JPS63130378A - 複写材料 - Google Patents

複写材料

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JPS63130378A
JPS63130378A JP61277301A JP27730186A JPS63130378A JP S63130378 A JPS63130378 A JP S63130378A JP 61277301 A JP61277301 A JP 61277301A JP 27730186 A JP27730186 A JP 27730186A JP S63130378 A JPS63130378 A JP S63130378A
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Seiji Hirooka
広岡 精二
Michiaki Torii
鳥居 迪明
Satoshi Narui
訓 成井
Naoya Takahashi
直哉 高橋
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    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/124Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は記録材料、特に感圧複写材料に関する。
し従来の技術] 従来から無色の電子供与性発色剤(以下、発色剤という
)を溶液の形態でマイクロカプセル皮膜内に内臓させて
紙の一面に塗布し、他の紙の一面に前記発色剤と反応し
て発色させる性質を右する粘土又は高分子材料のごとき
電子受容性物質(以1;、顕色剤という)を塗布し、使
用の際はこれらの各面を対向させて重ね合わせ、圧力を
加えることにより複写記録をとる形式の記録材料、すむ
わら感圧複写紙が知られている。
この秤の複写材料の複写記録は構は、筆圧、タイプ圧等
の圧力によりマイクロカプセル皮膜を裂開し、発色剤溶
液を放出し、対向して配置された紙の入面に塗布されl
ζ顕色剤と接触させて発色ささせるものである。
また、かかる発色機構を右づる各4111層を、1枚の
紙の片面にマイクロカプセル層を内層とし、かつ顕色剤
九′ηを外層どして各々積層塗イ[1した記録材料も知
られている。この記録材料の発色機構(よ。
筆圧、タイプ圧等の圧力によりマイクロカプセル皮膜を
裂開し、発色剤溶液を放出し、外層に塗漁されている顕
色剤と接触さU発色さけるものである。
これらの記録材11に使用される発色剤溶液は、電子供
与性発色剤を1秤または2種以上の疎水性溶剤に溶解し
た溶液である。ここで用いられる疎水性溶剤は以下の要
着を具備することが必要である。
すなわち、毒性がないこと、不快臭が無いこと、溶剤ぞ
れ自伝が無色であるかごく淡色であり、不f!発性であ
ること、発色剤の溶解性が良tEなこと、発色剤を溶解
した溶液の安定性が良好なこと、マイクロカプセル化に
際し安定な微小分散体になること、マイクロカプセル皮
膜を前記の微小分散体上に形成しくすること、マイクロ
カプセルの貯蔵安定性があること、マイクロカプセルを
被覆材料上に均一にかつ所望の厚さに被着できること、
発色剤が顕色剤と接触して生ずる発色反応を妨げずかつ
発色速度が速いこと、顕色剤として高分子材料を塗布し
た紙を用いるときはその高分子材v1をも溶解して発色
剤との接触を!警にすること、発!!像が滲み′なくか
つ鮮明であること、及び長期保存後でら鮮明な発色像が
19られること等である。
従来、この種の記録材料の溶剤として広く使用されてい
た塩素化ジフェニルは極めて有毒であり、かつ人体内に
蓄積して種々の障害をもたらすものであり、製造時の作
業上及び製品のマイクロカプセルを塗布した感圧複写材
料のように手で取扱う場合に重大な問題となり、現在は
