JP2620664B2 - 冷却貯蔵庫 - Google Patents
冷却貯蔵庫Info
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- JP2620664B2 JP2620664B2 JP23042791A JP23042791A JP2620664B2 JP 2620664 B2 JP2620664 B2 JP 2620664B2 JP 23042791 A JP23042791 A JP 23042791A JP 23042791 A JP23042791 A JP 23042791A JP 2620664 B2 JP2620664 B2 JP 2620664B2
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- plate
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- Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)
- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、低温ショーケースや冷
蔵庫等の冷却貯蔵庫に関し、特に断熱箱体の内部に構成
した熱良導壁によって画成される貯蔵室内を、該熱良導
壁から間接的に冷却する冷却貯蔵庫に関するものであ
る。
蔵庫等の冷却貯蔵庫に関し、特に断熱箱体の内部に構成
した熱良導壁によって画成される貯蔵室内を、該熱良導
壁から間接的に冷却する冷却貯蔵庫に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来よりワインや生花等の高湿度での冷
却保存を要求される物品を貯蔵する冷却貯蔵庫において
は、例えば先行する特開平２−２７９９７１号公報の如
く、断熱箱体内に熱良導箱を該断熱箱体と一定の間隔を
存して収納固着し、断熱箱体と熱良導箱間の冷気通路に
冷気を循環させて熱良導箱を冷やし、熱良導箱内を貯蔵
室とし、両箱間の冷気通路に蒸発器と冷気循環用送風機
とを配置して貯蔵室を熱良導箱の壁面から間接的に冷却
する構造としている。係る構造によれば、貯蔵室内の相
対湿度が高く保たれるため、前記ワインや生花或いは生
鮮食料品の貯蔵に適し、近年急速に普及している。
却保存を要求される物品を貯蔵する冷却貯蔵庫において
は、例えば先行する特開平２−２７９９７１号公報の如
く、断熱箱体内に熱良導箱を該断熱箱体と一定の間隔を
存して収納固着し、断熱箱体と熱良導箱間の冷気通路に
冷気を循環させて熱良導箱を冷やし、熱良導箱内を貯蔵
室とし、両箱間の冷気通路に蒸発器と冷気循環用送風機
とを配置して貯蔵室を熱良導箱の壁面から間接的に冷却
する構造としている。係る構造によれば、貯蔵室内の相
対湿度が高く保たれるため、前記ワインや生花或いは生
鮮食料品の貯蔵に適し、近年急速に普及している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構造においては予め箱状に構成した熱良導箱を断熱
箱体内に組み込み、更に、断熱箱体と間隔を存してそれ
に固着する構造であった。ここで、この種熱良導箱の壁
面は鋼板にて構成されており重いため断熱箱体内への組
み込みが面倒である。これに加えて、熱良導箱は断熱箱
体に組み込んだ後に断熱箱体と間隔を存してそれに固着
する必要があるため組み立て作業が極めて煩雑となる問
題があった。
来の構造においては予め箱状に構成した熱良導箱を断熱
箱体内に組み込み、更に、断熱箱体と間隔を存してそれ
に固着する構造であった。ここで、この種熱良導箱の壁
面は鋼板にて構成されており重いため断熱箱体内への組
み込みが面倒である。これに加えて、熱良導箱は断熱箱
体に組み込んだ後に断熱箱体と間隔を存してそれに固着
する必要があるため組み立て作業が極めて煩雑となる問
