否かの判定が行われる
。ブレーキスイッチ144が発する信号によってブレー
キペダル10が踏み込まれたか否かが判定されるのであ
る。ブレーキペダル10が踏み込まれていない間はSl
が繰り返し行われ、踏み込まれた場合にはS2が実行さ
れてタイマ145が予め定められた一定短時間、例えば
10m5の計時動作を終了したか否かが判定される。当
初はタイマ145力七計時動作を終了した状態にあるた
め、この判定結果はYESとなり、S3においてタイマ
145が計時動作を開始させられる。
続いてS4において車速Vが取り込まれ、第一車速メモ
リ146に記憶される。そして、S5においてこの単連
取込みが第1回目であるか否かの判定が行われるが、当
初はこの判定の結果がYESとなり、再びS2ないしS
4が実行される。第1回目の単連取込みから一定短時間
後に第2回目の単連取込みが行われるのである。この際
、第一車速メモリ146に記憶されていた第1回目の車
速は第二記憶メモリ147に移され、新しく取り込まれ
た車速が第一車速メモリ146に記憶される。この第2
回目の単連取込みに続いて実行されるS5の判定の結果
はNOとなるためS6が実行され、第一および第二の車
速メモリ146,147に記憶されている車速の差が前
記一定短時間(10ms)で割られることにより減速度
αが算出されて、第一減速度メモリ148に記憶される
。その後、S7において減速度αの算出が第1回目であ
るか否かの判定が行われるが、当初はこの判定の結果が
YESとなり、再びS2ないしS6が実行される。第一
および第二の車速メモリ146゜147に記憶されてい
る第2回目と第3回目とに取り込まれた車速に基づいて
第2回目の減速度αの算出が行われるのであり、第一減
速度メモリ148に記憶されていた第1回目の減速度α
が第二減速度メモリ149に移され、新しく算出された
減速度αが第一減速度メモリ148に記憶される。
第2回目の減速度算出後に行われるS7の判定の結果は
NOlとなるため、S8において第一減速度メモリ14
8に記憶されている最新の減速度αが予め設定された基
準減速度0.5g以下であるか否かの判定が行われる。
判定の結果がNOである場合には、車両が急ブレーキを
掛けられた状態にあることを意味し、S17が実行され
て前記開閉弁100は閉じられた状態に保たれ、マスタ
シリンダ14はブースタ12により倍力された力によっ
て作動させられる。この後、318においてブレーキペ
ダル10の踏込みが解除されたか否かの判定が繰り返し
行われ、踏込みが解除されたときプログラムの実行はS
lに戻る。急ブレーキ時には89〜S16がバイパスさ
れてゆれ戻り防止制御は行われないのである。
一方、S8において減速度αが0.5g以下であると判
定された場合には、S9において減速度αの変化(第一
および第二の減速度メモリ148゜149に記憶されて
いるα、とα7.1 との差)が一定値以下、例えば0
.01g以下となったか否かの判定が行われる。そして
、この判定の結果がNOとなった場合には、減速度αが
未だ安定しておらず、ゆれ戻り防止制御に入るには時期
が早いことを意味し、プログラムの実行はS2に戻る。
また、判定の結果がYESとなった場合には減速度αが
安定したことを意味し、SIOが実行される。
S10においては減速度αが0でないか否かの判定が行
われるのであるが、判定結果がNoとなった場合、すな
わち減速度αが0である場合には、停車中にブレーキペ
ダル10が踏み込まれたか、あるいは車両が減速状態か
ら定速走行状態に転じたことを意味し、Sll以下のプ
ログラムは実行されず、Slに戻る。これによって、停
車中にもかかわらすSll以下のプログラムが実行され
て開閉弁100が開かれることが防止されるのであり、
また、一旦踏み込まれたブレーキペダル10が途中で解
除された場合にプログラムの実行が中止されることとな
るのである。
SIOの判定結果がYESとなった場合には、依然とし
てブレーキペダル10が踏み込まれ、車両が停止態勢に
あることを意味し、Sllが実行される。Sllにおい
ては、S4において取り込まれた最新の車速Vが86に
おいて算出された最新の減速度αに予め定められた時定
数Tを掛けることにより求められる基準車速以下である
か否かの判定が行われる。時定数Tの値は、車速Vを第
7図に示すように滑らかにOまで低下させ、かつ、その
間における車両の走行距離が比較的短くて済むように、
例えば0.3≦T≦3の範囲から選定される。減速度α
をα1から零まで指数関数的に低減させる場合には、減
