JPS6312715A - エチレンテレフタレ−ト系ポリエステル繊維 - Google Patents

エチレンテレフタレ−ト系ポリエステル繊維

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JPS6312715A
JPS6312715A JP61155249A JP15524986A JPS6312715A JP S6312715 A JPS6312715 A JP S6312715A JP 61155249 A JP61155249 A JP 61155249A JP 15524986 A JP15524986 A JP 15524986A JP S6312715 A JPS6312715 A JP S6312715A
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fiber
melting point
fibers
ethylene terephthalate
tensile modulus
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JP61155249A
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Masahiro Hayashi
雅宏 林
Toshihiko Oota
太田 利彦
Fujio Okada
富士男 岡田
Wataru Yoshikawa
渉 吉川
Akira Chiba
明 千葉
Susumu Tate
楯 進
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高融点を有しかつ高弾性率であるエチレンテ
レフタレート系ポリエステル繊mに関するものである。
詳しくは、融点が、265℃以上であり、初期引張弾性
率が、130g/d以上からなる新規エチレンテレフタ
レート系ポリエステル繊ffLに関するものである。
(従来の技術) エチレンテレフタレート系ポリエステルm tfiは通
常、工業的にはIVが1.2未満のポリエチレンテレフ
タレートを融点以上の温度で溶融紡糸し、熱延伸、熱処
理を行うことにより得られる。
このような従来法で得られるエチレンテレフタレート系
ポリエステル繊維の物性値は、高強力繊維の場合でも初
期引張弾性率160 g/d1強度9強度9程/d程り
、繊維の融点も高々255〜260℃である。(繊維総
覧;日本繊維機械学会線、1970年) (発明が、解決しようとする問題点) タイヤコードやロープ等の産業用資材に使用されるエチ
レンテレフタレート系ポリエステル繊維には、高弾性率
、高強力、高耐疲労性、高耐摩耗性、耐熱性等の高性能
化が要望されている。
高性能化エチレンテレフタレート系ポリエステル繊維の
研究の一つとして、溶融紡糸法で、巻取速度3000〜
7,000m/nlnの高速紡糸をおこなう事により1
2 K(Iiの融点が、28 g 、4°Cという従来
のものに比べて、高融点の繊χ((が得られることは清
水等、(繊維学会誌Vo1.33 、、+Ia 5、T
−208(1977) 、Vol、34.、N(12、
P−43(1978))の研究で、公知であるが、引張
弾性率は80 g/dと低い。
そこで、高性能化への一つの重要な手法として、高分子
量エチレンテレフタレート系ポリエステルを用いて、高
度に延伸する製造技術の開発が期待されている。今まで
のポリエチレンテレフタレートの重合法は、縮重合であ
るため、その高分子量化には、困難をきわめ、最大でも
極限粘度rV= 1.8位であったが、最近重合化技術
の進歩によりIV=3.0を越える超高分子量ポリエチ
レンテレフタレートが、得られるようになり、ポリエチ
レンテレフタレート繊維の高性能化への可能性が、高く
なってきた。
しかしながら、超高分子量ポリエチレンテレフタレート
を溶融紡糸法により、高性能化をはかろうとすると、超
高分子量体のため、溶融粘度が、著しく高くなり、又、
溶融液の流動性もきわめて低くなるため、従来の溶南紡
糸法での紡糸は困難をきわめている。そのために、高温