題があった。
【０００４】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、熱良導壁の組み立て作業
性を向上させた間接冷却方式の冷却貯蔵庫を提供するこ
とを目的とするものである。
るために成されたものであり、熱良導壁の組み立て作業
性を向上させた間接冷却方式の冷却貯蔵庫を提供するこ
とを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の冷却貯蔵庫（低
温ショーケース）１は、断熱箱体２内部に構成した貯蔵
室８内を熱良導壁４より間接的に冷却するよう構成した
ものであって、断熱箱体２背壁２Ｂ、天壁２Ａ及び底壁
２Ｃと間隔を存して配設し、左右端部を断熱箱体２の左
右側壁２Ｄ、２Ｅに当接させた背面板４Ｂと、天壁２
Ａ、底壁２Ｃ及び左右側壁２Ｄ、２Ｅと間隔を存して配
設し、後端を背面板４Ｂに当接させ前端を左右側壁２
Ｄ、２Ｅに当接させた左右側面板４Ｄ、４Ｅと、天壁２
Ａ、背壁２Ｂ及び左右側壁２Ｄ、２Ｅと間隔を存して配
設し、後端を背面板４Ｂに当接させ前端を天壁２Ａに当
接させた天面板４Ａと、底壁２Ｃ、背壁２Ｂ及び左右側
壁２Ｄ、２Ｅと間隔を存して配設し、後端を背面板４Ｂ
に当接させ前端を底壁２Ｃに当接させた底面板４Ｃと、
背面板４Ｂと背壁２Ｂとの間隔内に配設した蒸発器１６
及び冷気循環用送風機１７とを具備しているものであ
る。
温ショーケース）１は、断熱箱体２内部に構成した貯蔵
室８内を熱良導壁４より間接的に冷却するよう構成した
ものであって、断熱箱体２背壁２Ｂ、天壁２Ａ及び底壁
２Ｃと間隔を存して配設し、左右端部を断熱箱体２の左
右側壁２Ｄ、２Ｅに当接させた背面板４Ｂと、天壁２
Ａ、底壁２Ｃ及び左右側壁２Ｄ、２Ｅと間隔を存して配
設し、後端を背面板４Ｂに当接させ前端を左右側壁２
Ｄ、２Ｅに当接させた左右側面板４Ｄ、４Ｅと、天壁２
Ａ、背壁２Ｂ及び左右側壁２Ｄ、２Ｅと間隔を存して配
設し、後端を背面板４Ｂに当接させ前端を天壁２Ａに当
接させた天面板４Ａと、底壁２Ｃ、背壁２Ｂ及び左右側
壁２Ｄ、２Ｅと間隔を存して配設し、後端を背面板４Ｂ
に当接させ前端を底壁２Ｃに当接させた底面板４Ｃと、
背面板４Ｂと背壁２Ｂとの間隔内に配設した蒸発器１６
及び冷気循環用送風機１７とを具備しているものであ
る。
【０００６】
【作用】本発明の冷却貯蔵庫（低温ショーケース）１
は、背面板４Ｂ、左右側面板４Ｄ、４Ｅ、天面板４Ａ及
び底面板４Ｃそれぞれを別々に断熱箱体Ａ内に組み込む
ことによって貯蔵室８を構成できる。更に、背面板４Ｂ
と背壁２Ｂとの間隔は上部にて天面板４Ａと天壁２Ａと
の間隔及び左右側面板４Ｄ、４Ｅと左右側壁２Ｄ、２Ｅ
との間隔に連通し、天面板４Ａと天壁２Ａとの間隔は左
右の左右側面板４Ｄ、４Ｅと左右側壁２Ｄ、２Ｅとの間
隔に連通し、左右側面板４Ｄ、４Ｅと左右側壁２Ｄ、２
Ｅとの間隔は底面板４Ｃと底壁２Ｃとの間隔に連通し、
底面板４Ｃと底壁２Ｃとの間隔は前記背面板４Ｂと背壁
２Ｂとの間隔に連通する。この構成によって、背面板４
Ｂと背壁２Ｂとの間隔内に配設した蒸発器１６からの冷
気は冷気循環用送風機１７の運転により、背面板４Ｂと
背壁２Ｂとの間隔から天面板４Ａと天壁２Ａとの間隔に
流入し、その後左右側面板４Ｄ、４Ｅと左右側壁２Ｄ、
２Ｅとの間隔に流入して降下し、次に底面板４Ｃと底壁
２Ｃとの間隔に流入して最後に背面板４Ｂと背壁２Ｂと
の間隔に帰還する循環を行うことができるようになる。
は、背面板４Ｂ、左右側面板４Ｄ、４Ｅ、天面板４Ａ及
び底面板４Ｃそれぞれを別々に断熱箱体Ａ内に組み込む
ことによって貯蔵室８を構成できる。更に、背面板４Ｂ
と背壁２Ｂとの間隔は上部にて天面板４Ａと天壁２Ａと
の間隔及び左右側面板４Ｄ、４Ｅと左右側壁２Ｄ、２Ｅ
との間隔に連通し、天面板４Ａと天壁２Ａとの間隔は左
右の左右側面板４Ｄ、４Ｅと左右側壁２Ｄ、２Ｅとの間