速度αは次式(11%式%(1) で表され、この減速度αが零になると同時に車速Vも零
になるようにするためには、減速度αの低減を次式(2
)で表される車速v1から開始することが必要であり、
この車速V、が基準車速なのである。
同様に減速度がα2.α、である場合には車速かそれぞ
れ第7図における基準車速v2 +  v3まで低下し
た後、第7図の実線に沿って低下させれば減速度αと車
速Vとが同時に零となり、ゆれ戻りを防止し得ることと
なる。上記311における判定は車速がα1.α2.α
3等の減速度で第7図の細線で示されているように直線
的に低下している場合にそれぞれ基準車速vI +  
vz +  v、、等まで低下したか否かの判定であり
、判定の結果がNOである場合にはプログラムはS2に
戻り、一定短時間毎に32ないし311が繰り返し実行
されることとなる。
そして、車速Vが基準車速■1.v2.v1等以下にな
った場合にはS12が実行され、開閉弁100が開かれ
る。すなわち、ソレノイド124が励磁され、弁子12
0が吸引されて貫通孔118の開口から離間させられ、
ブースタ12の定圧室42と変圧室44とが連通させら
れるのであり、それによってブースタ12の倍力率が滑
らかに低下させられる。貫通孔118の面積Sが次式(
3)を満足するように決定されており、変圧室44の圧
力が指数関数的に低下させられて、ブースタ12の倍力
率が滑らかに低下させられるのであり、それによってホ
イールシリンダ20,22,28゜30の液圧が指数関
数的に低下させられる。
ただし、 ■o :変圧室44の容積 C:流量係数 この際、運転者はブレーキペダルの操作力を一定に保っ
ているのが普通であるため、ブースタ12の倍力率が低
下するに従ってマスタシリンダニ4側からの反力により
ブレーキペダル10が緩やかに押し戻される。それによ
って運転者はホイールシリンダ液圧が低下させられ、ゆ
れ戻り防止制御が行われていることを確認することがで
きる。
なお、運転者がブレーキペダル10に最後まで一定の踏
力を加え続ければ、ブレーキブースタ12が倍力機能を
果たさなくてもマスタシリンダ液圧はOまでは低下せず
、僅かなゆれ戻りが生ずることにはなるが、その程度は
極く僅かであり、実用上問題はない。
S12において開閉弁100が開かれた後、S13にお
いてブレーキペダル10の踏込み量が増加したか、すな
わち車両が現在の制動力より更に大きい制動力を要する
状態となったか否かの判定が行われる。ブレーキペダル
10の踏込み量が増加した場合、入力ロソド82とバル
ブエレメント78とに相対移動が生じ、その移動がリミ
ソトスイノ千96によって検出されるのであiつ、踏増
しがあった場合にはS17が実行される。ソレノイド1
24が消磁されて開閉弁100が閉じられ、ブースタ1
2により倍力された作動力に応じたブレーキ液圧が得ら
れる状態に戻されるのである。
また、313においてブレーキペダル10の踏増しがな
いと判定された場合には、S14においてブレーキブー
スタ0の踏込みが解除されたか否かの判定が行われる。
この判定結果がYESであるということは開閉弁100
が開かれた後にブレーキペダル10の踏込みが解除され
たということであり、S17が実行されて開閉弁100
が閉じられる。一方、S14の判定結果がNOの場合に
はブレーキペダル10が依然として踏み込まれ、車両が
制動態勢にあるのであり、S15において車速Vが取り
込まれた後、S16においてその取り込まれた車速Vが
零であるか否かの判定が行われ、判定結果がNoの場合
にはS13に戻る。車速■が零になるまでは313〜S
16が操り返し行われ、車両が完全に停止するまでの間
に大きな制動力を要する事態が生ずるか、あるいは制動
が解除されて定速または加速走行状態となったときには
開閉弁100が元の閉状態に戻されるようにされている
のである。そして、車速■が零になったときS17が実
行され、開閉弁100が閉じられた後、S18が繰り返
し実行されてブレーキペダル10の操作が解除された後
、プログラムの実行はSlに戻る。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
ROM134の第6図に示されたフローチャートのうち
82〜S7を記憶する領域、CPU132.第一および
第二〇車速メモリ146゜147によって減速度検出手
段が構成されており、ROM134の上記フローチャー
トのうち88〜S18を記憶する領域、CPU132.
