JPS63130085A - パチンコ式遊技機における賞球給出装置 - Google Patents

パチンコ式遊技機における賞球給出装置

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JPS63130085A
JPS63130085A JP27560886A JP27560886A JPS63130085A JP S63130085 A JPS63130085 A JP S63130085A JP 27560886 A JP27560886 A JP 27560886A JP 27560886 A JP27560886 A JP 27560886A JP S63130085 A JPS63130085 A JP S63130085A
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JP27560886A
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永野 裕豊
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Toyomaru Industry Co Ltd
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Toyomaru Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 この発明は、球体(パチンコ球ともいう)を1個毎又は
複数個毎に遊技開始部へ送込んで所定の遊技が行ない得
、そして予め設定された入賞成立時に褒賞用パチンコ球
(単に賞球ともいう)が獲得できる遊技機にあって、種
々の入賞条件成立時に応して設定個数の賞球を別個に給
出し得るようにした賞球給出装置に関する。
〔技術背景〕
この種遊技機の代表的な一つであるパチンコ機では、周
知のように遊技盤前面に構成された遊技面において、各
種形態の入賞器具及び装置等による入賞FW域と、アウ
ト口によるアウト領域が形成されており、そして遊技面
に打出されたパチンコ球が夫々の入賞領域に入ることに
より入賞成立として賞球が獲得できる。この賞球につい
ては、常に規定数以内の一定多数個であることを絶対的
要件とする旨の既成概念に拘泥化されているため、従来
では全ての入賞成立に対し同一賞球獲得条件を設定して
入賞球毎に例えば10〜15個範囲の何れか一定数の賞
球を給出することがむしろ絶対的要件とされている。か
かる背景にあって、上述の既成概念に拘束されず斬新な
遊技内容を具備する新機種の一つとして、賞球獲得条件
の異なる種々の入賞成立を備えた遊技機を開発しようと
する場合、夫々の入ズ成立時を検出してこれに対応する
賞球を別個に給出することが必要とされるものの、従来
これを満足する適切な技術がなく、遊技機の新規開発の
大きな隘路ともなっていた。
〔問題解決の技術〕
本発明は、上述の技術背景に鑑みて新規に提案されたも
ので、パチンコ球使用遊技機おける賞球貯留部から通入
した賞球を少なくとも2方向に分流し得る分配整流器と
、この分配整流器からの分配賞球を設定個数単位で個々
に収容して遊技者側に給出し得る夫々の球ケースと、種
々の入賞条件の成立に係る各々の検出手段の検出時に対
応して作動される夫々の作動部材と、当該の作動部材に
個々に連繋されて上記各々の球ケースを球入れ、球出し
の各位置に交互に切換え操作する夫々の操作部材を備え
て構成される複通り給出式の賞球給出装置である。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、賞球獲得条件の異なる種々の入賞成立
時に対応して多数個、少数個の賞球を別個に給出する賞
球給出装置を提供し、以て変化に富んだ遊技内容を奏し
得る新規パチンコ式遊技機の開発に大きく寄与せんとす
るにある。
〔実施例〕
以下本発明に係るパチンコ式遊技機の賞球給出装置の実
施例を図面参照して説明する。先ず第1゜2図に略示さ
れる一般的なパチンコ機について要約説明すると、外枠
1に対する前枠2の窓枠3に、ガラス扉4及び支板5が
ともに開閉自在に装着されており、支板5の前面に遊技
用パチンコ球を遊技開始部へ送出する上球皿6が装着さ
れ、また内面に上球皿6からの球を遊技開始部に送込む
球送り整流器7が装着されている。そして前枠2の前面
下部に下球皿8が、また打球発射装置の操作部9と打球
杆11を作動する駆動部10が夫々装備されている。一
方前枠2の内側に発射レール13を装着した発射盤12
が固定され、また円形状のレール15内に遊技面16を
構成した遊技盤14が着脱交換自在にセントされている
。なお遊技開始部は、発射レール13と打球杆11を主
体として構成される。
上記遊技114において、アウト口17及び上球皿6に
連通する賞球用出口18が形成されており、そして遊技
面16では、夫々の入賞成立手段として、第1図のよう
に多数個賞球が獲得できる通常入賞球発生用の第1入賞
具19と、少数個賞球が獲得できる特定入賞球発生用の
第2人貫具2oが夫々各種形式のものに選定されて3個
ずつ配置されている、なお夫々の入賞具19.20によ
る入賞条件の成立割合は、遊技性等に鑑みて適宜設定さ
れ、また遊技面16内に配置された遊技くぎ等(第1図
に一部示す)の必要な調節により変更可能である。21
は公知の図柄可変表示装置、22は通常入賞球を発生し
得る大入賞装置を示す、そして裏面では、第3図のよう
に第1、第1入賞具19.20の出口に連通された夫々
の通出路23.24が形成され、通出路24の出口に集
合路25が連通されている。
一方前枠2裏側に装備される第2図の機構セソ)IIa
26では、従前と同様な基本構成として本体27におい
て、上記集合路25と区画されて全ての通常入賞球S1
を案内する案内路28と、上記アウト口17及び集合路
25に個々に連通される排出路29と、前記各球皿6.