隔に連通し、左右側面板４Ｄ、４Ｅと左右側壁２Ｄ、２
Ｅとの間隔は底面板４Ｃと底壁２Ｃとの間隔に連通し、
底面板４Ｃと底壁２Ｃとの間隔は前記背面板４Ｂと背壁
２Ｂとの間隔に連通する。この構成によって、背面板４
Ｂと背壁２Ｂとの間隔内に配設した蒸発器１６からの冷
気は冷気循環用送風機１７の運転により、背面板４Ｂと
背壁２Ｂとの間隔から天面板４Ａと天壁２Ａとの間隔に
流入し、その後左右側面板４Ｄ、４Ｅと左右側壁２Ｄ、
２Ｅとの間隔に流入して降下し、次に底面板４Ｃと底壁
２Ｃとの間隔に流入して最後に背面板４Ｂと背壁２Ｂと
の間隔に帰還する循環を行うことができるようになる。
【０００７】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図１は実施例としての低温ショーケース１の断熱箱
体２の平断面図を示し、図２は低温ショーケース１の斜
視図、図３は同縦断面図、図４は同一部切欠斜視図をそ
れぞれ示している。
る。図１は実施例としての低温ショーケース１の断熱箱
体２の平断面図を示し、図２は低温ショーケース１の斜
視図、図３は同縦断面図、図４は同一部切欠斜視図をそ
れぞれ示している。
【０００８】断熱箱体２は前方に開口する内外両箱間に
ポリウレタンフォーム等の断熱材を発泡充填して構成さ
れており、前面開口部には透視ガラスを嵌め込まれた観
音開き式の扉３、３が開閉自在に取り付けられている。
この断熱箱体２の内部には熱良導壁４が断熱箱体２と間
隔を存して構成される。
ポリウレタンフォーム等の断熱材を発泡充填して構成さ
れており、前面開口部には透視ガラスを嵌め込まれた観
音開き式の扉３、３が開閉自在に取り付けられている。
この断熱箱体２の内部には熱良導壁４が断熱箱体２と間
隔を存して構成される。
【０００９】熱良導壁４は、断熱箱体２の背壁２Ｂ、天
壁２Ａ及び底壁２Ｃと間隔を存し、且つ左右両端を断熱
箱体２の左右側壁２Ｄ、２Ｅ内面に当接させた背面板４
Ｂと、断熱箱体２の左右側壁２Ｄ、２Ｅ、天壁２Ａ及び
底壁２Ｃと間隔を存し、且つ後端を背面板４Ｂ前面に当
接させ、前端を左右側壁２Ｄ、２Ｅに当接させた左右側
面板４Ｄ、４Ｅと、断熱箱体２の天壁２Ａ及び左右側壁
２Ｄ、２Ｅと間隔を存し、且つ後端を背面板４Ｂ前面に
当接させ、前端を天壁２Ａに当接させた天面板４Ａと、
分割可能で着脱自在に左右側面板４Ｄ、４Ｅに支持され
て断熱箱体２の底壁２Ｃ及び左右側壁２Ｄ、２Ｅと間隔
を存し、且つ後端を背面板４Ｂ前面に当接させ、前端を
直接若しくは別部材（これも後述する底面板４Ｃに含ま
れる）を介して底壁２Ｃ前端に当接させた底面板４Ｃと
から構成されている。
壁２Ａ及び底壁２Ｃと間隔を存し、且つ左右両端を断熱
箱体２の左右側壁２Ｄ、２Ｅ内面に当接させた背面板４
Ｂと、断熱箱体２の左右側壁２Ｄ、２Ｅ、天壁２Ａ及び
底壁２Ｃと間隔を存し、且つ後端を背面板４Ｂ前面に当
接させ、前端を左右側壁２Ｄ、２Ｅに当接させた左右側
面板４Ｄ、４Ｅと、断熱箱体２の天壁２Ａ及び左右側壁
２Ｄ、２Ｅと間隔を存し、且つ後端を背面板４Ｂ前面に
当接させ、前端を天壁２Ａに当接させた天面板４Ａと、
分割可能で着脱自在に左右側面板４Ｄ、４Ｅに支持され
て断熱箱体２の底壁２Ｃ及び左右側壁２Ｄ、２Ｅと間隔
を存し、且つ後端を背面板４Ｂ前面に当接させ、前端を
直接若しくは別部材（これも後述する底面板４Ｃに含ま
れる）を介して底壁２Ｃ前端に当接させた底面板４Ｃと
から構成されている。
【００１０】前記天面板４Ａ、背面板４Ｂ、底面板４
Ｃ、左右側面板４Ｄ、４Ｅはいずれも熱良導性の薄い塗
装鋼板にて構成し、最初に背面板４Ｂを断熱箱体２内に
組み込む。この時、背面板４Ｂの左右端のフランジ６は
図５の如くモルトプレン等の緩衝材１５を介して左右側
壁２Ｄ、２Ｅに当接させる。次に、左右側面板４Ｄ、４
Ｅを断熱箱体２内に組み込み、後端のフランジ２６Ａを
同様に緩衝材１５を介して背面板４Ｂ前面に当接させ、