第一および第二の減速度メモリ148.149によって
開閉弁制御手段が構成されているのである。
このように本実施例のブレーキ装置においては、減速度
αが予め定められた基準減速度(0,5g)より小さく
、かつ、安定するとともに、車速Vが減速度αに基づい
て設定される基準車速以下となったときにブースタ12
の倍力率が減少させられ、ホイールシリンダ液圧が指数
関数的に低下させられることにより減速度が指数関数的
に減少させられるのであり、車速Vが零になって車両が
停止させられるときの減速度、αの変化は零または掻く
僅かとなり、車両はゆれ戻りなく静かに停止させられる
こととなる。
また、ゆれ戻り制御が開始される車速は、毎回の車両停
止時における減速度に基づいて決定されるため、車両が
如何なる減速度で停止させられる場合でも理想的なパタ
ーンでホイールシリンダ液圧が低下させられることとな
り、ゆれ戻りが常に良好に防止される。
本発明の別の実施例を第8図および第9図に示す。本実
施例は、制動時に車輪がスキッド状態に陥ることを防止
するアンチスキッド装置を利用してブレーキ液圧を指数
関数的に低下させるようにしたものである。
第8図において170はブレーキペダルであり、ブレー
キペダル170に加えられた踏込み力はブースタ172
により倍力されてマスタシリンダ174を作動させる。
マスタシリンダ174は互に独立した二つの加圧室を備
えてブレーキペダル170の踏込み操作に基づいてそれ
ぞれの加圧室に同じ高さの液圧を発生させる。一方の加
圧室に発生した液圧は左右の前輪176および178に
それぞれ設けられたブレーキのフロントホイールシリン
ダ180および182に供給される。もう一方の加圧室
に発生した液圧は左右の後輪184および186にそれ
ぞれ設けられたブレーキのりャホイールシリンダ188
および190に供給されるようになっている。
マスタシリンダ174とフロントホイールシリンダ18
0および182とを接続する主液通路の途中には電磁制
御弁192. 1c+4が設けられており、それによっ
て主液通路はマスタシリンダ側通路196およびホイー
ルシリンダ側通路198゜199に分かれている。マス
タシリンダ側通路196とホイールシリンダ側通路19
8,199との間にはそれぞれ戻り通路200,202
が接続されており、この戻り通路200,202にはそ
れぞれ、ホイールシリンダ側通路198.i99からマ
スタシリンダ側通路196へのブレーキ液の流れは許容
するが、逆向きの流れは阻止する逆止弁204.206
が設けられている。
前記電磁制御弁192,194にはリザーバ通路208
を経てリザーバ210が接続されており、電磁制御弁1
92,194が図中一番右側の状態に切り換えられるこ
とによりフロントホイールシリンダ180および182
から排出されたブレーキ液がリザーバ210に蓄えられ
るようになっている。そして、このリザーバ210に蓄
えられたブレーキ液は逆止弁212.214を備えたポ
ンプ216により汲み上げられ、ポンプ通路218を経
てマスタシリンダ側通路196に供給されるようになっ
ている。
以上、フロント系統について説明したが、リヤ系統もフ
ロント系統と同様に、電磁制御弁224゜マスタシリン
ダ側通路226.ホイール側通路228、戻り通路23
2.逆止弁234.リザーバ236、逆止弁238.2
40およびポンプ242を備えている。ただし、リヤ側
においては電磁制御弁224は1個のみ設けられており
、ホイールシリンダ側通路228が二股に分けられて、
ブレーキ液は電磁制御弁224を経た後に二分され、そ
れぞれリヤホイールシリンダ188,190に供給され
るようになっている。
なお、フロント系統およびリヤ系統にそれぞれ設けられ
たポンプ216,242により汲み上げられたブレーキ
液は、電磁制御弁192,194゜224が図中一番左
側の状態に切り換えられたときフロントホイールシリン
ダ180,182.  リヤホイールシリンダ188,
190に供給される。
本実施例においてはポンプ216,242がマスタシリ
ンダ174とは別個の動力液圧源を構成しているのであ
る。
また、左右の前輪176.178の回転速度がそれぞれ
センサ246,248によって検出され、後輪!84,
186の回転速度がセンサ250により検出され、その
検出信号がコントローラ252に供給されるようになっ
ている。コントローラ252はこれら各センサからの検
出信号に基づいて各車輪のスリップ率を算出し、その結
果に基づいて電磁制御弁192,194,224を制御
するようになっている。コントローラ252は電磁制御