8側に夫々連通される賞球給出路3oが区画形成されて
覆蓋されており、そして通常入賞球を処理する入賞球処
理部31と、賞球貯留部35及び後述する賞球給出装置
P等が夫々装備されている。入賞球処理部31では、第
2.3図のように上記案内路28からの通常入賞球を1
個ずつ受入れて処理路33へ排出する処理器32と、処
理路33内の入賞球の保留、解放をなすとともに処理器
32を元位置に復帰させる$IJ御部材34等を有し、
また賞球貯留部35では、球タンク36そして2列形式
の送出樋37及び給出樋38を有している。39は本体
27に支持された賞球用の案内レバーで、球受は部40
を賞球給出路30内に延出し他端を上記fblN1部材
34に連繋しており、そして賞球とのバランスで傾動変
化して制御部材34を開閉的に操作し得る。
前述のパチンコ機にあって、本例の賞球給出装置Pでは
、夫々の入賞球S+、Sxに係る賞球獲得条件に合わせ
て設定され、第4〜9図に示すように前記機構セット盤
26の本体27に着脱自在に取着される縦長箱形の本体
41に、賞球貯留部35からの賞球を分配するカセット
式の分配整流器44と、この整流器44から賞球を定数
単位毎に収容し給出する縦角筒形の第1、第2球ケース
53.53’と、第1.第2電磁ソレノイソド60.6
0’に連繋されて夫々の球ケース53.53’を切換え
操作する第1、第2操作部材62.62′等を備えて全
体がカセット単位で構成されている。なお本体41の中
央部に口42.42そして下部に賞球給出路30の受は
口30Aに連通される排出路43が夫々形成されている
上記分配整流器44は、本体41の上部内にビス等で着
脱自在に内嵌セットされる方形の器体45内に、前記給
出樋38の各路に連通される2列の入路46と、迂回路
47及び出路48が区画形成されており、そして一方(
第6図右側)の迂回路47から出路48に対する斜状の
分出路49が連通されている。ただし双方の入路46と
出路4Bは、球を迂回路47へ案内する案内片50で区
画され、また出路48と分出路49は、分岐片51で区
画されており、そして両出路48.48 は多数個賞球
用、分出路49は少数個賞球用とされてその出口が同一
位置に整合されている。
一方形1、第2球ケース53.53’は、本体41内の
中央部に支持された1本の支軸54に対し、ともに上部
が取着されて垂下状態に支持されており、そして第1側
(第6図左側)が2列の収容路55を、また第2側(同
図右側)が1列の収容路55をともに同サイズ(たとえ
ば賞球5個分)に形成して同一位置に縦列されている。
この球ケース53.53’は、後述の第1、第2操作部
材62.62’で拘束されて当該収容路55.55が分
配整流器44の各出路48.49に連通ずる通常の球入
れ位置に保持されている間、下端が球受は片57に係止
されて斜状を呈して自重さらには収容路55内の賞球を
圧力の一部を球出し方向へ作用させた状態で静止されて
おり、そして操作部材62.62’から解放された際に
は、各収容路55が排出路43に連通ずる球出し位置に
傾動変化し得る。56は各収容路55の入口部外に形成
された規制片で、当該出路48の出口を開閉して球の流
出入規制をなす、また上記球受は片57は本体41内の
中央部に形成または取着されており、案内斜面5Bで各
球ケース53.53’内の賞球を受止めるとともに排出
路43へ転勤案内し得る。
そして前記第1、第2電磁ソレノイド60.60’は、
本体41に組付けられた枠体59内に装着されてばね付
のロッド61.61を垂下しており、そして第1ソレノ
イド60は後述する通常入賞成立検出用の第1検出手段
66側に、また第2ソレノイド60’は特定大貫成立検
出用の第2検出手段67側に夫々電気的に接続されてい
る。前記第1、第2操作部材62.62’は、枠体59
内下部の1本の支軸63に水平並列状態で傾動自在に支
持されており、そして夫々の中央部が当該ソレノイド6
0.60’のロンドロ1.61 に連杆64.64を介
し連結され、また本体41の口42内に挿入された自由
端部(第5図左端部)に当該の球ケース53.53’の
拘束及び解放をなす案内子65.65が取着されている
。なお本体41に対し分配整流器44及び枠体59は共
通のビスで取着されている。
本例装置Pにおける賞球の通入等について観ると、給出
ti!38からの賞球は、当初分配整流器44の両人R
46から迂回路47を介し出!48に流通し、そして第
1球ケース53の収容路55、出路48、迂回路47、
入路46の順に充填された後、一方の迂回路47から分
出849に分流されて第2球ケース53′の収容路55
に通入する。従って両法ケース53.53’が球入れ位
置に保持されているもとで、賞球は球受は片57で受止
られて夫々の収容路55.55及び分配整流器44の各
路46.47.48に充填されており、この状態で各球