前端の側方に折曲された端部フランジ２６Ｂを緩衝材１
５を介して左右側壁２Ｄ、２Ｅに当接させる。天面板４
Ａも同様に組み込む。尚、背面板４Ｂは背壁２Ｂに、天
面板４Ａは天壁２Ａに、左右側面板４Ｄ、４Ｅは左右側
壁２Ｄ、２Ｅにそれぞれ間隔子となる金具５（図１及び
図５では左右側面板４Ｄ、４Ｅと左右側壁２Ｄ、２Ｅに
ついてのみ示す）によって適所をネジ止め固着する。
Ｃ、左右側面板４Ｄ、４Ｅはいずれも熱良導性の薄い塗
装鋼板にて構成し、最初に背面板４Ｂを断熱箱体２内に
組み込む。この時、背面板４Ｂの左右端のフランジ６は
図５の如くモルトプレン等の緩衝材１５を介して左右側
壁２Ｄ、２Ｅに当接させる。次に、左右側面板４Ｄ、４
Ｅを断熱箱体２内に組み込み、後端のフランジ２６Ａを
同様に緩衝材１５を介して背面板４Ｂ前面に当接させ、
前端の側方に折曲された端部フランジ２６Ｂを緩衝材１
５を介して左右側壁２Ｄ、２Ｅに当接させる。天面板４
Ａも同様に組み込む。尚、背面板４Ｂは背壁２Ｂに、天
面板４Ａは天壁２Ａに、左右側面板４Ｄ、４Ｅは左右側
壁２Ｄ、２Ｅにそれぞれ間隔子となる金具５（図１及び
図５では左右側面板４Ｄ、４Ｅと左右側壁２Ｄ、２Ｅに
ついてのみ示す）によって適所をネジ止め固着する。
【００１１】このような緩衝材１５によって各板間で生
ずる共振による騒音を防止する。また、係る当接関係に
よって背面板４Ｂと背壁２Ｂとの間隔は上端においての
み天面板４Ａと天壁２Ａとの間隔及び左右側面板４Ｄ、
４Ｅと左右側壁２Ｄ、２Ｅとの間隔と連通し、天面板４
Ａと天壁２Ａとの間隔は左右端において左右側面板４
Ｄ、４Ｅと左右側壁２Ｄ、２Ｅとの間隔と連通し、左右
側面板４Ｄ、４Ｅと左右側壁２Ｄ、２Ｅとの間隔は下端
において底面板４Ｃと底壁２Ｃとの間隔と連通し、底面
板４Ｃと底壁２Ｃとの間隔は背面板４Ｂと背壁２Ｂとの
間隔の下端に連通する。
ずる共振による騒音を防止する。また、係る当接関係に
よって背面板４Ｂと背壁２Ｂとの間隔は上端においての
み天面板４Ａと天壁２Ａとの間隔及び左右側面板４Ｄ、
４Ｅと左右側壁２Ｄ、２Ｅとの間隔と連通し、天面板４
Ａと天壁２Ａとの間隔は左右端において左右側面板４
Ｄ、４Ｅと左右側壁２Ｄ、２Ｅとの間隔と連通し、左右
側面板４Ｄ、４Ｅと左右側壁２Ｄ、２Ｅとの間隔は下端
において底面板４Ｃと底壁２Ｃとの間隔と連通し、底面
板４Ｃと底壁２Ｃとの間隔は背面板４Ｂと背壁２Ｂとの
間隔の下端に連通する。
【００１２】以上のように背面板４Ｂ、左右側面板４
Ｄ、４Ｅ、天面板４Ａ及び底面板４Ｃをそれぞれ別々に
断熱箱体２内に組み込んで構成された熱良導壁４と断熱
箱体２との間に形成された間隔を冷気通路７とし、熱良
導壁４の内側空間をワインや、生花、更には生鮮食料品
を貯蔵するための貯蔵室８とすると共に、実施例では、
貯蔵室８内にワインを載置するための複数段の棚９を着
脱自在に架設する。また、断熱箱体２下部に形成した機
械室１１内には冷凍サイクルを構成するところの電動圧
縮機１２、凝縮器１３及び凝縮器用送風機１４等を設置
する。
Ｄ、４Ｅ、天面板４Ａ及び底面板４Ｃをそれぞれ別々に
断熱箱体２内に組み込んで構成された熱良導壁４と断熱
箱体２との間に形成された間隔を冷気通路７とし、熱良
導壁４の内側空間をワインや、生花、更には生鮮食料品
を貯蔵するための貯蔵室８とすると共に、実施例では、
貯蔵室８内にワインを載置するための複数段の棚９を着
脱自在に架設する。また、断熱箱体２下部に形成した機
械室１１内には冷凍サイクルを構成するところの電動圧
縮機１２、凝縮器１３及び凝縮器用送風機１４等を設置
する。
【００１３】断熱箱体２の背壁２Ｂと熱良導壁４の背面
板４Ｂとの間の冷気通路７には前記電動圧縮機１２及び
凝縮器１３等と共に前記冷凍サイクルを構成する蒸発器
１６を配設し、更に、蒸発器１６上方の冷気通路７内に
は冷気循環用送風機１７を４個並設する。尚、前記冷凍
サイクルには例えばＲ−５０２等の冷媒が封入されてい