使用されていない。これに代わるものとして、1−フェ
ニル−1−キシリルエタン、1−フェニル−1−(エチ
ルフェニル)エタンのごときジアリールアルカン、アル
キルナフタレン、アルギルビフェニル、部分水素化ター
フェニル等の、芳香族11を2個あるいは3個有する芳
香族炭化水素油が使用されている。
しかしこれら溶剤は高価であり、安価に感圧複写紙を製
造するために、上記溶剤に、より安価な補助溶剤を混合
して使用することが広く行なわれている。
また前記溶剤のあるものは高粘麿であるが、高粘度油は
そのまま用いると、カプセル化の際粒径調節が難しく、
さらに、加圧印字の際カプセルから放出された発色剤溶
液の流動性が悪いため発色性能が劣る。この様な場合も
前記した補助溶剤を使用し、粘度を調整することにより
カプセル化の際の粒径を調節し易くし、さらに発色性能
を改善させることが行なわれている。
また、安価な溶剤として塩素化パラフィン油も一部では
用いられている。しかし塩素化パラフィン油は粘度が高
く、一般にはより低い粘度の補助溶剤を混合して用いら
れる。
補助溶剤としては、灯油等の石油系溶剤の他、イソパラ
フィン系溶剤、n−パラフィン系溶剤、CIC)”13
の直鎖アルキルベンゼン等が広く用いられている。
しかしこれ等の補助溶剤を混合した溶剤は、秤々の問題
点を右Jる。すなわち、灯油、イソパラフィン、n−パ
ラフィン等のパラフィン系溶剤は発色剤の溶解性が悪い
ため、これらを混合することにより発色剤の濃度が制約
され、さらに再結晶を引き起こす等溶液の安定性を低下
させる。また、これらの補助溶剤は顕色剤としてフェノ
ール樹脂のごとき畠分子材料を用いた場合顕色剤の溶解
力が低いため、低粘度の主溶剤と01用した場合は発色
特性を低下さけ、高粘度油と併用した場合も発色性は余
り改mされず、むしろ低下させることもある。また直鎖
アルキルベンぜンら染料溶解性を低下させ、発色速度を
遅くする等の欠点を有し高価である。
低沸点のアルキルベンゼン、あるいはアルキルベンゼン
等の芳香族炭化水素油は、発色剤の溶解性、発色特性は
優れているが、臭気が強−くやはり補助溶剤としては使
用に適さない。
[発明が解決しようとする問題点〕 本発明の目的tよ、従来技術のイ1する前述のような問
題点を解決し、発色性能が優れた複写材v1を提供し、
併せて経済的効果をも達成しようとするものである。具
体的には本発明の目的は、複写材料、例えば感J、E複
写紙の溶剤として従来から使用されていた主溶剤及び補
助溶剤の欠点を改西し、発色特性が優れ、なおかつ安価
な複写材料を12供することにある。
E問題点を解決するための手段コ 本発明の前記目的は、電子受容性顕色剤及びii’A顕
色剤に接触して発色する電子受容性発色剤を溶解してい
る溶液を用いた複写材料において、該溶液の溶剤が、原
油を蒸溜することにより(qられた炭化水素留分に水素
化精製を施し、次いで少なくとも一部のn−パラフィン
類を吸着分[ることにより得られた、主として160〜
260℃(常圧換停)の沸点範囲に含まれる成分から成
り、実質的にナフテン系炭化水素類及びイソパラフィン
類、及びテトラリン系炭化水素類からなる炭化水素留分
を含むことを特徴とする本発明の複写材料によって達成
される。
し作用] 以下に本発明をさらに詳しく説明する。
本発明に用いる溶剤の原料油となる、原油を蒸溜するこ
とにより得られる炭化水素留分は160〜260℃(常
圧換算)の留分を主として含むものが望ましい。当該留
分は、いわゆる直留の灯油留分あるいわ直留の軽油留分
に該当するものであり、n−パラフィン類、イソパラフ
ィン類、ナフテン系炭化水素類及び芳香族炭化水素類を
含む。
これらの組成は、原油の生産地により宜なる。本発明に
用いる溶剤の177.7のためにはいかなる原油から得
られた留分でも使用可能であるが、ナフテン系炭化水素
類及びナフタレン類が多い原油から1!7た留分を用い