弁192.i94.224. リザーバ21o。
236、ポンプ216,242等と共にアンチスキッド
装置を構成しているのである。なお、コントローラ25
2には更に、ブレーキペダル170の踏込みを検出する
ブレーキスイッチ254が接続されている。また、ブー
スタ172は、開閉弁100が設けられていない点を除
いて前記ブースタ12と同じ構造のものであり、詳細な
説明は省略する。
以下、このアンチスキッド装置の作動を前輪176の系
統について代表的に説明する。通常は電磁制御弁192
が図に示されるように、フロントホイールシリンダ18
0の液圧の上昇を許容する昇圧許容状態となっており、
マスタシリンダ174とフロントホイールシリンダ18
0とは連通状態にある。したがって、ブレーキペダル1
70が踏み込まれれば、マスタシリンダ174から排出
されたブレーキ液がフロントホイールシリンダ180に
供給され、その結果、ブレーキが作動して前輪176が
制動されることとなる。
ブレーキペダル170の踏込み力が路面の摩擦係数との
関係において低い場合には、前輪176のスリップ率は
低く、そのためにコントローラ252は作動しない。し
かし、ブレーキペダル170の踏込み力が路面の摩擦係
数との関係において大きい場合には、前輪176のスリ
ップ率が適正範囲を超えて増大するためコントローラ2
52はセンサ246からの検出信号に基づいてその事実
を察知し、電磁制御弁192のソレノイドに電流を供給
して電磁制御弁192を図において中央に示されている
遮断状態あるいは右側に示されている降圧許容状態(ホ
イールシリンダの液圧が下降することを許容する状態)
に切り換えるとともに、ポンプ216の駆動モータを起
動させる。
電磁制御弁192が遮Ur状態に切り換えられた場合に
は、フロントホイールシリンダ180がマスタシリンダ
174からもリザーバ210からも遮断された状態とな
ってその液圧が一定に保たれ、前輪176に対する制動
力が一定に保たれる。また、ポンプ216は起動されて
もリザーバ210にはブレーキ液が蓄えられていないた
め、ブレーキ液は圧送されない。
一方、電磁制御弁192が降圧許容状態に切り換えられ
た場合にはフロントホイールシリンダ180がリザーバ
210に連通させられ、フロントホイールシリンダ18
0からブレーキY夜が排出されてリザーバ210に蓄え
られる。υザーバ210に蓄えられたブレーキ液はポン
プ216Sこよって汲み上げられ、マスタシリンダ側通
路196に戻される。
上記のようにしてフロントホイールシリンダ180の液
圧が低下させられた結果、前輪176のスリップ率が予
め定められた一定値まで低下すれば、その事実をコント
ローラ252が察知して電磁側?ff1l弁192を遮
断状態あるいは昇圧許容状態に切り換える。遮断状態に
切り換えられればフロントホイールシリンダ180の液
圧は一定に保たれるが、昇圧許容状態に切り換えられた
場合にはマスタシリンダ174からブレーキ液が供給さ
れてフロントホイールシリンダ180の液圧が上昇させ
られる。
上記のような制御が比較的短い時間で繰り返され、それ
によってフロントホイールシリンダ180の液圧が適正
範囲に制御され、前輪176のスリップ率が適正範囲に
保たれる。
本アンチスキッド装置による車両のスキッド防止は、ブ
レーキペダル10の踏込み力が比較的大きい場合に行わ
れるのであり、ブレーキペダル10が軽く踏み込まれて
、車両が緩やかに停止させられる場合にはアンチスキッ
ド装置は作動しない。
したがって、本実施例においてはこのアンチスキッド装
置にゆれ戻り防止制御をも行わせるようにされている。
上記コントローラ252は前記コントローラエ30と同
様にCPU、ROM、RAMを備えたコンピュータを主
体とするものであり、RA rAには前記RAM136
と同様に第一および第二の車速メモリ、減速度メモリが
設けろれる一方、RC〜1には第9図のフローチャート
で示されるプログラムおよびホイールシリ〉・ダ液圧を
指数関数的に減少させる減速パターンが各減速度に応じ
て’fSJ9種類記憶されており、CPUは上記プログ
ラムに従って処理を行う。
このフローチャートにおいて5101ないし5111ま
では前記実施例の場合と同様であり、詳細な説明は省略
する。5111の判定結果がYESとなった場合、51
12において車速Vおよび目標車速が取り込まれる。こ
の目標車速は5109においてほぼ一定と判定された減
速度αに基づいて選択された減速パターンから得られる
ものであり、5111の判定結果がY E Sとなった
ときから計測される時間に基づいて、車速■が取り込ま