、高圧に耐える紡糸装置を新たに設計して、従来の溶融
温度以上の高温で溶融させ、高圧、高剪断下での紡糸研
究もなされているが、高性能エチレンテレフタレート系
ポリエステル繊維を得るまでに至っていない。
他方、通常のポリエチレンテレフタレート(■は1.2
未満)から得られる延伸繊維を固相重合して、高分子ユ
化し、性能向上の可能性を追求した構造等(繊維学会誌
Vo1.35.Na8.T−328(1979))の報
告もある。
その結果は、固相重合した延伸繊維の融点は、276°
Cと高融点ポリエチレンテレフタレート繊維が得られて
いるが、その繊維の初期引張弾性率は、50 g/dか
ら20 g/dへと著しく低下している。従ってこの方
法では繊維の間融点化ははがれるものの、高弾性率化を
同時に構足するものは得られない。
一般に、産業資材用繊維、たとえばゴムを補強するタイ
ヤコード用繊維に要求される性能は、高融点で高弾性率
であることが望ましい。しかし、現行のタイヤコード用
ポリエチレンテレフタレート繊維の融点及び引張弾性率
は、それぞれ260°C及び130〜150 g/dで
あり、130 g/d未満の引張弾性率のポリエチレン
テレフタレート繊維は、ゴムの補強効果が、小さいため
に、一般には使用されない。一方、高融点であることは
、タイヤ成型時の加硫温度を高める事が、可能となり、
加硫時間の短縮効果が、はかられ、かつタイヤ使用時の
局所発熱による繊維の溶断をも防ぐことが、できる。
かかる現伏において、本発明者らはエチレンテレフタレ
ート系ポリエステル繊維の高性能化に関し鋭意研究をお
こない、前記従来の技術では達成することができなかっ
たエチレンテレフタレート系ポリエステル繊維の高融点
化と高弾性率化を同時に達成し、従来のエチレンテレフ
タレート系ポリエステル繊維とは、明らかに区別される
’& 1’Aな繊維構造に起因して発現する高融点、高
弾性率エチレンテレフタレート系ポリエステル繊維を提
供せんとするものである。
(間盟点を解決するための手段) 上記問題点を解決し得た本発明の構成は、繊維の融点が
265℃以上であり、かつ初期引張弾性率が130 g
/d以上であるエチレンテレフタレート系ポリエステル
繊維でアル。
本発明のエチレンテレフタレート系ポリエステル繊維の
特徴は、繊維を構成する重合体がエチレンテレフタレー
ト系ポリエステル重合体からなり、後述の測定方法によ
り定義される繊維の融点が2 E35 ’C以上、好ま
しくは269°C以上の高融点を有しかつ、初期引張弾
性率が、130 g/d以上、好ましくは150 g/
d以上の高弾性率をイrするものである。
また、それは、本発明のエチレンテレフタレート系ポリ
エステル繊維の■は、好ましくは1.2以上、特に1.
5以上である。
本発明では、IVが1.2以上の高分子量エチレンテレ
フタレート系ポリエステルのポリマーを、紡糸し、本発
明の繊維を構成する高分子鎖が、できる限り品度にその
繊維軸方向に延伸されること、すなわち、繊維の全延伸
倍率を可能な限りにおいて大きくすることにより達成さ
れる。
更に具体的に本発明に関しての方法及び得られた繊維の
特性について詳述する。
本発明に使用される高分子量エチレンテレフタレート系
ポリエステルとは、テレフタル酸を主体とする二塩基酸
とエチレングリコールとからなるポリエステル、とくに
ポリエチレンテレフタレートであり、その他にもポリエ
チレンテレフタレートに公知の第3成分を10モル%以
下、好ましくは5モル%以下、共重合したものなども使
用可能である。
ココテ、主要な第3成分としては、イソフタル酸、スル
ホイソフタル酸、アジピン酸、ネオペンチルグリコール
、ペンタエリスリトール、グリセリン、ボ、リエチレン
グリコール、ポリエチレングリコールのアルキルエーテ
ルなどがあるが、その他公知のものが任αに使用できる
さらに本発明に使用される上記高分子量エチレンテレフ
タレート系ポリエステルは、極限粘度IVが、1.2以
上のものである。なぜならば、IVが1.2未溝のエチ
レンテレフタレート系ポリエステルを用い本発明の方法
で得た繊維の初期引張弾性率は、従来法で得られる繊維
のそれらと比較して高々同程度の物しか得られないから