ることが好ましい。
当該留分は次いで水素化精製に供せられるa原油を蒸溜
することにより得られる当該直留留分は一般に不純物と
して硫黄化合物、窒素化合物及びオレフィン化合物を含
む。かかる硫黄化合物、あるいわ窒素化合物及びオレフ
ィン化合物を含む留分かF) n−パラフィンを吸着分
離して1!1られた留分は、臭気が強く使用に適さない
ので、水素化精製により脱硫、脱窒系及び脱オレフィン
を行なう必要がある。
また前記不純物は、後記のn−パラフィンの分離工程を
妨害する。特にに合成ゼオライトを吸石材として用いた
吸着分離法の場合には、吸杓材の活性を著しく低下させ
るので除去する必要がある。
上記の精製工程は、当該留分中に含まれる前記の硫黄化
合物、窒素化合物及びオレフィン化合物を除くために行
なうものである。水素化精製は常法により行なわれる。
すなわち触媒としてC。
−MO系、Ni−Mo系、N i −Go−Mo系、N
1−W光触媒等が用いられ、反応i!11度260〜4
30℃、圧力20〜100K11/c−1L HS V
 =0.5〜10、水素比50〜50ONm3/KN条
件で行われる。この水素化精製工程においては、脱硫、
脱窒系及び脱A−レフイン反応に加えて、h6族炭化水
素が一部核水素化され、一部のナフタシン類がテトラリ
ン系炭化水素類に、また一部のアルキルベンゼン類がナ
フテン系炭化水素類に変化する。水素化精製後の当該留
分に含まれる不純物としては、全硫黄1pDm以下、全
窒素lppm以下、臭素指数100#+9/100oで
あることが望ましい。この留分から少なくとも一部のn
−パラフィンを吸着分離する方法としては結晶化分離法
、尿素アダクト法、合成ゼオライトを用いた吸着分!1
1等の常法を用いることがでさる。合成ゼオライトを用
いた吸名分離法は特に好ましい方法であり、100社の
アイソシーブ法、U OP社のモレックス法等が好まし
く用いられる。n−パラフィンを分離除去した残油(抽
残油)中の残存n−パラフィン類は10重準%以下であ
ることが、本発明の溶剤の性能上また有用なn−パラフ
ィンの回収上望ましい。かくして得られた抽残油は、実
質的にナフテン系炭化水素類とイソパラフィン類、及び
テトラリン系炭化水素類から成る。したがって低沸点の
アルキルベンゼン、あるいはアルキルナフタレン等の芳
香族炭化水素が実質的に含まれ<< <とし溶解力が大
きく、面記パラフィン系溶剤に比べ浸れた溶解性と発色
特性が111られる。
また低沸点の芳香族炭化水素油に比べ臭気がとしく少な
い等浸れた14性が得られる。
当該抽残浦はイのまJ:本発明の溶剤として使用できる
が、必要によりさらに蒸溜分離して、適宜の沸点箱IU
Iを右づ−る)B分どして用いることもでさる。
本発明の溶剤は、現在感圧複写材料の発色剤の溶剤どし
て一般に用いられている各種の主溶剤、例えば非縮合型
、あるいは縮合型の芳香族環を少なくとも2個有する芳
香族炭化水素油、あるいは塩素化パラフィン油等と併用
すると感[E?u写材filの発色性能の政所及び経済
効果の点で1゛1に優れた性能を発揮りる。
上記の非縮合型あるいは縮合型の芳6族環を少なくとも
2個有する芳香族炭化水素油としては、その沸点が26
0℃以上のものが望ましく、ノエニルーキシリルエタン
、フェニル−エチルフェニルエタン、フェニル−イソイ
ソプロピルフェニルエタン、イソプロピルフェニル−フ
ェニルメタン、フェニルーブヂルフェニルメタン、ベン
ジルキシレン、ペンジルーエヂルベンゼン等のジアリー
ルアルカン、ジイソプロピルナフタレン等のアルキルナ
フタレン、イソプロピルビフェニル、5eC−ブチルビ
フェニル、シクロへキシルビフェニル等のアルキルある
いはシクロアルキルビフェニル、部分水素化ターフェニ
ル(商品名、I4 B −4,0)、ジベンジルトルエ
ン、ジ(α−メヂルベンジル)ベンゼン、ジ(α−メブ
