JPS63129283A - 冷凍冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、仕切り壁によって左右に仕切られる冷凍室及
び冷蔵室と、冷凍室と隣接して機械室を有し、冷凍室に
は冷却ユニットを配置した冷凍冷蔵庫に関するものであ
る。

（ロ）従来の技術 従来のこの種の冷凍冷蔵庫として、例えば特公昭５Ｂ−
５１１８０号公報には、庫内に仕切り壁を配設して冷凍
室と冷蔵室とを左右に区画形成し、冷凍室背面に冷却器
と、冷凍室用ファンと、冷却器カバーとを設けて上部を
吐出口、下部を吸込口となす冷却室を形成するとともに
、前記仕切り壁の冷凍室側面に沿って側路カバーを設け
、冷却器で熱交換され冷凍室に吹き出きれ、該冷凍室を
経由する冷気の一部を上下方向に通過きせる側路を形成
し、冷凍室側開口より冷蔵室側開口を高位置として側路
を通過中の冷気の一部を冷蔵室に導く吐出ダクトと、該
ダクトの下部に位置し、冷凍室側開口より冷蔵室側開口
を高位置として冷蔵室からの冷気を冷凍室に導く吸込ダ
クトとを前記仕切り壁に形成し、吐出ダクトの冷蔵室側
に、冷蔵室用サーモスタットにより運転される冷蔵室用
ファンと、該ファンを囲繞するファンケースとを設けた
ことを特徴とする冷蔵庫が開示きれている。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 斯かる従来技術の冷蔵庫は、吸込ダクトからの帰還冷気
が冷凍室に拡散きれ、冷凍室の冷気と混合され冷凍室に
温度むらが発生する問題点があった。

また、吐出口と吐出ダクトの関係、吸込市と吸込ダクト
の関係がいずれも直角関係に位置するため、冷蔵室への
冷気循環が安定して行なわれず、特に、冷蔵室用ファン
を設けない限り、冷蔵室への冷気供給の安定化を図るこ
とができなくなる等の問題点があった。

（ニ）問題点を解決するための手段 本発明は上記従来技術の問題点を解決するために、庫内
を仕切り壁によって左右二室に仕切り、一方を冷却ユニ
ットを配置した冷凍室とすると共に他方を冷蔵室とし、
仕切り壁の上下には両室を連通ずる上部連通路と下部連
通路を形成し、冷凍系の電動圧縮機及び凝縮器等のコン
デンシング部を収納する機械室を冷凍室と隣接して成る
冷凍冷蔵庫において、上部吹出口と下部吸込口を有する
ケースに冷却器及び冷気循環ファンを収容して成る前記
冷却ユニットを、前記仕切り壁と対向する冷凍室の側壁
部に配置し、該側壁部に冷凍室と機械室とを連通ずる貫
通路を形成し、該貫通路を介して前記冷却器とコンデン
シング部とを配管接続し、前記吐出口と上部連通路の間
には、一端開口が吐出口と対向すると共に他端開口が上
部連通路と連通した供給ダクトを配設し、前記吸込口と
下部連通路の間には、一端開口が下部連通路と連通ずる
と共に他端開口が吸込口と対向した帰還ダクトを配設し
て成る冷凍冷蔵庫である。

（＊）作用 本発明は、冷却ユニット（１０）が仕切り壁（３）と対
向する冷凍室（４）の側壁部（４Ａ）に配置されるため
、吐出口（１３）と上部連通路（８）及び吸込口（１４
）と下部連通路（９）が対向関係となり、供給冷気は吐
出口（１３）と上部連通路（８）の間に配設された供給
ダクト（２２）を経て冷蔵室（５）に安定供給され、帰
還冷気は吸込口（１４）と下部連通路（９）の間に配設
された帰還ダクト（２４）を経て冷凍室（４）に拡散き
れることなく吸込口（１４）へ吸込まれる。