ケースが球入れ位置に復帰した毎に当該収容路に通入し
収容される。
前記第1検出手段66は、スイッチが利用されて第2図
に略示するように前記入賞球処理部31の処理路33の
下部に設置されて通常入賞球S1を1個ずつ検出する。
一方形2検出手段67は、第10図のように入口68a
及び出口68bを有するケース本体68内に、特定入賞
球S2を1個ずつ受けて排出する検知レバー69の作動
毎に検出(ON)されるスイッチ70が組込まれたもの
が利用されて第3図に略示するうに前記排出路29の所
定部位に設置されている。
ただし同手段67は、特定入賞球の検出毎に前記図柄可
変表示装置21に対し図柄可変用始動入力を与える始動
手段と兼用されるものとする。また同手段は前記集合路
25の途上に設置してもよい。
そして上記各々の電磁ソレノイド60.60’及び検出
手段66.67に対し遊技盤14に設置されるデジタル
式の表示器71が電気的に接続される。この表示器71
では、夫々の入賞球S、、S、用の表示部において当該
検出手段66.67の検出(ON)毎に加算表示され、
また当該ソレノイド60.60’の作動終了毎に減算表
示されるように設定されている。ちなみにこれら電気的
部品に係る制御系については、第11図に例示するよう
に入力回路72、加減算回路73、記憶保留回路74、
駆動回路75さらには判定回路等を必要に応じて含む制
御装置Cを利用したり、また前記図柄可変表示装置21
及び大入賞装置22に係る制御装置(図示しない)に組
込んでもよい。
さて本例パチンコ機において、打球発射装置の操作部9
を操作することにより駆動部10で駆動される打球杆1
1の打球動作と、これに連動する球送り整流器7の球送
り作動との協働を以て、上球皿6内の遊技球が1個ずつ
遊技開始部の発射レール13の発射部位に送込まれて打
球杆11で打出され、遊技面16内の各入賞具19.2
0に入れば入賞条件が成立され、これ以外はアウト口1
7に入ってアウト球とされる。そして第3図に略示する
ように第1入賞具19で発生した通常入賞球S1は、当
該通出路23から案内路28を介し入賞球処理部31へ
導入されて処理器32で1個ずつ処理路33へ排出され
、制御部材34で一旦保留されているもとで第1検出手
段66で検出される。また第2入賞具20で発生した特
定大賞球S8は、当該通出路24から集合路25を介し
排出路29に導入され、第2検出手段67で1個ずつ検
出されて機外へ排出される。
上述した通常、特定人賞球の発生により予め設定された
夫々の入賞条件が適宜割合で成立して検出されることに
対し、本例賞球給出装置Pにより個々の賞球が給出され
る。すなわち第1検出手段66が通常入賞球Slを検出
(ON) したことに対してj1i常人賞条件成立とさ
れ、第1電磁ソレノイド60が通電励磁されてロッド6
1の上昇に従い、第5図(b)のように第1操作部材6
2が上傾されて球入れ位置の第1球ケース53を解放す
る。これにより同ケース53が、自重及び賞球の圧力の
一部を利用して球出し位置に変化することにより、収容
路55の賞球(例えば10個)が球受は片57の案内斜
面58に沿って滑り出すように流出して排出路43から
受は口30Aを会し賞球給出路30に通入する。なお球
ケース53の球出し位置では、規制片56が分配整流器
44の出路48内の球の流出を阻止している。
そして上記第1ソレノイド60の消磁に伴うロッド61
の下降に従い、第5図(a) のように第1操作部材6
2が下傾されながら案内子65で球ケース53を押戻す
ことにより、球ケース53が元の球入れ位置に復帰して
同部材62で拘束される。この結果分配整流器44から
両収容路55内に次期賞球が収容される。なお賞球給出
路30内に給出された賞球を受けて第2図の案内レバー
39が一旦傾動されることに関連して、入賞球処理部3
1の制御部材34が操作されて処理路33内の通常入賞
球SIを解放する一方、処理器32が元位置に復帰する
。なお第1手段66は、入賞球S、の通出により休止(
OFF) とされる。
−力筒2検出手段67が特定入賞球Stを検出(ON)
したことに対し、図柄可変表示装置21が同手段67か
らの始動入力を受けて図柄可変作動を行なう一方で、特
定入賞条件成立とされて第2電磁ソレノイド60′が通
電励磁されてロッド61の上昇に従い、第2操作部材6
2′が上傾される。これにより第2球ケース53′が、
操作部材62′から解放されるやいなや前述と同様に自
重及び賞球圧力を利用して球出し位置に変化して賞球(
例えば5個)を排出路43に放出する0次いでソレノイ
ド60′の消磁及び操作部材62′の下降に従い、第2
球ケース53′が元位置に復帰して拘束されて次期分の
賞球を収容する。
以降同様に通常、特定入賞球の発生による夫々の入賞成
立検出毎に、球ケース53.53’が個々に作動されて
賞球を給出し得る。そして第1、第2の検出手段66.