れたときに対応する車速か目標車速として取り込まれる
のである。続<3113においてその取り込まれた車速
Vが目標車速と比較して大きいか否かの判定が行われる
。そして、5113の判定結果がYESとなった場合に
は、実際の車速■が目標車速より大きいのであるため5
114において増圧指示が出され、電磁制御弁192,
194゜224のソレノイドへの電流の供給が断たれて
昇圧許容状態に切り換えられ、制動力が増大させられる
また、5113の判定結果がNOの場合には5115に
おいて実際の車速Vが目標車速より小さいか否かの判定
が行われ、小さい場合には制動力が大き過ぎるのである
から、3116において減圧指示が出される。電磁制御
弁192.194゜224が降圧許容状態に切り換えら
れるのである。
、 さらに、5115の判定結果がNoであった場合に
は、車速Vが基準車速と同じであることを意味し、51
17において保持指示が出され、電磁制御弁は遮断状態
とされてホイールシリンダ液圧は一定に保たれる。
5114,116,117のいずれが実行されても続い
て8118が実行され、ブレーキペダル170が踏み増
されたか否かの判定が行われる。
踏み増しがあった場合には大きな制動力が必要とされて
いるのであるから5122が実行され、電磁制御弁19
2,194,224が昇圧許容状態とされる。また、踏
み増されていない場合には5119においてブレーキペ
ダル170が解除されたか否かの判定が行われる。ここ
でブレーキペダル170の操作が解除されていれば51
22が実行され、電磁、制御弁192,194,224
が昇圧許容状態に切り換えられるのであり、また、依然
としてブレーキペダル170が踏み込まれていれば51
20において車速Vが取り込まれた後、5121におい
てその車速VがOであるか否かの判定が行われる。Oで
ない場合にはプログラムの実行は5112に戻り、以下
、5121までが繰り返し行われる。実際の車速Vと予
め定められた減速パターンから得られる目標車速とが比
較され、ホイールシリンダ液圧が適宜に上昇、保持、低
下させられて全体として上記減速パターンに従って指数
関数的に低下するようにされるのである。
そして、5121の判定結果がYESになれば5122
が実行され、増圧指示により電磁制御弁192.194
.224のソレノイドが消磁されて昇圧許容状態とされ
る。その後、5123においてブレーキペダル170の
操作が解除されたことが確認された後、プログラムの実
行は5101へ戻る。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
ROMの第9図に示されるフローチャートのうち510
8〜5123を記憶している領域。
C’PU、減速度記憶メモリが電磁制御弁制御手段を構
成しているのである。
なお、本実施例においては、リザーバ210゜236か
ら汲み上げられたブレーキ液がマスタシリンダ174に
戻されるタイプのアンチスキッド装置によってホイール
シリンダ液圧を指数関数的に減少させるようになってい
たが、アンチスキッド装置の作動中はマスタシリンダが
ホイールシリンダから切り離された状態となるアンチス
キッド装置等、他のタイプのアンチスキッド装置によっ
てホイールシリンダ液圧を指数関数的に制御するように
することもできる。
さらに、車両発進時における車輪のスリップを防止する
トラクションコントロール、ブレーキ摩擦材の摩擦係数
の変動にかかわらず常にブレーキペダルの踏込み力に対
応した制動効果が得られるようにする制動効果制御等、
他の制御を行うために設けられている動力液圧源や電磁
制御弁を利用してゆれ戻り防止制御を行うことも可能で
あり、ゆれ戻り防止専用の動力液圧源や電磁制御弁を設
けることも可能である。要するに、流体圧ブレーキ系が
、ブレーキペダルの踏込みに応じて液圧を発生させるマ
スタシリンダと、そのマスタシリンダの液圧で作動する
ブレーキシリンダとを含み、かつ、減圧制御手段が、マ
スタシリンダとは別個の動力液圧源と、リザーバと、ブ
レーキシリンダを上記動力液圧源とリザーバとに′選択
的に連通させる電磁制御弁と、電磁制御弁を制御するこ
とによりブレーキシリンダの液圧を指数関数的に低下さ
せる電磁制御N「弁制御手段とを含むものであればよい
のである。
また、毎回の制動時における減速度に応じて基準車速を
変えることは不可欠ではなく1、基準車速は常に一定と
し、時定数Tを変えることによって常に減速度と車速と
が同時に零となるようにすることも可能である。
その他、いちいち例示することはしないが、当業者の知
識に基づいて種々の変形、改良を施した態様で本発明を