（へ）実施例 以下図面に基づいて本発明の詳細な説明すると、図中（
１）はレストラン等の厨房室で使用されるアンダーカウ
ンター型の冷凍冷蔵庫で、断熱構造の本体（２）の内部
は前面開口より挿入される断熱構造の仕切り壁（３）に
よって左右二室に仕切られ、一方を冷凍室（４）とする
と共に他方を冷蔵室（５）としている。この冷凍室（４
）及び冷蔵室（５）の前面開口は冷凍室用層（６）及び
冷蔵室用扉（７）によって夫々開閉自在に閉室され、仕
切り壁（３）の後端部の上下には両室（４）　、　（５
）を連通する上部連通路（８）と下部連通路（９）を形
成している。また、仕切り壁（３）に対向する冷凍室（
４）の側部には冷却ユニット（１０）が装設され、該ユ
ニ・ント（１０）は、プレートフィン型冷却器（１１）
と、この冷却器（１１）の上方に配置される冷気循環フ
ァン（１２）と、これら冷却器（１１）及びファン（１
２）を収容し、上部に前記上部連通路（８）と対向する
ルーバー付冷気吐出口（１３）を形成すると共に下部に
前記下部連通路（９）と対向するルーバー付冷気吸込口
（１４）を形成した樹脂製ケース（１５）とから主構成
きれている。

一方、冷凍室（４）と隣接して区画される機械室（１６
）には、電動圧縮機（１７）及び凝縮器（１８）等より
成るコンデンシング部（１９）が収納され、これらは冷
却ユニット’（１０）が配置された冷凍室（４）の側壁
（４Ａ）に形成した貫通路（２０）を介して冷却器（１
１）と冷媒配管（２１）で接続されて冷凍装置を構成し
ている。

斯かる構成において、冷却ユニット（１０）の冷気吐出
口（１３）と仕切り壁（３）に形成した上部連通路（８
）の間には、冷気供給ダクト（２２）が配設きれ、冷却
ユニット（１０）の冷気吸込口（１４）と仕切り壁（３
）に形成した下部連通路（９）間には、ユニット化きれ
た帰還ダクト構成体（２３）が配設されている。

更に、仕切り壁（３）の冷蔵室（５）側には、冷蔵室（
５）の温度に基づき上部連通路（８）を開閉するダンパ
・サーモスタット等の開閉装置（３１）が設けられてい
る。

詳述すると、前記供給ダクト（２２）は、上面を冷凍室
（４）の天壁（４Ｂ）によって画成きれ、天壁（４Ｂ）
に螺着することによって入口開口（２２Ａ）が吐出口（
１３）の一部と近接して対向し、出口開口（２２Ｂ）が
上部連通路（８）と連通して配設される。

一方、帰還ダクト構成体（２３）の詳細構造を第４図及
び第５図に基づき説明する。（２４）は両端を開口（２
４Ａ）　、　（２４Ｂ）　した中空の帰還ダクトで、ア
ルミニウム等の金属で製作詐れ、このダクト（２４）の
周囲にはアルミニウム箔等の薄板（２５）に貼着したダ
クトヒータ（２６）を配設し、該ヒータ（２６）の周囲
は発泡ポリエチレン等の断熱材（２７）によって被われ
、更に、ダクト（２４）の内部には支持板（２８）に取
付けられたリターンエアヒータ（２９〉を配置している
。この支持板（２８）はアルミニウム等の熱伝導良好な
材料で製作され、下端を外方に折曲した一対の押圧片（
２８Ａ＞　、　（２８Ａ）を有する逆Ｖ字形状を成し、
ダクト（２４）内部に挿入したときはその弾性作用によ
り広がって押圧片（２８Ａ）がダクト（２４）の内面を
押圧し、ダクト（２４）内に保持される。そしてこれら
の部材は、両端及び長手方向−側を開口して断熱材（２
７）を被覆するダクトカバー（３０）に収容される。

以上の様にユニット化された帰還ダクト構成体（２３）
は、冷凍室（４）の後壁に螺子（３２）によって取付け
られ、これによって、帰還ダクト（２４）の入口開口（
２４Ａ）は下部連通路（９）と連通状態を成すと共に出
口開口（２４Ｂ）は冷気吸込口（１４）の近傍において
、該吸込口（１４）の一部と対向して位置づけられる。

次に本発明の作用について説明する。冷却器（１１）で
熱交換された冷気は循環ファン（１２）によって吐出口
（１３）から吹出され、冷凍室（４）に強制循環きれ冷
凍室（４）を−２５℃程度に冷却する一方、冷気の一部
は供給ダクト（２２）を通り、上部連通路（８）から冷
蔵室（５）に供給きれ、併せて開閉装置（３１）の作用
により冷蔵室（５）を５°Ｃ程度に冷却する。