67の検出時及びソレノイド60.60’の復動時に対
し、記憶保留機能が作用しているもとで表示器71に数
字が加減算表示されるので、賞球に係る遊技者の誤認さ
らにはトラブル等が未然に回避し得、遊技者からの信転
も得られる。
特に本例の賞球給出装置Pは、既存の機構セット盤26
に設置される型式例に構成され、分配整流機44につい
ては、賞球貯留部35の給出樋38に合わせて入路46
及び出路48を2列に形成して一方の出路48に分出路
49を分岐連通しているので、器自体を必要最小サイズ
に構成し得る。しかも入路46と出路48及び分出路4
9の間に迂回路47を介在させていることにより、賞球
を巧みに変向通入させて出路48及び分出路49内の賞
球にかかる圧力を著しく軽減し得、賞球の流通特に球ケ
ース53.53内への通入を至極円滑にし得る。
また球ケース53.53’については、上部の傾動支点
54に支持されて自重及び賞球の圧力の一部が球出し方
向へ作用するように設定されていることにより、当該の
操作部材62.62’から解放されるやいなや球出し方
向へ瞬時に傾動して賞球を極めて円滑に放出し得、そし
て当該操作部材62.62’で強制的に押戻されて元の
球入れ位置に速やかに復帰しテ賞球を収容し得る。これ
により球切り不良や遅れ等を未然に回避して本来の賞球
給出作動を長(正確に継続できる。また本体41内に、
排出路43、分配整流器44、球ケース53.53′、
電磁ソレノイド60.60′及び操作部材62.62’
等の構成部材を組付けているので、賞球給出装置全体を
小型にして取扱いを容易にし得、その上簡単に実施でき
る。
〔変更例〕
本発明の対象とする賞球給出部[Pでは、図示以外に例
えば本体41と枠体59を一つにして装置の基体を成形
する0分配整流器44を各球ケースの収容路に合せて独
立通路形式としたり、本体41内に一体成形する。各球
ケース53.53’について、位置調節自在の係止爪等
を利用して賞球個数を増減変更できる形式としたり、賞
球個数の異なるものと着脱交換自゛在にセントしてこれ
に合わせて球受は片57を位置調節自在に取着する。一
方又は双方の入實成立用検出手段及び球ケース作動用手
段をともに機械的に構成する0等の型式としてもよし)
マタ当該遊技機において、通常、特定大賀条件の他に例
えば大当たり入賞条件が付加される場合では、大当たり
成立時に対する適宜検出判定手段を選定して両電磁ソレ
ノイド60.60’をともに作動させたり、一方のソレ
ノイドを複数回作動させて設定個数の賞球を放出するこ
とも可能である。
また賞球給出装置は、図示以外のパチンコ球使用遊技機
、例えば毎回の遊技において、当該回分のパチンコ球を
球送り器等を利用して1個ずつ遊技開始部の発射部位に
送込んで遊技面に打出し、各入賞口に入ることに対応す
る所定の図柄が決定され、この図柄の組合わせに基いて
予め設定された種々の入賞条件が成立するように構成さ
れた遊技機あるいは当該回分のパチンコ球を遊技開始部
へ投入した毎に信号等を受けて複数列の図柄が可動変化
され、そして固定表示された各列の図柄の組合わせに基
いて種々の入賞条件が成立されるように構成された遊技
機にも勿論実施できる。なお種々の遊技機において、通
常、特定入賞成立用検出手段は、通常、特定入賞球に係
る個々の機械的な入賞処理検出機構に代えてもよく、さ
らには図示の組合わせを利用した入賞成立手段による種
々の入賞成立時の検出にあたっては、例えばソフトで制
御される制御装置における判定回路等を利用してもよい
〔発明の効果〕
実施例から理解できるように本発明賞球給出装置は、パ
チンコ球を遊技開始部へ送込んで所定の遊技を行ない得
る遊技機において、例えば通常、特定の入賞条件が成立
すれば、その成立検出に対応して作動される当該の作動
部材及び操作部材を介し個々の球ケースを通常の球入れ
位置から球出し位置に切換え操作して設定個数例えば多
数個又は少数個の賞球を別々に給出しまた収容すること
ができる。特に本装置では、夫々の設定個数用の両賞球
給出部を併設し、個々の入賞条件成立に対応して当該の
賞球給出部から所定数の賞球を給出し得るので、1基を
以て複通りの賞球給出機能を具備する装置として実施し
得、また可及的に小型化して当該遊技機内に組込み得る
。しかも夫々の賞球給出部の作動形態について、双方の
給出部を単独で単数回作動させる例を基本とした場合、
単独複数回作動例または双方同期的な単数回又は複数回
の作動例等を必要に応じて設定することが可能であるか
ら、当該遊技機において通常、特定入賞条件の他に、別
の入賞条件が設定される場合にも技術的に充分対応し得
る。これにより種々の入賞条件言換えると変化に冨んだ
遊技内容を奏し得る新規なパチンコ機の開発を容易とし
、これを満足し得る賞球給出装置として有効に実施でき
る。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図及び第2図
は遊技機を略示する正面図及び背面図、第3図は遊技盤
裏面の入賞通出経路を略示する背面図、第4図は本例の
賞球給出装置を分解して示す斜視図、第5図(a、b)
は同上装置の球入れ、球出し状態の動作変化を段階的に
示す正断面図、第6図及び第7図は同上装置を一部開蓋
して示す左側面図及び右側面図、第8図及び第9図は第
5図(a)中A−A線、B−B線に基づく平断面図、第
1O図は第2検出手段を示す斜視図、第11図は電気的
部品にかかる制御系を略示する説明図である。 1:外枠       2:前枠 6:上球皿      7:球送り整流器11: 打球