である。
ちなみに、後述する実施例1及び2に用いた本発明の高
分子量ポリエチレンテレフタレート原料ポリマーは、実
施例に弓己載したごとく、従来になく驚くべき高い■を
示し、かつ、融点も高< (IV=2.18のポリマー
は、276.5°C,rv=3.42のポリマーは、2
81.5°c)、又、密度も1.4g/c■5以上(I
V=2.18のポリマーは、1.438g/c■’、I
V=3.42のポリマーは1.432 g/c+s” 
)と、高密度であり溶解性も非常によ(、その不溶解分
は、0重も1%であるという特性を仔している。
但し、前記密度は、JIS−L−1013(1981)
の7.14.2密度(密度こうばい管法)に阜じ、軽液
に四塩化炭素、重液にn−へブタンを使用し、30−t
、o、1°Cの温度で測定した。
又、前記不溶解分は、得られたポリマー6gをトリフル
オロ酢酸/ジクロロエタン(1/1) a合溶媒100
IIIQに25℃、6時間、150〜200回/分でス
ターラーで撹拌しながら溶解させた後、不溶解物をガラ
スフィルター(20〜30μ)を用いて減圧ろ過し、ク
ロロホルムで洗浄後、130℃で24時間真空乾保して
得られた重量を測定し、もとのポリマー6gに対する重
量%で示した。
本発明の新規なエチレンテレフタレート系ポリエステル
繊維の製造法の具体例について以下に述べるが、本発明
は、この方法に特に限定されるものではない。
高分子量エチレンテレフタレート系ポリエステル原料ポ
リマー好ましくは極限粘度IVが1.2以上のものを容
量比で1:1の゛トリフルオロ酢酸/塩化メチレン混合
溶媒に窒素雰囲気下30°Cで撹拌溶解し紡糸原液とす
る。紡糸原液中のポリマー濃度は、分子量にも依存する
が5倍以上延伸可能な未延伸糸を成形するに適した濃度
であればよく、5重量%から40重量%、好ましくは1
0重n%から35重n%の節回が適している。
次いで該紡糸原液を、紡糸口金より吐出し、水を主体と
する液浴中を通過させボビンに巻き取る。
吐出部は、直接液浴中に浸漬している湿式法でも又、吐
出部と液浴間に500m■〜2■の空気月を設けた乾・
湿式法でもよい。液浴の組成は水を主体とした液体で水
単独でもよく、又、メチルアルコール、エチルアルコー
ル等のアルコール系やアセトン、エーテル系等を10容
量%以内含有する水溶液でもよい。
ボビンに巻き取られた紡出糸は、流水中で洗浄後、ある
いは、さらにメチルアルコールで洗浄後乾焔し、未延伸
糸として延伸に供する。延伸方法は、接触式あるいは、
非接触式熱板延伸、加熱雰囲気中延伸あるいは熱ローラ
ー延伸等の従来延伸方杖が利用でき、l晶度勾配を有す
る延伸装置での1段妊伸や多段延伸でも良い。
延伸l証度は40°Cから250℃の範囲であり延伸倍
率は5倍以上、好ましくは、7倍以上により、本発明の
特徴を有する繊維が、得られる。
第1図に、本発明の実施例、比較例より得られたエチレ
ンテレフタレート系ポリエステル繊維及び1);1記従
来技術として挙げた清水等、構造等により得られた繊に
’Iの初期引張弾性率と融点との関係を示す。第1図実
施例1(実験Nα1〜7)から明らかな様に初期引張弾
性率の増加にともない、融点は上昇する。
比較例1又は2の繊維と同程度の初期引張弾性率を有す
る本発明の実施例1、試料番号5の繊維との融点を比較
すると実施例1の本発明のエチレンテレフタレート系ポ
リエステル繊維が著しく高い融点を有していることが、
明白である。
又、比較例1の繊維と実施例1、試料番号3の繊χ(G
との融点を比べてみると本発明の繊維の方が、約10’
C程高い温度であることが判る。
実施例、1及び2より得られた本発明の豐惟の極限粘度
■は、原料ポリマーの極限粘度■と比べて20〜30%
の低下にとどまっている。また本実施例により本発明の
目的とする高融点かつ高弾性率を同時に瀾だす高性能な
エチレンテレフタレート系ポリエステル繊維が、得られ
ることが、明らかになっている。
次に本発明で用いた物性値の測定法について説明する。
〈極限粘度■の測定法〉 本発明において、エチレンテレフタレート系ポリエステ
ルの極限粘度■は、P−クロルフェノール/テトラクロ