ールベンジル)ギシレン、ジベンジルベンゼン等のトリ
アリールシアルカンシフ1ニル−キシリルブタンのよう
なトリアリールアルカン、ベンジルナフタレン、α−メ
チルベンジルナフタレンのようなナフブール=アリール
フルカン、ベンジルテトラリン、αーメブルベンジルテ
l〜ラリンのような部分水素化縮合環芳香族のアリール
アルキル化物等が挙げられる。
併用すべき芳香族炭化水素油の芳香族環の数は最大3個
が好ましく、4個以上では高粘度のため、本発明に用い
る溶剤と併用しても発色性能が悪く実用に適さない。
塩素化パラフィン油としてはn−パラフィンを塩素化し
たしのであって、1分子当たりの炭系数10〜14、塩
素含有乃30〜60重量%のものが好ましい。
本発明の溶剤と併用する場合の混合割合は、本発明の溶
剤5〜40重偵%対主溶剤60〜95張量%、好ましく
は5〜30重量%重量%−70〜95.巾吊る。本発明
の溶剤が5重量%未満で【よ得られる感圧複写材料の発
色性能の向上、あるいは併用による経済効果が乏しい。
また40重量%を越えると発色剤の溶解性が低下するた
め、発色剤溶液の安定性が低下し、発色剤の再結晶、沈
澱が発生ずる恐れがある。また同じ<40i11iff
i%を越える間では、顕色剤としてフェノール樹脂を用
いた場合、樹脂の溶解性が低下し、やはり発色性能が低
下し易い。
本発明の複写材料は、電子受容性顕色剤及び該顕色剤に
接触して発色する無色の電子供与性発色剤を本発明に用
いる溶剤に溶解させた溶液を用いて適宜に製造される。
ここで電子供与性顕色剤としては、ベントナイ1〜、酸
化亜鉛、酸化チタン、カオリン、クレー、活性白土、酸
性白土、ゼオライト、タルク、コロイド状シリカ等の他
、近年その使用が増加しているフェノール系樹脂等の高
分子材料がある。
また、上記顕色剤と接触しで発色する無色の電子供与性
発色剤としては、″トリアリールメタン系1ヒ合物、ジ
フェニルメタン系化合物、キサンチン系化合物、チアジ
ン系化合物、スビ0ビラン系化合物等が用いられる。よ
り具体的には、メチルバイオレット、クリスタルバイオ
レット、マラカイトグリーン、ローダミン3.o−ヒド
ロキシベンザルアセトフェノン、ミヒラーズヒドロール
W 1体、ピロメリット醒インドール講導体、70ラン
誘導体、アゾブルーブラック、ニグロシン、オイルブラ
ック、スーダン■、スーダン■等が挙げられる。
上記発色剤は、本発明の溶剤に溶解させて用いるが、そ
の溶解けは0.5〜15@吊%程麿である。本発明の複
写材r1として感圧複写材料、例えば感圧複写材料紙を
例にとり、その一般的な¥!J造方法を述べる次ぎのよ
うである。
上記発色剤を本発明に用いる溶剤に溶解した溶液をゼラ
チン及びアラビアゴムの混合水溶液中に乳化分散させ、
次いでコアビルベーション法により乳化した油滴の周囲
にゼラチン膜を形成させる。
あるいは界面m合法、rn−srtu重合法等により樹
脂膜を形成する方法も多く用いられる。
かくして生成した微細油滴のカプセル乳液を紙に塗布し
、この塗布面と対向する紙の而あるいは、塗布面に層状
に上記顕色剤を塗布づることにより感圧複写紙が製造さ
れる。
[実施例] 以下、本発明を実施例によって訂しく述べるが、本発明
の要旨を逸脱しない限り、これらの実施例のみに限定−
されるものではない。
なお、この明細書を通して、温度は仝て℃であり、部及
び%は特記しない限り重量基準である。
実施例 (ア)本発明に用いる溶剤の製造 ミナス原油を蒸溜して得た沸点179〜260℃の灯油
留分を水素化精製に供した。水素化精製はN1−W系触
媒を用いてWa280℃、圧力80 KS / cti
、5H8V=1、水素比30ONN /ρ油の条件下で
行なった。得られた水素化精製油は硫黄ippm以下、
窒素lppm以下、及び臭素指数40であった。次いで
水素化精製油をリンデ社の分子ふるい5Aを用いて処理
し、n−パラフィンを分離した。分離条件はflat!