杆      13: 発射レール14:遊技盤   
   16:遊技面17: アウト口     19:
第1人賞具2o、第2人賞具    26: a構セソ
1盤30:賞球給出路    31: 入賞球処理部3
5二嘗球貯留部    P:賞球給出装置41:本体 
      44:分配整流器48: 出路     
  53.53:球ケース55.55:収容路    
 eo、so’:電磁ソレノイド62 、62’:操作
部材    66:第1検出手段67: 第2検出手段
   C:制御装置特許出願人      豊丸産業株
式会社第2図 第1図 1  6      2     ″j第3図 第4図 第8図 第9図 第6図     第7図 手続補正書(自発) ■、事件の表示 昭和61年特許願第275608号 2、発明の名称 パチンコ式遊技機における賞球給出装置3、補正をする
者 事件との関係  特許出願人 住 所 名古屋市中村区長戸井町3丁目名 称  豊九
産業株式会社    12番代表者 永野裕豊l′−1 4、補正命令の日付 5、補正の対象   [特許請求の範囲、発明の詳細な
説明、図面の簡単な説明」の各項6、補正の内容 本願発明の技術内容を一層明瞭にすべく、明補  正 
 明  細  書   (全文)1、発明の名称 パチンコ式遊技機における賞球給出装置2、特許請求の
範囲 から通入した賞球を分流し得る分配整流器と、この分配
整流器からの分配賞球を所定数単位で個々に収容Lm−
出し得る第1.第2の球ケースと、上記種々の入賞成立
に係る各々の検出手段の検出時に位置と球出し位置とに
交互に切換え操作する第1゜エエの操作部材を備えて構
成されることを特徴とするパチンコ式遊技機における賞
球給出装置。 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 この発明は、パチンコ式遊技機における賞球給出装置に
かかり、更に詳述すれば球体(パチンコ球ともいう)を
1個毎又は複数個毎に遊技開始部へ送込んで所定の遊技
を行い、そして予め設定された入賞成立時に褒賞用パチ
ンコ球(単に賞球ともいう)が獲得できる遊技機にあっ
て、種々の入賞成立時に応じて所定数の賞球を区分して
給出し得る賞球給出装置に関する。 (技術背景〕 この種遊技機の代表的な一つであるパチンコ機の例では
、周知のように遊技面において各種形態の入賞器具及び
装置等による入賞領域と、アウト口によるアウト領域が
形成されており、そして遊技面に打出されたパチンコ球
が夫々の入賞領域に入ることにより入賞成立として賞球
が獲得できる。この賞球については、常に規定数以内の
一定多数個であることを絶対的要件とする旨の既成概念
に拘泥化されているため、従来では全ての入賞成立に対
し同一の賞球獲得条件を設定して個々の入賞成立毎つま
り入賞球毎に例えば10〜15個範囲の何れか一定数の
賞球を給出している。かかる背景にあって、上述の既成
概念に拘束されず斬新な遊技内容を具備する新機種の一
つとして、賞球獲得条件の異なる種々の入賞成立を備え
た遊技機を開発しようとする場合、夫々の入賞成立時に
対応する賞球を別個に給出することが必要とされるもの
の、従来これを満足する適切な技術がなく、遊技機の新
規開発の大きな隘路ともなっていた。 c問題解決の技術フ 本発明は、上述の技術背景に鑑みて新規に提案されたも
ので、パチンコ式遊技機おける賞球貯留部から通入した
賞球を分流し得る分配整流器と、この分配整流器からの
分配賞球を所定数単位で個々に収容し給出し得る夫々の
球ケースと、種々の入賞成立に係る各々の検出手段の検
出時に対応して作動される夫々の作動部材と、当該の作
動部材に個々に連繋されて上記各球ケースを球入れ、球
出しの各位置に交互に切換え操作する夫々の操作部材を
備えて構成される複通り給出式の賞球給出装置である。 〔発明の目的〕 本発明の目的は、賞球獲得条件の異なる種々の入賞成立
時に対応して多数個、少数個の賞球を的確に区分して給
出し得る賞球給出装置を提供し、以て変化に富んだ遊技
内容を奏し得る新規パチンコ式遊技機の開発に寄与せん
とするにある。 〔実施例〕 以下本発明にかかる賞球給出装置の実施例説明にあたり
、先ず第1.2図に略示されるパチンコ式遊技機を要約
すると、外枠1に対する前枠2の窓枠3に、ガラス扉4
及び支板5がともに開閉自在に装着され゛ており、支板
5の前面に遊技用パチンコ球の上球皿6が、また内面に
上球皿6からの球を遊技開始部に送込む球送り整流器7
が夫々装着されている。そして前枠2の前面下部に下球
皿8が、また打球発射装置の操作部9及び打球杆11を
作動する駆動部10が夫々装備されている。一方前枠2
の内側に発射レール13を装着した発射!12が固定さ
れ、また円形状のレール15内に遊技面16を構成した
遊技盤14が着脱交換自在にセットされている。なお上
記遊技開始部は、発射レール13と打球杆11を主体と
して構成される。 上記遊技盤14において、アウト口17及び上球皿6に
連通ずる賞球用出口I8が形成されており、そして夫々
の入賞成立手段として、第1図のように多数個賞球が獲
得できる通常入賞球発生用の第1人賞具19と、少数個
賞球が獲得できる特定入賞球発生用の第2人賞典20が
夫々各種形式に選定されて配置されている。なお21は
公知の図柄可変表示装置、22は大入賞装置で、開放時
に通常入賞球を発生し得るものとする。そして遊技盤1
4の裏面では、第3図のように第1.第2人賞具19.