而して、冷蔵室（５）の帰還冷気は下部連通路（９）か
ら帰還ダクト（２４）を経て出口開口（２４Ｂ＞から流
出し、吸込口（１４）の近傍において冷凍室（４）の帰
還冷気と混合状態となり、冷凍室（４）へ拡散されるこ
となく吸込口（１４）から吸込まれ、再び冷却器（１１
）において熱交換される冷気循環動作を繰返す。

（ト）発明の効果 本発明は以上の様に、仕切り壁と対向する冷凍室の側壁
部に冷却ユニットを配置することにより、冷却ユニット
の吐出口と仕切り壁に形成した上部連通路及び冷却ユニ
ットの吸込口と仕切り壁に形成した下部連通路とを夫々
対向関係に位置づけることができ、更に、吐出口と上部
連通路の間に、入口開口が吐出口と対向すると共に出口
開口が上部連通路と連通した供給ダクトを配設し、吸込
口と下部連通路の間に、入口開口が下部連通路と連通す
ると共に出口開口が吸込口と対向した帰還ダクトを配設
することによって、冷気循環の安定化を図ることができ
、しかも、冷気循環ファンのみで冷気を冷蔵室へ安定し
て供給することができると共に、帰還冷気の冷凍室内拡
散を阻止し、冷凍室の温度むらを防止できる極めて顕著
な利点を奏するものである。

また、冷凍室に配置きれる冷却ユニットの冷却器と、機
械室に収納されるコンデンシング部との冷媒配管と、冷
凍室の側壁に形成した貫通路を介して行なうため、配管
長の短縮及び配管接続作業の簡素化を併せて図ることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の冷凍冷蔵庫の縦断正面図、第２図は同
じく一部を破断及び分解した前方斜視図、第３図は第２
図の要部斜視図、第４図は本発明のダクト構造体の分解
斜視図、第５図は第１図のＡ−Ａ断面図である。 （３）・・・仕切り壁、　（４）・・・冷凍室、　（４
Ａ）・・・側壁、　（５）・・・冷蔵室、　（８）・・
・上部連通路、　（９）・・・下部連通路、　（す）・
・・冷却ユニット、　（１１）・・・冷却器、　（１２
）・・・冷気循環ファン、　〈１３）・・・吐出口、　
　（１４）・・・吸込口、　（１５）・・・ケース、　
（１６）・・・機械室、　（１７）・・・電動圧縮機、
　（１８）・・・凝縮器、（す）・・・コンデンシング
部、　（２０）・・・貫通路、　（２１）・・・冷媒配
管、　（２２）・・・供給ダクト、　（２２Ａ）・・・
入口開口、　（２２Ｂ＞・・・出口開口、　（２４）・
・・帰還ダクト、　　（２４Ａ）・・・入口開口、（２
４Ｂ）・・・出口開口。 出願人　三洋重機株式会社外１名 代理人　弁理士　西野卓嗣　外１名 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、庫内を仕切り壁によって左右二室に仕切り、一方を
   冷却ユニットを配置した冷凍室とすると共に他方を冷蔵
   室とし、仕切り壁の上下には両室を連通する上部連通路
   と下部連通路を形成し、冷凍系の電動圧縮機及び凝縮器
   等のコンデンシング部を収納する機械室を冷凍室と隣接
   して成る冷凍冷蔵庫において、上部吐出口と下部吸込口
   を有するケースに冷却器及び冷気循環ファンを収容して
   成る前記冷却ユニットを、前記仕切り壁と対向する冷凍
   室の側壁部に配置し、該側壁部に冷凍室と機械室とを連
   通する貫通路を形成し、該貫通路を介して前記冷却器と
   コンデンシング部とを配管接続し、前記吐出口と上部連
   通路の間には、一端開口が吐出口と対向すると共に他端
   開口が上部連通路と連通した供給ダクトを配設し、前記
   吸込口と下部連通路の間には、一端開口が下部連通路と
   連通すると共に他端開口が吸込口と対向した帰還ダクト
   を配設したことを特徴とする冷凍冷蔵庫。