1180℃、圧力25/19/m、LH3V=1であっ
た。
次いでこの抽出残油を蒸溜し、沸点範囲183〜230
℃の留分を得、これを本発明の溶剤(1)とした。同じ
く蒸溜により沸点範囲210〜245℃の留分を得、こ
れを本発明に溶剤(2)とした。これ等の性状を表1に
示した。
表  1    ・ 本発明の溶剤 蒸溜性状(”C)       183   210初
留          230   243終点 組成(1預%) 芳香族炭化水素類     27 n−パラフィン類     2024 イソパラフイン類    6654 ナフテン系炭化水素類   911 テトラリン系炭化水素類  34 硫黄分(D pm)       1以下  1以下窒
素分(ppm)       1以下  1以下粘度(
c、s、40℃)    1.3   1.9(イ)発
色剤の溶解性試験 発色剤として古色用のクリスタルバイオレフ1−ラクl
−ンを使用し、染f’1溶解性に対する本発明の溶剤の
影響を調べた。試験方法は次ぎのようである。すなわち
、主溶剤としてフェニル=キシリルLタン「(」石ハイ
ゾール5AS−296J  (商品名、日本石油化学礼
装)を使用し、名神の溶剤を混合した混合溶剤に発色剤
を4巾At%から7重量%まで1重R%毎に添加し加熱
溶解した後室温に放置し、再結晶の現象を観察しlこ。
その結果を表2に示す。表2中、フェニル−キシリルエ
タン単独は参と例であり、イソパラフィン溶剤「アイソ
バール1」」(商品名)及び灯油は比較例である。
表2から明らかなように本発明に用いる溶剤は、従来の
補助溶剤と異なり発色剤の溶解性を低下させることが少
ない。
(つ)感圧複写紙の製造 (ウーa )主溶剤としてフェニル−キシリルエタンを
使用し、(イ)で製造した溶剤を混合して調製した溶剤
に発色剤としてクリスタルバイオレットラクトンを4.
5重量%溶解し、発色剤溶液とした。
次いで当該溶液をマイクロカプセル化した。尿素及びホ
ルマリンを用いた1n−situff1合による方法に
よった。111られたマイクロカプセルエマルジ」ンに
糊料、保護材を加え、ワイヤーバーを使用して上質紙に
塗布し感圧複写紙の上葉紙を49だ。また顕色剤として
フェノール・ホルムアルデヒド樹脂を塗布した下葉紙を
用意した。
(ウーb)主溶剤としてジイソプロピルナフタレンrK
Mc−RJ  (a羽化学工業礼製、商品名)を使用し
、(ア)で1BjJ 1lliした本発明で用いる溶剤
(1)を併用し、(ウーa)と同様な方法で感圧複写紙
を作製した。
(ウーC)主溶剤として5ec−ブチルビフェニルを使
用し、(ア)で製造した溶剤を混合して、(ウーa)と
同様411j法で感圧複写紙を作製した。
(ウーd)主溶剤としてジ(α−メヂルベンジル)ベン
ゼンを用いた。これに(ア)で製造した溶剤を混合して
、同じく(ウーa)と同様の方法で感圧複写紙を作製し
た。
(ウーa)〜(ウーd)の各場合について、比較の!こ
めに各主溶剤にイソパラツイン溶剤[アイソパールー1
1」を併用して同様の方法で上葉紙を作っlこ。(ウー
a)の場合は灯油を併用した場合の比較も行なった。
(1)発色速度及び発色濃度の測定 上葉紙のマイクロカプセル塗布面を下葉紙の顕色剤塗布
面と苧ね合わせ、高圧プレスを用い(、各溶剤から1!