20の出口に連通された夫々の通出路23.24が形成
され、通出路24の出口に集合路25が連通されている
。 一方前枠2裏側に装備される機構セット盤26では、第
2.3図に略示されるように本体27において、全ての
通常入賞球S+を案内する案内路28と、上記アウト口
17及び集合路25に連通される排出路29と、前記各
球皿6.8側に夫々連通される賞球給出路30が区画形
成されて覆蓋されている。なお入賞球処理部31では、
通常入賞球を1個ずつ受入れて処理路33へ排出する処
理器32と、処理路33内の入賞球の保留、解放をなす
とともに処理器32を復元させる制御部材34等を有す
る。また賞球貯留部35では、球タンク36そして2列
形式の送出樋37及び給出樋38等を有している。39
は本体27に支持された賞球用の案内レバーで、球受は
部40を賞球給出路30内に延出し他端を上記制御部材
34に連繋しており、そして自重と賞球とのバランスで
傾動変化して制御部材34を開閉的に操作し得る。 従ってこの種遊技機では、打球発射装置の操作部9を操
作することにより駆動部1oで駆動される打球杆11の
打球動作と、これに連動する球送り整流器7の球送り作
動との協動を以て、上球皿6内の遊技球を1個ずつ遊技
開始部つまり発射レール13の基端に送込んで打球杆1
1で打出し得、遊技面16内において遊技球が各入賞具
19.20に入れば入賞とされ、これ以外はアウト口1
7に入ってアウト球とされる。そして第3図に略示され
るように第1入賞具19で発生した通常入賞球S1は、
以後当該通出路23から案内路28を介し入賞球処理部
31へ導入されて処理器32で1個ずつ適時処理される
。また第2入賞具20で発生した特定入賞球S!は、当
該通出路24から集合路25を介し排出路29に導入さ
れて機外へ排出される。 前述の遊技機に実施される本例の賞球給出装置Pは、夫
々の入賞球S、、SZに係る賞球獲得条件に合せて設定
されており、第4〜9図に示すように機構セット盤26
の本体27に着脱自在に取着される縦長箱形の本体41
に、賞球貯留部35がらの賞球を分配するカセット式の
分配整流器44と、この整流器44から賞球を定数単位
毎に収容し給出する縦角筒形の第1.第2球ケース53
.53’と、第1.第2電磁ソレノイド60.60’に
連繋されて夫々の球ケース53.53′を切換え操作す
る第1.第2操作部材62.62′等を備えて全体がカ
セット単位で構成されている。 なお本体41の中央部に口42.42そして下部に賞球
給出路30の受は口30A に連通される排出路43が
夫々形成されている。 上記分配整流器44は、本体41の上部内にビス等で着
脱自在に内嵌セットされる方形の器体45内に、前記給
出樋38の各路に連通される2列の入路46と、迂回路
47及び出路48が区画形成されており、そして一方(
第6図右側)の迂回路47から出路48に対する斜状の
分出路49が連通されている。ただし双方の入路46と
出路48は球を迂回路47へ案内する案内片50で区画
され、また出路48と分出路49は分岐片51で区画さ
れており、そして両出路48は多数個賞球用、分出路4
9は少数個賞球用とされて互いの出口が同一位置に整合
されている。 −力筒1.第2球ケース53.53’は、本体41内の
中央部に着脱自在に横道支持された1本の支軸54に対
し、ともに上部が取着されて垂下状態に支持されており
、そして第1側(第6図左側)が2列の収容路55を、
また第2側(同図右側)が1列の収容路55を形成して
いる。この球ケース53.53 は、後述する第1.第
2操作部材62.62’で拘束及び解放されて通常では
当該収容路55.55を分配整流器44の各出口48.
49に連通ずる球入れ位置に保持されている。このちと
で前記給出褪38からの賞球の通入を観ると、当初分配
整流器44の両入路46から迂回路47を介し出路48
に流通し、そして第1球ケース53の両収容路55内に
通入して球止め片57で静止された以降、一方の迂回路
47から分出路49に分流されて第2球ケース53の収
容路55に通入して球止め片57で静止される(第5図
(a)参照)、この状態で各球ケース53.53は、操
作部材62.62’から解放された際に収容路55.5
5’を本体41の排出路43連通する球出し位置に傾動
して賞球を給出し、そして操作部材62.62’により
球入れ位置に復元した際に賞球を収容路55.55に通
入する。 ただし各球ケース53.53’は、球入れ位置に保持さ
れている間、その下端が球受は片57に係止されて斜状
を呈゛し、自重さらには収容路55.55内の賞球の圧
力の一部を球出し方向へ作用させた状態で静止されてい
る。なお56.56は各収容路55の入口部外に形成さ
れた規制片で、当該出路48.49の出口を開閉して球
の流出入規制をなす、また上記球受は片57は本体41
内の中央部に形成または着脱交換自在に取着されており