実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る車両用ブレーキ装置の構成を示す
概念図である。第2図は本発明の一実施例である車両用
ブレーキ装置の系統図である。第3図は上記ブレーキ装
置のブースタを示す正面断面図である。第4図は上記ブ
ースタにおける制御弁周辺を示す正面断面図である。第
5図は上記ブレーキ装置のコントローラの主体を成すコ
ンピュータを示すブロツク図であり、°第6図は上記コ
ントローラのROMに記憶されたプログラムのフローチ
ャートである。第7図は上記ブレーキ装置における車速
制御Iの状態を示すグラフである。第8図は本発明の別
の実施例である車両用ブレーキ装はの系統図であり、第
9図はそのブレーキ装置のコントローラのROMに記憶
されたプログラムのフローチャートである。 10ニブレーキペダル 12;ブースタ14:マスタシ
リンダ 20.22:フロントホイールシリンダ28.30:リ
ャホイールシリンダ 100:開閉弁    118:貫通孔120:弁子 
    124:ソレノイド130:コントローラ 1
70ニブレーキペダル174:マスタシリンダ 180.182:フロントホイールシリンダ1f98,
190:リヤホイールシリンダ192.194,224
:電磁制御弁 246.248,250:センサ 252:コントローラ 第1図 第4図 第5図 第7図 時間 t

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ブレーキペダルの踏込みに応じて車輪の回転を抑
    制する流体圧ブレーキ系と、車速を検出する車速検出手
    段と、前記車速検出手段によって検出された車速が基準
    車速まで低下した後、前記流体圧ブレーキ系の流体圧を
    指数関数的に低下させることにより、車速が零になると
    同時に減速度も零となるようにする減圧制御手段と を含む車両用ブレーキ装置。
  2. (2)前記流体圧ブレーキ系が、定圧室と変圧室との圧
    力差に基づいて作動するパワーピストンを備えて前記ブ
    レーキペダルの踏込み力を倍力するブースタを含むもの
    であり、かつ、前記減圧制御手段が、そのブースタの前
    記定圧室と変圧室とを絞りを経て連通させる連通路と、
    常にはその連通路を遮断している開閉弁と、その開閉弁
    を前記車速が基準車速まで低下した後は開く開閉弁制御
    手段とを含むものである特許請求の範囲第1項記載の車
    両用ブレーキ装置。
  3. (3)前記流体圧ブレーキ系が、前記ブレーキペダルの
    踏込みに応じて液圧を発生させるマスタシリンダと、そ
    のマスタシリンダの液圧で作動するブレーキシリンダと
    を含むものであり、かつ、前記減圧制御手段が、前記マ
    スタシリンダとは別個の動力液圧源と、リザーバと、前
    記ブレーキシリンダを前記動力液圧源とリザーバとに選
    択的に連通させる電磁制御弁と、その電磁制御弁を制御
    することにより前記ブレーキシリンダの液圧を指数関数
    的に低下させる電磁制御弁制御手段とを含むものである
    特許請求の範囲第1項記載の車両用ブレーキ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1997026166A1 (fr) * 1996-01-16 1997-07-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Dispositif d'asservissement hydraulique pour freins de vehicules
JP2008110619A (ja) * 2006-10-27 2008-05-15 Toyota Motor Corp 車両用制動制御装置
JP2017013551A (ja) * 2015-06-29 2017-01-19 株式会社アドヴィックス 車両のブレーキ装置
CN114228678A (zh) * 2021-11-19 2022-03-25 华南理工大学 一种基于制动压力控制的汽车制动舒适性控制方法

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JPS6150863A (ja) * 1984-08-20 1986-03-13 Tokico Ltd 車両ブレーキ装置

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