る。また、底面板４Ｃ下方の冷気通路７内には水皿１８
が配設され、この水皿１８には蒸発器１６の除霜水が排
水管１９を通って流入するように構成されている。水皿
１８は底面板４Ｃに穿設した複数の加湿用小孔２０によ
り貯蔵室８と連通しており、水皿１８内に貯溜された除
霜水によって貯蔵室８内を加湿すると共に、水皿１８に
は更に隆起部２１が形成され、この隆起部２１に吸込孔
２２が穿設されている。
板４Ｂとの間の冷気通路７には前記電動圧縮機１２及び
凝縮器１３等と共に前記冷凍サイクルを構成する蒸発器
１６を配設し、更に、蒸発器１６上方の冷気通路７内に
は冷気循環用送風機１７を４個並設する。尚、前記冷凍
サイクルには例えばＲ−５０２等の冷媒が封入されてい
る。また、底面板４Ｃ下方の冷気通路７内には水皿１８
が配設され、この水皿１８には蒸発器１６の除霜水が排
水管１９を通って流入するように構成されている。水皿
１８は底面板４Ｃに穿設した複数の加湿用小孔２０によ
り貯蔵室８と連通しており、水皿１８内に貯溜された除
霜水によって貯蔵室８内を加湿すると共に、水皿１８に
は更に隆起部２１が形成され、この隆起部２１に吸込孔
２２が穿設されている。
【００１４】以上の構成で低温ショーケース１の温度制
御動作につき説明する。電動圧縮機１２及び冷気循環用
送風機１７は貯蔵室８内の温度を検出する温度センサー
２３の出力に基づき制御装置２４によって制御され、例
えば設定温度（貯蔵室８）＋８℃を中心とした上限温度
＋１０℃及び下限温度＋６℃にて運転、停止される。こ
の時、蒸発器１６の温度は−５℃程に低下し、冷気循環
用送風機１７が運転されると、図４矢印の如く蒸発器１
６にて冷却された冷気が吸引されて背面板４Ｂと背壁２
Ｂ間の冷気通路７を上昇し、天面板４Ａと天壁２Ａ間の
冷気通路７に流入して前方に進み、高圧となって左右に
分流し、左右側面板４Ｄ、４Ｅと左右側壁２Ｄ、２Ｅ間
の冷気通路７を降下して底面板４Ｃと底壁２Ｃ間の冷気
通路７に流入し、最後に蒸発器１６下方（吸込側）の背
面板４Ｂと背壁２Ｂ間の冷気通路７に帰還する循環が行
われる。この時、背面板４Ｂは左右側壁２Ｄ、２Ｅに当
接し、上端においてのみ天面板４Ａと天壁２Ａとの間隔
及び左右側面板４Ｄ、４Ｅと左右側板２Ｄ、２Ｅとの間
隔と連通しているので、蒸発器１６を通過した冷気は円
滑に天面板４Ａ上に導かれ、直接左右側面板４Ｄ、４Ｅ
方向に向かう冷気は少なくなる。これによって冷気通路
７内には満遍なく冷気循環が行われて冷気通路７内の温
度は−２℃程に低下し、貯蔵室８内は熱良導壁４の各面
から円滑に間接冷却される。
御動作につき説明する。電動圧縮機１２及び冷気循環用
送風機１７は貯蔵室８内の温度を検出する温度センサー
２３の出力に基づき制御装置２４によって制御され、例
えば設定温度（貯蔵室８）＋８℃を中心とした上限温度
＋１０℃及び下限温度＋６℃にて運転、停止される。こ
の時、蒸発器１６の温度は−５℃程に低下し、冷気循環
用送風機１７が運転されると、図４矢印の如く蒸発器１
６にて冷却された冷気が吸引されて背面板４Ｂと背壁２
Ｂ間の冷気通路７を上昇し、天面板４Ａと天壁２Ａ間の
冷気通路７に流入して前方に進み、高圧となって左右に
分流し、左右側面板４Ｄ、４Ｅと左右側壁２Ｄ、２Ｅ間
の冷気通路７を降下して底面板４Ｃと底壁２Ｃ間の冷気
通路７に流入し、最後に蒸発器１６下方（吸込側）の背
面板４Ｂと背壁２Ｂ間の冷気通路７に帰還する循環が行
われる。この時、背面板４Ｂは左右側壁２Ｄ、２Ｅに当
接し、上端においてのみ天面板４Ａと天壁２Ａとの間隔
及び左右側面板４Ｄ、４Ｅと左右側板２Ｄ、２Ｅとの間
隔と連通しているので、蒸発器１６を通過した冷気は円
滑に天面板４Ａ上に導かれ、直接左右側面板４Ｄ、４Ｅ
方向に向かう冷気は少なくなる。これによって冷気通路
７内には満遍なく冷気循環が行われて冷気通路７内の温
度は−２℃程に低下し、貯蔵室８内は熱良導壁４の各面