、案内斜面58で各球ケース53.53’内の賞球を受
止めるとともに排出路43へ転勤案内し得る。 そして前記第1.第2電磁ソレノイド60.60’は、
本体41に組付られた枠体59内に装着されてばね付の
ロッド61゜61を垂下しており、そして第1ソレノイ
ド60は第1検出手段66側に、また第2ソレノイド6
0は第2検出手段67側に夫々電気的に接続されている
。前記第1.第2操作部材62.62’は、枠体59内
下部の1本の支軸63に水平並列状態で傾動自在に支持
されており、そして夫々の中央部が当該ソレノイド60
.60’のロンドロ1.61 に連杆64.64を介し
連結され、また本体41の口42内に挿入された自由端
部(第5図左端部)に各球ケース53.53’の拘束及
び解放をなす案内子65.65が取着されている。なお
本体41に対し分配整流器44及び枠体59は共通のビ
スで取着されている。 前記第1検出手段66は、スイッチが利用されて第2図
に略示するように前記入賞球処理部31の処理路33の
下部に設置されており、そして制御部材34で一旦保留
される通常入賞球S1を1個ずつ検出する。一方策2検
出手段67は、第10図のように入口68a及び出口6
8bを有するケース本体68内に、特定入賞球S2を1
個ずつ受けて排出する検知レバー69の作動毎に検出(
ON)されるスイッチ70を組込んでおり、そして第3
図に略示するうに前記排出路2つの所定部位(集合路2
5の途上でもよい)に設置されている。ただし同手段6
7は、特定入賞球の検出毎に前記図柄可変表示装置21
に対し始動入力を与える始動手段と兼用されるものとす
る。 また前記第1.第2の電磁ソレノイド60.60’及び
検出手段66.67に対し遊技盤14側に設置されるデ
ジタル式の表示器71が電気的に接続される。この表示
器71では、夫々の入賞球用の表示部において当該検出
手段66.67の検出(ON)毎に加算表示され、また
当該ソレノイド60.60’の作動終了毎に減算表示さ
れるように設定されている。ちなみにこれら電気的部品
に係る制御系については、第11図に例示されるように
入力回路72、加減見回、路73、記憶保留回路74、
駆動回路75さらには判定回路等を必要に応じて含む制
御装置Cを利用したり、また前記図柄可変表示装置21
及び大入賞装置22に係る制御装置(図示しない)に組
込んでもよい。 前述のように構成された本例の賞球給出装置Pでは、パ
チンコ機の遊技中に発生される通常及び特定の入賞成立
に対し夫々の賞球を区分して給出し得る。すなわち第1
人賞具19に入った通常入賞球S、について第1検出手
段66が検出(ON) したことにより通常入賞成立と
される。これに対し第1電磁ソレノイド60が通電励磁
されてロッド61の上昇に従い、第5図(b) のよう
に第1操作部材62が上傾されて案内子65から球入れ
位置の第1球ケース53を解放する。これにより同ケー
ス53が、自重及び賞球の圧力の一部を利用して球出し
位置に変化することにより、収容路55の賞球(例えば
10個)が球受は片57の案内斜面5日に沿って滑出す
ように排出路43に通出され、以降受は口3OAを介し
賞球給出路30に向けて排出される。なお球ケース53
の球出し位置では、規制片56が分配整流器44の出路
48内の球の流出を阻止している。 そして上記第1ソレノイド60が消磁されると、第5図
(a)のようにロッド61の下降に従い第1操作部材6
2が下傾されて案内子65で球ケース53を押戻す。こ
の結果法ケース53が球入れ位置に復元して同部材62
で拘束され、このちとで分配整流器44から次期賞球が
両収容路55内に収容される。なお第2図の案内レバー
39が上述の賞球を受けて一旦傾動されることに関連し
て、入賞球処理部31では制御部材34が開放方向へ操
作されて処理路33内の通常入賞球S1を解放するとと
もに、処理器32を元位置に復帰させる。そして入賞球
S、の通出により第1検出手段66は休止(OFF) 
 とされる。 一方策2人賞具20に入った特定入賞球S2について第
2検出手段67が検出(ON) シたことにより特定入
賞成立とされる。これに対し図柄可変表示装置21が動
手段67の検出による始動入力を受けて図柄可変作動を
行う一方で、第2電磁ソレノイド60′が通電励磁され
てロフト61の上昇に従い、第2操作部材62′が上傾
される。これにより第2球ケース53′が、操作部材6
2の案内子65から解放されるやいなや前述と同様に自
重及び賞球圧力を利用して球出し位置に変化して賞球(
例えば5個)を排出路43に放出する(第5図(a)参
照)、次いでソレノイド60の消磁及び操作部材62の
復元に従い、第2球ケース53′が元位置に復帰して拘
束されて次期分の賞球を収容する(第5図(b)参照)
。 以降同様に通常、特定入賞球の発生による夫々の入賞成
立検出毎に、球ケース53.53’が個々に作動されて
賞球を給出し得る。そして第1.第2の検出手段66.