ルエタン=3/la合溶媒を用い、30°Cで測定した
極限粘度[ηコを次式によりフェノール/テトラクロル
エタン=60/40の極限粘度■に換算したものである
IV  =  0.8325X   [η コ  + 
0.005く繊維の繊度の測定法〉 標準状態(温度20±2°c1相対湿度65±2%の状
態)の試験室で、サーチ(1カ製のオートバイブロ弐楳
度測定器DENIERCOMPUTERDC−It B
型を使用して、!li繊維の繊度(デニール、d)を測
定した。
但し、繊維の測定試料長は、50−とした。
く繊維の強度の測定法〉 繊維の引張強さく強度)は、JIS−L−1013(1
981)の7.5.1に準じ、標準状態の試験室で、東
洋ボールドウィンH1製の定速伸長形万能引張試験機T
ENSILON UTM−111を使用して+11−繊
維の引張強さを測定した。
但しN ili定条件は、5kgfの引張型ロードセル
を用い、つかみ間隔3 c++引張速度3c■/分(1
分間当たりつかみ間隔の100%の伸長速度)、記録紙
の送り速度100cm/分で試料を引張り、試料が切断
した時の荷重(gf)を測定し次の式により引張強さく
 gf/d)を算IBシ強度(g/d)とした。
〈繊tfUの初期引張弾性率の測定法〉繊維の初期引張
弾性率(初期引張弾性率)は、J l5−L−1013
(1981)の7.5.1に準じた上記の繊維の強度の
測定法と同し方法で試験をおこない記録紙上に荷重−伸
長曲線を描きこの図より、JIS−L−1013(19
81)の7.10に記載の初期引張抵抗度算出式により
、初期引張弾性率(gf/d)を算出し、初期引張弾性
率(g/d)とした。
〈融点の測定法〉 理学電機!Iil製高性製水性能示差走査熱量計−10
Aを用いた。試料を粉末状に細かく切り、5、gを精秤
してアルミニウム製サンプルパンにつめサンプルクリン
パで試料をパックし、測定に供する。
CI定は、アルゴンガス気流中でおこない測定温度範囲
:室温〜300°C,昇温速度=20°C/mln。
測定レンジ: 5 mcal/5ecsチャートスピー
ド:20 mm / mlnで測定し、チャート上の融
解ピークlJ度を読みとり、試料の融点とした。
(作用) 清水等の研究による高速紡糸で得られた繊維の融点は、
268.4°Cと高いが、繊維の初期引張弾性率が、8
0g/dと著しく低い。その理由として、高度に配向し
た結晶層が、極めてよ(発達しているにもかかわらず、
非結晶層の分子配列が大きく乱れているためと考えられ
ている。
一方、構造等の研究によって得られた繊維の心意は、2
76°Cと清水等の繊維の融点よりもさらに高いが、そ
の繊維の初期引張弾性率は、20g/dと非常に低い。
その理由として、分子の折りたたみ鎖の増加にともない
結晶ツが増加し、タイ分子が減少したためと考えられて
いる。
本発明の繊維が、高融点、高引張弾性率という優れた特
性を有することは、延伸倍率の増大にともない折りたた
み分子鎖が減少し、結晶と結晶をつなぐタイ分子が、著
しく増大するためと推察される。
このことは、本発明繊維の小角X ’eA故乱像乱強度
小成のポリエステルタイヤコード繊維のそれより弱いこ
とからも示唆される。
(実施例) 以下に、実施例を示すが、云うまでもなく本発明は、こ
の実施例に限定されるものではない。
〈実施例1〉 触媒として二酸化アンチモン(テレフタル酸に対し、ア
ンチモンとして0.05モル%含む)を使用したポリエ
チレンテレフタレートチップ(■=O,e)を水素化ト
リフェニルの熱媒中、窒素ガスを吹き込みながら、23
7°Cに保ち、20時間加熱撹拌し、熱楳内固相重合を
おこない■=2.18のポリエチレンテレフタレート原
料ポリマーを得た。この原料ポリマーを容量比で1:1
のトリフルオロ酢酸/塩化メチレン混合溶媒に窒素雰囲
気下30°Cで撹拌溶解した。得られた溶液のポリマー
濃度は、16.9重量%であった。該溶液を紡糸原液と
して、室温で直径0.2−mの紡糸口金より23°Cの
水中に紡糸し、8m/分でボビンに巻取った。ボビンに
巻取られた紡出糸は、流水中で、十分洗浄し、風乾後延
伸に供した。
延伸は、非接触式熱板を用い雰囲気温度80°Cで4.