?られた上葉紙、下葉紙の組み合わぜのそれぞれに同一
の荷千をti)けて発色させた。
荷重後1分及び1時間侵の下1!紙の反rJI率を反)
1を分光光度計を用いて測定した。
主溶剤としてフェニル−キシリルエタンを使用した場合
の結果を表3に示す。表から明らかなように本発明に用
いる溶剤は従来のパラフィン系の溶剤あるいは灯油と異
なりは発色性能を損わず改善効果がある。
また主溶剤としてジイソプロピルナフタレンを使用した
場合の結果を表4に示した。ジイソプロピルナフタレン
の場合、本発明に用いる溶剤の、発色性能改善効果はフ
ェニル−キシリルエタンの場合よりも著しい。
表4 さらに、主溶剤としrsec−ブブルビフェニルまたは
ジ(α−メー1−ルベンジル)ベンゼンを使用した場合
における結果を表5に示した。いずれの場合も本発明の
補助溶剤を用いることにより発色性能が改善されでいる
ことが解る。特に3環芳香族炭化水素であるジ(α−メ
チルベジル)ベンピンを主溶剤とした場合は、改善効果
の度合い1まフェニル−1シリル[タンより6ルしい。
さらに、主溶剤として塩素化パラフィン油丁ンバラに一
/151(商品名、味の素株式会?1)を併用した場合
の結果を表6に丞したが、こ場合も本発明の溶n1をO
f用したことにより、発性能が改汚されている。
[発明の効果] 原油を蒸溜することにより1ワられた炭化水木油を、特
定の処理をづることにより得られる特定の沸点範囲を有
する疾化水素油を発色剤の溶剤として用いる本発明は、
従来の溶剤を用いた複写材Hに比べて、次のよう’A 
VI徴をイ」する。寸なわら、それ単独で用いるかある
いは従来から感圧複写材料の染料溶剤として用いられて
いる各種の主溶剤と(Jt用することにより、 (イ)本発明に用いる溶剤番よ、安価に製造できるので
、高価な21肩、あるいは3環芳香族炭化水累油を単独
で用いる場合に比べ、安価に感圧複写材料を製造するこ
とができ、経済的効果に優れる。
(ロ)従来から使用されているイソパラフィン、n−パ
ラフィン、あるいは灯油、直ttJフルキルベンげン等
を主溶剤と01用する場合に比べ、発色剤の溶解性を低
下させることが少ない。また顕色剤としてフェノールm
脂のような高分子材料を用いた場合でも発色性能を低下
さVることが少なく、主溶剤がへ粘麿の場合は併用によ
り発色性能が改善される。
(ハ)低級アルキルベンゼン、アル1ルノ−フクレン等
の芳香族炭化水素を用いた場合とg?、なり、臭気が少
なく、毒性も少ない。
(ニ)灯油から工業的に有用なn−パラフィンを分離し
た後の安価な抽出残油を本発明の溶剤として使用できる
ため、安価に感圧複写材料を製)青することができ、経
済的効果が大きい。
(ホ)本発明により、従来は燃料としての(lili値
しかなかった、n−パラフィン分離後の抽出残油を高度
に有効利用することができ、工業的価値が大ぎい。
出 願 人   日本石油化学株式会社こ工;

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電子受容性顕色剤及び該顕色剤に接触して発色す
    る電子供与性発色剤を溶解している溶液を用いた複写材
    料において、該溶液の溶剤が、原油を蒸溜することによ
    り得られた炭化水素油留分に水素化精製を施し、次いで
    少なくとも一部のn−パラフィン類を吸着分離すること
    により得られた、主として160〜260℃(常圧換算
    )の沸点範囲に含まれる成分から成り、実質的にナフテ
    ン系炭化水素類及びイソパラフィン類、及びテトラリン
    系炭化水素類から成る炭化水素留分を含むことを特徴と
    する複写材料。
  2. (2)前記炭化水素油が180〜230℃の沸点範囲に
    含まれる成分を主として含むことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の複写材料。
  3. (3)前記炭化水素油が210〜250℃の沸点範囲に
    含まれる成分を主として含むことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の複写材料。
  4. (4)前記n−パラフィンを分離するプロセスガ、分離
    材として合成ゼオライトを用いた吸着分離プロセスであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の複写材
    料。
  5. (5)電子受容性顕色剤及び該顕色剤に接触して発色す
    る電子供与性発色剤を溶解している溶液を用いた複写材
    料において、該溶液の溶剤が、(A)原油を蒸溜するこ
    とにより得られた炭化水素油留分に水素化精製を施し、
    次いで少なくとも一部のn−パラフィン類を吸着分離す
    ることにより得られた、主として160〜260℃(常
    圧換算)の沸点範囲に含まれる成分から成り、実質的に
    ナフテン系炭化水素類及びイソパラフィン類、及びテト
    ラリン系炭化水素類から成る炭化水素留分5〜40重量
    %と、及び (B)非縮合型または縮合型芳香族環を少なくとも2個
    有する沸点260℃以上の芳香族炭化水素油あるいは塩
    素化パラフィンの1種または2種以上を60〜95重量
    % とから成ることを特徴とする複写材料。
  6. (6)複写材料が、感圧複写材料であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1〜5項のいずれか一つに記載の複
    写材料。
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