から円滑に間接冷却される。
【００１５】また、天面板４Ａ前部の冷気通路７の高圧
部７Ａに対応する部分には、例えば直径８ｍｍの吹出孔
２５が２箇所穿設されており、冷気通路７内を循環する
冷気が少量この吹出孔２５から貯蔵室８内に吹き出され
る。これによって貯蔵室８内の空気を攪拌し、貯蔵室８
内の温度を均一化する構成とされている。貯蔵室８内の
空気は底面板４Ｃの加湿用小孔２０及び水皿１８の吸込
孔２２を通過して冷気通路７に帰還する。このような冷
却によって貯蔵室８内は設定温度、例えば＋８℃に冷却
維持されるが、熱良導壁４からの間接冷却であり、且つ
吹出孔２５からの冷気も少量であるので、この冷却運転
による内部のワインや生花の乾燥は最小限に抑えられ
る。
部７Ａに対応する部分には、例えば直径８ｍｍの吹出孔
２５が２箇所穿設されており、冷気通路７内を循環する
冷気が少量この吹出孔２５から貯蔵室８内に吹き出され
る。これによって貯蔵室８内の空気を攪拌し、貯蔵室８
内の温度を均一化する構成とされている。貯蔵室８内の
空気は底面板４Ｃの加湿用小孔２０及び水皿１８の吸込
孔２２を通過して冷気通路７に帰還する。このような冷
却によって貯蔵室８内は設定温度、例えば＋８℃に冷却
維持されるが、熱良導壁４からの間接冷却であり、且つ
吹出孔２５からの冷気も少量であるので、この冷却運転
による内部のワインや生花の乾燥は最小限に抑えられ
る。
【００１６】断熱箱体２の天壁２Ａ上面には左右に渡っ
て飾りとしてのドアフレーム２７が取り付けられてい
る。ドアフレーム２７は内部中空であって断熱箱体２の
天壁２Ａから前方に向かって庇状に延在し、扉３の上方
まで達している。この扉３の上面に対応するドアフレー
ム２７の下面には外気取入口２８が穿設されている。ま
た、ドアフレーム２７の後部に対応する断熱箱体２の天
壁２Ａには天面板４Ａ前方の貯蔵室８とドアフレーム２
７内部とを連通する外気導入口３２が貫通構成される。
一方、ドアフレーム２７後方の断熱箱体２の天壁２Ａ上
面には左右に渡って冷気排出路カバー３４が取り付けら
れている。冷気排出路カバー３４は内部中空であり、こ
の冷気排出路カバー３４に対応する断熱箱体２の天壁２
Ａには冷気通路７の高圧部７Ａと冷気排出路カバー３４
内部とを連通する冷気吐出口３７が貫通構成される。冷
気排出路カバー３４後面中央部には送風機ケース部３９
が天壁２Ａ上面に取り付けられており、この送風機ケー
ス部３９内に上方に指向して制御装置２４によって制御
される加湿用送風機４０が収納設置され、この加湿用送
風機４０上方に対応して冷気排出口４１が穿設されてい
る。
て飾りとしてのドアフレーム２７が取り付けられてい
る。ドアフレーム２７は内部中空であって断熱箱体２の
天壁２Ａから前方に向かって庇状に延在し、扉３の上方
まで達している。この扉３の上面に対応するドアフレー
ム２７の下面には外気取入口２８が穿設されている。ま
た、ドアフレーム２７の後部に対応する断熱箱体２の天
壁２Ａには天面板４Ａ前方の貯蔵室８とドアフレーム２
７内部とを連通する外気導入口３２が貫通構成される。
一方、ドアフレーム２７後方の断熱箱体２の天壁２Ａ上
面には左右に渡って冷気排出路カバー３４が取り付けら
れている。冷気排出路カバー３４は内部中空であり、こ
の冷気排出路カバー３４に対応する断熱箱体２の天壁２
Ａには冷気通路７の高圧部７Ａと冷気排出路カバー３４
内部とを連通する冷気吐出口３７が貫通構成される。冷
気排出路カバー３４後面中央部には送風機ケース部３９
が天壁２Ａ上面に取り付けられており、この送風機ケー
ス部３９内に上方に指向して制御装置２４によって制御
される加湿用送風機４０が収納設置され、この加湿用送
風機４０上方に対応して冷気排出口４１が穿設されてい
る。
【００１７】貯蔵室８内の湿度は天面板４Ａの奥部に取
り付けた湿度センサー４７によって検出されると共に、
湿度センサー４７の出力は制御装置２４に入力され、貯