0倍1段延伸後1130〜240’Cで第1表に示す種
々延伸倍率の異なる延伸糸を作成した。各延伸糸の繊維
物性値を第1表に示す。引張弾性率と融点との関係を第
1図に示す。
第1図より明らかに本発明のエチレンテレフタレート系
ポリエステル繊維は従来のものと比べて高融点、高弾性
率繊維であることがわかる。
以下余白 第1表 〈実施例2〉 触媒として酢酸錫(テレフタル酸に対し、錫として0.
025モル%含む)を使用したポリエチレンテレフタレ
ートチノ7’ (IV= 0.6 ) ヲ実施例1と同
様に237°Cで12時間熱媒内固相重合をおこないr
V=3.42のポリエチレンテレフタレート原料ポリマ
ーを得た。このTV=3.42の原料ポリマーを実施例
1と同じ方法で、撹拌溶解し、ポリマー濃度13重量%
の紡糸原液を得、次いで紡糸し、4.5111/分でボ
ビンに巻取り、洗浄風乾後80°C1165°C121
0°Cの温度で3段延伸し、全延伸倍率10.3倍の延
伸糸を得た。
得られた延伸糸の繊χ1#物性値は、8.1デニール、
引張弾性率208 g/d1強度11.5g/d融点2
70.0″C1繊維の■は、2.53であった。
く比較例1〉 窒素ガス気流中で固相組合したIV= 1.10のタイ
ヤコード用ポリエチレンテレフタレート原料ポI7 ?
−を295°Cで溶融紡糸し80°C,240゛Cの温
度で全延伸倍率6倍で2段延伸しついで240 ”Cテ
熱処rII!シタ。
得られた繊維物性値は、7.6デニール、引張弾性率1
35 g/d1強度8.9 g/d1融点259.2°
C1繊維の■は、0.95であった。
く比較例2〉 比較例1の原料ポリマーを用い、実施例1と同じ方法で
撹拌溶解し、ポリマー濃度18重量%の紡糸原液を得、
次いで紡糸し、8ffi/分でボビンに巻取り、洗ゆ、
風乾後、80℃、165°C1210″Cの温度で3段
延伸し、全延伸倍率5.8倍の延伸糸を得た。
得られた延伸糸の繊維物性値は、19.6デニール、引
張弾性率122 g/L強度5.3g/d融点258.
0°C1延伸糸のIVo、94であった。
(発明の効果) 本発明は従来に見ない高融点かつ高弾性率を併備するエ
チレンテレフタレート系ポリエステル繊維を提供するこ
とが出来る。従って新しい用途展開の可能性があり、エ
チレンテレフタレート系ポリエステル繊維の用途をさら
に大きく拡大するものである。
本発明の繊χ1Fは、これらの特性の他に高分子量化に
よる高耐摩耗性、高耐疲労性とも併せて期待できること
から、タイヤコード、ベルト、防水布、ホース等の弓中
性、耐熱性等を必要とする産業用資材として有用である
特に、耐熱性、高耐疲労性が要求されるタイヤコード川
縁i+を用途において本発明により従来に実現を見ない
高融点ポリエステル繊維の領域へ進入出来るので、タイ
ヤ成型時の加硫温度を従来条件より高くすることが可能
となり、従って加硫時間の短縮化がはかれると同時に、
タイヤ使用時の局所発熱による繊維の破断をも防ぐこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明繊維及び比較例繊維の引張弾性率と上
点との関係を示す図である。図中の記号は下記を示す。 O実施例1で得られた試料番号1〜7の繊ffU・ 実
施例2で得られた本発明例の繊維△ 比較例1の繊χf
ffi ム 比較例2の繊維 口 参考文献 清水等の繊維 ■ 参考文献 構造等の繊維

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繊維の融点が265℃以上であり、かつ初期引張
    弾性率が130g/d以上であるエチレンテレフタレー
    ト系ポリエステル繊維。
  2. (2)エチレンテレフタレート系ポリエステル繊維の極
    限粘度IVが1.2以上である特許請求の範囲第1項記載
    のエチレンテレフタレート系ポリエステル繊維。
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US5451359A (en) * 1993-03-24 1995-09-19 Teijin Limited Process for producing high molecular weight polyester fibers

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