67の検出時及びソレノイド60.60’の作動時に対
し、記憶保留機能が作用しているもとで表示器71に数
字が加減算表示されるので、賞球に係る遊技・者の誤認
さらにはトラブル等が未然に回避し得、遊技者からの信
頼も得られる。 特に本例の賞球給出装置Pは、既存の機構セット盤26
に設置される型式例に構成され、分配整流機44につい
ては、賞球貯留部35の給出樋38に合せて入路46及
び出路48を2列に形成して一方の出路4Bに分出路4
9を分岐連通しているので、器自体を必要最小サイズに
構成し得る。しかも入路46と出路48及び分出路49
の間に迂回路47を介在させていることにより、賞球を
巧みに変向通入させて出路48及び分出路49内の賞球
にかかる圧力を著しく軽減し得、賞球の流通特に球ケー
ス53.53’内への通入を至極円滑にし得る。 また球ケース53.53’については、上部の傾動支点
54に支持されて自重及び賞球の圧力の一部が球出し方
向へ作用するように設定されていることにより、当該の
操作部材62.62’から解放されるやいなや球出し方
向へ瞬時に傾動して賞球を極めて円滑に放出し得、そし
て当該操作部材62.62’で強制的に押戻されて球入
れ位置に速やかに復元して賞球を収容し得る。これによ
り球切り不良や遅れ等を未然に回避して本来の賞球給出
作動を長く正確に継続できる。また本体41内に、排出
路43、分配整流器44、球ケース53.53、電磁ソ
レノイド60.60’及び操作部材62.62’等の構
成部材を組付けているので、賞球給出装置全体を小型に
して取扱いを容易にし得るとともに簡単に実施できる。 〔変更例〕 本発明の対象とする賞球給出装置Pでは、図示以外に例
えば本体41と枠体59を一つにして装置の基体を成形
する0分配整流器44を各球ケースの収容路に合せて独
立通路形式としたり、本体41内に一体成形する。各球
ケース53.53’について、位置調節自在の係止爪等
を利用して賞球個数を増減変更できる形式としたり、賞
球個数の異なるもの例えば第1側が10〜15個用のい
ずれか、第2側が5〜9個用のいずれかと着脱交換自在
にセントしてこれに合せて球受は片57を位置調節自在
に取着する。一方又は双方の入賞成立用検出手段及び球
ケース作動用手段をともに機械的に構成する。等の型式
としてもよい。 そして図示以外のパチンコ式遊技機にも実施可能である
0例えば通常、特定の入賞以外に大当りが特設された遊
技機の場合には、大当り成立用の検出判定手段を選定し
たもとで、第1.第21を磁ソレノイド60.60’を
同期的に作動させて両法ケース53.53’内の賞球(
例えば15個)を−斉に放出したり、一方のソレノイド
を複数回作動させて所定数の賞球を放出する形態で実施
可能である。 また毎回の遊技にあたりパチンコ球を一定数単位毎に遊
技開始部へ投入したもとで、遊技操作により複数列の図
柄が可動変化され、そして固定表示された各列の図柄の
組合せに基いて種々の入賞例えば[3得点、2得点、1
得点」が成立される図柄組合せ式遊技機の場合には、[
3得点Jの入賞成立時に双方の球ケース53.53’か
ら15個、[2得点J の入賞成立時に第1球ケース5
3から10個、そして11得点」 の入賞成立時に第2
球ケース53′から5個の賞球を区分して給出すること
が可能である。なお通常及び特定入賞成立用検出手段は
、機械的な入賞処理検出機構に代えてもよく、また図示
の組合せを利用した入賞成立手段による入賞成立時の検
出にあたっては、例えばソフトで制御される制御装置に
おける判定回路等を利用してもよい。 〔発明の効果〕 実施例から理解できるように本発明の賞球給出装置は、
パチンコ球を遊技開始部へ送込んで所定の遊技を行ない
種々の入賞を奏し得る遊技機に実施されるもので、例え
ば通常、特定の入賞が成立すれば、その成立検出に対し
作動される当該の作動部材及び操作部材を介し個々の球
ケースを操作して例えば多数個又は少数個の賞球を別々
に給出し得る。特に本装置では、各々球ケース、作動部
材及び操作部材を併設し、個々の入賞成立時に当該の球
ケースから所定数の賞球を給出し得るので、1基で複通
りの賞球給出機能を具備する装置として実施し得、また
可及的に小型化して当該遊技機内に組込み得る。しかも
賞球給出形態について、双方の球ケースを単独で単数回
作動させる例を基本とした場合、単独複数回作動例また
は双方同期的な単数回又は複数回の作動例等を必要に応
じて設定可能であり、対象とする遊技機において通常、
特定入賞とは別の入賞が付加される場合にも技術的に充
分対応し得る。これにより種々の入賞言換えると変化に
冨んだ遊技内容を奏し得る新規なパチンコ式遊技機の開
発を容易とし、これに適応し得る賞球給出装置として有
効に実施できる。 4、図面の簡単な説明 図は本発明の一実施例を示すもので、第1図及び第2図
は遊技機を略示する正面図及び背面図、第3図は遊技盤
裏面の入賞通出経路を略示する背面図、第4図は本例の
賞球給出装置を分解して示す斜視図、第5図(a、b)
 は同上装置の球入れ、球出し状態の動作変化を段階的
に示す正断面図、第6図及び第7図は同上装置を一部開
蓋して示す左側面図及び右側面図、第8図及び第9図は
第5図(a)中A−A線、B−B線に基づく平断面図、
第1θ図は第2検出手段を示す斜視図、第11図は電気
的部品にかかる制御系を略示する説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 設定個数の賞球を個々に獲得できる種々の入賞条件を成
    立し得るように構成されたパチンコ球使用遊技機におい
    て、同遊技機における賞球貯留部から通入した賞球を少
    なくとも2方向に分流し得る分配整流器と、この分配整
    流器からの分配賞球を設定個数単位で個々に収容して遊
    技者側に給出し得る夫々の球ケースと、上記種々の入賞
    条件の成立に係る各々の検出手段の検出時に対応して作
    動される夫々の作動部材と、当該の作動部材に個々に連
    繋されて上記各々の球ケースを球入れ、球出しの各位置
    に交互に切換え操作する夫々の操作部材を備えて構成さ
    れることを特徴とするパチンコ式遊技機における賞球給
    出装置。
JP27560886A 1986-11-19 1986-11-19 パチンコ式遊技機における賞球給出装置 Pending JPS63130085A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5822783U (ja) * 1981-08-05 1983-02-12 三菱電機株式会社 スピ−カシステムのネツトワ−ク

Patent Citations (1)

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JPS5822783U (ja) * 1981-08-05 1983-02-12 三菱電機株式会社 スピ−カシステムのネツトワ−ク

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