蔵室８の設定湿度を例えば７０％とすると、貯蔵室８の
湿度が例えば６８％に低下した時点で制御装置２４は加
湿用送風機４０を運転する。加湿用送風機４０が運転さ
れると、送風機ケース部３９内の空気を吸い込んで上方
に排出するので、送風機ケース部３９内は負圧になり、
それによって冷気通路７の高圧部７Ａ内の冷気が冷気吐
出口３７を通って冷気排出路カバー３４内に流入し、冷
気排出口４１より強制的に外部に排出される。一方、冷
気通路７内からの強制的な冷気排出により、冷気通路７
に連通する貯蔵室８内も負圧になるので、外気が外気取
入口２８からドアフレーム２７内に流入し、外気導入口
３２から貯蔵室８内に導入される。この外気中には比較
的多量の湿気が含まれているので、貯蔵室８内はこの外
気導入により加湿される。
り付けた湿度センサー４７によって検出されると共に、
湿度センサー４７の出力は制御装置２４に入力され、貯
蔵室８の設定湿度を例えば７０％とすると、貯蔵室８の
湿度が例えば６８％に低下した時点で制御装置２４は加
湿用送風機４０を運転する。加湿用送風機４０が運転さ
れると、送風機ケース部３９内の空気を吸い込んで上方
に排出するので、送風機ケース部３９内は負圧になり、
それによって冷気通路７の高圧部７Ａ内の冷気が冷気吐
出口３７を通って冷気排出路カバー３４内に流入し、冷
気排出口４１より強制的に外部に排出される。一方、冷
気通路７内からの強制的な冷気排出により、冷気通路７
に連通する貯蔵室８内も負圧になるので、外気が外気取
入口２８からドアフレーム２７内に流入し、外気導入口
３２から貯蔵室８内に導入される。この外気中には比較
的多量の湿気が含まれているので、貯蔵室８内はこの外
気導入により加湿される。
【００１８】係る外気導入による加湿によって貯蔵室８
内の湿度が例えば７２％に上昇すると、制御装置２４は
加湿用送風機４０を停止する。これによって冷気吐出口
３７からの冷気の流出も停止するので、外気導入口３２
からの外気導入も停止する。貯蔵室８内は以上の制御に
よって平均７０％の湿度に維持される。
内の湿度が例えば７２％に上昇すると、制御装置２４は
加湿用送風機４０を停止する。これによって冷気吐出口
３７からの冷気の流出も停止するので、外気導入口３２
からの外気導入も停止する。貯蔵室８内は以上の制御に
よって平均７０％の湿度に維持される。
【００１９】尚、実施例では低温ショーケースに本発明
を適用したが、それに限らず冷蔵庫等においても同様な
効果を実現できることは云うまでもない。
を適用したが、それに限らず冷蔵庫等においても同様な
効果を実現できることは云うまでもない。
【００２０】
【発明の効果】本発明によれば、背面板、左右側面板、
天面板及び底面板それぞれを別々に断熱箱体内に組み込
むことによって熱良導壁を構成することができるので、
間接冷却式の冷却貯蔵庫の組み立てが容易と成り、その
作業性が著しく向上する。特に、背面板と背壁との間隔
から天面板と天壁との間隔、左右側面板と左右側壁との
間隔及び底面板と底壁との間隔へと順次連続する冷気通
路を構成することができるので、背面板と背壁との間隔
内に配設した蒸発器からの冷気は冷気循環用送風機の運
転により、熱良導壁全面に渡って満遍なく循環し、それ
によって貯蔵室内を円滑に間接冷却することができるも
のである。
天面板及び底面板それぞれを別々に断熱箱体内に組み込
むことによって熱良導壁を構成することができるので、
間接冷却式の冷却貯蔵庫の組み立てが容易と成り、その
作業性が著しく向上する。特に、背面板と背壁との間隔
から天面板と天壁との間隔、左右側面板と左右側壁との
間隔及び底面板と底壁との間隔へと順次連続する冷気通
路を構成することができるので、背面板と背壁との間隔
内に配設した蒸発器からの冷気は冷気循環用送風機の運
転により、熱良導壁全面に渡って満遍なく循環し、それ
によって貯蔵室内を円滑に間接冷却することができるも
のである。
【図１】低温ショーケースの断熱箱体の平断面図であ
る。
る。
【図２】低温ショーケースの斜視図である。
【図３】低温ショーケースの縦断面図である。
【図４】低温ショーケースの一部切欠斜視図である。
【図５】熱良導壁部分の低温ショーケースの拡大平断面
図である。
図である。
１ 低温ショーケース ２ 断熱箱体 ２Ａ 天壁 ２Ｂ 背壁 ２Ｃ 底壁 ２Ｄ 左側壁 ２Ｅ 右側壁 ４ 熱良導壁 ４Ａ 天面板 ４Ｂ 背面板 ４Ｃ 底面板 ４Ｄ 左側面板 ４Ｅ 右側面板 ７ 冷気通路 ８ 貯蔵室 １６ 蒸発器 １７ 冷気循環用送風機
Claims (1)
- 【請求項１】 断熱箱体内部に構成した貯蔵室内を熱良
導壁より間接的に冷却するよう構成した冷却貯蔵庫にお
いて、前記断熱箱体背壁、天壁及び底壁と間隔を存して
配設し、左右端部を前記断熱箱体の左右側壁に当接させ
た背面板と、前記天壁、底壁及び左右側壁と間隔を存し
て配設し、後端を前記背面板に当接させ前端を前記左右
側壁に当接させた左右側面板と、前記天壁、背壁及び左
右側壁と間隔を存して配設し、後端を前記背面板に当接
させ前端を前記天壁に当接させた天面板と、前記底壁、
背壁及び左右側壁と間隔を存して配設し、後端を前記背
面板に当接させ前端を前記底壁に当接させた底面板と、
前記背面板と前記背壁との間隔内に配設した蒸発器及び
冷気循環用送風機とを具備して成る冷却貯蔵庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23042791A JP2620664B2 (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 冷却貯蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23042791A JP2620664B2 (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 冷却貯蔵庫 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0571852A JPH0571852A (ja) | 1993-03-23 |
| JP2620664B2 true JP2620664B2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=16907730
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23042791A Expired - Fee Related JP2620664B2 (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 冷却貯蔵庫 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2620664B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4896760B2 (ja) * | 2007-02-14 | 2012-03-14 | シャープ株式会社 | 冷蔵庫 |
| JP4642791B2 (ja) * | 2007-02-14 | 2011-03-02 | シャープ株式会社 | 冷蔵庫 |
-
1991
- 1991-09-10 JP JP23042791A patent/JP2620664B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0571852A (ja) | 1993-03-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090404 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |